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Date: Thu, 4 Apr 2002 13:12:45 +0900 (JST)
From: ごんべ <furutani@mahoroba.ne.jp>
Subject: [KATARIBE 24173] [KR03P] 『王都再訪』
To: kataribe-ml@trpg.net
Message-Id: <200204040412.NAA86774@www.mahoroba.ne.jp>
X-Mail-Count: 24173
2002年04月04日:13時12分45秒
Sub:[KR03P] 『王都再訪』:
From:ごんべ
ごんべです。
KR関連の、ログ整理とEPです。
[kataribe-ml 24126]
>18:32 [hari] ボスコーン:「ガイ。王都まで護衛を頼みたいのだが……」
(略)
>18:38 [Ryu-Note] ガイ:「それでは、ちゃっちゃと送ってきますかね(うきうき)」
(略)
>シーナには、護衛のガイと、『シーナ達とすばやく連絡が取れる状態』にする
>ために、ボスコーンの部下をつけます。
上記のようなこれまでの経緯に関連して、下記のログがありました。
同日、ちょい後の話。
[gombe] 顔は美人という特徴は付けてないが
[Ryu-Note] にゅ
[gombe] 軽薄に思えるほどの愛嬌はある、かも知れない(w <「お調子者」
ちなみに、見た目はただの騒々しい娘。
ちょっと動きの端々にすばしっこさが見受けられる程度。
[Ryu-Note] なるほど〜
[hari] とりあえず、シーナ嬢の護衛にはガイがつきます
[gombe] 自分が何でボスコーンに荷担しているとか、
そういうのは言わない。<猫かぶり(w
#荷担=何の腕を買われて合流したか、てあたりね。(笑)
で、この件が実行されて、無事ガイとシーナは王都に到着しました。
http://www.trpg.net/ML/kataribe-ml/24100/24169.html
そこで、その辺りのシーンをちょいとEPに書いてみたり。
リュ−さん、(念のため)ハリさん、チェックや追加などをお願いします。
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エピソード『王都再訪』
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登場人物
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ボスコーン
:
ガイ
:
シーナ・デ・パルマ
:鉛を操る魔法を使う、流れ者の女スリ。結構間抜けなお調子者。
ボブカ(仮名)
:ボスコーンの部下。義勇軍との連絡役。(※ボスコーンの技能扱い)
経緯
----
ボスコーン :「ガイ。王都まで護衛を頼みたいのだが……」
ボスコーンの片手には、未開封の酒瓶。
さすが人心掌握術を心得ているらしい(ぉ
ガイ :「ご、護衛……ですか(汗)」
ボスコーン :「女を一人、送って欲しい。王都に、使える人材がいるら
:しく、そいつとの連絡をとるのだ」
ガイ :「なるほど〜、で、美人ですか?」
ボスコーン :「自分で判断することだな(ぽん)」<酒瓶を投げてよこす
ガイ :「それでは、ちゃっちゃと送ってきますかね(うきうき)」
交渉成立。
……なんて扱いやすいやつなんだ(笑)
かくして、シーナを王都へ送り届ける役目は、誠意(と酒)をもってあたっ
たボスコーンの依頼により、ガイに任されることとなった。
そして、夜が明けたら王都へ発とうという前夜、顔合わせ。
シーナ :「初めまして〜 よろしくねー」(握手ぶんぶん)
ガイ :「あ、ああよろしく」
シーナ :「(あー、一人で行けって言われたら、どうしようかと思っ
:たわ〜(T_T) しかも今行くとやばい王都だしさー……
:でもホワイトリーズの人達とは約束しちゃったしねえ……)」
シーナ :「あなたが一緒に行ってくれて、ほんっとに心強いわっ」
:(がしっ)>ガイの手
たとえ美人と言うほどではなくとも、ここまで言われると断れないガイ。
一方ボスコーンは、相変わらず抜かりはない。
ボスコーン :「二人だけで行かせると連絡が取りにくくなって困るな。
:お前も行け」>部下
部下 :「……わかりました」
こうして旅立ったガイとシーナ、そしてボスコーンの部下の一人であるボブ
カ(仮名)は、翌日一日かけて王都への街道をひた走り(?)、ドラゴンに遭遇
することもなく無事王都へ到着したのであった。
王都到着
--------
ガイ :「疫病か。そう言えばそうだったな」
王都に到着、ドラゴンを警戒している門衛に招き入れられつつ城門をくぐる。
シーナ :「だからね。疫病にかかりたくなかったら、息を止めて町
:の中を歩くのよ」
…………おい。
シーナ :「いい? せーの、……」
ガイ :「ふむ。……(息を吸う)……」
ボブカ(仮名) :「……」
シーナ :「…………」
ガイ :「…………」
シーナ :「〜〜〜〜〜〜」
ガイ :「〜〜〜〜〜〜」
ボブカ(仮名) :「あのー……(汗)」
シーナ :「〜〜〜〇々ゞ;;×♀¥$¢£%**@§☆☆?!!!」
ガイ :「(ぷはっ)……おいおい(汗)」
シーナ :「ぶはあっ! ぜはー、ぜはー、ぜはー」
ボブカ(仮名) :「そんなに深呼吸してたら、全然違わないと思うんですが」
シーナ :「はっ! しまったぁっ!」
実際、息を止めるくらいじゃ全然変わりません。……ばかもの。
広場にて
--------
歩くうちに、市場の開かれる広場にさしかかる。
既に夕暮れ時とは言え、行き交う人影はほとんどなく、まばらに残る物売り
の声にも力がない。
また、物陰に行けば惨憺たる有様になっていることも、荒れ始めた町の様子
から想像できる。
シーナ :「ここも随分寂れちゃったわねぇ……」
ガイ :「そうか。前はもっとにぎやかだったんだろうなあ」
シーナ :「ええ……」
物悲しそうに、シーナの言葉が途切れる。
ガイも黙って広場を見渡す。
しかしてその内心は。
シーナ :「(あーあー…これじゃ当分は仕事にならないわねぇ……)」
ガイ :「(王都の市場には上物の酒が出回っていると聞いたが、
:どこだ? もう売ってないのか?)」
……そんなもんである(嘆息)
そして到着
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シーナ :「到着っ! ここよ」
ガイ :「ここか」
ついに一行は、ホワイトリーズに到着した。
ボブカ(仮名) :「まだ、その剣士は泊まっているんでしょうか?」
シーナ :「さあ?」
おいおい。
シーナ :「でも、もっと良いことにもなってるかも知れないしさ。
:とりあえず泊まればわかるわよ。……こんばんはー……
:きゃあ、お姉さん、久しぶりぃっ」
こうしてシーナは、思いがけず(ぉぃ)一成との約束を果たすことができた
のであった。
……ん?
…………そうそう、もちろん、ドラゴンを倒すという大目的にも一歩近づい
たのは言うまでもない。
解説
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着々と対ドラゴン戦の手筈を整えつつある義勇軍のさらなる戦力充実のため、
また一成との約束を果たすため、一成らを義勇軍に迎えるべくシーナとガイが
王都に到着しました。
その前後の、ちょっとしたシーン断片です。
時系列等
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疫病が蔓延するハイランド王都ナノペテウスにて、ボスコーンの義勇軍が情
報収集を概ね終えて対ドラゴン作戦に移りつつある頃の話。
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以上です。ではでは。
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ごんべ
gombe@gombe.org