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Date: Wed, 25 Dec 2002 21:22:41 +0900 (JST)
From: みぶろ <furutani@mahoroba.ne.jp>
Subject: [KATARIBE 25226] [HA06P] エピソード：『リボン』
To: kataribe-ml@trpg.net
Message-Id: <200212251222.VAA58555@www.mahoroba.ne.jp>
X-Mail-Count: 25226
2002年12月25日:21時22分41秒
Sub:[HA06P]エピソード：『リボン』:
From:みぶろ
みぶろです。
ＩＲＣのチャットログ＃ＨＡ０６−０１の１２２３の後をＥＰにしてみました。
けっこう難しかったっす。
れあなさん、あとはよろしくお願いします。
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エピソード『リボン』
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登場人物
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藤咲千緒（ふじさき ちお）
：春日高校一年生。最近、浮いた噂が有ったりなかったり。
月影宗谷（つきかげ そうや）
：女装で老若男女問わず惑わす中学生。早く番長になりたーい。
時系列と場所
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高一 １２月下旬 吹利表町
これまでのあらすじ
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お気に入りの宗谷君から、「テストで頑張ったらパフェおごったげるよ」
と励まされ、なんとか期末テストを乗り切った千緒。パフェ屋で、白いふり
ふりドレスの宗谷君に「あーん☆」で食べさせて、しあわせゲージは振り切
れんばかりである。
当初の目的であった「頑張ったごほうびにパフェ」は既に、「『萌え』な
美少年と過ごす癒しの休日」にすりかわってしまっている。それでいいのか、
君達。別にいいか。というわけで舞台は吹利ショッピングモールへ。
ショッピングモール内のとある店にて
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ふりふりドレスに似合う小物をいろいろ装備させて遊んでいるらしい。
千緒 ：「ほな、この帽子とかどうやろ……きゃー、似合う〜♪」
宗谷 ：「そう？ えへへへ（てれてれ）」
千緒 ：「（きゅ〜ん。くっ、私が社会人なら潤沢な資金で……な
：んて無力なのっ）」
宗谷 ：「？ どうしたの、千緒ちゃん」
千緒 ：「な、なんでもないよ。あ、リボンとかもええねぇ」
宗谷 ：「うぃ。千緒ちゃんはリボンつけないの？」
千緒 ：「やー、髪短いしねー。それにリボンの旬は過ぎてもうた
：よ……（遠い目）」
宗谷 ：「一つしか、かわんないじゃん……」
きゃいきゃい言いつつ、リボンを選ぶ二人。千緒は、白いレースのリボン
と濃緑のリボンをレジに持っていく。
千緒 ：「えへへ、買ってきたよ。そーちゃんにプレゼントー」
宗谷 ：「悪いよ、本当ならパフェもぼくがご馳走するはずだった
：のに」
千緒 ：「良い良い、苦しゅうなーい。あ、ほなちょっと三つ編み
：にさせてもらっても、ええ？」
宗谷 ：「うぃ。いいよ」
手早く宗谷の髪を三つ編みにし、白レースのリボンを先端に結ぶ。
千緒 ：「（くらぁ。完璧、くわんっぺきよぅ）」
宗谷 ：「ふぃ、ありがとう。でも、三つ編みって女の子っぽくな
：い？」
千緒 ：「ないない。ほら、ラーメンマンとかモンゴルの人とか、
：めっちゃ男らしいし」
宗谷 ：「うぃぃ、なんか騙されてる気がするよう」
騙されています。
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