[KATARIBE 25938] R e: [HA06P] エピソード『分化』 ( これまでのまとめ)

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Date: Sat, 29 Mar 2003 20:07:54 +0900 (JST)
From: 月影れあな  <furutani@mahoroba.ne.jp>
Subject: [KATARIBE 25938] R e: [HA06P] エピソード『分化』 ( これまでのまとめ)
To: kataribe-ml@trpg.net
Message-Id: <200303291107.UAA42553@www.mahoroba.ne.jp>
X-Mail-Count: 25938

Web:	http://kataribe.com/HA/06/P/
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2003年03月29日:20時07分53秒
Sub:Re: [HA06P]エピソード『分化』(これまでのまとめ):
From:月影れあな


 うぃっす、れあなです
 とりあえず、エピソード分化のこれまでのまとめで〜す。どうしようか、
これ

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エピソード『分化』
==================
 六兎結夜(りくと・ゆうや)
        :御気楽極楽な自称バンパネラ
 兎夜宵姫(うさぎや・よいひめ)
        :結夜から分離した吸血姫
 水凪龍樹(みずなぎ・たつき)
        :
 前野浩(まえの・ひろし)
        :
 十条健一郎(じゅうじょう・けんいちろう)
        :

水島にて
--------
 SE      :からんからん
 龍樹     :「いらっしゃ……えっ?」

 音に反応して振り向いた龍樹は、それを見て初め、目を疑った。続いて、こ
すってみた。最後に、三秒ほど目をつぶってから再び開いてみた。そこでよう
やく、ああこいつならこんな事もあるかと妙に納得する。

 結夜s     :『こんにちわ』

 二つの声が妙にぴったりとハモって響いた。

 結夜     :「六兎結夜です」
 結夜子    :「え〜と、六兎結夜子括弧、仮、括弧閉じるです」
 結夜     :「二人合わせて、十二兎結夜(子/2)で〜す♪」

 しーん
 とか擬音が耳に聞こえて、店の中にもかかわらず渇いた冷たい風が吹く。
 そして、沈黙……

 結夜     :「……ほら、やっぱ今のはハモる所やっていうたやん」
 結夜子    :「ごめんなさ〜い(うるうる) でも、恥ずかしいんですよ」
 結夜     :「それを克服してこそ、真のボケリストと言えるのではな
        :かろうか!」
 結夜子    :「ああ、言えなくて良いですよぅ(しくしく)」

 こそこそと小声で交わされる会話が、ますます持ってその場の空気を凍りつ
かせる。そんなシベリアのような空気の中、がたりと音を立てて一人の男が立
ち上がる。
 黒いスーツ、サングラス。
 ポケットから取り出したのは、銀色に光るニューラライザー……

 ではなく、ハリセンと十字架。

 二人の結夜をしばし見比べると、結夜子(仮)と名乗ったほうへと歩み寄る。

 前野     :「さて、結夜君。君に質問だ……
        :ツッコミは、十字架とハリセン、どっちが良いかな?」
 結夜子    :「はうぅ〜(ぶるぶる)」

 普段どおり(?)に話し掛けるが、涙目でぶるぶると怯えた様子を見せる。

 前野     :「??………君の本体は、何か変な物でも食べたのかね?」
 結夜     :「まったく、我が事ながら情けない……その程度の軽いツッ
        :コミすら受け流せないとは、ボケリストの風上にも置けぬ
        :な」
 結夜子    :「最初から置こうとしないで下さい(しくしく)」
 結夜     :「だから、泣くなっ。ったく、分身ながら、つくづく反応
        :に困る事をしてくれる。ええい、貴様なぞもう親でも子で
        :もないわっ」
 結夜子    :「もともと違いますよぅ(めそめそ)」

 とりあえず、男のほうに十字架を押し当てる。
 悲鳴をあげてごろごろと派手に転がる様は、普段どおり(?)の反応と言え
る。

 結夜     :「あちちちちちちちちぃっ」
 前野     :「勘当のシーンは良いから、事情を説明してくれないかね?
        :なにやら、こんがらがっているようだが……」
 結夜     :「(コホン)あ〜、つまりだな。分裂しちゃったてへ」
 前野     :「それくらい、見ていれば何となく分かる。もう少し詳し
        :く説明してくれ」
 結夜     :「え〜と、何て言えば良いんかな。かいつまんで話すと……」


