[KATARIBE 26260] [HA20L] セッションログ:『我叫ぶ、生と死の狭間にて』其の弐(午後〜宵)

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Date: Tue, 17 Jun 2003 22:26:08 +0900 (JST)
From: ハリ=ハラ  <furutani@mahoroba.ne.jp>
Subject: [KATARIBE 26260] [HA20L] セッションログ:『我叫ぶ、生と死の狭間にて』其の弐(午後〜宵)
To: kataribe-ml@trpg.net
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2003年06月17日:22時26分07秒
Sub:[HA20L]セッションログ:『我叫ぶ、生と死の狭間にて』其の弐(午後〜宵):
From:ハリ=ハラ


ども、ハリ=ハラです。

第二陣。
午後から夕方あたりまでです。
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セッションログ『我叫ぶ、生と死の狭間にて』
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登場人物
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更科希   :
八重淵聖子 :
薇真紀   :とぼけた性格の女子生徒。力を与える発条を持つ。

午後
----
[Kyrie]   さて、午後の授業が始まる
      粘土の人形だけど――そうだな、六時限目の真ん中辺りかな?
[hari]   ふむ?
[Kyrie]   歩いている粘土細工の上を後ろから白い布が通り過ぎていく
      やがて、その布を纏う者の姿が明らかになる。
      12歳ぐらいの女の子だ
      黒くて長い髪。そのまますう、と廊下を浮遊して通り過ぎていく
[hari]   ふむふむ
[Kyrie]   曲がり角を曲がったよ
[hari]   追跡追跡
[Kyrie]   此処は二階だね
      さて、追いかけるけど、もう姿は無かったみたいだ。痕跡も残っ
      ていない。そして、彼女が消えた先にあったのは
      ――生物室だ
[hari]   ふむ
[Kyrie]   因みに、女の子の顔は見えなかった
      さて、この辺りかな


放課後の食堂
------------
[Kyrie]   君達は、予定通りに集合することが出来た。時刻は…四時半とし
      ておこう、かなり明るいし、そらも晴れている。
[hiodosi]  ふみ

 真紀     :「でねでね、こーんなことがあったらしいの。移動教室の
        :時に見ちゃったんだって」

[Kyrie]   さっきのシーンの説明かな?
[hari]   はい、そうです

伝聞系で話しておりますね、一応。

 更科     :「で、写真は?」
 真紀     :「学校でカメラ持ってる人なんかいないよー(^^;」
 更科     :「もしかしてとってないの?」
 真紀     :「撮ってないって」

[hiodosi]  自分の首から提げたカメラをちらっとみる
[hari]   クレイマンは、放課後が終わってすぐ、拾って回収しておきます
[Kyrie]   了解です
[hari]   掃除のときに棄てられたら勿体無い
[Kyrie]   うむ

 更科     :「やはりカメラを渡しておくべきでしたか……」
 真紀     :「でも、誰が見るかわかんないんだから、カメラ渡すった
        :ってねぇ」

[hari]   いやだ、奥さん。ってポーズで

 聖子     :「えーと、その幽霊が神隠しでもしたんでしょうか」
 真紀     :「さー」

[Kyrie]   場所は食堂だっけ?
[hari]   そうです
[Kyrie]   ふむ
[Kyrie]   では、隣に今度は…男子だね、二人座る
      お茶をすすりながら、話を始めたようだ

 生徒A    :「…なあ、見たよな?」
 更科     :「……ねうねう」
 生徒B    :「ああ…お前もか?」
 生徒A    :「噂の女の子、だよな」
 生徒B    :「…まさか見ちまうとはな」
 真紀     :「ねぇねぇ、何見たのー?」

[Kyrie]   こんな感じの会話だ。話を聞くに、夜、部活から帰るとき
[hari]   ぽんっと背中たたいて、直接話聞いちゃおうよ

進行をスムーズにしようと言うGMの努力を……

 生徒     :「…ん?な、何?」

[Kyrie]   気弱な男の子だね
[hiodosi]  とりあえず記事にもできるようにメモの準備

 真紀     :「ひょっとして……見た?」
 生徒     :「ゆ、幽霊のこと?」
 真紀     :「うんうんうん」
 生徒     :「うん、ばっちりと」
 真紀     :「聞かせて聞かせて?」
 生徒     :「あれは…午後八時ぐらいかな、部活で片づけで遅くなっ
        :ちゃったときなんだけど。テニスコートから駐輪場にくる
        :ときに」
 更科     :(めもめも
 生徒     :「昇降口に、白い服着た女の子が居たんだ」
 真紀     :「ほーほー」
 生徒     :「それが…それが、ガラスを通り抜けるようにして中に…」
        :「怖くなって、急いで帰ったんだ」

[Kyrie]   こんな所かな

 真紀     :「ふえ〜」
 更科     :「じゃあ写真を一枚」(ぱちり
 生徒     :「うわっ」
 真紀     :「証言者の写真」
 更科     :「ちゃんと目線は入れますから」
 真紀     :「うわ、びみょー」
 生徒     :「…恥ずかしいよぉ」

[Kyrie]   嫌がっている
[hiodosi]  (当然、気にしない
[Kyrie]   はははw
[Kyrie]   さて、そんなこんなで生徒達は去っていった

 聖子     :(取材源保護ってマスコミの言葉じゃなかったかしら)

[Kyrie]   さて、どうしますかな?

