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Date: Tue, 17 Jun 2003 22:34:40 +0900 (JST)
From: ハリ=ハラ <furutani@mahoroba.ne.jp>
Subject: [KATARIBE 26262] [HA20L] セッションログ:『我叫ぶ、生と死の狭間にて』其の四(翌日)
To: kataribe-ml@trpg.net
Message-Id: <200306171334.WAA18525@www.mahoroba.ne.jp>
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Web: http://kataribe.com/HA/20/
Log: http://www.trpg.net/ML/kataribe-ml/26200/26262.html
2003年06月17日:22時34分40秒
Sub:[HA20L]セッションログ:『我叫ぶ、生と死の狭間にて』其の四(翌日):
From:ハリ=ハラ
ども、ハリ=ハラです。
第四段。
翌日から事態の収拾までです。
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セッションログ『我叫ぶ、生と死の狭間にて』
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登場人物
--------
更科希 :
八重淵聖子 :
薇真紀 :とぼけた性格の女子生徒。力を与える発条を持つ。
日が変わって
------------
[Kyrie] さて、翌日かな?
[miburo] うい
[hari] あい
[Kyrie] では、特に何事も無かったように学校が始まる
操の姿は何処にも無い
――先生に聞いても、誰に聞いても、彼女の名を覚えている者は
居ない
[hari] うあーい
[miburo] まあそうくるか
[hari] うーむ
[miburo] よわったのう
[hari] 保険に、知り合いの異能な方に伝えとこうか。それとなく
異界空間での戦闘となると、帰って来れない可能性がありますので……
[Kyrie] うむ
さて、どうする?
因みに今は放課後だ
真紀 :「夜になる前に、行っちゃおうか……(ひそひそ)」
[hari] 聖ちゃんに
聖子 :「でも、いないんじゃないかしら(ひそひそ)」
[Kyrie] ぐふふ
真紀 :「うーん、生物室をどうこうできない〜?(こそこそ)」
聖子 :「囚われている方々にそれぞれ聖書をお読みすれば、生き
:る力が湧いてくると思うのですが」
真紀 :「せ、聖書を読むのね……長そう(汗)」
[miburo] 操を元に戻せば自動的に生徒も生き返るのう
[Kyrie] そうなりますね
[hari] 異能の暴走かね
[Kyrie] それに類するものです
[miburo] 少女をつぶしてそうなるかどうかが不明
[Kyrie] 彼女が自分自身を肯定できなくなった結果の暴走、と
[hari] あと……更科さん、どうしよう
[hari] あなたは見ては行けないものをみてしまいました……(ゆらり)
は、まずいしの(w
[hiodosi] ねうねう
[Kyrie] そう言えば此処は何処でしょう
[miburo] 立ち位置が微妙ずら
[hari] だが、首を突っ込んでいる異常、省くと行動が読めなくて危険だ
[hiodosi] (^^;
[miburo] 異能は知られたけど、記事は潰された、が落としどころかしらん
記事にされちゃうと大弱りなので、いろいろ考えてます……
真紀 :「聖水ってほんとに効くんだびっくりー作戦はどうかな
:(ひそひそ)」
聖子 :「うーん、悪魔じゃないようですし(もそもそ)」
[Kyrie] そうこう相談していると
気付けば、そろそろ日が沈む
(ぉぃ
[miburo] ぎゃー
GMに尻を叩かれました。
真紀 :「あうあう」
[miburo] 策がねぇ。漣なら簡単だがのう。困った
[Kyrie] あーと、ぶっちゃけ
[hari] 策は、ないわけではない
[Kyrie] ふみ
なんだろう
[hari] 生物室を、まず制圧
