[KATARIBE 25988] [HA06P]エピソード『同時多発来客(仮)』

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Date: Tue, 08 Apr 2003 02:13:56 +0900
From: Akito <akito@trpg.net>
Subject: [KATARIBE 25988] [HA06P]エピソード『同時多発来客(仮)』
To: kataribe-ml@trpg.net
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#HA06 2003/02/03のログ。
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エピソード『同時多発来客(仮)』
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登場人物
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 桜居 つみき  :飛頭蛮一族の姫。色々齧って無道邸に収監中。[298番]
 前野 浩    :無道邸の使用人筆頭。つみきの執事役。[128番]
 八神 敦    :無道邸の食客筆頭。スチャラカ錬金術師。[103番]

 西久保 史雄  :野球部所属の中学生。つみきの友人で常識家。[313番]
 閑攣 雹    :フランケンなモグリ女医。つみきに齧られた。[305番]
 水凪 龍樹   :放浪の封印術師。現在はIC水島でアルバイト中。[289番]

3人の訪問者
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 前野     :「はい、どちら様でしょうか?」
 史雄@門前  :「すみません、西久保ですが」

 前野     :「あぁ、史雄くん。どうかしたのかね?」
 史雄     :「桜居がここにいるって電話で聞いたんで、
        :見舞いと、あと学校の連絡とかしたくて」
 雹      :「(つみきちゃんの友達か……)」

 前野     :「わざわざすまないねぇ……
        :ただ、インフルエンザをこじらせちゃって、
        :面会謝絶状態なんだよ。ま、とりあえず入って」

 史雄@まだ門前:「わかりました。
        :……あと、後ろに水凪さんと、知らないお姉さんが
        :いるんですが」
 前野     :「知らないお姉さん?
        :まぁ……寒いし、中へどうぞ(笑)」

 史雄     :「では、お邪魔します」
 龍樹     :「ちわっす」
 雹      :「お邪魔しまーす」
 前野     :「おや、雹さんでしたか」

きな臭い話
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 龍樹     :「ここに来るのは3回目かな…」
 龍樹     :(それとなく前野さんだけに聞こえるように小声で)
        :「ちょっとうわさできな臭い話を聞いたんですが…」

 龍樹     :「封印術の御用はありますかね?」
 前野     :「龍樹くんも遠慮なくどうぞ(微笑)」

[hari]   # と流す

 龍樹     :(そしらぬ顔で)「うぃ。お邪魔しまっす」

その頃のつみき
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 煌      :「へい、おまち〜」

[hari]   # 能天気に栄養点滴と血液パック持って来た

 つみき    :(……部屋でちゅうちゅう輸血パックをすすってる)
 つみき    :「またあげはの二の舞いになっても知らないから……」
        :(ちゅうちゅう)
 煌      :「いやだよ、おとっつぁん。
        :それは言わないお約束(けらけら)」

[Tatsuki]  # なんつう会話だ…

 つみき    :(くてり)
 煌      :「……大丈夫だって」<布団をかけなおす

客間へ
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 前野     :「わざわざすまないね……連絡事項は多いのかな?(笑)」
 史雄     :「とりあえず、これ、見舞い品です」
        :<果物(安いけど)とスポーツドリンク

[kurow]   # 雹は真っ黒のコートに医者鞄
       ちょっとホルマリン臭い(ぉぃ

 雹      :「往診にきました。つみ、(ゴホン)桜井さんは?」
 龍樹     :「こないだあげはにいた子ですよね。大丈夫なんですか?」

打ち合わせもせずに嘘がすらすら出てくるのは流石です
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 前野     :「どうも芳しくなくてね。それで往診頼んでおいたんだ」
 前野     :「ただ、さっきやっと寝付いたところなんで……
        :もう少し待ってもらえます?(すまなそうに)」
 雹      :「わかりました」>前野さん

 史雄     :「お姉さんはお医者さんだったんですか」
 雹      :「そうよ」>史雄君
 史雄     :「往診ということは、自力で病院にいけないほど?」

[MOTOI]   # 心配そうに

 前野     :「うーん、かなりへばってるのは確かだね……
        :もう少しよくなれば面会も出来そうなんだけど……」
 雹      :「インフルエンザだと空気感染しますから、
        :あまり出歩かない方がいいんですよ」

