[KATARIBE 26612] [HA06L] チャットログ :『夕闇の抜け道』

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Date: Mon, 08 Sep 2003 19:41:57 +0900
From: yamiwolf <yamiwolf@urania.dricas.com>
Subject: [KATARIBE 26612] [HA06L] チャットログ :『夕闇の抜け道』
To: 狭間ML <kataribe-ml@trpg.net>
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チャットログ:『夕闇の抜け道』
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登場人物
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  月岡林檎  :不思議体験をする被験者。
  比企玉緒  :林檎を導く不思議ちゃん。

 本編
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  林檎    :「どうしよう、明らかに……道に迷ってるよな……。」
  林檎    :(みどりの窓口で聞けば解るんだっけ?)
  林檎    :(駅の中を取りあえず色々歩いてみる)
  玉緒    :(調理服を着た三つ編みの女が水晶球を携えて佇んでいる)
  玉緒    :「……お困りですか?」

[MOTOI]     #うわ、ヤバイ人に捕まったぞ(マテ

…そのときはまだ「?」でした。林檎もね

  林檎    :「あの……。
        : 今日から吹利学校高等部に転入になった物なのですが…。」

[gallows]  : #重く圧し掛かるような雲行き。まだ夕方なのにその女の立つ路地は夜のよう。

  玉緒    :「あら、そう……それで?」
  林檎    :「それで電車でどういったらよいのでしょう……。
        : こっちの電車乗るのはじめてで……。」
  玉緒    :「電車なんて、この近くだもの……」
  玉緒    :「案内してあげる。ついてきなさい」
  林檎    :「はぁ、どうも。」
  玉緒    :(路地を通っていき、奥の木戸の鍵を開ける)
  林檎    :(え……どこ通ってるんだろう…)
  玉緒    :「……何科?」
  林檎    :「普通科です。」
  玉緒    :「そう。私は実験科……」(するすると進んでいく)
  林檎    :(へぇ、そんな科があるんだ
  林檎    :「裏道、のようですが、何時もココを通ってるんですか?」

[gallows]    #鬱蒼と蔦の張ったビルとビルの隙間。
          幅はほんの50cmほどで見たこともない花が咲いている

  玉緒    :「それ、踏むと死ぬから……」
  林檎    :「へ?」
  玉緒    :(すたすた)
  林檎    :(だんだん怪しい風景が広がってきているような…。)
  玉緒    :「……もう昔の話だけれど」
  林檎    :「……さわったら巻き付かれちゃうのかと思いましたよ、つたに」
        :(苦笑)
  玉緒    :「実験科のはなし。花を踏んだら死ぬのは未来永劫変わらないわ」
  林檎    :(僕が死んじゃうのかと思ったよ……)
        :(ただただ苦笑)
  玉緒    :「ほら、そこにも……」(前方に転がる花の苗床になった死体)
  林檎    :「ひっ……」(ビクッとして立ち止まる)
  玉緒    :「ここで生きていくのならば少しの油断も許されない……」
        :(首がぐるりと回って林檎と目が合う)
  玉緒    :「……なんてね」(すたすた)
  林檎    :「びっ!ビックリさせないでくださいよ!……ったく。」
  玉緒    :(これといった反応のないまましばらく歩き、
        : ふと立ち止まって道脇の木戸の鍵を開ける)
  玉緒    :「さあ、入って」

  SE     :「ギ、ギギ、ギギー」

  林檎    :「……(息を飲む)」
  林檎    :(たしょう緊張しながら一歩づつ確実に歩き出す)
  玉緒    :「はやくしなさい……まだ生きたければ」
  林檎    :「はっ、はいっ!」(たたたた)

[gallows]    #出ると、どこかの学校の階段下の倉庫のようなところ

  玉緒    :「それでは、ごきげんよう……」(ばたん)
  林檎    :「あっ!ちょ、ちょっと!」

[yamiwolf]   #扉が閉まってしまう
[gallows]    #もう一度開けても中には掃除用具や
         計測器具のようなものしか入っていません

  林檎    :「え、なんで……。」
  林檎    :(つったったまま、ただただ汗だけが噴き出ていた。)

[MOTOI]     #普通の思考力では玉緒さんの不条理には対抗できませんよねぇ(ぉぃ
[yamiwolf]    #ありがとうございましたー。
[yamiwolf]    #林檎はマトモな人間だかなぁ…(謎
[gallows]    #今日はとっても親切
[yamiwolf]    #そーなのですか(._.) φ メモメモ

というわけでフツーに怪奇現象を体験してしまった林檎なのでした。

時系列と舞台
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2003年10月、吹利駅構内〜謎の空間〜吹利学校倉庫前
多分『ガムと狼男の素敵な関係』の在ったときかた
そう遠くないときです。

解説
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多分林檎はこの学校の事をいろいろ知ることになるでしょう。
…大丈夫かな…(苦笑

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