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Date: Sat, 13 Oct 2001 01:15:13 +0900
From: AloeDaioh <aloeking@geocities.co.jp>
Subject: [KATARIBE 22699] [HA06L] チャットログ『恐怖喫茶で雨宿り』
To: kataribe-ml@trpg.net
Message-Id: <a04310501b7ecc7818821@[210.170.254.81]>
X-Mail-Count: 22699
蘆薈でする。
2001/10/10、午後7時頃からの#HA06。
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チャットログ『恐怖喫茶で雨宿り』
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登場人物
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雨降蓮太郎 :雨男。いろいろあって禁酒中。
(PL:蘆薈[lokai])
吉田善勝 :雨降の飲み友達。睡眠と食いだめが得意。
(PL:たついーし[tatsu114])
伊佐見香奈 :元気な女子高生。実は武術家。
(PL:球形弐型[Ball_log])
里見鏡介 :香奈のボーイフレンド。里見一族の幹部。
(PL:Gallows[gallows])
龍棟青九郎 :里見一族の青年。いろいろ呪われている。
(PL:狗狼[kurow])
恐怖喫茶で雨宿り
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雨降 :「…………(ばっしゃばっしゃばっしゃ)」
雨降 :「……たまには早く帰ろうと思ったのに(ざぶざぶざぶ)」
SE :ごろごろごろ
雨降 :「……自転車を置いてくればよかった(じゃぶじゃぶ)」
[Ball_log] # ここで又「ざっぱーん」とか
[lokai] # ひでえ(笑)
雨降 :(がっしゃがっしゃがっしゃ)
吉田 :「くう・・・・・なんつう雨じゃ・・・・」
[tatsu114] # ざばざば
雨降 :「……(ざぶざぶ)」<諦めて押してる
吉田 :「ん?あそこで自転車押してるのは・・・」
雨降 :「(ばしゃ)……ああ」
吉田 :「雨降さんじゃないっすか、どもども」
雨降 :「ああ、吉田さん……それにしても酷い雨だ」
吉田 :「ひどい雨ですねー、雷までなって・・・ついてないです
:よねー」
雨降 :「全く……ちゃんとうちまで帰りつけるものか」
[lokai] # 機嫌がよくないのでますます天気悪化中
吉田 :「なんかますますひどくなってますしね・・・・どっかで
:のんで雨宿りとでも行きますか?」
[tatsu114] # 誘ってみたり
雨降 :「(ちょっと考えて)……いや……今日は、酒は」
[lokai] # 禁酒中
雨降は数日前に朝帰りしたところを見つかって、禁酒して、というかさせられ
ています。
チャットログ『禁酒令』
http://www.trpg.net/ML/kataribe-ml/22600/22698.html
参照のこと。
吉田 :「ん?そうっすか・・・」
雨降 :「わけあって禁酒中でね(苦笑)」
吉田 :「彼女にに泣きつかれやめたとか・・・」
[tatsu114] # ちょっと意地悪なこといってみたり
雨降 :「うっ(図星)」
吉田 :「(ほんとだったんか・・・・)ま・・・まあどの道この雨
:時で自転車は身動き取りづらいでしょう、どっかで雨宿り
:しておさまるのまちましょう」
雨降 :「いや……まぁ……その……そうだな、そうしよう」
[tatsu114] # ちゅうわけで禁酒中のあふりん気遣ってすらもん逆戻り
雨降 :「……申し訳ない(頭下げる)」
吉田 :「じゃ、適当に軽く晩飯といくかな。雨降さんどうしま
:す?」
[Ball_log] # そこで急に自転車が重くなる
雨降 :「夕食は帰ってから作るが……ん?」
香奈 :「こんちわ〜」
吉田 :「どしました?」
[Ball_log] # 自転車の後ろに乗っかってる
吉田 :「ん?このこは?」
雨降 :「……香奈君か。びっくりさせてくれる」
雨降 :「知り合いの娘さんだ」
香奈 :「ん?……由摩ちゃんの方が良かったかな?(くすくす)」
吉田 :「由摩・・・・ああ、こないだの娘か」
雨降 :「……何故そういうことを知っている(滅)」>香奈
香奈 :「そりゃ、由摩ちゃんの従姉だもん(くすくす)」
鏡介 :「ぼくもなぜか知っている」(唐突にあらわる)
吉田 :「・・・・まあ・・・とりあえず香奈ちゃんもいっしょに
:行くか?」
雨降 :「……やっぱり湧いたか(頭痛)」>鏡介
香奈 :「あ、鏡介が湧いて出た」
吉田 :「沸くんですか(汗)」
鏡介 :「湧くらしい」