闇の中で
--------
 そこは真の闇の中だった。
 一切の光が届かない、まるで目隠しをされたかのような何のことも無い真暗
闇。その中で、二つの影がお互い向かい合って、時折何かを考えるような唸り
声を上げている。
 それは、闇の固まりそのものと言える。一つは男、もう一つは女。それぞれ、
その点以外は全く同じ性質をもった生き物だ。

 結夜     :「つまるところ、恐らくこれは特殊な多重人格症状と言っ
        :てしまって間違いないだろう」
 結夜子    :「はぁ」
 結夜     :「一般の多重人格症状を、葛藤によって引き起こされる精
        :神の崩壊を防ぐための半自動的な自己防衛処置であると理
        :解するなら、外的要因によって引き起こされたこれはそれ
        :に当てはまらない。恐らく私たちの身に降りかかったこれ
        :は、宗谷君の投与したチョコによって引き起こされた女性
        :化願望の増幅による第二人格構成及びそれに伴った肉体の
        :変質現象であると考えられる」
 結夜子    :「ごめんなさい、よく分からないです(しくしく)」
 結夜     :「あっ、コラ泣くでない! つまり、外的要因によって肥
        :大化された女性化願望によって作り出された貴女の人格は、
        :既に私とは深層意識を共有しているだけの別人であると考
        :えてよいという事」
 結夜子    :「……すいません、やっぱり分かりませんよ(しくしく)」
 結夜     :「くそっ、使い魔として別個のの精神に顕在化したことに
        :よって本人格との接点が全く立たれてしまった所為か精神
        :の共有による相互理解が出来なくなっているのか……」

 誰に説明しているのか、やたらわざとらしい台詞だった。それも理解出来得
なかったのか、女の啜り泣きがさらに大きくなる。

 結夜     :「ああ、うう、分からない部分は聞き流して宜しいから。
        :泣くなっ」
 結夜子    :「わかりましたぁ(うっうっ)」
 結夜     :「え〜と、何やったっけ? あ〜、そうや、顕在化によっ
        :て精神の共有まで外して別個の存在となってしまったので、
        :本来なら時間の経過と共に消滅するはずだった貴女は、最
        :早完全に独り立ちしてしまった。故にもし私が元の状態に
        :戻ろうとするなら、もう一度融合する事により貴女という
        :存在を完全に消滅させなくてはならない」
 結夜子    :「消滅って……」
 結夜     :「要するに殺すという事やねぇ。それ系の本はちょっと読
        :みかじった程度なんで多分に間違っている部分もあると思
        :うけど、おおむねそんな感じだろう」
 結夜子    :「い、いい、嫌ですよ。死ぬなんて(しくしくしく)」
 結夜     :「ふむ、私も嫌だ。このまま使い魔として魔法少女のマス
        :コットの如き人生というのにも惹かれなくもないけど、な
        :んか、色々めんどい事もあるしなぁ」
 結夜子    :「じゃあ、やっぱり私を殺すんですね(しくしく)」
 結夜     :「早まるなって、嫌だって言っただろう。だから、とりあ
        :えず何とかして解決しなくちゃいけないようって事だ。分
        :かった?」
 結夜子    :「はい、とりあえず、何するんですか?(うっうっ)」
 結夜     :「とりあえず、どうにかして身体も完全に分化させよう。
        :とりあえず前野さんあたりに相談するかな。あの人なんか
        :色々怪しいことやってるみたいやし」
 結夜子    :「わかりました」
 結夜     :「んじゃ、とりあえず水島にでも行ってみるか」
 結夜子    :「がんばってくださいね〜」
 結夜     :「あんたも行くのだっ(がし)」


