[KATARIBE 26408] [HA20L] リプレイ:『携帯電話の怪』その5

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Date: Mon, 14 Jul 2003 19:23:40 +0900 (JST)
From: みぶろ  <furutani@mahoroba.ne.jp>
Subject: [KATARIBE 26408] [HA20L] リプレイ:『携帯電話の怪』その5
To: kataribe-ml@trpg.net
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2003年07月14日:19時23分39秒
Sub:[HA20L]リプレイ:『携帯電話の怪』その5:
From:みぶろ


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リプレイ:『携帯電話の怪』 
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 登場人物 
  楽鈴寺光太郎(がくりょうじ こうたろう) 
  :探偵倶楽部部長。正体は人面竜身の妖物。異常に勘がよく、難解な真相を指摘する。 
  早良玲(さわら れい) 
  :女言葉でしゃべる小箱の魔術師。韜晦(とうかい)を得意とし、本心を語らない。 
  当麻漣(たいま れん) 
  :セミプロの高校生退魔師。探偵部在籍。その身に巣食う『夜光虫』で全てを消し去る。 
  三笠青葉(みかさ あおば) 
  :化学部の凄腕鑑識員。現代科学のはるか先を行く技術を有する。 

舞台   西生駒高校 
時系列  6月下旬  

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書記からのこころよい情報提供
--------------------------

 狸と狐は化かしあいをしながら生徒会室へ。

 玲      :「つれないわねぇ」
 漣      :「言いたい事があるならはっきりと言いたまえ。俺は駆け
        :引きが苦手だ」
 玲      :(ホントにしゃぁしゃぁと言うね。コイツと話してると自信が
        :なくなるよ)
 玲      :「あら。駆け引きなんてしてるつもりはないけれど?」

 書記くん   :「廊下でうるさいですよ」(がちゃ)

 犠牲者登場(w

 玲      :「ちょっと漣くんとお喋りしたかっただけよ──流行の自
        :分通話の話とか、ね」
 漣      :「ここで待っていてくれたまえ」>玲
 書記くん   :「……また自分通話ですか……」
 玲      :「あら、お喋りしてくれる気になったのね。うれしいわ」
 漣      :「その件で会長に話がある」>書記

[Catshop]  # とりあえずここで待ちます。

 書記くん   :「みんな帰っちゃいましたよ。生徒会長も」
[hari]   #やれやれ、といった風で

 漣      :「ち」
 書記くん   :「なんでも、学校じゃろくに話も出来ない、って」
 漣      :「携帯は?」<会長の
 書記くん   :「さぁ?」
 書記くん   :「持ってるんじゃないんですか? じぶんで」
 漣      :「だから、携帯番号だ」<凶悪な目つきになってくる
 書記くん   :「と、とにかく、僕は留守番で(たじたじ)」
 漣      :「留守番だろうがお庭番だろうが、自分の会長の携帯番号
        :くらい知ってるだろう」
 書記くん   :「あ、えっとそうだっ!(汗)」
[hari]   ぽん、とワザとらしくてを打って

 書記くん   :「えっと、自分通話、やりました?」>当麻くん
 漣      :「……(シメるか……)」
[miburo]  #妙に表情薄くなって近づいていく

 書記くん   :「ほ、ほんとにしらないんですよー。臨時雇いでー」
 漣      :「誰でも最初はそう言うんだ」
 書記くん   :「ただ、来た人に質問と渡すもの(ヒッ)」
 玲      :「あら。もし自分通話をしてたら、どうなるんですの?」
 漣      :「おお。やっと興味深いことを言い始めた」
 書記くん   :「ご、ごめんなさい、今月お小遣いが少なくて……これだ
        :けしか……」

[hari]   #お財布を出して1000円札

 漣      :「金などいらん。渡すものと質問事項をのべろ」
 書記くん   :「あ、あう……その……自分通話はやったか、って……」
 漣      :「やったぞ」
 書記くん   :「じゃ、じゃあ渡せないです」
 漣      :「というのは冗談で、じつはやってない」
 書記くん   :「うぅぅ、どっぢなんでずが〜(涙)」
 漣      :「やっていない。キミは信じてくれるよな?」
 書記くん   :「ぁぅ……ぁうぅ……(ガクガク)」
 玲      :(恫喝? ──何かよっぽど焦ってるのか?)