 龍樹     :「あげはで酒でも飲みすぎたとか…(ぼそぼそ)」

人ん家で営業活動する龍樹くん
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 龍樹     :「インフルエンザも封印術で感染防止」
 雹      :「封印術?」
 前野     :「普通に治すのが一番だよ(苦笑)」
 史雄     :「(水凪さんの封印は本物だからなぁ)」
 龍樹     :「あぁ、もちろん治すのは自力」

[MOTOI]   # 確か、一度足が動かなくなったことがあったはず
[Tatsuki]  # あったね(w

 龍樹     :「周囲の感染は完璧に防止しますよ」

 龍樹     :「あ、俺こういうものでした…」>雹に名刺渡す
 雹      :「あら、これはご丁寧に」

[Tatsuki]  # 封印術士。何でも封印します。
       連絡先…とかいろいろ書いてある

 雹      :「(うさんくさ)」
 龍樹     :「本物ですってば(^^;」

 雹      :「(読心……?)」
 龍樹     :「?」<なんとなくそう思っただけ

心配する史雄くん
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 史雄     :「あの……一つ聞いてもいいですか?」>前野さん
 前野     :「うん?」
 史雄     :「桜居が最初に学校休んだ日、先生に言われたんですよ」
 史雄     :「『無断欠席だから、家が近いお前が様子見てくれ』って」

 史雄     :「それで和泉先輩の家行ったら、いなかったんです」
 前野     :「ふむふむ」
 史雄     :「この家にいないか調べてくれって
        :愛菜美ちゃんにも頼んだんですけど、
        :そのときはまだここにもいなかったらしくて」

 前野     :「連絡入れてなかったかな……
        :バタバタしてたから……(微苦笑)」
 史雄     :「で……その間、あいつがどこ行ってたかわかりますか?」
 前野     :「いや、ここに来た時には、
        :もう熱でフラフラだったから、詳しい話は何も」

[gallows]  # 前野くん、さすがに嘘をつくのがうまい(ぉぃ

 史雄     :「そうですか……一応、先生には
        :高熱が出て慌ただしかったんで
        :学校への電話を忘れたといっといたんですけど」

 史雄     :「行方がわからないなんてさすがに言えないんで」
 前野     :「それはすまなかったね……(ふかぶかと頭を下げる)」
 史雄     :「で、いつ頃学校に復帰できるかわかります?」

 前野     :「今後の容態次第かな……」
 雹      :「診てみないとなんともいえないわ」
 史雄     :「そうですか……」
 龍樹     :「…インフルエンザだからねぇ」

つみき登場
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 つみき    :(かちゃり)「やあ、諸君……」(よろよろ)

[gallows]  # 強引に出てきた

 雹      :「だ、大丈夫?」
 前野     :「つ、つみきくん。無理して起きたら行けないってば」
 史雄     :「桜居!大丈夫かよ」

[hari]   # 駆け寄る
[hari]   # 壁を作ろう、うむ

 雹      :(壁2)

 つみき    :「ちょっと顔をだしとこうとおもってね。
        :大丈夫、少し落ち着いたから」

 前野     :「でも、ダメだよ。ほら、まだ熱も高いんだし」
 龍樹     :「…史雄くん。そばにいくとうつるかもしれない」
        :<止める

[Tatsuki]  # 史雄くんを止めていよう
      # 壁3

 史雄     :「……(なんかみんな立ち位置が不自然な気がするけど)」

[hari]   # 抱き寄せる姿勢で、肩と回した手で首を支える

 つみき    :「まあ、こんな有り様だから。
        :もうだめかもしれないんだ。
        :お見舞いありがとう、人間」(ぜぇぜぇ)

[Tatsuki]  # わー

 史雄     :「な……?」
 つみき    :「……ごきげんよう」(がちゃり)

