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Date: Sun, 7 Sep 2003 11:08:39 +0900 (JST)
From: ハリ=ハラ <furutani@mahoroba.ne.jp>
Subject: [KATARIBE 26588] [HA06L] チャットログ : 『より深き目覚め』中編
To: kataribe-ml@trpg.net
Message-Id: <200309070208.LAA47666@www.mahoroba.ne.jp>
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Web: http://kataribe.com/HA/06/
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2003年09月07日:11時08分39秒
Sub:[HA06L]チャットログ:『より深き目覚め』中編:
From:ハリ=ハラ
ども、ハリ=ハラです。
真夜さん覚醒編第二段、中段です。
真夜さんと遙さんが寝室にこもりました。
忌野はなんとなく、居間で正座をしています。
弟さんは、離れたところでいちゃついてます(別ログ)
盛り上がってきました(ぉ
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チャットログ:『より深き目覚め』中編
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登場人物
--------
神楽真夜:人狼として目覚めようとする女性。人と獣の境で惑う。
忌野朱里:火を操る焔憑きの大男。真夜を西園寺家へ担ぎ込む。
西園寺遙:鬼憑きの弟を持つ忌野の友人。担ぎ込まれた真夜を受け入れる。
寝室の中……
------------
遙 :(黙々と服を脱がせる)
真夜 :(ほとんどからだが動かせない)
遙 :「服、破れると大変だからね」
真夜 :(……)
遙 :「だいじょうぶ。何を見ても驚かない──約束するよ」
真夜 :(……まだ……かわって……なかったか……)
:「……」(そう? と聞くような目)
遙 :「──」(真っ直ぐに見返す)
[Catshop] ちょうど具合の悪い子供を気遣うような表情、ですね。
真夜 :(……いい目してる……忌野君の……信じる……人……な
:んだ……)
:「……はるか……さん……」
遙 :「──」(無言。だけど、真夜ちゃんの言葉に耳を傾ける
:ように)
真夜 :「……なにか……あったら……いみの……くんに……」
遙 :「あぁ」
真夜 :「……いい……え……いみの……くん……の……こと……
:せめ……ない……で……」
:(息も絶え絶え)
遙 :「責めたりはしないよ。真夜ちゃんのこともね」
真夜 :「……あり……が……と……」
遙 :「だから気持ちを楽にして」
真夜 :「……」
遙 :「無理に意識を保とうとしないで──夢を見てるみたいに、
:身を任せて」
真夜 :「……ん……」
遙 :「無理に抑えつけようとすると、もっと暴れるよ」
真夜 :(……く……くる……)
遙 :「逆らわないで──落ち着いて耳を傾けて」
真夜 :「……あ……あう……」
遙 :「ゆっくり息を吸って」
真夜 :(身体から"獣"の気配がたったようなきがする)
真夜 :「……」(すー)
遙 :「ゆっくり吐いて──」
真夜 :(はぁーーーーーー)
遙 :「そう。上手だよ」
:「わたしに呼吸を合わせて──」
[Catshop] 八極拳の修行時代に教わった気息法を。
真夜 :(すーーー)(はーーー
[Catshop] 体内の気を安定させる──と、老師から教わったものです。
遙 :「お臍の下に熱い固まりがあるのをイメージして──」
真夜 :(……だ……だめ……呼吸が……ととのっちゃったら……)
遙 :「大丈夫。信じて」
真夜 :(すーーーー)(はーーーー)
:(……か、からだが……か、かわ……)
遙 :「熱い固まりが一気に背骨を駆け上がる──イメージをして」
真夜 :(そう思うと少しからだに変化が)
遙 :「そう──獣が目覚める」
真夜 :(すーーー)(はーーー)
:「……!」
:「……あ、あう……」
:(目を見開く……獣の目であった)
遙 :「──」(静かな目で真夜ちゃんと目を合わせる)
真夜 :「──」(目が合ってしまう)
遙 :「──だいじょうぶ」(にこり、と優しい笑みで)
真夜 :「……」(うなづく)
:(すると身体に変化が生じる)
遙 :「(まだ力が安定してないようだな)」
真夜 :「……あ、あう……」
:(もだえ苦しみだす)
遙 :「少し苦しいかもしれないけれど──拒まないで。体の中
:を駆け回っている力を受け入れて」
真夜 :(……力……この力……)
:(……獣……闇……)
遙 :「何かあったら、わたしが止めてあげるから」
真夜 :(わたしの……なかの……)
遙 :「安心して」
真夜 :「……わたし……」
:「……まだ……」
:「……わからない……」
:「……でも……」
遙 :「一息に分からなくても構わない。少しずつわかっていけ
:ばいいよ」
真夜 :「……」
:(安心したのか、我慢していたものを一気に放出する)
:(一気に放出して……)
[Luna] 狼に……
人狼すっとばしました
遙 :(ぎゅっと抱きしめる)
[Luna] 抱きしめられちゃいました
遙 :「綺麗な毛並みだね」
:「気分はどう?」
[Catshop] まぁ、寝室で暴れまわらないように&安心感を与えるのに手っ取
り早い方法として(笑)。
真夜 :(というか初めての形なので放心状態)
:(……あ……あれ……?)