[miburo] ふい
[hari] 相手のフィールドを、こちらのフィールドで包むことで、圧力を
かけて、判定を有利に
[Kyrie] OKOK
採用だ
[miburo] じゃあ日が沈みきる前やね
[hari] その上で、なにがしかの能力で操に力を与えて、力を自分で収め
させよう、と
[miburo] ほほー
始めよう
--------
[Kyrie] さあ、どうする
既に主人の拘束を抜け出た絶望は瘴気を展開しているぞ
[hari] ただ、真紀に提案させるとすると……(トホホ)
[miburo] 聖子ー真紀間は異能者であることがわかってるし
更科さんには秘密で(ぉ
[Kyrie] 少しずつ、少しずつだが、既に教室の底に"臭い"が満ち始めている
真紀 :「ねぇねぇ……結界とか張れない?(こそこそ)」
聖子 :「場を清めることなら……(ひそひそ)」
真紀 :「うーん……だったら……」
:「ここら辺、清めてもらえる?(ごにょごにょ)」
[hari] 入り口のすぐ近く
[hiodosi] ちなみにクラスは違うのでこそこそする必要はないかとw
[miburo] こんな話しおおっぴらに出来んわー(w
生物室の中でなくて?>はりにゃ
[hari] 生物室の中の、入り口近く
[Kyrie] ふむ
[hari] その部分を時のゼンマイで力を与えて、清めた生物室全体を制圧
する
[Kyrie] OKOK
[miburo] んじゃあ、聖水ふりまいて、聖歌を歌おう
[Kyrie] 一瞬、部屋から瘴気が抜けていく
真紀 :「うあー。歌ってるよー(汗)」
「――小賢しい事を」
聖子 :「慈愛満ちた救い主キリストの御母様、天国の入り口であ
:り……」
[Kyrie] 再び瘴気が満ちる
強さは前回の日ではない
真紀 :(ぷすっ、キリキリキリ)
聖子 :「……人々が堕罪の誘惑と戦うのを助けに来てください」
[miburo] ALMA REDEMPTORIS MATER という実際の聖歌でつ
[hari] 判定で行きましょうか?
[Kyrie] んー
OKです
ではこちらから
生の否定+死と絶望への意志18、強制力11、目標値7
一発で7を出し、余力の消費は無し。
[Kyrie] ほい
[miburo] じゃあこれを否定して
真紀ちゃんの制圧だから、まず聖子が無効化しよう
[hari] そうします?
押し切って結界をはった、として、真紀が判定するのもOKかも
[Kyrie] 空中に彼女だけが現れる
少女 :「……無駄な事を」
[miburo] どっちだろう
[hari] じゃあ、聖子ちゃん。ヨロシク
少女 :「もうあの女は居ない、もう誰も私を止められない」
[hari] ありり
[miburo] うい。ってなんか聞き捨てならんことを
[miburo] 改心の詩句15 美声2 目標値6 集中力使用
ダイス目は5で、成功。
[Kyrie] 瘴気が晴れていく――
[miburo] 清らかな声が教室を満たしていく……
少女 :「…ッ」
真紀 :「目を覚ましなさい。生物室さん」
聖子 :「ガブリエルの口から賛美を受けた方、罪びとを憐れんでく
:ださい」
:「――世々に至るまで。アーメン」
少女 :「――フン」
[Kyrie] 少女自体には効果が無いようだ
生物室が脈動する
然し生き生きとした動きだ
聖子 :「躑躅さんをどこに隠しましたか」
少女 :「分からないの?(くすくすくすくす)」
少女 :「貴女が入ってきたとき、此処は何処だったのか思い出し
:て御覧なさい」
聖子 :「生物室でしょう?」
少女 :「そうかしら?(くすくす)」
少女 :「――助けたいのなら」
真紀 :「生物室さん、赤い空間への扉、開けちゃってもらえます?」
少女 :「……何?」
[Kyrie] 空間がひずむ
真紀 :「この場は、この子のものだもの」
真紀 :「あなただけのものじゃないよ?」
[Kyrie] やがて空間は完全に切り替わり
幾人もの生徒を絡め取る蜘蛛の巣
そして
椅子にもたれかかる操が現れる
――もはや四肢は完全に乾ききっており、残っているのは頭部だ
けだ
時間の問題だろう
真紀 :「うえ……低予算D級映画〜」
聖子 :「それは酷いです。せめてB級」
少女 :「…………」
[Kyrie] いきなりノリが軽くなったなw