 三笠     :「…何をしているのです?」
 前略     :(慌てて中に引っ込む)
 玲      :「ほら漣くん、そんなに怖い顔してたらカツアゲしてるみ
        :たいじゃないの」

[Catshop]  横から会話に入ってきましょう。

 書記くん   :「こ、これでご勘弁を」

[hari]   ドアの隙間から、封筒を
[hari]   茶封筒
[miburo]  あけてみる

 三笠     :「…ふむ?」(見ている)

[hari]   『壁に耳あり』
[hari]   禁読(はぁと)、と副会長の文字つき

 漣      :「おい!」>書記

[hari]   ドアを硬く閉めて出てきません

 漣      :「自分通話をしていない者全員にこれを渡したのだな?」
 書記くん   :「…………た、尋ねてきた人には(か細い声)」
 漣      :「誰と誰に渡した」
 三笠     :(「積極的に、手を打ってない? それとも?」)
 書記くん   :「ど、どうかもう許してください、うちには年取った母親
        :と病気の女房がぁ」
 漣      :「……まだ余裕があるな……」
 玲      :(ふーん。意味深だな──生徒会が「自分通話をしてい
        :ない生徒」にだけ流す情報もしくは依頼、か)
 玲      :「何をそんなに焦ってるかわからないけれど──」
 玲      :「問題おこしたら、動きにくくなると思うわよ?」

[Catshop]  にこにこと、やんわり止めますね。

 漣      :「何人に渡したと聞いている」
 三笠     :「もう少し、音便に質問しませんか?(苦笑)」

[miburo]  #禁読、が気になる。相当数渡したのなら、この内容自体を
       声に出すなという意味である可能性が減る
[hari]   どうしても知りたい?(w

 実はたいした情報ではありませんでした(笑)

 玲      :「せんぱーい。おしえていただけませんか?」
 書記くん   :「僕は一年生ですー」
 玲      :「教えて頂けないと、ここにいる問題児がドア蹴破って部
        :屋に飛び込んでしまうかもですわ」

[Catshop]  # 穏便に──脅します。
[miburo]  ドアの隙間にさりげなくてを置いて
[miburo]  夜光虫を室内に
[hari]   みんな恐い
[miburo]  書記君の肺に入れる
[hari]   ひー

 漣      :「よろしい。非協力的なようだ」
 書記くん   :「……ひっ」
 漣      :「実は俺は催眠術師でな……」
 漣      :「さあ、どんどん息が苦しくなるぞ」
 書記くん   :「うえ……は……かは……」
[hari]   #どたばたと言う物音

 玲      :(──何かしてる? 催眠術──そんなのかけてる暇はな
        :かったはずだ)
 漣      :「俺に協力してくれると、たぶん息が楽になるなぁ。ため
        :しに『はい』と言ってご覧?」
 三笠     :(止めるべきなのでしょうが…。具体的に何をしているか
        :というと…)
 書記くん   :「かふ……ふぁい……(ばたばた)……はあ、はあ」
        :<す、と楽になる
 玲      :(──やっぱり“異能”か? 面白い。同類、ってわけだ)
 漣      :「な? 難しい事ではない。さて、この封筒を何人に渡し
        :たのか。あとは会長に連絡をとる方法を教えて欲しいん
        :だが」
 書記くん   :「え、えっと……ここに来た人だけなんで……4人くらい
        :……(ゼヒゼヒ)」
 三笠     :(暗示にしろ、それ以外にしろ、普通の技術ではありませ
        :んね…)
 書記くん   :「連絡は……ほんとに……知らないんで……(ゼヒゼヒ)」
 漣      :「そうかぁ。よし」
[miburo]  ぱん、と手を叩く

 書記くん   :「カハッ……ケハッ(ばたばた)」
[hari]   #暗示にかかってる

 漣      :「さあ解けたぞ。君は自由の身だ。まあくれぐれも他言は
        :無用だ」

 ここで3人が顔を合わせます。漣は入手した封筒を2人に見せ、喫茶店で情
報交換することに。
 集中力を消費した光太郎は家に帰ることになりました。

名探偵、一時退場
---------------

 光太郎    :「悪いけど、今日は疲れたから帰るわ」
 漣      :「そうか。校門まで送る」
 光太郎    :「ん、いい。美沙希に送ってもらう」
 漣      :「絶対に電話に出るな。いかなる電話いかなる相手でもだ」
 光太郎    :「これ、預けとくわ(携帯を漣に渡す)」
 漣      :「ん」
 光太郎    :「悪用するつもりなら、死も覚悟する事」
 漣      :「ふっふっふ」
 三笠     :「御守り代わりに、持っていきますか?」(結界プログラ
        :ム付きPAD 差し出し)
 光太郎    :「ま、もらっとく。ありがと」
 玲      :「あら、PDAってお守りになるの? 技術の進歩って凄いのねぇ」
 三笠     :「まぁ、気休め程度には…」<御守りになる