:(な、なんか身体が……あれ……?)
遙 :「まやちゃん、呑まれないように気をつけて。受け入れる
:ことと、呑み込まれることは別だよ」
[Luna] 人語を解釈できない状態と思われます
今のところ
遙 :「まやちゃん」
真夜 :(手……あ!!!!)
[Catshop] 耳元で、囁くように呼びかける。
真夜 :(ちょっと動揺するも、何か声が聞こえて落ち着く)
[Luna] ちょっと、じゃなくて、かなり、か
遙 :「まやちゃん」
[Catshop] もう一度──というか、何度でも(笑)。
真夜 :「……」(しゃべれないのでとりあえず落ち着いてみるこ
:とに。遥さんのほうに顔を動かしてみる)
:「(はい……といおうと思うが)くぅ〜ん」
遙 :「落ち着いた?」(真っ直ぐ瞳を覗き込むように)
[Catshop] 瞳の色は金色?
真夜 :「(うん……と言おうとして)くぅ〜ん」
:(あれ、しゃ、しゃべれ……ない?)
:(ど、どうしたら……)
遙 :「大丈夫。無理に喋ろうとしないで」
真夜 :(……)
遙 :「落ち着いたね。少し、ここで休んでいて」
真夜 :(こく)
遙 :「その姿、忌野君にはあまり見られたくないよね?」
真夜 :(首を横にふる)
[hari] え?ナンデ?アレ?
[Catshop] 見られてもいい、の意味かな?
[hari] (ガタガタガタ)
[Luna] ナイショにはしたくない
なにやら動揺しています(ぉ
遙 :「(──そうか。裏切りたくないんだな)」
真夜 :(こく)
遙 :「心を──読んだ?」
真夜 :(……そういえば……人のときは……「読心」つかえた……
:そうか、こんな姿になっても……わかるように……?)
:(……でも……わたしの……心は……伝えられない……
:かな……)
遙 :「その力は制御できる? できたら、あまり心の中を覗い
:て欲しくないな」
真夜 :(こく)
[Luna] 努力課題とします(笑)
[Catshop] わはは。
まぁ、今のところは不安定だから、と遙も思っているので。
遙 :「よし。じゃぁ、そのまま少し休んでいて──少ししたら
:忌野君をつれてこよう」
[Luna] この姿だとどのくらいコントロールできるかは未知数ですね
[Catshop] いわゆる全開状態なわけですね。
真夜 :(こく)
:(初めての四足歩行に悪戦苦闘中)
よたよた、としていそう(w
遙 :「まだ慣れてないみたいだから、無理しないように」
[Catshop] 立ち上がって、寝室を出て行く。
真夜 :(こく)
:(「読心」を、人がしゃべった言葉を聞き取る能力だけに
:限定できればいいのかな……。……にしても、さっきまで
:あんなに苦しかったのがうそみたい……。やっぱりこっち
:のほうが本来の姿に近いのかな……)
次は……居間
------------
[Catshop] さて。
忌野 :(正座して待ってる)
[Catshop] 忌野君の番ですよ(笑)。
[hari] さっきのまんま
ぼー
遙 :「──彼女とはどこで?」(少しだけ表情が硬い)
忌野 :「うむ……はじめはファミレスで……」
遙 :「ファミレス? あぁ、誰かに覗かれてるような感じだっ
:たね」
忌野 :「それが……えーっと……まや?……さん、だった」
遙 :「そう」
そう、相手の名前も知らなかったのですよう(弁明)
遙 :「それで?」
忌野 :「うむ……」
:「その後……街で車を見かけて……」
真夜 :(……みみ……なにか……会話……きこえる……)
忌野 :「そこで……車に引きこまれて……」
遙 :「それで?」(にこやかに──ただ、いつもと少し印象が
:違う「にこやかさ」で)
ヒィィィ
[hari] 正直に、ぽつぽつと
[Catshop] えっと、キスされたことまで?
