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Date: Tue, 17 Jun 2003 17:39:08 +0900
From: chita <chita@ma.akari.ne.jp>
Subject: [KATARIBE 26254] [HA06L]チャットログ:『前野浩の変身・序章』
To: kataribe-ml@trpg.net
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#HA06 2003/06/06のログ。
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[HA06L]チャットログ:『前野浩の変身・序章』
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登場人物
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前野浩 :いじられ始めると弱いグラサン青年
藤咲千緒 :関西式ツッコミ上等少女
濱野真砂 :イヤガラセ幽霊
陰法師西湖 :闇に生きる魔性
十条健一郎 :関西系オトボケ高校生
兎屋宵姫 :お嬢様ヴァンプ
八神敦 :スチャラカ錬金術師
鑑賞会。前野さんの……ではない
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前野 :「マトリックスなんか嫌いだ」
千緒 :「同族嫌悪?」
前野 :「同族言うなっ」
千緒 :「なんでー。キアヌリーブス似と言ったも同然やのにー」
八神 :「そうだぞ、同族は宇宙人から地球を守る方だ」
前野 :「……どっちもイヤだ」
千緒 :「ほななんで嫌いなん? サングラスは俺のもんだぜ、み
:たいな?」
真砂 :「思うに、彼の意見はこうではないか。
:『サングラスかけてたら全部俺かよ』と」
真砂 :「『お前ら俺をサングラスで識別してるのかよ』と」
前野 :「うるさいよ(苦笑)」>真砂
真砂 :「……」(口にチャックの身振り)
千緒 :「むー」
陰法師 :「つまり貴方は、サングラスによって定義付けられている
:と言うことか」
千緒 :「ええやーん。かっこええんやったらー」
前野 :「ふぅ……」
そんなに気にしているのかな
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陰法師 :「苦労をなされておられるようで」
真砂 :「でも、買った苦労だから仕方ないよね」
前野 :「買ってないし」
健一郎 :「(確かに似とる……)」
千緒 :「若いうちの苦労は買ってでも」
健一郎 :「十分しとるけどな、前野さんの場合」>苦労
千緒 :「十条さんあか〜ん。そこは前野さんが『若くないし』と
:うっかり言うところやねん」
健一郎 :「本人が若くない言うんか?(汗笑」
千緒 :「そのへんがうっかりさん♪」
前野 :「ふふふ…………(凹み)」
健一郎 :「……あ〜あ、落ち込んでしもた」
千緒 :「あ。へこんだらあかんよ。誰も若くないなんて言うてへ
:んよ?」
陰法師 :「ははは」
真砂 :「お願いだから、急にイメージチェンジしないでね」
前野 :「ふふふ……イメージチェンジは失敗するから大丈夫」
健一郎 :「失敗するんでっか(^^;;;;」
八神 :「もう幾度と無く失敗しとるがな」>イメチェン
前野 :「それが宿命だ……」
健一郎 :「悲観的やなぁ……」
陰法師 :「やらねば分からぬものだ」
宵姫 :「『目に見える事が真実だ』っていう言葉もありますし、
:前野さんの言動をどうにかしないとどうしようもない
:気がします」
千緒 :「とりあえず服を毎日着替える」
前野 :「毎日着替えてるって」
千緒 :「ええええ。ほなクローゼットの中真っ黒? パタリロ
:やん……あはははっパタ前野」
陰法師 :「……」(…服を着替えるとはどんな感覚なのだろうか)
千緒 :「とにかくっ、黒以外をきんねん(断言)」
前野 :「ふむ」
千緒 :「コーディネートやっ。三ヶ月でみるみる変わる」
色々検討してみる
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宵姫 :「白装束で行きましょ〜」
陰法師 :「それは不味い」
宵姫 :「スカラー派とか弾くんですよ。ばりあーって」
前野 :「白はちょっと……」
千緒 :「むー。ほなどんな服がええん?」
真砂 :「他のタイプの『どこかで見た人』になってもねえ」
千緒 :「ほなぴんくー」
健一郎 :「なぜにぴんく?」
千緒 :「やーらかい印象で女の子の心をがっちりキャッチ」
宵姫 :「基本ですね」
陰法師 :「別の国の衣装を纏ってみると言うのは如何か」
宵姫 :「着物とか似合いそうですけどね」
:「髪も伸ばして、妹之山始みたいな雰囲気に……」
陰法師 :「私は感覚が良く分からないが…それは美しいのか?」
真砂 :「ふと思ったけど、前野さんを変えないとだめなのかな。
真砂 :前野さんが『マトリックスが嫌い』って言ってた気持ちを
:汲むとしたら、前野さんがそのままで、私たちの前野さん
:観のほうを修正するべきなんじゃないか」
前野 :「おぉ」
宵姫 :「なんか、正論臭いです」
真砂 :「だって前野さんの視線が痛いんだもん。さっきから」
前野 :「ハハハ、それは気のせいだよ。きっと」
八神 :(時々物理的に痛かったり熱かったりするけどな)>視線
前野 :(じろっ)
八神 :「(もぐもぐ)なんもゆーてへんぞ」
前野 :「とりあえず、サングラスをやめてカラーコンタクトにし
:ようか」
千緒 :「はずしたらええやん」
宵姫 :「サングラスを頭の後ろにかけてみるとか」
千緒 :「いやむしろ額にかけて『めがねめがね』」
前野 :「別に、私はオチやボケが欲しいわけではないから」
宵姫 :「ニヒルになったり、ハイソになったりしてみれば、周り
:の見る目も変わるかもしれません」
千緒 :「それはダメな人を見る目や」
前野 :「うーん」
宵姫 :「さて、一人称は『わたくし』語尾は『ですのよ』笑い方
:は『おほほほほ』……サンハイ」
前野 :「却下」
宵姫 :「がくっ」
前野 :「まぁ、口調は少し丁寧にしてみるか」
千緒 :「あ。半分くらい受け入れられたで」>宵姫
そして事態は進展する……わけがない
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宵姫 :「よし、この調子で少しずつ前野さん改造計画ですね」
八神 :「挫折するに10ガバス」
健一郎 :「ガバスって……」
千緒 :「……結局今のスタイルが気に入ってんねん」
前野 :「慣れてるからね」(笑)
健一郎 :「気にいっとるなら無理に直す必要あらへんやないですか」
前野 :「さて、そう言うところで今日はこれまで」
:「また次回のお楽しみ〜」(そそくさ)
健一郎 :「次回やる気でっか(^^;」
千緒 :「あ。逃げた」
時系列と舞台
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2003年6月、インターネットカフェ水島。
解説
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地上波で映画「マトリックス」が放映、劇場で「マトリックス・リローデッ
ド」
が公開されていた時期のチャットログ。
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