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Date: Wed, 25 Dec 2002 21:26:54 +0900 (JST)
From: みぶろ <furutani@mahoroba.ne.jp>
Subject: [KATARIBE 25227] [HA06P] エピソード:『準備中』
To: kataribe-ml@trpg.net
Message-Id: <200212251226.VAA58715@www.mahoroba.ne.jp>
X-Mail-Count: 25227
2002年12月25日:21時26分54秒
Sub:[HA06P]エピソード:『準備中』:
From:みぶろ
みぶろです。
水島サバトの準備中のEPです。たぶん今までで最速で完成したモノ。
セリフチェックよろしくです。遊びすぎなんで、ちと怖いが(w
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エピソード『ただいま準備中』
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登場人物
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藤咲千緒(ふじさき ちお)
:春日高校一年生。案外脇が甘いのか。
水凪龍樹(みなぎ たつき)
:水島のバイト君。どんな時でもど真ん中直球勝負。がんばれ。
六兎結夜(りくと ゆうや)
:吹利高二年。お気楽バンパネラ。ネタ人生ばんざい。
時系列と場所
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高一 12月23日午後 インターネット水島
本文
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サンタの格好で、水島で行われるクリスマスパーティーの準備にいそし
む龍樹。同じ厨房内にはエプロン姿の千緒。
龍樹 :「(ああ、後ろからきゅっと肩を抱きしめたい)」
クリスマスに台所で、エプロン姿の女の子がごはんをつくっているっ。
これかっ、これが幸せの構図なのか。時よ止まれ、そなたは美しい……。
なんてことを龍樹が思っていたかどうかは不明だが、それなりにいい雰
囲気であった。
もちろん、このシチュエーションを見逃すような男では無い。六兎結夜
という男は。
結夜 :「へーい、たつきぃ〜ん。お手伝いに来たアルヨ」
なぜかサタンの格好をしている結夜。
龍樹 :「……………………やあ、いらっしゃい」
千緒 :「あ、六兎さん。どないしたんですか、その格好」
結夜 :「お、藤咲氏もいたか。なに、クリスマスといえばサタン
:だろう」
千緒 :「それを言うなら、サンタやー」
結夜 :「アイター」
龍樹 :「……もしかして、それを言うためだけに?」
結夜 :「愚問だな」
三人で準備を再開する。
結夜の背中に龍樹の視線が突き刺さる。
龍樹 :「(ああ、後ろからきゅっと首を締めたい)」
千緒 :「あ。小麦粉切れたんで、ちょっと買ってきますね」
龍樹 :「えーと、買い物なら結夜君が行くってさ」
結夜 :「言ってないぞ」
千緒 :「六兎さん、信用できないし(きっぱり)」
結夜 :「おお、なんてことを。我輩の小鳥のような心はずたずた
:だよ……って最後まで聞いて行けー」
無視して買い物に出かける千緒。無表情に結夜に近づく龍樹。
結夜 :「いやあ、まさか藤咲氏がいるとは。やりますなーダンナ」
龍樹 :「いやあ、こんなに殺意を抱いたのは久しぶりだよ」
結夜 :「その包丁は……」
龍樹 :「死なないって、便利だね……(ゆらり)」
結夜 :「(いかん、目がまじや)すまない、知らなかったのだよ。
:悪気は無かったのだから、許したまえ」
龍樹 :「そう思うなら帰ってくれー(TT)」
結夜 :「今帰ったら、かえって変である」
龍樹 :「ぐぐぐぐ」
買い物から帰ってくる千緒。
千緒 :「ただいまー。あー、全然進んでないー」
龍樹 :「ごめんごめん。ちょっとね」
千緒 :「ぶー」
龍樹 :「ほらほら、結夜君、さっさと運んで」
結夜 :「アラホラサッサー」
千緒 :「(次はシュークリームつくろーっと)」
龍樹 :「(結夜君、許すまじ)」
結夜 :「(純粋に善意で手伝いに来たのに……理不尽な)」
どっとはらい。
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