[hari] うぅぅん
[Luna] ちゃんと説明してもらいましょう(笑)
[hari] どうしよう
[Luna] 忌野くん次第(笑)
忌野 :「それで……頬に……」
[hari] あらましをぽつりぽつり
遙 :「そう、か」(笑顔に少しだけ陰り)
忌野 :「舐めた?……のだと思う」
[hari] なんとなく小さくなりながら
遙 :「──それは、信頼というよりも愛情の証だよ」
:「忌野君がどういうつもりかは分からないけれど──」
:「ちゃんとしてあげなければ」
忌野 :「む……」
[Catshop] 責めるような感じではないですね。
忌野 :「…………」(考えてる)
[hari] なにをちゃんとするのだろう……と(ぉ
なにせ、名前も知らなかった(^^;
遙 :「彼女の期待に応えてあげられないなら、思わせぶりな態
:度を取ってはいけない」
[Luna] 真夜さんも今日まで名前知らなかったw
[Catshop] わたしに対しても──と言う言葉は呑みこむ。
忌野 :「……(顔を上げて、遙さんを見上げる)」
遙 :「──」(真面目な顔で見つめている)
[Catshop] もしかしてお互い(遙&忌野君)に、待ち状態?(笑)
[Luna] いやな沈黙状態?
忌野 :「……俺は……」
[hari] 忌野は、とりあえず空気を読んでないので(ぉ
遙 :「──」(言葉の続きを、じっと待ってる。忌野君を見つ
:めたまま)
忌野 :「"力"を持つ者として……助言を行った……それだけ、だ」
:「……誤解を招いたのなら……すまない」
遙 :「そう──そうだね。でも、わたしに謝る必要はないよ」
:「(──別に、わたしは忌野君の恋人でもなんでもないか
:ら、な)」
忌野 :「そうなのか……」
:「……すまない……」
[Catshop] はっ。もう寝室にっ。
[hari] あれ、出てきてないのか(w
[Luna] てか、まだ狼になっているのは知らないのでは?
[hari] じゃあ今のすまない、は
遙さんにあてて、と
変なこといってゴメンね、と(くすくす
暗に、不安がらせてゴメンよ、マイハニーと(ぉぃ
遙 :「だから、わたしに謝る必要はない」
:「そんなに怖い顔してるかな?」
[Luna] そのころの狼真夜さんは呼吸法の練習中らしい(がなにしろ狼な
のでうまくいかないらしい)
忌野 :「いや……」
[Catshop] 軽く、緊張をほぐすような笑顔を忌野君に。
忌野 :「……(ぽりぽり)」
対面
----
遙 :「そうだ。真夜ちゃんが、忌野君に会いたいと言っていた」
忌野 :「ふむ……」
遙 :「少し、姿が変わっているが──驚いたりしないね?」
[Catshop] 驚いたりすんなよ、の意(笑)。
忌野 :「うむ」
SE :がちゃっ。
真夜 :(どき)
遙 :「忌野君を入れるよ。心の準備はいい?」
[Catshop] 先に頭だけ寝室にいれて。
真夜 :(こく)
遙 :「忌野君、中に入っていいよ」
真夜 :(……)
忌野 :(のそり)
真夜 :「わぉん」
忌野 :「ふむ」
真夜 :「……くぅん:
[hari] 素のまま
忌野 :「すまん」
真夜 :「……?」
:(なんであやまるんだろう……?)
:(……ワタシがこんな姿になったから……?)
忌野 :「…………なにか……誤解を招いたようだ」
真夜 :「……」
:(忌野くんに近づく)
忌野 :「……(しゃがむ)」
真夜 :「……くぅん…」
忌野 :「同じ力を持つ者として……助言をしたつもりだった」
真夜 :(悲しそうな瞳でみつめて)
:(……なんだろう……)
忌野 :「その……なんと言うのか……気を持たせてしまったので
:あれば……すまない」
真夜 :(……)
:(……ちがう、あれは……わたしが……自分のためだけに……)
[Catshop] む。遙、非常に残酷なコトを言ってしまったよーな。
真夜 :(……自分が"闇"を受け入れたいがためだけに……)
忌野 :「……(わしわし)」
[hari] 頭を撫でる
真夜 :(……)
忌野 :「……友人にはなれる……」
真夜 :(……わかってた……人ではないワタシでは……)
:(それに)
遙 :「人ではないから、じゃないよ?」
[Catshop] 忌野君の後ろから。
真夜 :(……)
人ではない、人とは違う。
ネガティブになってしまっている真夜さんに……
次回は、忌野が少しばかり自分の力を打ち明けます。
$$
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