喫茶店にて
----------

 玲      :「喫茶店に誘ってくれるなんて、うれしいわ」

[Catshop]  # にこにこと席につきます。
[meltdown] 一応、結界プログラムの作動確認

 三笠     :「喫茶店も久し振りかもしれません…」(微妙にのんびり)
 漣      :「さて。諸君はどうして自分電話のことなど調査している
        :のかね」
 玲      :(妙な感覚──力が出ない? 敵の罠か?)
 玲      :「わたしは好奇心というより、普通にお喋りのネタにしよ
        :うと思っただけよ?」
 三笠     :「調査理由ですか?」
 玲      :「さっきの漣くんの反応で、かなり好奇心が刺激されたけ
        :れど」
 三笠     :「私が、化学部鑑識班に所属しているからですよ」
 漣      :「ああ……ヒラリー卿と同じ理由か」>三笠

 そこに山があるからだってやつですね。

 漣      :「俺の場合は」
 漣      :「……友人が危機に瀕しているからだ」
 玲      :「自分通話が原因で? もしかして通話のし過ぎで料金が
        :月のお小遣いを越えちゃったとか──」
 玲      :「そんなわけないわよねぇ。その程度のことなら、あんな
        :に焦ったりしないもの」

 [Catshop]  机の上で指を組んで、あごを乗っけてにこにこと。

 三笠     :「もしかして、探偵部の部長さんの事ですか?」
 漣      :「そうだ」
 玲      :「いったい何が起こるの? 自分通話すると」
 漣      :「調べてたんじゃなかったのかね?」
 三笠     :(ごそごそと、携帯パソを操作中)
 玲      :「──ふぅ」

[Catshop]  仕方ないなぁ、という風にため息をついて話しましょう。

 玲      :「わたしが調べた限りでは実害のない、普通のこっくりさ
        :んと変わらないものだったわよ?」
 玲      :「通話料金は増えるかもしれないけれど。でも、まぁ、割
        :と信じる方だから気にはなるわ」
 玲      :「別段、取り憑かれたように電話を掛け続けてるわけでも
        :ないし、ね」
 三笠     :「私が調べた物で、判明しており、公開出来る情報はこれ
        :だけですね」(印刷物を差し出し)>漣

 ここで、急いでいる漣は多少オカルト臭をただよわせ、様子を見ることにします。

 漣      :「こっくりさんというのは、参加者達が自分たちに聞いて
        :いるのも同然だ」
 玲      :「そうね」
 漣      :「この自分電話は、自分一人で儀式を行い、他人の秘密を
        :知りえている」
 三笠     :「確かに…」
 玲      :「たいていの場合は、そうだわ。でも、こっくりさんでもホンモノを
        :呼び出しちゃうって話はよくあるのじゃない?」
 漣      :「俺は彼女の通話を近くで聞いていたが」
 漣      :「通話の相手は、完全に彼女の声、口調、そして彼女しか
        :知りえない秘密を知っていた」
 漣      :「そう。だから俺は、この件はその『ホンモノ』だと考える」
 玲      :「なるほどね。でも、それだけならキミはそんなに焦った
        :りしないわよね?」
 三笠     :「やっかいな呪術でも絡んでいますか?」
 玲      :「そういえば彼女──やけに憔悴してたけど、それもその
        :せい?」
 漣      :「(引かないな……)」
 漣      :「そんなところだ」>玲・三笠
 玲      :「そうねぇ──漣くんの見解をもう少し聞きたいところね。
        :どうやら詳しそうだし」
 漣      :「ただなら断る」
 三笠     :「ただって…(苦笑)」
 漣      :「――何か芸をお持ちかね?」(にやり)
 玲      :「わたしの秘密を一つ。それでは安すぎるかしら?」
 漣      :「秘密の内容によるな。もちろん、俺の望む秘密である事
        :を期待しよう」

[miburo]  顔を近づける
[Catshop]  にこにこと、動じないで笑ってましょう。

 三笠     :「私は……、少し科学に詳しいだけしか取り柄がないです
        :から。芸と言うほどの物は…(苦笑)」
 玲      :「あら、PDAをお守りにするなんて、なかなか変わった
        :芸じゃくって?」
 三笠     :「知りませんか? シールで電磁波を防ぐ類の物も市販さ
        :れていますよ?」
 三笠     :「効果の程は…、気休めですが。 それと同じ事です(微笑)」
 玲      :(とぼけてるのか、天然なのか──とぼけてるんだろうな。
        :これは)
 漣      :「……毒島を見てどう思う」>三笠
 三笠     :「マッドです(キッパリ)」>漣
 漣      :「アレに近いことはできるのかね」
 三笠     :「私は、マッドサイエンティストでは在りませんが…(苦笑)」
 三笠     :「ただの…、鑑識屋です」
 漣      :「イバラギ君とどっちが確かかね?」
 三笠     :「確か、と言われると?」
 漣      :「鑑識の腕の話だ」
 三笠     :「私はそれなりに自信を持っていますが…、“絶対”と言
        :う事はありませんね」
 漣      :「そうか。ご協力に感謝する。それでは」

