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Date: Fri, 27 Jun 2003 02:29:06 +0900 (JST)
From: ごんべ <furutani@mahoroba.ne.jp>
Subject: [KATARIBE 26318] [HA20L] ふしぎな来客
To: kataribe-ml@trpg.net
Message-Id: <200306261729.CAA06291@www.mahoroba.ne.jp>
X-Mail-Count: 26318
Web: http://kataribe.com/HA/20/
Log: http://www.trpg.net/ML/kataribe-ml/26300/26318.html
2003年06月27日:02時29分05秒
Sub:[HA20L] ふしぎな来客:
From:ごんべ
ごんべです。
西生駒2003関連で、ちょっとした事件を流してみました。
そのログ+αです。
ちたさん、その節はお時間を取らせてしまいすみませんでした。
お付き合いいただき感謝です。
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HA20プレイログ『ふしぎな来客』
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HA20「西生駒高校2003」関連のちょっとした事件ネタとして。
登場人物
--------
爪紅千尋 (つまべに・ちひろ):人ならざる上品な美女。搦め手・腹芸は苦手。
ふしぎな来客
------------
以下は、2003/6/24深夜(6/25未明)にIRCのチャンネル#HA06-01で走った
光景のログです。
??? :「あの、すみません」
→放課後、正面玄関
→髪の長い女性が人を呼ばわっている
千尋 :「こちらの高校に、何か御用ですか?」
??? :「こちらの学校に、ますだたけるさん、という生徒さんが
:いるはずなんですが」
→年の頃20代半ば
→手に何やら持っている
→封筒。手紙のようだ。未開封。
千尋 :「はあ。何年生でしょうか」
女性 :「2年3組だったかと……」
千尋 :「その、ますださんに、どういった御用でしょうか」
女性 :「この手紙を届けようとしたんですが、返ってきて
:しまって」(困った笑い)
→「宛所に訪ね当たりません」の赤いはんこが目に付く。
女性 :「お心当たりはありませんか?」
千尋 :「あいにく私もクラスが違うものですから。お手紙の内容
:次第では事務室にご案内しますが、いかがですか」
→ちょっと当惑している
→よく見ると 宛先はこの高校だったりする
[chita] #宛先がこの学校で、しかも不明で戻ってくるのか。ええと……
女性 :「事務の先生、ご存知かしら……」
千尋 :「良かったらお調べいたします。申し訳ありませんが
:事情を説明するために、やはり事務室までご一緒願え
:ますか」
女性 :「ええ、すみません」(にっこり)
[chita] #というわけで事務室
[gombe] #うい
[gombe] 1d6
[kataribe] gombe: 1(1D6) = 1
[gombe] #誰もいないようだ
千尋 :「あら」
千尋 :「困ったな。生徒名簿を参照して、ますだたけるさんと
:いうのがいるか調べてもらった上で、手紙を出した経緯を
:聞きだすことにしてたのに」
[gombe] #口に出すの?(w
[chita] #腹芸苦手でねえ
[gombe] #うひ
女性 :「昔からいらっしゃる先生ならご存じかも知れませんけど」
[gombe] #などと苦笑しつつ言ったりする
千尋 :「今年の2年3組の担当では駄目ですか。誰も居ないし、
:差し支えなければますだたけるさんにどういった御用なの
:か、お聞かせ願えますか」
女性 :「この手紙を届けようと思ってきたのですが……」
:「ご存じの方いらっしゃらないのかな……」
:「見せていただいてもよろしいですか?」>生徒名簿
