[KATARIBE 25760] Re: [HA20P]: エピソード:『探偵らしい格好とは』修正版

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Date: Wed, 26 Feb 2003 07:00:57 +0900 (JST)
From: 月影れあな  <furutani@mahoroba.ne.jp>
Subject: [KATARIBE 25760] Re: [HA20P]: エピソード:『探偵らしい格好とは』修正版
To: kataribe-ml@trpg.net
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2003年02月26日:07時00分57秒
Sub:Re: [HA20P]: エピソード:『探偵らしい格好とは』修正版:
From:月影れあな


 月影れあなです
 うぃっす、まずは台詞チェックる

> 美沙希    :「暑いなら無理して着るな」

 美沙希    :「暑いのに何故そんなものを着込んでくる」


> 美沙希    :「知らん」

 美沙希    :「私は探偵らしい格好という物を知らない」


 こんなとこですね

>  「探偵らしい格好でと言った筈だが」というセリフはうっかり出ちゃった、
> という伏線のつもり(w 「光太郎は完璧に演じるよ」ということでしたら
> 「言われたはず」に変更します。他にも、煙草を吸わなかったり、服が若干
> ぶかぶかなど、ちょろっとギミックを散らしてみました。

 光太郎も一応、ある程度凄腕と言って良いくらいのプロに分類されるくらい
の実力を持っているので、うかつな事もしないでしょうが……ふむ、じゃあ
「わざとやったのよ!」ということにしようかな。
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当麻漣登場?
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 泰司     :「えっ、当麻先輩っ!?」
 漣B     :「探偵といえばこれだ。チャンドラーにハメット。アメリ
        :カン・ハードボイルドだよ。ギブソンにはまだ早いがね」
 泰司     :「じゃあ、こっちにいるのは?」
 漣A     :「む? これは一体何の冗談だ」
 漣B     :「それはこっちの台詞だ」
 みのり    :「まぁ、双子でしたのね?」
 漣×2    :『いや、それは違う』
 みのり    :「それでは、何故二人いるのですか?」
 漣B     :「そんなもの、、どちらかが偽者だからに決まっている」
 漣A     :「いや、決まっているのは後から来たそっちが偽者である
        :ということだ」
 漣B     :「馬鹿を言え、俺は本物だ。そっちこそ偽者だろう」
 漣A     :「ずうずうしい偽者だ。出てきた時の台詞まで図ったよう
        :に同じだった事を考えると、大方近くで見張っていたのだ
        :ろう」
 泰司     :「ど、どっちが本物なんでしょう?」
 みのり    :「あっ、わかりました」
 泰司     :「ええっ!?」

 その場の視線が一斉にみのりへと集まる。

 みのり    :「あなたの方が偽者ですね?」

 そういってみのりが指差したのは、あろうことか最初に来ていた方の漣であっ
た。

 漣A     :「何を根拠に」
 みのり    :「おかしいとは思ったんですけど、先程あなたは美沙希さん
        :に向かって「探偵らしい格好をして来いと言った」と言いま
        :したよね」
 漣A     :「くっ……」
 泰司     :「それがどうかしたんですか?」
 みのり    :「ちょっとおかしいんですよ。最初にそれを言い出したのは
        :部長の楽鈴寺さんだったんですから」
 泰司     :「あっ!?」
 みのり    :「それに、そのコートです。後から来た当麻さんのに比べて
        :サイズがぶかぶかです。それ、誰かに借りてきた物じゃない
        :ですか?」
 漣B     :「お前は何者だ」
 漣A     :「……はぁ、これだけヒントばら撒いといたのに、気付いた
        :のが一人だけって言うのは、探偵部として情けないわ」
 泰司     :「その声っ!?」
 連B     :「光太郎かっ!!」
 光太郎    :「御名答。でも、ちょっと遅いわね」

 べりべりと、顔に貼り付けられた精密なマスクをマンガのように剥ぐと、見
慣れた光太郎の顔が下から現れる。ソフト帽を取ると、長い黒髪がふさっと舞
い踊った。
 コートを脱ぐと、肩まで開いた黒のドレスに同色のショール。右肩には黒い
蜥蜴の刺青シール。黒蜥蜴、乱歩の作品に登場する有名な女盗。明らかにそれ
と分かる衣装であった。

 光太郎    :「漣にしても泰司にしても、捜査能力はある程度あるみた
        :いだけど、観察力が足りないわね。精進しなさい」
 漣      :「一つだけ言わせて貰おう。お前のそれは探偵ではない」
 光太郎    :「些細な問題よっ」
 泰司     :「あの、それでそのコートとか帽子とかはどうするんです
        :か?」
 光太郎    :「そんなもん、美沙希につけとけばいいのよ!」

 言うが早いか、てきぱきと手際よく、美沙希の身体にそれらの衣装をつけて
いく。
 もともと、変装した光太郎でも大きかった衣装だ。さらに小さな美沙希がつ
けると、それはどうしても「探偵ごっこをするガキンチョ」にしか見えない。

 光太郎    :「これはこれで似合うわね」
 美沙希    :「……暑い」

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 天然ボケでもみのりちゃん探偵だしね。
 こんな感じです。イェー


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