[KATARIBE 25671] Re: [HA06P] エピソード: 『バレンタインデーin鍋』

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Date: Thu, 13 Feb 2003 21:10:50 +0900
From: gallows <gallows@trpg.net>
Subject: [KATARIBE 25671] Re: [HA06P] エピソード: 『バレンタインデーin鍋』
To: kataribe-ml@trpg.net
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X-Mail-Count: 25671

gallowsです。
とりあえずレスをつける癖をつけてみよう週間。
たついーしさんどうもー。

管理人現る
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 鍋の中身はおじやに変わり、そのおじやも程よく消費された。満腹感から
くるけだるさで横になる二人。下半身をコタツにつっこんだままの姿勢で無
言でテレビのバラエティ番組などに見入ってみたりする。

 SE     :「コンコンコン」
 麻依子    :「吉田さーん。いますかー? 管理人でーす」

 こんな時間に、珍しい。また水道でも止まるのかもしれない。

 善勝     :「はいはい、今あけますよっと」

 長すぎるマフラーを首に巻き、ぴったりとしたセーターに包んだ体をせわ
しなく揺らしながら管理人の女は立っていた。いつも必要以上に寒さを主張
しているように見える。

 麻依子    :「ごめんなさい。こんな時間に。いまいいですか?」
 善勝     :「あーっと、友達来てるし散らかってっけど」
 麻依子    :「あ、ここでいいんです。ハイ、これ」

 持っていた黒い紙袋からやはり黒い包装紙と黒いリボンで装飾された小箱
を取り出す。袋には金文字で何か書いてある。

 善勝     :「グルニエ……ドール?」
 麻依子    :「あー、いや、明日バレンタインでしょ? 住人の皆さ
        :んに配ってるんですよ。アハハ」

 照れ隠しともとれる乾いた笑い声。

 麻依子    :「ホントは明日渡したかったんですけどね。明日は明日
        :で五体満足かわからないので今日のうちにとおもって」
 善勝     :「あー、すいません。わ、わざわざご丁寧に」
 麻依子    :「それじゃ、明日の本番頑張ってね」

 管理人は、ニコリと微笑み階段を駆け上っていった。

 がちゃり、のそのそ、すとん。
 コタツの定位置に戻り、まじまじと箱を見つめてみる。

 善勝     :「……どうとったらいいんだこれ」
 忌野     :「うむ」

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gallows <gallows@trpg.net>


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