 真紀     :「ジャーナリストっぽいね。フリーランスの」
 更科     :「ねうねう」
 真紀     :「ネタの値段で編集長に中指立ててる感じ」

[hari]   あはは、と笑いながら

 更科     :「あはは」

[hari]   さて、どうしましょ。二件の共通点が見えないなぁ
[Kyrie]   生徒が消えた、先生も分からない/幽霊が夜の学校を、幽霊は生
      物室に
[miburo]  まあ生物室をみて、ダメなら夜

 真紀     :「あぁ、そうだ」
        :「なんか変わったことがないか、生物室行ってみよーよ」

[hari]   うい。そやね

 聖子     :「そうですね」
 更科     :「いきましょうか」


生物室にて
----------
[Kyrie]   さて、君達は生物室に向かった
      今日は此処を使う部活は無いから、鍵がかかっているね

 更科     :「鍵がかかってますね」
 聖子     :「お借りしてきましょうか」
 真紀     :「うーん、開かないかな〜」(がちゃがちゃ)

[Kyrie]   まあ、先生に言えば貸してくれるだろうね
[miburo]  んじゃ借りてきましょう
[Kyrie]   はいな、サクサク行こう。借りてきた鍵を鍵穴に差し込む
      カチャリ
      音を立てて鍵は外れた

 真紀     :「ちょっとドキドキするね」

[Kyrie]   さて、中に入るのかな?

 更科     :(かちゃり

[hiodosi]  とドアを開けます

 真紀     :「さぁ、お先にどうぞ」

[Kyrie]   (ぉぃ

 更科     :「ではお先に」
 真紀     :「えへへ」

危険なところは出来るだけ避けたい、と(^^;

[hiodosi]  生物室に足を踏み入れます
[Kyrie]   中に踏み込むと、吐き気のするような…言うなれば"瘴気"だね
      それが満ちている
[hiodosi]  一般人に感じ取れるくらいですか?
[Kyrie]   まるで、解剖実験を生で見ているような
      ええ、霊感の弱い一般人にもうすうす感じられるかもしれません

 聖子     :「う……」
 更科     :「人がいないからでしょうか?妙に気味が悪いですね」

[miburo]  中を視認
[Kyrie]   物理的には普通だ。何も変わった様子は無い
[hari]   気付かれぬ幸運の星が、なにかを伝えてこないかな
[Kyrie]   言ってきます
[hari]   いやな予感がバリバリ?
[miburo]  そらそーだ(w
[Kyrie]   「危険だ――帰れ――退け――夜だ――夜が来る――」
      そんな単語が全員の頭に浮かぶ
      声色は、女の声だね

 聖子     :(夜が来るとどうして危険なの?)
 更科     :「なにかいいました?」
 聖子     :「心霊写真が取れそうな雰囲気ですね」

[Kyrie]   「――違う――本当は――助け……」

 真紀     :「うーん、なんか……帰って欲しいみたいね……」
 更科     :「そうですね、一枚撮ってみましょうか」

[Kyrie]   パシャリ
[Kyrie]   シャッターを切る音が、静かな空間に響き渡る

 更科     :「現像が楽しみですね」
 真紀     :「むぅ……」

[Kyrie]   「――夜――夜に――」
[Kyrie]   …微かな声は途切れた

 真紀     :「……夜に来てみない?」
 更科     :「では今から部室で現像してみましょうか
 聖子     :「そうですね……」

[miburo]  いきたくねぇ(w


写真部現像室
------------
[Kyrie]   さて、現像かな
[hiodosi]  ういうい
[Kyrie]   写真室の現像室。赤いライトが、暗幕により一切の光をさえぎら
      れた部屋の中を、不気味に照らし出している。
      閉鎖感が、圧迫感が心臓を握り締めて離さない

 真紀     :「うあー、ほんとに真っ赤だ」
 更科     :「あんまり回りのものに触らないでね」
 真紀     :「おうっ。ツーンとするっ」
 聖子     :「ワインビネガーで代用とか出来たり」