[miburo] 真紀ちゃんにかかっちゃあ
少女 :「……そんな馬鹿な」
[Kyrie] ぎり、と歯を食いしばって三人のほうを向く
[hiodosi] ああ……この場にいたのかw
真紀 :「えっと、聖ちゃん。この後どうするんだっけ?」
[hari] きょと、と首かしげて
少女 :「……渡さない、絶対にこの子は渡さない」
聖子 :「躑躅さんに力を与えるんでしたよね」
少女 :「させない」
[Kyrie] ふむ
[miburo] あんたがいいだしたんやろっ、と額に汗ってところか(w
少女 :「この子は……私は私だけのもの」
真紀 :「あう、そーでした」(ぺち)
聖子 :「私が……とめます」
[miburo] すう、と翼が現れて、少女に急速接近
そのまま翼で拘束じゃ
真紀 :「えー、更科さん。ここは一つ、アフレコと言うことでー」
少女 :「くっ」
聖子 :「じゃましないでね。あなたのためでもあるの」
少女 :「離せッ……!」
[hari] ててて、と操っちに近づこう
行ける?
[Kyrie] 行ける
少女 :「私が……私が居ない私など!」
[MOTOI] オフレコじゃないか?(突っ込みどころ違う
[hiodosi] (さすがに一般人は事の成り行きに放心しているかと
真紀 :「誰もあなたを消さないよ……ね? 操ちゃん」
[miburo] いやたぶんつっこんで欲しかったんだろう
[Kyrie] 瘴気を展開できない彼女は君達の前ではほぼ無力だ
少女 :「違う……違う!」
[hari] 額に発条をさしこむ
少女 :「動かすな!今、彼女を動かすな!!」
[hari] ちょいすとっぷ
真紀 :「なんで?」
聖子 :「どうしてですか?」
少女 :「やめろ、とにかくやめろ!」
矛盾の悲鳴
----------
[hari] そうか……少女を押さえているのだね………
真紀 :(すっ)「……えへ★」
[hari] 少女のほうに
少女 :「…貴様っ」
[hari] 発条をさしこもー(クカカカカ)
少女 :「な、何を」
聖子 :「こっちで大丈夫でしょうか」
[miburo] おかしいな、すっげー悪役っぽい<クカカカカ
真紀 :「動かないでね。真実を語りなさい? 全てを」
キリキリキリ
少女 :「うぐ、ぐ、ぐぐうぐぐぐ」
[Kyrie] 少女の体から力が抜けていく
真紀 :「どうすれば助かるの? あなたはどうしたいの? こう
:なった理由は何?」
キリキリキリ
[Kyrie] 目は虚ろになり、ぼそぼそと喋りだす
[hari] オカシイナー
少女 :「…私を殺せ」
:「私は彼女の矛盾」
:「生の矛盾、生きることへの絶望……」
:「死ぬ…なのに何故生きる?」
:「理由が…無かった」
:「私を殺せば矛盾は消える」
真紀 :「他の子達は?」
少女 :「……戻る」
聖子 :「なんて短絡的な。矛盾を抱えて生きましょう。答えはあ
:なたが探すのです」
少女 :「貴女が羨ましい」
:「……殺せ」
真紀 :「うーん、そんなに難しく考えなくても……」
少女 :「貴様らに分かるものか」
聖子 :「ご自分の中で閉じるからそうなるのです。もう少し待っ
:てみてはいかが?」
少女 :「此処に自分以外に誰が居る」
:「私の中に私以外の誰が居る」
:「私は駒だ」
:「駒は自分しか見えない」
真紀 :「そんなに消えたいのかな〜」
少女 :「駒に存在する意味など無い――なのに何故此処に居る?」
聖子 :「あなたがいるという奇跡を、もう少し考えてみてはいか
:がでしょう。私なら主と答えますが……そんなに深く考え
:ることのできるあなたなら、もう少しマシな答えが出るの
:では」
少女 :「生は苦痛以外の何物でもない」
聖子 :「私は考える事を放棄したから……これ以上は」
少女 :「……」
真紀 :「死んでも、死ねなそうだけどな〜」
少女 :「……ああ、死にたい、死にたいのに何故私は此処にいる」
:「何故……何故だ……」
真紀 :「矛盾は消えないからだよ」
:「だから、死んでもあなたは死ねない。すぐに出てきちゃ
:うよ、きっと」
少女 :「矛盾……矛盾……」
聖子 :「悪霊となって。おそらく。さらなる矛盾を抱え込むでしょ
:う」
少女 :「………」
操 :「……そうよ」
[Kyrie] 振り向けば彼女が立っている
[hari] 手足は?
