[KATARIBE 26398] [HA06P]エピソード『夜食』

Goto (kataribe-ml ML) HTML Log homepage


Index: [Article Count Order] [Thread]

Date: Sat, 12 Jul 2003 07:09:45 +0900
From: アキト <akito@trpg.net>
Subject: [KATARIBE 26398] [HA06P]エピソード『夜食』
To: "[kataribe-ml]" <kataribe-ml@trpg.net>
Message-Id: <200307112207.h6BM7H115487@sv.trpg.net>
X-Mail-Count: 26398

Web:	http://kataribe.com/HA/06/P/
Log:	http://www.trpg.net/ML/kataribe-ml/26300/26398.html

#kataribe 2003/07/10のログ。
**********************************************************************
エピソード『夜食』
==================

登場人物
--------

 秋石 佐和   :自分の半死体に憑依している半死霊。半端者。[154番]
 白犬     :魑魅魍魎を食らう仙犬。見た目は大きな白犬。[224番]

冷蔵庫の中
----------

 秋石     :「…はらへったな。なんか食い物あったけか」

[akito]   # 冷蔵庫をごそごそ

 秋石     :「あー、実家からくすねてきた梅酒があるな」
 秋石     :「ちっと水筒にでも詰めて散歩してくるか」

[akito]   # とか独り言いいながら水筒を捜す。暗い奴だ

 SE      :バタン、カチャ

夜の散歩
--------

 秋石     :「うーし、ちびちびやりながら夕涼みと行くかー」

 秋石     :「ありゃ、氷が溶けて梅酒が薄くなっちまったな」
        :<夜道を梅酒入の水筒片手にお散歩ちう

 白犬     :「…………?」(妙な「匂い」)>秋石くん

[gombe]   # 匂いをたどって角からぬぅっと登場>白犬

 秋石     :「ありゃ、ずいぶんと大きな犬だな」
 秋石     :「こんな夜更けに散歩かい?」
        :<膝をついて目線を合わせる

 白犬     :「…………」(ふんふんふん、と鼻を動かす)
 白犬     :(じっ、と見据える)>秋石くん
 白犬     :「………………ふすん」
        :(ぺろり、と舌なめずりして首を傾げる)

 秋石     :「おいおい、食べ物は持ってないぜ?」

犬の鳴き声が秘めた退魔の力
--------------------------

 白犬     :「おんっ」(大声)
 秋石     :「うわっ、急に大声だすなよー」
 白犬     :「…………おぅん」

幽体離脱
--------

 秋石     :「(あれ、なんか身体から押し出されちまってるぞ)」

 秋石@幽体  :『おかしいな…修行してからこっち、
        :犬の鳴き声ぐらいでどーにかなるなんて
        :ないはずなんだがなぁ』

霊的会話
--------

 秋石@幽体  :『もしかして、おにいさん、ただの犬じゃないのかね?』
 白犬     :『…………どうもおかしいと思って見ていたのだが、
        :一応人間さんかね』

 秋石@幽体  :『ま、一応そのつもりです。
        :ちなみにコレは自前の体ですから』
 白犬     :『そのようだね。借り物・奪い物でないことは
        :わかったよ』
 秋石@幽体  :『ご理解していただき感謝です。
        :いや、話のわかる人でよかった』

 白犬     :『ちなみにあんまり怪しいようなら
        :喰っちまおうかと思ったのだが』
 白犬     :『れっきとした人間さんならそうもいかないね』<ぉぃ

 秋石@幽体  :『うわわ、そゆのはどうかご勘弁を』

食うものと食われるもの
----------------------

[akito]   # というあたりで、状態のとても良い容器をかぎつけた
       雑霊とかがふよふよと上空を漂ってくる

 白犬     :「…………くん」
 白犬     :(ぱくっ)>雑霊
 白犬     :(もふもふ)<咀嚼

 秋石@幽体  :『ありゃ、ちと長く空き家にしすぎたかっ』(しゅるる)

[akito]   # 肉体に大急ぎで戻る

 白犬     :『…………ごちそうさま』(ごっくん)
 秋石     :「おそまつさまです」(つられてぺこり)


時系列と舞台
-----------

 2003年7月の吹利市内、夜の路上。

解説
----

 自分の生きた死体に憑依した生き霊ないし死霊の秋石。
 そして死霊や魑魅魍魎を糧とする仙犬白雲。
 ある意味、もっとも危険な取り合わせであるのだが。

 ……食べられなくて良かった良かった。

$$
======================================================
ログ切りまじん
kakoi@kataribe.com
http://www.kataribe.com/user/kakois-room/logjinny.html
======================================================

 ---------------------------------------------------------------------
http://kataribe.com/ 語り部総本部(メインサイト)
http://kataribe.com/ML/ メーリングリストの案内
http://www.trpg.net/ML/kataribe-ml/ 自動過去ログ
Log:	http://www.trpg.net/ML/kataribe-ml/26300/26398.html

    

Goto (kataribe-ml ML) HTML Log homepage