千尋 :「それは、もし見ている時に誰かきたらまずいと思います
:よ、ぱらぱら……」
[gombe] #っておい(w
[chita] #部外者が怒られるよりはいいだろう
[gombe] #なるほど(笑)
#では何か探す技能ででも振ってくだされ
[chita] #腹芸はしないが展開の速さで相手を振りまわすワルモノ……
何で振れるかな
[gombe] #……ウェブのシートにある技能なら、一般常識くらいかなあ
#強制力は適当に自分で設定を。
#効果は目的の人物を名簿上に捜す、だね
[chita] #効果とつかう技能は指示どおり、修正は……同じ高校の同じ
2年生:1、強制力は5
[chita] 2d6
[kataribe] chita: 9(2D6) = 9
[chita] 駄目だった。
[gombe] #うぃ
#ぱらぱらと見た限りでは見つからなかった。
[chita] #なんでこんなところでつまずくんだ……
[gombe] #(笑)
→では女性もちょっと遠慮がちに覗き込む
千尋 :「誰もいないというのが困った。こちらで待ってていた
:だければ、3組の出席簿を見に行くのですが……良かった
:らご一緒に」
[chita] #と、女性が覗いたあとで言う
女性 :「はい、お願いします」(申し訳なさそうに微笑み)
:「最近はいないのかな?」(※聞こえないようなつぶやき)
[chita] #で、2年3組。当然誰もいない、よな
[gombe] #誰もいないね
[chita] #出席簿を開いて見る。いるかどうか一発でわかるよね
[gombe] #まあ出席簿なら一目瞭然だね。前川と町田の間に誰もいない
女性 :「うーん……」
千尋 :「お探しの生徒は、いないようですが、何かお間違いに
:なっていませんか」
女性 :「すみません、もしよかったら、彼を見つけたらここへ
:ご連絡いただけませんか?」
→と、プライベートらしき名刺を差し出す
→「桂 真言」(かつら・まこと)と書いてある
→あとは携帯電話らしき電話番号とか>名刺
千尋 :(らっきー。これ以上怪しい部外者を校内ひきずりまわ
:さずに済む)「受け賜ります(両手で)」
千尋 :(生徒手帳を取りだし、名刺を挟む。ページを一枚破って、
:自分の名前と所属を記入して女性に渡す)
女性 :「あ、どうも恐れ入ります」
→うけとって、手紙と一緒にしまう
[gombe] #と言うわけで退出。
[chita] #付き添って校門へ
[gombe] #ところで、オーラ視覚あるんだよね
#>千尋嬢
[chita] #うん
千尋 :「良かったら、それらしい生徒を探すために、彼にどういっ
:た御用件だったのか、教えていただけますか」
→茶室の前を通りすがったとき、無人のはずの和室の中に向かって彼女が
かすかに手を振ったのを見た。
→多分、その質問をしようとしてふと振り返ったときに見たんだろう(笑)
→で、貴女の視覚には、和室の中には学校の主の一人と思われる
座敷わらしが手を振り返しているのが見えた。
[chita] #私は相手にしてもらえないんだがなあ。何者だこの女性
→女性はちょっと動揺しかけたのを隠して
女性 :「前からの知り合いなので、今どうしてるかと……」
女性 :「消息が分からないのは心配ですね」
千尋 :「こちらの先輩ですか。何年卒でしょう」
:(それは出席簿みても仕方なかったな)
[gombe] 1d6
[kataribe] gombe: 1(1D6) = 1
女性 :「今でも2年3……」(……あ、と口をつぐむ)
千尋 :「はい、今も2年3組はあります」
女性 :「……そうですね(苦笑)」
[gombe] #と言っているうちに玄関が近づく
千尋 :「今日はお役に立てなくて申し訳ありませんでした。何か
:判りましたら必ずご連絡差し上げます」
女性 :「ありがとうございます。」(ふかぶか)
[gombe] #何か訊く?
[chita] #手紙をひったくれれば一番良いんだけど、方法がないから何も
しない。それより、その生徒の情報をどっから引きだすか、
そっちのほうを考えてる
[chita] #行き詰まったかな
[gombe] #んじゃ女性自体は去っても良いかな?