操 :「何で気付かなかったのかしら」
[Kyrie] 戻っている
[Kyrie] 少女の姿が薄れていく
少女 :「貴様……」
真紀 :「ありゃりゃ」
操 :「……さあ、お休み」
真紀 :「きえちゃうまえに、ちょっとちょっと」
[hari] 慌てて、発条を少し巻きたい
真紀 :「ちょっとくらいの気楽さを」
操 :「……要らないわ」
真紀 :「要らない?」
操 :「……もう、大丈夫だから」
[Kyrie] 操が少女に手をかざす
[Kyrie] 少女の顔に一瞬だけ、安らかな笑みが浮かぶ
[Kyrie] 次の瞬間、少女の姿は消えていた
操 :「――生きることに最初から意味なんて無かったのね」
聖子 :「そんなことは」
[Kyrie] 蜘蛛の巣がちぎれる
操 :「ただ生きる」
:「それでいいの」
:「理由は無く、ただ生きる」
[Kyrie] 生徒は次々と目を覚ましていく
聖子 :「そうですね」(にっこり)
聖子 :「困ったことがあったら吹利教会へ。懺悔すればすっきり
:しますよ」
操 :「……そうね、気が向いたら行くわ」
真紀 :「難しく考えすぎな気が……(あはは)」
操 :「……真紀ちゃんも、そのうち分かるわよ」
戦い終わって日が暮れて
----------------------
[hari] 更科さん……口止めすべきか
[hiodosi] ねうねう
記憶を消せるなら消しておくべきかと。
[Kyrie] 消せる人挙手!
[hari] 消しちゃって良いのであれば……
[hiodosi] 消さないと記事になりますw
[hari] 忘れる力、で
[hiodosi] 心霊写真あたりまで残っていれば
真紀 :「ほあた」(ぷすっ)
更科 :「くあ」
[miburo] うははは
[Kyrie] ぶははw
[hiodosi] ぽて
真紀 :「あなたに忘れる力を……」
キリキリ
[Kyrie] ケンシロウかよっw
[hari] カメラさんには、心霊写真あたりまで残して、あとは真っ黒になっ
てもらって
[Kyrie] ふみ
[hiodosi] OK
[hari] 今日の生物室にはいるちょっと前までの記憶を残して、その後は
消して
[Kyrie] 了解
操 :「……そう言えば真紀ちゃん、面白いもの持ってるのね
:(くすくす)」
真紀 :「え? なんのことざんしょ?」
:「イヤですわ、奥さん」
操 :「彼女の記憶は私の記憶よ」
:「大丈夫、黙っておいてあげるから」
真紀 :「ほあた」
[hiodosi] w
[hari] おふざけで(w
操 :「ほっ」
[Kyrie] 回避w
[MOTOI] 急にフツーっぽいキャラチャになっとる(w
[Kyrie] はははw
[miburo] 困ったように見てる聖子
$$
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