[KATARIBE 25673] Re: [HA20P] エピソード:『オカルト野球部員誕生』(中編)

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Date: Thu, 13 Feb 2003 22:25:29 +0900
From: gallows <gallows@trpg.net>
Subject: [KATARIBE 25673] Re: [HA20P] エピソード:『オカルト野球部員誕生』(中編)
To: kataribe-ml@trpg.net
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どうも、gallowsです。簡単ですが台詞チェックだけさくさくと。


> **********************************************************************
> エピソード『オカルト野球部員誕生』(中編)
> ==========================================
> 再び悩む誠一
> ------------
>  彩夏     :「約束通り来たな」

 彩夏     :「偉い偉い、ちゃんときたじゃん」

>  誠一     :「話って何やねん。あまり時間とりたくないんやけど」
>  彩夏     :「ま、とりあえず、入った入った」

 彩夏     :「じゃあさっさと入って座って話し聞くことね」

> 
>  と言って、部室の一つに誠一を招きいれようとする彩夏。そのドアを見ると
> ……
> 
>  誠一     :「……オカルト研究会?」
>  彩夏     :「何をぐずぐずしてんだ、さっさと入るっ」

 彩夏     :「ぐずぐずしてんなよぉ。全力で走らないとその場にだって
        :立ってらんないよ、ってね」


> 
>  彩夏がせかすので、誠一も仕方なく続く。
> 
> 
> 新入部員?
> ----------
>  彩夏     :「誰もやめろとは言ってないでしょ、とりあえず籍置いと
>         :いて、いざという時力貸してくれりゃいーの」

 彩夏     :「誰もやめろとは言ってないでしょ。とりあえず籍置いとい
        :ていざって時に役に立てばそれ以上は望まないよぉ」


>  誠一     :「いざという時?」
> 
>  きょとんとする誠一。
> 
>  誠一     :「いざってどんな時やねん、オカ研に大会なんてないやろ」
>  彩夏     :「まあ待ちな、今説明するから。お前ら、出てきな」

 彩夏     :「まあ待ちなよぉ、今説明するからさぁ。はーい、みんな出
        :ておいでー」

> 
>  彩夏に促されて、本棚の陰から二つの小さな人影が姿を現す。それは、昨日
> の幽霊少女と小鬼だった。
> 
>  誠一     :「な……?どういうことや?」
>  少女     :「私たち、おねえちゃんのお友達なの」
>  小鬼     :「友達というか……(溜息)」
> 
>  呆気に取られる誠一をよそに、彩夏が再び説明に入る。
> 
>  彩夏     :「つまりね、この学校にはこういうやつらがうようよして
>         :るわけ。そいつらの監視があたしらの仕事ってわけ」
>  誠一     :「監視?」
>  彩夏     :「こいつらはそれほど悪意なんかがないからいいんだけど、
>         :時には説得なんか聞いてくれないようなやつもいるわけ。
>         :で、そういうやつらは退治するわけさ」
>  誠一     :「化け物退治てもする言うんか?」
>  彩夏     :「早く言えばそういうこと」
> 
>  そこで、少々思案にふける誠一。
> 
>  誠一     :「(オカルト研に入っときゃ、まあ能力のこととかここの
>         :本で調べられるかもしれへんし、他の部員に相談できるか
>         :もしれん。霊が見えるやつが他にいるのは心強いわな。そ
>         :れに、昼休みはここでゆっくりとかできそうやし……)」
> 
>  考えがまとまったようだ。
> 
>  誠一     :「別に、何もないときは野球やっててええねんな」
>  彩夏     :「別に構わないよ。いざという時きちっと働いてくれりゃ」
>  誠一     :「よし、乗った」
>  彩夏     :「じゃ、これに名前とクラス書いて。あ、お前らはもう帰
>         :っていいぞ」

 彩夏     :「じゃ、これに名前とクラス書いて。あ、君らはもう帰って
        :いいよ。それとも成仏してく?」
 小鬼     :「成仏……できんのか?」
 少女     :「天国ってどんなとこだろう」
 彩夏     :「極楽はいいとこだよぉ。たぶんね」

 彩夏の視線が誠一のほうに戻る。プレッシャー。これ以上長居をしても仕方な
いので誠一は大人しくボールペンを手に取った。


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