[chita] #止める理由がないが……ついていく
#距離をおいて。
女性 :(ふと)「生物室、って今でもありますか?」
→もちろんあることを生徒なら知っている。
千尋 :(うわ驚いた)「はい。生物部が管理している物も、
:数年間変わっていないはずですよ」
女性 :「そうですか……」
[gombe] #PLはきづいたんだろうか
[chita] #気付いてない。ちょっと勉強不足かな
[gombe] #いや、すごく的を射たセリフだったので
女性 :「ちょっと見学させていただいても良いですか?」>生物室
[gombe] #連れてく?
千尋 :「ええ、こちらへどうぞ」
[chita] #そりゃ、何たくらんでんだか知れればラッキー
→んでは生物室。
→生物室は今は無人。
→ひととおり見て回って、何やら不安げな表情になっていく。>女性
千尋 :「何か気にかかることがありますか」
→生物準備室も覗くが、落ち着かない。
女性 :「あの、変なことをお訊ねしますけど」
千尋 :「何か無くなってるのかな……はい、なんでしょうか」
女性 :「人体模型はどこに行ったか、なんて……ご存知ない
:ですよね」
→確かにどこにもないっぽい>人体模型
→そう言えば最近見ていない気がする。
千尋 :「人体模型があったという話は聞いたことがないです
:……保健室はどうかな」
女性 :「保健室……いえ、彼はここの」
→何でもない風に言葉を切る
千尋 :「ご卒業なさった後で、何かあったのかも知れませんね」
:(一緒に首を傾げている)
女性 :「そうかも知れません……」
→残念そうに退出
[chita] #付き添って退出
[gombe] #というわけで、女性は貴女に、もし彼のことがわかったら云々、
と念を押して去っていった。
[chita] #うむ。つつくところが思いつかなかった
→ちなみに後日さりげなく同級生に聞くと、しばらく前までは人体模型は
あったらしい。
[gombe] というところで、はなはだ不完全燃焼ですが、切ってしまおう。
[chita] お疲れ様でした
[gombe] 長い時間お付き合いいただいてしまって、申し訳ない。
[chita] ハリハラさんなら何か知ってたかしら。ちょっと私ではな
[gombe] そしてあとには、「消えた人体模型」の謎が残ったのであった。
まる。
[chita] 勿論、問題の生徒についての情報をこれからでも調べていくけど
人体模型からみの逸話については、どっかにテキストがあったな。
そっち見てから考えるわ
[gombe] うみ
[chita] んじゃごめん。これで一旦落ちます
[chita] また。
[gombe] お付き合い感謝です。
m(_ _)m
このシーンの利用について
------------------------
このシーン、「こういうこともあるやね、西生駒なら」ってことで済ませて
もいいんですが、ちょっと事件の香りをわざとらしく付けてみました。
今提示されている情報は下記の通りです。
●2年3組に、「ますだたける」といういないはずの生徒がいるという示唆
●「ますだたける」は実在すると主張する人物によれば、その彼?の消息が
分からないらしい
●生物室(あるいは生物準備室)の人体模型が紛失したらしい
●「ますだたける」と人体模型紛失の間にはどうも関連があるくさい
事件の背後関係(元凶)と、露出している糸口と、同じ背景に因る別の事件
と、解決方法と、導入と、を決めれば、セッションネタとして使用できると
思います。
導入は、おそらく人体模型捜索、または新たなる紛失(あるいは失踪)で
しょうか。
セッションネタ、またはアイデアソースとして使えるようだったら幸いです。
NPCデータ
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■ 桂 真言 (かつら・まこと)
依頼人その1。吹利市内在住。実は異能者。
基本的に勤め人なので、校内には入れないし昼間も登場できない。
■ 益田 タケル (ますだ・たける)
尋ね人。
実は西生駒高校の生物準備室に飾られているはずだった人体模型。
平常なら、人間のフリをして生徒の間にまぎれて授業に出たりしており、
その際は2年3組に在籍する。
$$
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