[KATARIBE 26588] [HA06L] チャットログ : 『より深き目覚め』中編

Goto (kataribe-ml ML) HTML Log homepage


Index: [Article Count Order] [Thread]

Date: Sun, 7 Sep 2003 11:08:39 +0900 (JST)
From: ハリ=ハラ  <furutani@mahoroba.ne.jp>
Subject: [KATARIBE 26588] [HA06L] チャットログ : 『より深き目覚め』中編
To: kataribe-ml@trpg.net
Message-Id: <200309070208.LAA47666@www.mahoroba.ne.jp>
X-Mail-Count: 26588

Web:	http://kataribe.com/HA/06/
Log:	http://www.trpg.net/ML/kataribe-ml/26500/26588.html

2003年09月07日:11時08分39秒
Sub:[HA06L]チャットログ:『より深き目覚め』中編:
From:ハリ=ハラ


ども、ハリ=ハラです。

真夜さん覚醒編第二段、中段です。

真夜さんと遙さんが寝室にこもりました。
忌野はなんとなく、居間で正座をしています。
弟さんは、離れたところでいちゃついてます(別ログ)

盛り上がってきました(ぉ

**********************************************************************
チャットログ:『より深き目覚め』中編
===================================
登場人物
--------
神楽真夜:人狼として目覚めようとする女性。人と獣の境で惑う。
忌野朱里:火を操る焔憑きの大男。真夜を西園寺家へ担ぎ込む。
西園寺遙:鬼憑きの弟を持つ忌野の友人。担ぎ込まれた真夜を受け入れる。


寝室の中……
------------
 遙      :(黙々と服を脱がせる)
 真夜     :(ほとんどからだが動かせない)
 遙      :「服、破れると大変だからね」
 真夜     :(……)
 遙      :「だいじょうぶ。何を見ても驚かない──約束するよ」
 真夜     :(……まだ……かわって……なかったか……)
        :「……」(そう? と聞くような目)
 遙      :「──」(真っ直ぐに見返す)

[Catshop]  ちょうど具合の悪い子供を気遣うような表情、ですね。

 真夜     :(……いい目してる……忌野君の……信じる……人……な
        :んだ……)
        :「……はるか……さん……」
 遙      :「──」(無言。だけど、真夜ちゃんの言葉に耳を傾ける
        :ように)
 真夜     :「……なにか……あったら……いみの……くんに……」
 遙      :「あぁ」
 真夜     :「……いい……え……いみの……くん……の……こと……
        :せめ……ない……で……」
        :(息も絶え絶え)
 遙      :「責めたりはしないよ。真夜ちゃんのこともね」
 真夜     :「……あり……が……と……」
 遙      :「だから気持ちを楽にして」
 真夜     :「……」
 遙      :「無理に意識を保とうとしないで──夢を見てるみたいに、
        :身を任せて」
 真夜     :「……ん……」
 遙      :「無理に抑えつけようとすると、もっと暴れるよ」
 真夜     :(……く……くる……)
 遙      :「逆らわないで──落ち着いて耳を傾けて」
 真夜     :「……あ……あう……」
 遙      :「ゆっくり息を吸って」
 真夜     :(身体から"獣"の気配がたったようなきがする)
 真夜     :「……」(すー)
 遙      :「ゆっくり吐いて──」
 真夜     :(はぁーーーーーー)
 遙      :「そう。上手だよ」
        :「わたしに呼吸を合わせて──」

[Catshop]  八極拳の修行時代に教わった気息法を。

 真夜     :(すーーー)(はーーー

[Catshop]  体内の気を安定させる──と、老師から教わったものです。

 遙      :「お臍の下に熱い固まりがあるのをイメージして──」
 真夜     :(……だ……だめ……呼吸が……ととのっちゃったら……)
 遙      :「大丈夫。信じて」
 真夜     :(すーーーー)(はーーーー)
        :(……か、からだが……か、かわ……)
 遙      :「熱い固まりが一気に背骨を駆け上がる──イメージをして」
 真夜     :(そう思うと少しからだに変化が)
 遙      :「そう──獣が目覚める」
 真夜     :(すーーー)(はーーー)
        :「……!」
        :「……あ、あう……」
        :(目を見開く……獣の目であった)
 遙      :「──」(静かな目で真夜ちゃんと目を合わせる)
 真夜     :「──」(目が合ってしまう)
 遙      :「──だいじょうぶ」(にこり、と優しい笑みで)
 真夜     :「……」(うなづく)
        :(すると身体に変化が生じる)
 遙      :「(まだ力が安定してないようだな)」
 真夜     :「……あ、あう……」
        :(もだえ苦しみだす)
 遙      :「少し苦しいかもしれないけれど──拒まないで。体の中
        :を駆け回っている力を受け入れて」
 真夜     :(……力……この力……)
        :(……獣……闇……)
 遙      :「何かあったら、わたしが止めてあげるから」
 真夜     :(わたしの……なかの……)
 遙      :「安心して」
 真夜     :「……わたし……」
        :「……まだ……」
        :「……わからない……」
        :「……でも……」
 遙      :「一息に分からなくても構わない。少しずつわかっていけ
        :ばいいよ」
 真夜     :「……」
        :(安心したのか、我慢していたものを一気に放出する)
        :(一気に放出して……)