と、言う事だった
----------------
 結夜子    :「そういうわけで、本人格さんが人の形を取れたので、何
        :か相談できないかとここに来たんです」
 前野     :「あ〜、君もあれを食べていたのかね」
 結夜     :「うん、チョコ自体の力は女性化だけだったけど、私自身
        :の力によってはっきり切り離されてしまったんだな」
 前野     :「追い出されてしまったわけか」
 結夜     :「というか、出て行ったと表現した方が正しいけどね」
 前野     :「ふ〜む、しかし分化か……なるほど、そうなるか」
 結夜子    :「どうしましたか?」
 前野     :「いや、君の力の性質から、そういう事態が起こりうる事
        :は予想していたんだがね……」


雨ニヌレテ
----------

降りしきる雨の中、佇む影ふたつ
向き合うその姿は双子の如く
僅かな輪郭の違いが、男女の別を示す

「“影”に“影”は要らないわ……」

女が告げる
“消えよ”と

「貴方は、使い魔に宿った意思。私の分身。それが理」

女が告げる
“主は我”と

「だから消えなさい。主たる私が命じます」

つい、と口の端を持ち上げ、笑みを浮かべる
その唇の鮮やかさに耐え切れなくなったように、男がよろめき、膝をつく

「“六兎結夜”の名前は……」

ばさりと男が崩れ、灰が雨に流される

「私が貰ってあげるから」


現実回帰
--------
 前野     :「と、まぁ、こんなことになってるかと思ったんだが
        :(ハッハッハ)」
 結夜     :「むむぅ、ちょっと惹かれるものが……」
 結夜子    :「やめてくださいよぅ(すんすん)」


話を戻して
----------
 前野     :「さて……どういう事態になっているかは了解した……が」

 ふんぞり返って椅子に座る本人格が入った分身。
 あうあうと視線をきょとつかせる副人格が入った本体。

 つくづくネタ体質だ。

 前野     :「思考の同期も無い……知覚も繋がっていない、と。
        :記憶なんかは、あらかた同じものを持っているんだろうが
        :……互いに別人と認識していることが大きい……か」
 結夜     :「人格なんかが完全に分離してしまった。肉体もそれに合
        :わせて分化させることが可能なら、話は収まるんだろうが」


 やり方教えたら、本体側から支配できるかな……などと埒も無いことを考え
つつ、どういう手が良いか思考をめぐらす。

 結夜     :「なんか悪巧みしてるような(ジトー)」
 前野     :「ん?何の話かな?(微笑)」

 ちっ……

 前野     :「まぁ、支配が弱い以上は、ほっといても切れそうだが……
        :まずは名前を変えて“主と使い魔”とは別の呪で括り直す
        :のが手っ取り早いかな?」

 名前が呼びにくいしね。と付け加える。

 結夜     :「うむ、それに関しては同意だ」
 結夜子    :「な、名前を変えるんですか……」
 前野     :「まぁ、必要なことだと諦めて……(苦笑)」
 結夜     :「スバンラシぃ名前を考えてやるから安心して任せてくれ
        :たまえ」
 結夜子    :「は、はぅ〜(汗)」

 ニヤリと笑みを浮かべる結夜と、青ざめる結夜子(仮)

 前野     :「さて……どんな名前になりたい?結夜君(ぽん)」
 結夜     :「待てこらっ! 変えるのはあっちだっつーの」
 前野     :「ちっ……」


健一郎登場
----------
 そんな感じで、やいのやいの言う前野と結夜。それをおろおろしながら、黙
って見ているしかない結夜子(仮)。それを尻目に作業中の龍樹。そこへ、さ
らに話をややこしくしそうな人物が姿を現した。

 健一郎    :「まいどー」
 龍樹     :「あ、いらっしゃい、十条君」

 そこで、健一郎は、ありえないはずの光景を目の当たりにする。

 健一郎    :「ん?ありゃ?……話が違うやん」
 結夜     :「話?何のこと?」
 健一郎    :「あ、いや、なんでもあらへんて」

 なんでもないことはないだろうというジト目で健一郎を見る結夜。それを無
視して、作業場の龍樹に近付く健一郎。そして、小声で話しかける。

 健一郎    :「龍樹さん、前言うとった話と違うやないですか」
 龍樹     :「話が違うって?」
 健一郎    :「涼子ちゃんは、結夜の変身した姿言うとったやないです
        :か。ならなんで二人おるんでっか」
 龍樹     :「いや、複雑な事情があるらしくてね……」

