[KATARIBE 26604] [HA06P]エピソード『ためにならないタピオカのはなし』

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Date: Sun, 07 Sep 2003 23:28:39 +0900
From: Paladin <paladin@asuka.net>
Subject: [KATARIBE 26604] [HA06P]エピソード『ためにならないタピオカのはなし』
To: kataribe-ml@trpg.net
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 ぱらでぃんです。

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エピソード『ためにならないタピオカのはなし』
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登場人物
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 藤咲 千緒   :せっかくのティータイムが変なことになってしまった人。
         http://kataribe.com/HA/06/C/0336/

 宇多 楓    :変な話が好きな雪女。
         http://kataribe.com/HA/06/C/0264/


蛙
--
 千緒     :「タピオカ復活に乾杯」
         <タピオカ入りミルクティ飲みつつ
 千緒     :「でもタピオカってのはでんぷんなわけで」
 楓      :「蛙の卵(お茶をすする)」

[tatsu114] #ああ、禁句をw

 千緒     :「違うもん。かえるの卵はもっと大きいもん」
 楓      :「干してもどすから多少は小さく……」

キャッサバ
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 千緒     :「キャッサバキャッサバ……(呪文)」
 楓      :「キャッサバといえばファセオルナチン」
 千緒     :「なにそれ?」
 楓      :「分解すると青酸になる」
 千緒     :「えーと、ようわからへんけど、多分大丈夫や」
 楓      :「きちんと水でさらしたり加熱すれば問題はない」
 千緒     :「それだッ」

[miburo]  #ずーっ

 楓      :「しかし、そのタピオカはどうだろう」

[miburo]  #……ずーっ

 楓      :「もしかしたら、農家のおばさんが疲れててさらしてない
          キャッサバを使ったかもしれない」
 千緒     :「えーとほら、本物のキャッサバはつこうてへんかも。片
          栗粉とか」
 楓      :「まがいものか」
 千緒     :「ええねん。幸せやったら」

[miburo]  #こころもち上目遣いで、ずこーっ

じゃがいも
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 楓      :「現代、片栗粉の材料のほとんどはじゃがいもだが」
 千緒     :「ふみ」
 楓      :「芽の部分に毒素があるのは有名」
 千緒     :「使ってへんもん」
 楓      :「使ってないな」
 千緒     :「……ふう」
 楓      :「しかし物事なかなかうまくいかない」
 千緒     :「うあ」
 楓      :「皮の裏側にも微量ながらソラニンなどが含まれている」
 千緒     :「そのへんはこう、農家のおばさんが頑張んねん」
 楓      :「そう。そして何事にも例外はある(お茶を一口)」
 楓      :「もしその時農家のおばさんが疲れてて……」
 千緒     :「おばさーん」
 楓      :「冗談だ」
 千緒     :「知ってます」
 楓      :(ちっ)
 千緒     :「今、ちっ、って顔せぇへんかった?」
 楓      :「別に」

[miburo]  #ずここー、こ

 千緒     :「ごちそうさまでしたっと」
 楓      :「速いな」
 千緒     :「そぅお?」
 楓      :「これからお茶の話をしようとしてたのに」
 千緒     :「どんなんー?」
 楓      :「まあいい(お茶を飲み干す)」
 千緒     :「がーん」
 楓      :「聞きたいか?(にやり)」
 千緒     :「ぶぇーつーにー(ぷいす)」
 楓      :「じゃあ、私はこれで(すたすた)」
 千緒     :「うう。一陣の風のようにイヤな話を」
 楓      :「なにか言ったか?」
 千緒     :「わー。なんもないですー」
 楓      :「そうか(すたすた)」

時系列と舞台
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2003年晩夏の日中、どこかの喫茶店で。

解説
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タピオカ入りミルクティを飲む千緒と、蘊蓄を垂れる楓。

関連作品
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