[Kyrie]   現像液の匂いだねw

触りまくってます。

[Kyrie]   さて、現像をしてみると、何か写ってはいる。でもこの部屋では
      良く分からないね。
      外に出ればはっきり見えるだろう

 真紀     :「何か写ってた〜?」
 更科     :「んーっと」

[hiodosi]  うつってるの?
[Kyrie]   何かがぼやーっと写っています。暗室の中では、少し分かりにく
      いですね
[miburo]  外で見よう

 更科     :「ちょっとわかりにくいので、いったん外に出ましょう」

[Kyrie]   さて、外に出て、写真を眺めてみよう
      ――赤
      赤だ
      赤いもやが、渦を巻いている
      血のような赤黒いもやが

 更科     :「あれ……変なものが写ってますね」
 聖子     :「わたくし、本物の心霊写真ってはじめて見ました」
 更科     :「露光させちゃったのかな……?」
 真紀     :「うぇ」

[Kyrie]   さて、更科さん、貴女は良く見ると気づく
      写真を良く見てみると、白い筋がある
      辿っていく
      やがて途切れ途切れの線は滑らかな曲線を描くようになる

 更科     :「あれ……白い筋も走ってますねぇ……」

[Kyrie]   ――目だ
      人の目のような筋が走っている
      レンズ越しに貴女の目を見つめている

 更科     :「瞳……に見えないこともないですか……」

[Kyrie]   酷く不気味だ、まるでそこに何かが本当に居るかのように

 更科     :「これは面白い記事が書けそうです……」

[Kyrie]   さて、外を見ると、日は沈みかけている
      此処からどうします?

 更科     :「もう日も暮れてきましたね」

[miburo]  むひー。不調じゃ。なんも浮ばん

 更科     :「本当にもう一度行くんですか?」
 真紀     :「うーん……」

[Kyrie]   もう学校の中には殆ど人は居ない
      外では、運動部の掛け声がうるさく響いている

 聖子     :「なんとなくイヤな感じですね。やめときましょうか」

[Kyrie]   ふむ
[miburo]  普通人を遠ざけようと
[Kyrie]   異能の存在をお互いに知りませんからね

 更科     :「では私はこの写真の記事を書きますんで、なにかさらに
        :わかったら教えてください」
 真紀     :「はーい」
 聖子     :「はい」


解散、そして夜に……
--------------------
[hari]   クラスメイトの家に寄ってみよう
[Kyrie]   ふむ
      普通だね。まるで、最初から子供なんて居なかったようだ。
      自転車も、部屋も、普通だというのに。
      何故か彼らは気づいていない
[hari]   クレイマンに入りこませよう……
[Kyrie]   ふむ
      部屋の中を覗くのかな?
[hari]   制服はあるか
[Kyrie]   ありますね
[hari]   鞄はあるか
[Kyrie]   鞄は無い
[hari]   日記があれば、最後の日付を
[Kyrie]   日記の最後の日付…そうだね、この子のは五日前だ
      ちょうど、再試験の日だったね

 真紀     :「んん〜〜?」
        :(クレイマンに戻って来るように電波はっしーん)

[hari]   びびび
[Kyrie]   ではまあ、普通に慎重に戻ってきた
[hari]   いなくなった子は、その後も、普通に登校してた?
[Kyrie]   今日からだね、居なくなったのは
      さて、如何しましょうか
[hari]   聖子ちゃんに伝えましょう
      そして、他の、いなくなった人の家も調べて見よう
[Kyrie]   夜更かしっ子めw
      まあ、同じような感じだ
      ただ、日記をつけている子が一人居て、その子の日記は昨日ので
      終わっている。

 真紀     :「ねぇねぇ、聖ちゃん。なんか変だよ〜、やっぱ」
        :「あの後いなくなった子の家行ってみたんだけど……」

[hari]   電話かなんかで
      かくかくしかじか
      まるまるうまうま
[miburo]  まうー

 真紀     :「……聖ちゃんち、エクソシストとか出来ない?」
 聖子     :「ええと、父が」
 真紀     :「出来る?!」
 聖子     :「神父ですから。でも今日は外出してまして」
 真紀     :「あうあう〜〜」

[miburo]  神父だからできるってもんでも無いけどにょ
[hiodosi]  神父ですから……
[miburo]  生物室に行くのなら
      真紀ちゃんが、「ちょいといってくる」って感じで電話を切って
      くれれば、心配になって駆けつけるってかんじで合流かの

 真紀     :「うぅーん……気になるけど……ね」

[Kyrie]   さあ、どうするん?w

 聖子     :「なんとなく危険な雰囲気ですし、関わらないほうが」
 真紀     :「そうだよねぇ……とりあえず、また明日考えよっか」
 聖子     :「はい。それではおやすみなさい」
 真紀     :「おやすみ〜」
 真紀     :「ふぅ……」

$$
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