[meltdown] #相手が異能持ちだと“推測”してますが、“確定”では無いです
      からねぇ…<隠す

 漣      :(ため息)「で、君の秘密だが?」
 玲      :「あら、漣くんの話が先ではないの?」

[meltdown] #といえ、所有している情報の内 「個人情報」と「情報源」
      を推測出来る物以外は、プリントして目の前に(w)

 漣      :「俺の情報は、聞くのに資格がいる」
 玲      :「そう──その資格、わたしにはあるかしら?」

[Catshop]  と、良いながら螺鈿で飾った小箱を、突然机の上におきます。
[Catshop]  どこからともなく。

 漣      :「手品だな。興味は無いぞ」
 玲      :「なにか、忘れてしまいたいコトはないかしら?」

[Catshop]  # 悪魔がささやくような感じで。

 漣      :「……ないな。あいにく健やかに育ったもんで」
 玲      :「この箱には、人の想いや記憶を仕舞うコトができるのよ」
 玲      :「そう──そうすると、実演まではできないわねぇ」
 玲      :「なんでも良いから、今日あったコトを話してくれる?
        :それから、この箱にその記憶を仕舞うコトを承諾する、と
        :口で言って。そうしたら、資格があるかどうか証明でき
        :ると思うけれど?」
 三笠     :(「珍しい能力ですね。」)
 漣      :「今日俺は三笠君と喫茶店に来た。承諾する」

 この後の対抗判定は漣の勝利。ただ、力が身に及ぶのを感じて玲が異能者で
あることを確認したようです。

 漣      :「なるほど。問題無い。それでは早良君にだけ話そう」
 三笠     :「私は、外されてしまいましたか…(苦笑)」
 漣      :「残念ながら、君に話して良いものかどうか、判断できなかった」>
 三笠     :「まぁ、仕方がないです」>漣
 漣      :「一応、いただいた情報分はお返ししよう。この件は『山彦』だ」>
 三笠     :「情報の提供には感謝を」>漣
 玲      :「そういえば──名前を聞いてなかったわ。私は早良 玲。
        :あなたの名前は?」> 三笠君
 三笠     :「私は、三笠青葉です。」
 玲      :「覚えておくわね。不思議な発明家さん」
 三笠     :「鑑識屋です(苦笑)」
 玲      :「あら、鑑識屋さんはPDAをお守りだなんて言ったりし
        :ないものよ?」
 三笠     :「鑑識は、科学ですから(微笑)」

 1時間もばかしあいをしてたPL達(笑) 連と玲は情報の共有化と対策会
議をしたことにして、明日に時間を進める事にしました。
 一方、警戒の応酬のすえ、一般人のふりをとおした三笠は、帰宅途中クラス
メイトに接触されます。

 [hari]   三笠君は、帰りがけにクラスメイトに声をかけられます〜

 三笠     :「何か用ですか?」
 クラスメイト :「三笠君、なんか色々調べてるんでしょー?やめた方が良
        :いよ〜(笑)」

[hari]   #電話をかけながら

 三笠     :「ははは、いつもの事ですけどね(肩を竦める)」
 クラスメイト :「『催眠術だ』なんて、生徒会の人苛める人と一緒なんで
        :しょ。怪我するよ、ってさ」
 三笠     :「心外ですね、一緒ではありませんよ(苦笑)」
 クラスメイト :「ふーん。ま、いいや。それだけ」

 ここで三笠君は常設結界で異能解析を開始します。
 どうやら敵は電波に妖気を乗せて生徒の携帯と話しているようです。

[hari]   妖気の乗った電波は覚えました
[hari]   もっと近い場所であれば、検出も可能かと思われます
[meltdown] うい、データーとして隔離保存します。
[hari]   もっと近いところで自分通話の逆探をするさいに、難易度を
     下げたり、プラス特徴つけたりできます

 クラスメイト :「あれ? 切れちゃった」
 三笠     :(「結界がデーターを得て有効に機能しましたか…」)
 クラスメイト :「まぁ、そんだけだから。じゃーね〜」
 三笠     :「では、ごきげんよう」(挨拶して立ち去る)





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