 健一郎は、まだ納得いかないという表情をしている。そこへ。

 結夜子    :「あの、二人で何を話してるんですか?」
 健一郎    :「それより、こっちの質問に答えてくれや。あんた結局何
        :モンなんや?」

 納得がいっていないので、ついつい口調が厳しくなる健一郎。


洗脳術コンビネーション
----------------------
 結夜子    :「あっ、α!」
 結夜     :「ん、なんだβ」
 結夜子    :「なんかばれてるみたいですよ!?」
 結夜     :「なぬっ!? くぅ、抜かったか!!」

 「六兎結夜=土屋涼子」とは、考えもできないように洗脳したはず。何ゆえ
にバレたのかと、うろたえる結夜s。

 健一郎    :「二人でこそこそ言うとらんで、質問に答えろや!」

 という健一郎に対して、結夜sは……

 結夜s     :『別に何も不自然な事はありませんよー、六兎結夜とこの
        :女の人は何も関係ありませんよー(みょ〜んみょ〜ん)』
 健一郎    :「(ぐる〜んぐる〜ん)その女の人と結夜は何の関係もあり
        :ませんよー(らりぱっぱ〜)」
 結夜s     :『よしっ』

 見事なシンクロで、新たなマインドコントロール術を施した。

 健一郎    :「……あれっ? 何の話してたっけ?」
 結夜     :「ん、別になんでもないから気にするな」
 健一郎    :「ん、その人なんか結夜に似てへんか?」
 結夜子    :「気のせいです」
 健一郎    :「そうか」
 前野     :「妙なコンビネーションを……(苦笑)」


君の名は
--------
 前野     :「しかし……これで『六兎』の姓も『結夜子』の仮称も使
        :えなくなったわけだ(ボソッ)」
 結夜子    :「ふえっ? えぇ!?」
 
 小声でぼそり。
 隣に居ても聞き逃しそうなほどだが、流石にそこはパンパネラである。
 いきなり『名無し』宣告にすばやく反応する。

 前野     :「『六兎結夜とこの女の人は何も関係ありません』『似て
        :いるのも気のせい』となれば、親類にもできまい。苗字は
        :言うまでもないな。名前も『似てるから』とも言えまい?
        :(ぼそぼそ)」
 結夜子    :「はうぅ」

 あからさまにひそひそ話を展開する。
 非常に怪しい。

 健一郎    :「なに、こそこそ話しとるんや」
 結夜子    :「き、きのせいですぅ」
 健一郎    :「いや、あからさまにひそひそ話しとるやん」
 結夜子    :「あうあう」

 しどろもどろになり、きょろきょろと助けを求める視線を投げかける……

 龍樹     :「まぁまぁ、そんなに詰め寄らないで……コーヒーでも飲
        :んで落ち着こうよ」
 健一郎    :「ん〜、まあ水凪さんがそう言うなら……」
 結夜子    :(ほっ……)

 しぶしぶとカウンターに向かう健一郎。何か引っかかるようで、仕切りと首
をかしげている。

 結夜子    :(すいませんすいません)
 龍樹     :(まぁ、あんまり騒がないようにね)


名付け
------
 安堵のため息をつき、密談クラブ(仮)に戻ったとたん

 結夜     :「御堂筋線……」

 ぼそりと一言。
 それも、かなり意味不明。

 結夜子    :「ええっ!?」
 前野     :「何だね?」

 何を聞いている、とばかりに胸をはり、宣言。

 結夜     :「名前、御堂筋線子。決定」

 ががーんと顔に縦線を貼り付ける結夜子改め御堂筋線子

 御堂筋線子(仮):「いっ、嫌あっ!!」
 前野     :「一体何故……」
 結夜     :「由緒あるありがたい名前だぞ。私が生まれた時、当時三
        :歳にしててっちゃんだったうちのあんちゃんが考案した名
        :前候補その1だ」
 御堂筋線子(仮):「たしかにありがたいと言えば在り難いかもしれませんけ
        :ど……全然ありがたくありませんっ!」
 結夜     :「おもろいからいいやん。日本に二つと無い名前に違いな
        :いぞ。きっと」
 御堂筋線子(仮):「いいやああですぅっ!」
 前野     :「もう少しマシな名前にしたらどうだね(苦笑)」
 結夜     :「ちえっ、じゃあ前野さんが決めてくだされや」

