Goto (kataribe-ml ML) HTML Log homepage
Date: Sun, 7 Sep 2003 11:12:04 +0900 (JST)
From: ハリ=ハラ <furutani@mahoroba.ne.jp>
Subject: [KATARIBE 26589] [HA06L] チャットログ : 『より深き目覚め』後編
To: kataribe-ml@trpg.net
Message-Id: <200309070212.LAA47839@www.mahoroba.ne.jp>
X-Mail-Count: 26589
Web: http://kataribe.com/HA/06/
Log: http://www.trpg.net/ML/kataribe-ml/26500/26589.html
2003年09月07日:11時12分03秒
Sub:[HA06L] チャットログ:『より深き目覚め』後編:
From:ハリ=ハラ
ども、ハリ=ハラです。
真夜さん覚醒編第二弾も収束です。
異能を明かす忌野。
遥さんと真夜さんの反応はいかに……
**********************************************************************
チャットログ:『より深き目覚め』後編
===================================
登場人物
--------
神楽真夜:人狼として目覚めようとする女性。人と獣の境で惑う。
忌野朱里:火を操る焔憑きの大男。真夜を西園寺家へ担ぎ込む。
西園寺遙:鬼憑きの弟を持つ忌野の友人。担ぎ込まれた真夜を受け入れる。
明かされるチカラ
----------------
忌野 :「……(ぱちん)」
[hari] 手を伸ばして、右手の指を鳴らす
忌野 :「……俺の力……」
[hari] ぽっ、と指先に火の玉が
真夜 :(……あ……あつ……)
遙 :「(──そうか、やっぱり忌野君も)」
真夜 :(ちょっとひるむ)
忌野 :(ふっ、と火を消す)
真夜 :(ひるみ、やめ)
:(そういえば、あの時も、なぜか車の中、暑かった……そ
:れで……)
忌野 :「……」
[hari] 二人から離れて、少し部屋の奥に歩いて
真夜 :(そのときは……なんで暑いか、なんて考えてなかった……)
[hari] 明かりはついてるよね?
[Catshop] ダウンライトくらいかな。
忌野 :(上着を脱ぐ)
[Catshop] 物凄く明るくはないです。
[hari] 見えればだいじょぶ
真夜 :(……!)
[Luna] 狼なので暗闇でも見えるはず
[hari] 身体に巻きつくような火傷の痕
真夜 :(……こ、これって……?)
忌野 :「何なのかは……俺も知らん」
遙 :「──」(静かに見つめている)
[hari] 掌に小さな炎の蝶を出す
真夜 :(炎そのものには弱いが、霊的な炎にはひるまないらいし)
:(……きれい……)
忌野 :「……記憶に有る限りから……俺にはコレがある……」
:「だから……この力も……俺の一部として」
:「……共に生き……共に死ぬ。受け入れる」
真夜 :(……あ……『……夜行』……って……言ってた……)
忌野 :「…………」(火炎蝶を消すと、上着を着る)
真夜 :(……だとして……遥さんとは……?)
遙 :「──」(穏やかな笑顔で見守ってる)
[Catshop] でも心中は複雑。
真夜 :(……忌野君は遥さんの……ではないの……?)
忌野 :「受け入れる事が……出来るか?」
[hari] 二人を見ながら
真夜 :(……ワタシ……ここにいたら……)
:(……いたら……いけない……)
遙 :「わたしは──少し代わった特技があるくらいで拒絶する
:ほど狭量じゃないつもりだよ」
:「──ね、真夜ちゃん」(優しい笑顔を真夜ちゃんに向ける)
真夜 :(……そのやさしい笑顔がつらく見える)
[Catshop] 真夜ちゃんも含めて受け入れるよ、という意思表示。
遙 :「──」(真夜ちゃんの首筋を抱く)
真夜 :(!)
遙 :「──忌野君は別に“わたしのもの”じゃないよ?」
:(こしょこしょと、真夜ちゃんにだけ聞こえるように)
真夜 :(……)
忌野 :「…………?」
遙 :「だから、勝負は対等にしたいね──もし真夜ちゃんに、
:そのつもりがあるなら」(こしょこしょ)
:「──もちろん、最後に笑うのはわたしだけれど」
真夜 :(頭の中が混乱してくる)
[Catshop] はっ。こしょこしょ、付けるの忘れたっ。
[Luna] あえてなくてもいいのでは?(笑)
そこだけきちんと忌野くんに聞こえるわけで
忌野 :「???」(びく)
[Catshop] では、そのように(笑)。
真夜 :(……わたし……べつに……なにか……どうって……なに
:も……)
[Luna] 恋愛経験ない人の感情ですな
遙 :「──」(首筋を、とんとん、と叩いて立ち上がる)
[Catshop] 頑張ろうね、と励ますように。
真夜 :(あっ)
:(たしか……こういうときって……抱くと……とか聞いた
:……けど、いまのワタシには……抱くための腕が……
:……あ、身体が……!)