[Luna]   狼に……
      人狼すっとばしました

 遙      :(ぎゅっと抱きしめる)

[Luna]   抱きしめられちゃいました

 遙      :「綺麗な毛並みだね」
        :「気分はどう?」

[Catshop]  まぁ、寝室で暴れまわらないように&安心感を与えるのに手っ取
      り早い方法として(笑)。

 真夜     :(というか初めての形なので放心状態)
        :(……あ……あれ……?)
        :(な、なんか身体が……あれ……?)
 遙      :「まやちゃん、呑まれないように気をつけて。受け入れる
        :ことと、呑み込まれることは別だよ」

[Luna]   人語を解釈できない状態と思われます
      今のところ

 遙      :「まやちゃん」
 真夜     :(手……あ!!!!)

[Catshop]  耳元で、囁くように呼びかける。

 真夜     :(ちょっと動揺するも、何か声が聞こえて落ち着く)

[Luna]   ちょっと、じゃなくて、かなり、か

 遙      :「まやちゃん」

[Catshop]  もう一度──というか、何度でも(笑)。

 真夜     :「……」(しゃべれないのでとりあえず落ち着いてみるこ
        :とに。遥さんのほうに顔を動かしてみる)
        :「(はい……といおうと思うが)くぅ〜ん」
 遙      :「落ち着いた?」(真っ直ぐ瞳を覗き込むように)

[Catshop]  瞳の色は金色?

 真夜     :「(うん……と言おうとして)くぅ〜ん」
        :(あれ、しゃ、しゃべれ……ない?)
        :(ど、どうしたら……)
 遙      :「大丈夫。無理に喋ろうとしないで」
 真夜     :(……)
 遙      :「落ち着いたね。少し、ここで休んでいて」
 真夜     :(こく)
 遙      :「その姿、忌野君にはあまり見られたくないよね?」
 真夜     :(首を横にふる)

[hari]   え?ナンデ?アレ?
[Catshop]  見られてもいい、の意味かな?
[hari]   (ガタガタガタ)
[Luna]   ナイショにはしたくない

なにやら動揺しています(ぉ

 遙      :「(──そうか。裏切りたくないんだな)」
 真夜     :(こく)
 遙      :「心を──読んだ?」
 真夜     :(……そういえば……人のときは……「読心」つかえた……
        :そうか、こんな姿になっても……わかるように……?)
        :(……でも……わたしの……心は……伝えられない……
        :かな……)
 遙      :「その力は制御できる? できたら、あまり心の中を覗い
        :て欲しくないな」
 真夜     :(こく)

[Luna]   努力課題とします(笑)
[Catshop]  わはは。
      まぁ、今のところは不安定だから、と遙も思っているので。

 遙      :「よし。じゃぁ、そのまま少し休んでいて──少ししたら
        :忌野君をつれてこよう」

[Luna]   この姿だとどのくらいコントロールできるかは未知数ですね
[Catshop]  いわゆる全開状態なわけですね。

 真夜     :(こく)
        :(初めての四足歩行に悪戦苦闘中)

よたよた、としていそう(w

 遙      :「まだ慣れてないみたいだから、無理しないように」

[Catshop]  立ち上がって、寝室を出て行く。

 真夜     :(こく)
        :(「読心」を、人がしゃべった言葉を聞き取る能力だけに
        :限定できればいいのかな……。……にしても、さっきまで
        :あんなに苦しかったのがうそみたい……。やっぱりこっち
        :のほうが本来の姿に近いのかな……)




次は……居間
------------
[Catshop]  さて。

 忌野     :(正座して待ってる)

[Catshop]  忌野君の番ですよ(笑)。
[hari]   さっきのまんま
      ぼー

 遙      :「──彼女とはどこで?」(少しだけ表情が硬い)
 忌野     :「うむ……はじめはファミレスで……」
 遙      :「ファミレス? あぁ、誰かに覗かれてるような感じだっ
        :たね」
 忌野     :「それが……えーっと……まや?……さん、だった」
 遙      :「そう」

そう、相手の名前も知らなかったのですよう(弁明)

 遙      :「それで?」
 忌野     :「うむ……」
        :「その後……街で車を見かけて……」
 真夜     :(……みみ……なにか……会話……きこえる……)
 忌野     :「そこで……車に引きこまれて……」
 遙      :「それで?」(にこやかに──ただ、いつもと少し印象が
        :違う「にこやかさ」で)

ヒィィィ

[hari]   正直に、ぽつぽつと
[Catshop]  えっと、キスされたことまで?
[hari]   うぅぅん
[Luna]   ちゃんと説明してもらいましょう(笑)
[hari]   どうしよう
[Luna]   忌野くん次第(笑)