 前野     :「私が?……ふむ……」

ポケットから紙を取り出すと、ペンを走らせる。

 夜
 宵

 前野     :「『やよい』。夜と宵、結夜の名より一字を取り、『夜を
        :結ぶ』という意により、宵とあわせる。」

やよい、とふり仮名を振る。

 前野     :「六兎の『兎』は月に通じ、6月割って三月弥生。『三月
        :うさぎ』には、ちょいとこじつけに無理があるかね(苦笑)」
 結夜     :「むっ、まともな……じゃあ、苗字は私が決めよう。ずば
        :り『兎』。フルネーム兎夜宵。愛称『よいよい』、もしく
        :は『うさうさ』これだけは譲れん。兎夜で気切って宵を名
        :前にするのも良いかもしれない」
 前野     :「比較的まともだな」
 兎夜宵    :「ううっ、御堂筋線よりか全然嬉しいです」


弱いっ!
--------
 前野     :「そうすると……」

 先ほど書いた紙に『兎』の字を足し、『兎夜宵』とする。
 そして『夜』と『宵』の間を線で区切る。

 前野     :「『とや』か『とよ』か……月夜の意通にずるな。『とよ』
        :の方が豊に繋がって縁起は良さそうだが……」
 結夜     :「いや、断じて『うさぎや』だ」

 きっぱりはっきり。

 結夜     :「決して、CLAMP学園怪奇現象研究会の兎屋高雪氏の影響
        :とか受けてるわけではないが、ええ、うさぎやだってばさ」
 兎夜宵    :「あうあう……(汗)」
 前野     :「あ〜、まぁ、君のことだから私は構わないが……(苦笑)」

 苗字、兎夜(うさぎや)に決定。

 前野     :「じゃあ、名前は『宵』か。『よい』か『しょう』か……」
 結夜     :「いかんな」
 兎夜宵    :「ま、またなにか?(びくびく)」

 びしぃと指差し確認。

 結夜     :「『しょう』は男の名だ。よいは斬新かも知れんが、なに
        :ぶん収まりが悪い」
 兎夜宵    :「じゃあ……」
 結夜     :「もっと捻ろう。一文字じゃダメだ。弱いっ!」

 ぬぬぬ、と握りこぶし。

 兎夜宵    :「あう〜、捻りなんか無くても良いです。むしろ、普通の
        :名前にしてください(えぐえぐ)」
 前野     :「あ〜、開き直った方が良いよ。うん」

 よしよしと慰める黒服をよそに、名前の案に何かを書き足す

 結夜     :「貴様はこれより『宵姫』だっ!(ずぎゃーん)」
 兎夜宵姫   :「よ、よいひめっ?!(ががーん)」
 前野     :「なんだ……そんなに変な名前じゃないじゃないか……」
 結夜     :「姫、今宵より貴女は宵姫と名乗られよ」
 宵姫     :「ひめっ!?」
 前野     :「なんだ……そんなに変な名前じゃないじゃないか……」
 宵姫     :「あっ、結構気に入りました」
 結夜     :「感性は似通っているからにょ〜。とーぜんの結果ですわっ
        :おーほほほほほ」

 名前、宵姫(よいひめ)に決定。


はたから見ると
--------------
 健一郎    :「なんかのけ者にされてるみたいで気分悪いわ。何話し合
        :うとるんや?」
 龍樹     :「まぁ……前野さんと六兎くんだしねぇ……」
 健一郎    :「……どうせろくでもないことやっちゅうことでっか?」

$$
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         # cogito,ergo sum by Descartes #
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