忌野 :「……(なにか発言が間違っていたのじゃないかと不安に
:なっている)」
[Catshop] 気配が獣から人に変わります?
[Luna] 身体が少しづつ人の形はとるが、まだ半分は狼……人狼形態になる
半々で。
遙 :「──忌野君。少し、部屋を出てくれないか?」
忌野 :「む?」
[hari] 顔を上げる
忌野 :「あ……うむ」
[hari] 慌て気味に出て行く
遙 :「さ。ちゃんと元に戻ろう」
真夜 :(出たと同時くらいで人狼形態になります)
:「……ちょ、ちょっと待ってください」
遙 :「──?」
真夜 :「……まだ、この姿、見せてなかったから」
[Catshop] 忌野君を呼び止める?
[Luna] <遥さんに
遙 :「──綺麗だね」
[hari] 車内でなってかなったっけ?
[Catshop] 忌野君には見せたけど、遙には見せてないってコト──かな。
[Luna] 「この姿見せてなかった」っていうのが遥さんへの発言です
[hari] なるほど
真夜 :「……綺麗……?」
[hari] じゃあ、忌野はまた居間で正座
真夜 :「……みんな……この姿を綺麗、って言うけど……人じゃ
:ない……」(ちょっと涙)
遙 :「人の姿をしていても──」
:「心がケダモノ以下の連中は幾らでもいるよ」
真夜 :「……」
遙 :「大切なのは、人の心でいることじゃないかな──人かそ
:うでないかを気にするなら、ね」
真夜 :「……遥さん……」
:「……ごめんなさい……」
遙 :「なぜ謝る? 真夜ちゃんに迷惑を掛けられた覚えはない
:けれど」
真夜 :「いきなり運び込まれた人間が……人じゃなくて……」
:「ましてや初対面で……」
遙 :「あぁ、そんなことを気にしてたのか」
:「だから、言っただろう? 大切なのは人の心でいること
:──それだけだよ」
真夜 :「……(気にしてました)」
:「……あなたは……人でいるから……」
:「……強いんですね……」
遙 :「さ、人の姿に戻ろう」
真夜 :「……ひとつ」
遙 :「わたしは気にしないけれど──わたしの弟には刺激が強
:すぎる」
[Catshop] セクシーすぎて、の意味ね(笑)。
[Luna] ですねぇ
真夜 :「……人の姿に戻っても……体調がまたおかしくなるよう
:な……」
遙 :「少しずつならしていかないと」
真夜 :「……遥さんって……忌野君と同じこと……言うんです
:ね……」
遙 :「呼吸を落ち着けて、体の中で暴れまわる力を落ち着かせ
:れば──少しは良くなるのじゃないかと思う」
真夜 :「……いや、忌野君が遥さんと同じことを……?」
遙 :「そうか?」
[Catshop] ちょっと不思議そうに。
真夜 :「……どうして忌野くんがワタシを遥さんの家に運んだの
:か、わかる気がします」
:(……だから、ワタシは友人以上には……なれないよなぁ……)
遙 :「マンション住まいで、少々のことでは動じない女──
:まぁ、さっきの真夜ちゃんを運び込むには丁度良かっただ
:ろうからね」
[Catshop] 冗談めかして笑う。
真夜 :「……うらやましいなぁ……(ぽつり)」
[Luna] そうもらすと人の姿に戻っていく
戻りつつ
遙 :「──」(安心したように微笑う。それから、服を手渡す)
真夜 :「遥さん」
遙 :「──?」
真夜 :「……ワタシ……負けません……」
遙 :「そうそう。その意気。ライバルが最初から負ける気でい
:たら、張り合いがないからね」
真夜 :「ただ……」
遙 :「ただ?」
真夜 :「遥さんのこと……知らない……まだ……」
遙 :「わたしも真夜ちゃんのことはよく知らない。少しずつ知っ
:ていけば良いと思うよ」
真夜 :「……」
:(にっこり)
遙 :「さ、早く服を着て」
真夜 :(……でも自分自身のこともよくわかっていないんだよ
:なぁ……)
遙 :「どうやら弟が帰ってきたみたいだ」
真夜 :「……はい」(ささっと着替え)
遙 :(着替え終わったのを確認して、ドアを開ける)
真夜 :(身体が思うように動かないらしい)
:(でもなんとか着替え終わる)
日常へと
--------
忌野 :「…………」(ちょこんと正座)
[hari] 居間で所在無さげにしている
久遠 :(真っ赤な顔で衣留ちゃんに手をひかれている)
[Catshop] というところで収束?