必死のフォロー
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 前野     :(そのまま付き添って出ていく)
 雹      :「大丈夫よ、病気の時は弱気になるものだから」
        :(ついてく)

 龍樹     :「…熱で意識が朦朧としてるみたいだね」
 龍樹     :「夢遊病みたいなものできっと半分も意識がないと思うよ」

 龍樹     :「俺たちはしばらくここで待っていようか…
        :それとももう帰るかい?」>史雄くん
 史雄     :「いえ、まだ帰りませんよ」
 龍樹     :「(苦笑)じゃぁ、座って待とうか」

疑念
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 史雄     :「最後の『お見舞いありがとう、人間』って言葉、
        :どういう意味でしょう。尋常じゃない気がします」
 龍樹     :「それだけ熱で意識が朦朧としてるんだろうね。きっと」
 史雄     :「でも……」

[Tatsuki]  # 腕組んで目をつぶる
      # 龍樹は何も話をする気はないらしい

つみきの部屋
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 つみき    :(ふぅ……)
 前野     :「……どうしたの?」

[gallows]  # つみき部屋

 つみき    :「察するなりびびるなりすればいいんだけど」

 前野     :「誰が?(微笑)」
 つみき    :「決まってんでしょ。
        :はぁ……学校の事考えると余計滅入るわ」

 雹      :「で、調子はどう?」
 つみき    :「……どうもこうも、体が普通の食べ物受け付けないの」

 つみき    :「……あ(雹の顔まじまじとみる)」
 雹      :「ん、なにかついてるかしら」」
 つみき    :「私、このあいだ、もしかして……」

 前野     :「幸いというか……
        :ここでは代わりのモノが用意できるんだが……」

[hari]   # わりこみ(w

 雹      :「ん、そこだけ気になったの」

その場しのぎと根本的対策
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 つみき    :「代わりのもの……?」
 前野     :「さっき言ってたでしょ?血液」
 つみき    :「ああ、そっか……うん、少し落ち着いた」
 前野     :「もっとも、その場しのぎらしく……
        :なにか治療法はないものかね」

 つみき    :「はあ、どんどん人間離れしていく」(くてん)
 雹      :「精神的なものなのかしらねー」

 つみき    :「元がそういう生き物だったらしいから……」
 雹      :「ふむ、本能……かもしれないわけだ」
 つみき    :「成長期の時期とか
        :たまに先祖返りするのがいたらしいけど……」
 雹      :「その人たちの記録とか残ってないかしらね」」

 前野     :「連絡をとってみるつもりだけど……」
 雹      :「もしかしたら、解決した例とかあるかもしれないし」

[Tatsuki]  # せっかく封印術のプロが来たってのに…(ぉ
[hari]   # いや、本能を無理に押さえて
      # 後にしこりを残したくないので、頼んでないなり
[Tatsuki]  # そんな下手はうたんのに…ってPLが言っても意味ないか(^^;

 雹      :「どっちにしたって解決策が見つかるまでは
        :何とかしのぐしかないわね」

 雹      :「血の調達は大丈夫なのね、
        :肉も用意できないでもないけど……」
 雹      :「あんまり食べて味しめちゃっても困るものね」(あはは)

 雹      :「……ごめん」
 つみき    :「……どうだろ。パパもなにか隠してたっぽいし」
 つみき    :「はあ。こんなんじゃ学校行けない」
 前野     :「出来るだけ努力はするから。
        :気を落ちつけて、予習でもしておこうよ(笑)」

[soutou]  # ビーフジャーキーを持ち歩こうと提案
[gallows]  # 里見製人肉ジャーキー。
       持ってるだけで退魔師にねらわれそうです。
[hari]   # うひひ
[soutou]  # 長持ちするように筋をなめしてあります(ぉぃ<ジャーキー

 雹      :「一応、診断書かいとこうか」

 つみき    :「そうね。しばらくは口を血まみれにしながら
        :深窓の令嬢やってるわ」
 つみき    :「凛にも迷惑かけたくないし」

 前野     :「葉っぱは数えなくってもいいからね」
 雹      :「昔の知り合いでも当たってみるわ、
        :大丈夫なんとかなるわよ」

残された課題
------------

 雹      :「さてと、そろそろ待ちくたびれてるんじゃないかしら」
 雹      :「とりあえず診断書」>前野さん
 前野     :「私は残っていくんで……説明お願いできます?」

