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Date: Thu, 12 Jun 2003 20:29:03 +0900
From: chita <chita@ma.akari.ne.jp>
Subject: [KATARIBE 26216] [HA20L]チャットログ：『藻々、桂を見かねる』
To: kataribe-ml@trpg.net
Message-Id: <20030612202903.F6E3A4B0.chita@ma.akari.ne.jp>
X-Mail-Count: 26216
Web: http://kataribe.com/HA/20/
Log: http://www.trpg.net/ML/kataribe-ml/26200/26216.html
#西生駒 2003/06/06のログ。
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[HA20L]チャットログ：『藻々、桂を見かねる』
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登場人物
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門前 桂 ：珍妙な言動の女子高生。
水面 藻々 ：その同級生。
前編
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[chita] せこせこと直して、2枚目につけてもらおうっと
[sf] こりこり
桂 ：「とりあえず今日の目標は『普通の高校生になる』という
：ことにしよう」
[sf] げふん
――chitaさんには、物語を唐突に始めるという悪癖があります。この時は
自作の画像の事を話していたのに、いきなり絵に描いていた自分のキャラに
語り始めさせてしまいました。
sfさんにとってはいい迷惑です。
桂 ：「わざとらしく芝居がかった言動を慎しみ、宿題を忘れず、
：友人の話をばっくれる事もなく……あと何だ」
藻々 ：「取り敢えず」
：「そのカッコ」
[Kyrie] ＃びしいっ(指さし)
桂 ：「これは……こうだ」(制服姿になる)
藻々 ：「そうそうそう」
――当初、桂が普段着（少し変）姿だった、ことにされてしまいました。
桂 ：「普通に一歩近づいた」
藻々 ：「って、あなた変身機能つき？」
桂 ：「良く出来てるでしょう」
藻々 ：「人前でつかわんよーにねー」
桂 ：「ちっちっちっ。お・も・ちゃ。いやだ恥ずかしい」
藻々 ：「一人で悦に入られても」
桂 ：「あとは何だろう。高校生らしい会話か。ええと……」
：(固まる)
：「む、無理をするの止めよう」(とぼとぼ)
藻々 ：「何事も訓練訓練」
――会話で引っ張る事になったようです。うまくいくかしら。
桂 ：「そう、何事も訓練。……加藤のこと、セナと同じくらい
：なんか尾をひいちゃってる感じだよねえ」
藻々 ：「だからいきなり話が飛びすぎるのよっ」
桂 ：「うっ」
：「……」(しょぼん)
藻々 ：「その電波分を飛ばせばOK」
桂 ：「そうか。何事も訓練。……アイルトン・セナって知って
：る？」
藻々 ：「名前を聞いたことしか」
桂 ：「そう、有名だよね。そうそう。そう……」
：「……(悩)」
――加藤、というのは、03年4月にレース中の事故で亡くなった、二輪GP
レーサーの加藤大治郎さんの事です。チャット中で間違った名前を出して
いたものを修正しました。
藻々 ：「あのー」
桂 ：「なにかな」
藻々 ：「もう少し溶け込み易い話をだしたほーが」
桂 ：「もう少し溶け込み易い。ええと。晩ご飯何だっ……」
：(頭をかかえる)
：「あああ朝ご飯は何だった？」
藻々 ：「そうそう。えーっと」
：「……どんぶり二杯に、焼肉に、梅干、納豆、えーとそれ
：から」（以下ずらずらとメニューが並ぶ）
桂 ：「前の晩の残りって感じね」
藻々 ：「はは……そんな感じ」
桂 ：「こんな感じかな」
藻々 ：「良い感じー」
後編
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桂 ：「あ、いや今のは独り言。私は今朝はプロテインとセロリ
：くらいしか食べてない」
藻々 ：「ちょっとちょっと」
桂 ：「ん？」
藻々 ：「それはまずいっ」
桂 ：「そう、まずい。藻々さんもプロテイン使ったことあるん
：だ」
藻々 ：「もっとバランスよく食べなきゃ駄目だよ」
桂 ：「味がついていればいいというものでもないよね。味がな
：まじついてると、飽きるし」
[sf] # ぶはは。
――「まずい」の言葉で齟齬が演じられているその陰で、藻々が「朝」と
「今朝」を取り違えています。こちらの誤解はとうとう解消されません
でした。
藻々 ：「……あなたどういう舌してるの？」
桂 ：「舌の話題もありか」
桂 ：「違うよね。あのね、セロリはその、歯ごたえがあるもの
：かじらないと、何か食べたって気がしないからさ」
藻々 ：「……あのね」
桂 ：「……はい」
藻々 ：「あ、いや、なんでもないからどうぞ」
：(……人の話には答えよーよ……)
桂 ：「うん、だからプロテイン飲んだ以外はセロリだけで……
：もしかして、品数少ない過ぎかな」
藻々 ：「そうそう」
藻々 ：「因みに日本語間違えてる」
桂 ：「セロリ？」
藻々 ：「……ごめん、言ったあたしがちょっとアレだった」
桂 ：「ああ違う、頭では解ってたのに口が勝手に動いていらん
：事を……って。こういう舌です」
藻々 ：「ううむ」
――時間差フォロー。
藻々 ：「取り敢えず普通の食事を摂ろう」
桂 ：「ちょっと前の日に夜更かししてしまって、食べている暇
：がなかったので」
藻々 ：「くー……」
桂 ：「ほら、エアターンってあるじゃない。もう生まれて初め
：てってタイミングでびしっと決まったんで血圧が上がって
：たところへ、加藤の戦歴を特集した雑誌を読みふけっちゃっ
：たからさ」
：「て、そんなことはどうでもいいよね」
藻々 ：「……」
桂 ：「まあつまりあれですあれ。寝坊したの」
藻々 ：「寝坊て…うーーむ」
桂 ：「いつもはセロリだけじゃなくて、バケットかホットサン
：ドを食べていますよ」
藻々 ：「食べてるんじゃんっ」(びしいっ)
――寝坊したのは今朝だけですから。
桂 ：「セロリ嫌い？」
藻々 ：「ぐうっ」
[Kyrie] ＃固まる
桂 ：「駄目だよ、好き嫌いしないで何でもバランス良く食べな
：いと」
――貴方がそれを言いますか。
時系列と舞台
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2003年6月のある朝。
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