[KATARIBE 25642] Re: [HA20P] プレイエピソード『西生駒連続女生徒失踪事件 ( 仮) 』

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Date: Sun, 9 Feb 2003 13:51:58 +0900 (JST)
From: 月影れあな  <furutani@mahoroba.ne.jp>
Subject: [KATARIBE 25642] Re: [HA20P] プレイエピソード『西生駒連続女生徒失踪事件 ( 仮) 』
To: kataribe-ml@trpg.net
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2003年02月09日:13時51分58秒
Sub:Re:  [HA20P] プレイエピソード『西生駒連続女生徒失踪事件 (仮) 』:
From:月影れあな


 展開に詰まって、断片的にしか思いつかないぃ
 ので、断片だけ流します。後でくっつけよう

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プレイエピソード『西生駒連続女生徒失踪事件(仮)』
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登場人物(追加分)
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 水波理沙(みずなみ・りさ)
        :自殺した女の子。事件の黒幕
 室井忠志(むろい・ただし)
        :女ったらしくん

聞き込みシーン1
---------------
 光太郎    :「水波理沙。この名前に聞き覚えあるわよね?」
 室井     :「水波? 知らないなぁ。それよりさ、君一年? 名前と
        :か教えてくれない?」
 光太郎    :「今はわたしの時間よ」

 光太郎は、普段の彼女からは想像のつかない、感情の無い冷酷な声色でそう
言い放った。その静かな怒りに気付いていないのか、室井は相変わらずにやに
やとしまりの無い笑みを浮かべている。知らないというのは恐ろしい事だ。後
ろに控えていた美沙希は思わず溜息を吐く。
 光太郎は、スマートな動作で胸ポケットから愛銃のM1919を引き抜くと、室
井の顎に突き上げた。

 室井     :「なに? おもちゃ? よく出来てるね」
 光太郎    :「そう、おもちゃよ。人の殺せる、ね」

 口ににこやかな笑みを浮かべて目を細めると、銃を室井の背後に向けて引き
金を引いた。軽いが、芯に響くような破裂音が鳴って、後ろの壁に穴を穿つ。
 軽く首をすくめて背後を振り返った室井は、そこでやっとそれが本物の拳銃
であるという可能性に思い至ったのか、ピタリと身体を硬直させた。

 室井     :「は、はは。冗談だよな」
 光太郎    :「冗談かどうか、あの世に行ってから閻魔のおじさまにで
        :も聞いてみる?」

 そう言って、室井が正面に向き直るタイミングにあわせて、光太郎は再び銃
を、こんどは額に突きつけた。

 光太郎    :「洗いざらい全て言いなさい。水波理沙の事」
 室井     :「ほ、本当に知らないんだってっ! 水波なんて名前聞い
        :たことも無い」
 光太郎    :「惚けないで! 水波理沙。あんたがつい一ヶ月前まで交
        :際していた女の名前よ。とっくに調べはついてるんだから」
 室井     :「あっ、ああ。理沙か。そういえばそんな名前だったっけ。
        :思い出した。あのことは一ヶ月しか付き合ってないから、
        :あんまり知らないんだけど。生物部に入ってるらしいよ。
        :結構大人しい顔してたけど、口説いたら簡単にオチたし、
        :もしかしたら影で結構遊んでるんじゃないかな? そうい
        :えば最近見かけないし。あっ、もしかしてそれあいつの男
        :に頼まれてやってんの。やっぱ、純情そうな面して遊んで
        :たんだ。分かってる。あいつにはもう近づかないから、も
        :う許して」

 緊張と恐怖からか、室井は一気にまくし立てた。

 光太郎    :「っ!? こいつっ……」
 室井     :「ひっ!!」

 一瞬で光太郎の顔は怒りに紅潮し、M1919の引き金を引いた。

 室井     :「っ……へ?」

 予想したものの代わりに、一条の水滴がぴしゃりと室井の額を打った。

 光太郎    :「水鉄砲よ。決まってるでしょ」

 褪めた声でいとも簡単にそう言ってのけた。

 室井     :「は、冗談きつぃ」
 光太郎    :「……行くわよ、美沙希」
 美沙希    :「…………」

 光太郎は颯爽と身を翻し、室井に背を向けた。

 光太郎    :「あっ、そうそう。水波理沙の事なんだけどね」
 室井     :「あ?」
 光太郎    :「彼女、自殺したから。あんたが清水香といっしょに歩い
        :てるところを見たらしくて」
 室井     :「え……」
 光太郎    :「別にさ、正義の味方ぶるつもりはないけどね。あんたが
        :いつまでもそんな事ばっかしてるんだったらさ」

 そこで、光太郎は背中越しに振り返って、室井の目を真向から睨めつける。
 その虹彩は縦に割れていて、瞳の奥では形にならない熱い怒りがどろどろと
蠢いていた。

 光太郎    :「今度はさ、ホントに穴が空くわよ」

 それだけ言うと、光太郎は今度こそ本当にその場を去った。
 後に残された室井はその場で腰を抜かして、恐怖のあまり失禁していた。

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