[hari]   # 受け取りつつ

 雹      :「まかして」
 つみき    :「いっそ凄い気を悪くしてるとか言って
        :帰ってもらって。
        :こうなると人間には嫌われてる方が楽だわ」(ぱたり)
 雹      :「あはは、まあ適当に言っとくわよ」(退室)

 雹      :(居間のドア開ける)
 史雄     :「どうだったんですか?」
 龍樹     :「…」<目開ける

 雹      :「ん、しばらくは安静ね、
        :そんなにひどくはないけれど、
        :ことによっては長引くかもしれないわ」
 史雄     :「事によってはと言いますと?」
 雹      :「本人の体力と気力次第ってことよ」

 雹      :「伝染るといけないし、
        :当分はお見舞いも遠慮した方がいいと思うわ」
 雹      :「学校の方には、前野さんから診断書が行くと思うから
        :心配しなくていいわよ」

 龍樹     :「さて。それじゃ俺たちにすることは何もなさそうだねぇ」
 史雄     :「いや、何か手伝わせてくださいよ」
 龍樹     :「こらこら」

[hari]   # 行動に期待(わくわく)

 龍樹     :「俺たちは医者でもなんでもないし。
        :インフルエンザにかかった人に何が出来るんだい?」
 史雄     :「パシリくらいはできます」

 雹      :「残念だけど今はそんな用事はないわ」
 龍樹     :「ふむ。ここから町までだいぶあるけど、
        :前野さんが車でいくのとどっちが早いかなぁ」
 雹      :「……まあ、じゃあ何かあったら
        :お願いしようかしらね、連絡先だけ教えて」

[Tatsuki]  # …雹さんの方が口はうまそうだ。と判断してだまる

 史雄     :「……わかりました」<連絡先教える
 雹      :(ポケットにしまう)
        :「じゃ、今日はもう遅いし帰った方がいいわ」

非常用お札
----------

 龍樹     :「前野さんは彼女のつきそいですか?」
 雹      :「ええ」
 龍樹     :「じゃぁ、これ渡しといてください」>お札を数枚渡す
 雹      :「これは?」

 龍樹     :「(小声で)生命活動を封印して
        :擬似的な仮死状態を作る封印札です」
 龍樹     :「(小声で)ほんとに最後の手段ですけど、
        :ないよりはましってことで」
 雹      :「ふーん……わかったわ、渡しとく」

 史雄     :「……(あんなひそひそ話するのは、
        :絶対何か隠してる証拠だ)」
 龍樹     :「(普通の声で)ま、いまさらですけど、
        :屋敷の人に感染しないようにね、
        :壁にはっといてくださいな」

 雹      :「というか、自分で渡した方がいいんじゃない?
        :わたしも帰るし」
 龍樹     :「あれ、そうなんですか?」
 雹      :「次の機会にでもね」

 史雄     :「俺が渡しましょうか?」
 龍樹     :「それが出来るなら自分で渡すよ(^^;」
 史雄     :「……ですね」

 雹      :「じゃ、そういうことで」(札返す)
 龍樹     :「ども」(受け取る)

 龍樹     :「んー。まだ実地で試してないから
        :ちょうどよかったんだけどなぁ。
        :インフルエンザにかかってる人なんて
        :めったにいないし」(ひらひら)

帰途につく人々
--------------

 雹      :「じゃあね、あんまり寄り道しちゃダメよ」
 史雄     :「お疲れ様です」

 龍樹     :「…今度前野さんがお店きたら渡すか…」
 龍樹     :「戻ってこないとは思わなかった(ぽりぽり)」

[gallows]  # こう、窓から帰っていく人々を青白い顔でながめていよう。

 つみき    :(ふぅ、帰ったか)

時系列
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 2003年2月、無道邸。

解説
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 期せずして無道邸を訪れた3人。

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