[hari] うい
[Luna] はい
後話
----
[Catshop] とりあえず吸血姫に続き、人狼までも敵に回すのは避けられまし
た──しかし真夜ちゃん、ウブなのでからかいたくなることしき
り(笑)。
[hari] ふぅ
[Luna] 次回 吸血姫vs人狼?
[hari] 修羅は降臨しなかった
[Catshop] ふっふっふ──今日は降臨しなかっただけですな。
[Luna] うむ
[hari] ……エ?ドウイウコトデショウ
[Luna] 遥さんがうまく制御したからw
[Catshop] これが最初の修羅場とは思えないっ。いずれ第二第三の修羅場が
忌野君を待っているっ。
行けっ忌野君っ、負けるな忌野君っ。
──とゆーコトです。
がーん
のんびりキャラだったはずなのにー(w
[hari] うーん
狼になられると
どうしても、犬のようにスキンシップをしてしまう(ぉ
[Luna] それが女の武器です(マテ
[hari] がーん
[Catshop] お、おんなの武器ではないよーな(笑)。
[hari] 一瞬、「飼おう」という言葉が頭をよぎった(ぉ
[Luna] まぁ最初のときも忌野くんの「なでなで」がなかったら修羅場だっ
たろうし
「飼おう」でめでたしめでたしにならないか?ここの場合w
[hari] 西園寺家の家計圧迫
[Catshop] わはは。そんなことを言ったら、遙と真夜ちゃんツープラトンで
やっつけられますよ?(笑) > 飼おう
[Luna] 自炊はできますよ、(火には弱いけど)
人犬がでたらどーしようー
(そういう問題ではない)
[hari] そうか
マンションがペット禁止かも
[Luna] そのときはうちに引っ越しなされw<持ち家保持者
意外とお金持ちさんです(w
[Catshop] なっなぬーっ。お金持ちめーっ。
[hari] それは、遙さんが猛反対……
プライドにかけて
[Luna] 「忌野くーん、キミだったら家賃ただにするよー」
とかいいかねん
「料理だけつくってねー」
[hari] ががーん、なんか妙なことになってるー
[Luna] 真夜さんの明るい家族計画
[hari] 仲直りして友達になったんじゃないのかーby忌野の心の声
[Luna] よくある妄想、とも言う(笑)
[Kyrie] 熱いねえ(遠い目)
[gombe] 花嫁さんがほしい妄想(ぉ
[Luna] よく考えるとなぜ冒頭でわざわざ忌野くんに声をかけたのだろう
とか考えてみるテスト
[hari] ああ、そうか
風呂に行けなかった
[Luna] しっかし
[Catshop] 遙or真夜ちゃんと?(ぉ
[hari] 銭湯だからムリ(ぉ
[Luna] うは
案外、遥さんと真夜ちゃんの二人(or一人+1匹)入浴はありそう
in遥さんち
[Catshop] わはは。あんまり汚くしてると、むりやり西園寺家のお風呂に放
り込みますよ。
久遠と一緒に。
[Luna] 忌野君のいないところでは仲良しそう<二人
[hari] ……(ガタガタブルブル)
[Catshop] いるところでも仲良くして、忌野君を混乱させるのも楽しげ(笑)。
[hari] 居るところで仲良くしていれば
[Luna] 妙に意気投合したり(笑)
[hari] 「ああ、なかがよいのだな」
と単純に理解(ぉ
[Catshop] 空気の読めぬ男めっ(笑)。
[Luna] 買い物行く時は荷物持ち担当w
(なぜか女性二人分)
だの
[Catshop] ご飯の時はお料理担当
[Luna] こちらは食べる担当w
[Catshop] (家族二人分プラス忌野君プラス真夜ちゃん)
とか(笑)。
[Luna] 無難に考えると呼吸法を学ぶのにしばらく西園寺家には通いそう
そろそろ時間、という事で、各自寝モードに
[CshopZZZ] 呼吸法とか気(体内の力)の運用とかなら、いつでも西園寺家で承っ
ております(笑)。
いきなり運び込んだ割には、遙さんが優しく対処してくれました。
さすが遙さん(ウンウン)
……後が少しだけ怖い、と思うけど(汗)
まぁ、なんにせよこれが遙さんと真夜さんの顔合わせでもあります。
この後、親密に交流を進めていくことになりますね。
$$
**********************************************************************
---------------------------------------------------------------------
http://kataribe.com/ 語り部総本部(メインサイト)
http://kataribe.com/ML/ メーリングリストの案内
http://www.trpg.net/ML/kataribe-ml/ 自動過去ログ
Log: http://www.trpg.net/ML/kataribe-ml/26500/26589.html