 忌野     :「それで……頬に……」

[hari]   あらましをぽつりぽつり

 遙      :「そう、か」(笑顔に少しだけ陰り)
 忌野     :「舐めた?……のだと思う」

[hari]   なんとなく小さくなりながら

 遙      :「──それは、信頼というよりも愛情の証だよ」
        :「忌野君がどういうつもりかは分からないけれど──」
        :「ちゃんとしてあげなければ」
 忌野     :「む……」

[Catshop]  責めるような感じではないですね。

 忌野     :「…………」(考えてる)

[hari]   なにをちゃんとするのだろう……と(ぉ
      なにせ、名前も知らなかった(^^;

 遙      :「彼女の期待に応えてあげられないなら、思わせぶりな態
        :度を取ってはいけない」

[Luna]   真夜さんも今日まで名前知らなかったw
[Catshop]  わたしに対しても──と言う言葉は呑みこむ。

 忌野     :「……(顔を上げて、遙さんを見上げる)」
 遙      :「──」(真面目な顔で見つめている)

[Catshop]  もしかしてお互い(遙&忌野君)に、待ち状態?(笑)
[Luna]   いやな沈黙状態?

 忌野     :「……俺は……」

[hari]   忌野は、とりあえず空気を読んでないので(ぉ

 遙      :「──」(言葉の続きを、じっと待ってる。忌野君を見つ
        :めたまま)
 忌野     :「"力"を持つ者として……助言を行った……それだけ、だ」
        :「……誤解を招いたのなら……すまない」
 遙      :「そう──そうだね。でも、わたしに謝る必要はないよ」
        :「(──別に、わたしは忌野君の恋人でもなんでもないか
        :ら、な)」
 忌野     :「そうなのか……」
        :「……すまない……」

[Catshop]  はっ。もう寝室にっ。
[hari]   あれ、出てきてないのか(w
[Luna]   てか、まだ狼になっているのは知らないのでは?
[hari]   じゃあ今のすまない、は
      遙さんにあてて、と
      変なこといってゴメンね、と(くすくす

暗に、不安がらせてゴメンよ、マイハニーと(ぉぃ

 遙      :「だから、わたしに謝る必要はない」
        :「そんなに怖い顔してるかな?」

[Luna]   そのころの狼真夜さんは呼吸法の練習中らしい(がなにしろ狼な
      のでうまくいかないらしい)

 忌野     :「いや……」

[Catshop]  軽く、緊張をほぐすような笑顔を忌野君に。

 忌野     :「……(ぽりぽり)」

対面
----
 遙      :「そうだ。真夜ちゃんが、忌野君に会いたいと言っていた」
 忌野     :「ふむ……」
 遙      :「少し、姿が変わっているが──驚いたりしないね?」

[Catshop]  驚いたりすんなよ、の意(笑)。

 忌野     :「うむ」

 SE      :がちゃっ。

 真夜     :(どき)
 遙      :「忌野君を入れるよ。心の準備はいい?」

[Catshop]  先に頭だけ寝室にいれて。

 真夜     :(こく)
 遙      :「忌野君、中に入っていいよ」
 真夜     :(……)
 忌野     :(のそり)
 真夜     :「わぉん」
 忌野     :「ふむ」
 真夜     :「……くぅん:

[hari]   素のまま

 忌野     :「すまん」
 真夜     :「……?」
        :(なんであやまるんだろう……?)
        :(……ワタシがこんな姿になったから……?)
 忌野     :「…………なにか……誤解を招いたようだ」
 真夜     :「……」
        :(忌野くんに近づく)
 忌野     :「……(しゃがむ)」
 真夜     :「……くぅん…」
 忌野     :「同じ力を持つ者として……助言をしたつもりだった」
 真夜     :(悲しそうな瞳でみつめて)
        :(……なんだろう……)
 忌野     :「その……なんと言うのか……気を持たせてしまったので
        :あれば……すまない」
 真夜     :(……)
        :(……ちがう、あれは……わたしが……自分のためだけに……)

[Catshop]  む。遙、非常に残酷なコトを言ってしまったよーな。

 真夜     :(……自分が"闇"を受け入れたいがためだけに……)
 忌野     :「……(わしわし)」

[hari]   頭を撫でる

 真夜     :(……)
 忌野     :「……友人にはなれる……」
 真夜     :(……わかってた……人ではないワタシでは……)
        :(それに)
 遙      :「人ではないから、じゃないよ?」

[Catshop]  忌野君の後ろから。

 真夜     :(……)

人ではない、人とは違う。
ネガティブになってしまっている真夜さんに……
次回は、忌野が少しばかり自分の力を打ち明けます。

$$
**********************************************************************


 ---------------------------------------------------------------------
http://kataribe.com/ 語り部総本部(メインサイト)
http://kataribe.com/ML/ メーリングリストの案内
http://www.trpg.net/ML/kataribe-ml/ 自動過去ログ
Log:	http://www.trpg.net/ML/kataribe-ml/26500/26588.html

    

Goto (kataribe-ml ML) HTML Log homepage