雨降 :「……このぶんだとあげはあたりには知れ渡っているな
:(寂滅)」
吉田 :「ま、まあまあ知れ渡るっていっても数人でしょうに」
鏡介 :「いい話なんだからいいじゃないか」
雨降 :「……その考えは多分甘い」>吉田
鏡介 :「きっとみんな祝福してくれるよ。きっとね」
吉田 :「・・・・そのあげはってそんなにすごいところなんです
:か?(汗」
香奈 :「うーん……どうだろー……(汗)」
雨降 :「(どきどき)……とりあえず、早く雨の当たらないところ
:へ行かないか(汗)」
[lokai] # こわい考えになったらしい
香奈 :「いこー、いこー、れっつごー」
鏡介 :(真っ黒な犬の顔のついた傘をさしている)
吉田 :「そうっすね行きましょう」
鏡介 :「いこうか」
香奈 :「……鏡介……それ自作?(汗)」<かさ
鏡介 :「自作……といえば自作かな」
傘 :「ワン!」
吉田 :「・・・・・・・・」
香奈 :「だって、売ってたら恐いもの……」
傘 :(がぷ)>香奈
香奈 :「ぎゃー(げしっ)」
鏡介 :「怖くないと主張している」
傘 :(ガード)
香奈 :「……いや……別にいいんだけどさぁ……」
[Ball_log] # もう慣れたらしい
雨降 :「……大抵の悪趣味には慣れたつもりだったが」
[gallows] # そして到着
スラモンに行って和気藹々とするはずが、鏡介が来たあたりからなんだか怪し
い店に誘導されてしまった模様。
鏡介 :「到着」(傘がうねうねと服の中に入っていく)
雨降 :「服が濡れないか」
鏡介 :「水分は飲んでしまったらしい」
[gallows] # (謎
香奈 :「何しようかなぁ……(めにう読み読み)」
鏡介 :「では僕はこの『愛と魅惑のカシス』にしようか」
香奈 :「……なんだそれ」
鏡介 :「なんだかわからないところが大変気になるじゃないか」
香奈 :「まぁ、そーだけどね……」
鏡介 :「なんだいなんだい、香奈もこれがいいんだな。じゃあ二
:つ」
香奈 :「あ……ま、いいか」
鏡介 :「雨降さん、この『高貴なる砂漠のカフェラッテ』なんか
:なかなか趣深そうだね」
吉田 :「じゃあ、俺適は当にいろいろ食っていくかな」
鏡介 :「……(つつつ)」<それとなく吉田さんにメニューの一文
:を指し示す
[gallows] ドリームパフェ:愛あるかぎり戦いましょう
雨降 :「……普通の名前のものはないのだろうか。中華まんとか」
吉田 :「なかなかどんなのは興味深そうな品だな・・・」<ドリー
:ムパフェ
鏡介 :「ロシアン中華まんなるものがあるね」
雨降 :「ロシアなのか中華なのか……それにしよう」
[tatsu114] # いまってどこかな?
[gallows] # 謎喫茶
あるいは謎飲み屋
[tatsu114] # 了解
鏡介 :「世界の香辛料コースと世界の肉コースと世界の虫コース
:があるが、どれにしようか」<ロシアン中華まん
吉田 :「世界の虫コース・・・?」
青九郎(スイマー):「肉ぅー!」
青九郎は、呪われた陸スイマーの海水パンツを装着することによって、青九郎
(スイマーモード)に変身する。らしい。
そのへんは
チャットログ『スイマーに襲われたら』
http://www.trpg.net/ML/kataribe-ml/22100/22187.html
参照。
鏡介 :「世界の様々な珍肉がランダムで入っているそうだ」
香奈 :「……ゲロゲロ〜」
青九郎(スイマー):「肉で。」
吉田 :「・・・・・確かにロシアンだ・・・」
青九郎(スイマー):「他よりまだ生存率は高そうだ」
雨降 :「香辛料……まさかスパイスだけではあるまいな」
鏡介 :「いろいろと興味深いね」
青九郎(スイマー):「チャレンジする価値はあるかもしれない」
青九郎(スイマー):「でもとりあえず肉で」
鏡介 :「困ったら全て青九朗君に食べてもらえばいいんだ」
香奈 :「虫は絶対にいやぁぁ……」
青九郎(スイマー):「…ドリアンキャラメル以外なら」
雨降 :「……香辛料で」
吉田 :「ドリームパフェとロシアンの香辛料ね〜」
ウェイトレス :「かしこまりました」(忽然)
青九郎(スイマー):「誰も蟲はたのまないのか…」
ウェイトレス :(かつんかつんかつん)
雨降 :「何か非常に嫌な予感がするのだが」
[gallows] 奥の方からこの世のものとは思えぬ様々な断末魔が響く
青九郎(スイマー):「肉…か。肉…」
[lokai] # ぎゃー
なんなんだあ
ウェイトレス :(血まみれ)「愛と魅惑のカシスとドリームパフェになりま
:す」(置く
鏡介 :「おお、これは赤い」
吉田 :「・・・・・・・をい、いまのこえはなんだ?」>ウェイ
:トレス
雨降 :「…………」
ウェイトレス :「……なにか、聞こえましたか?」(ぎろり)
青九郎(スイマー):「血ー。血はいいねえ」
吉田 :「・・・・・・・・・いえ・・・・・・・」
ウェイトレス :「それでは」(カツンカツンカツン)
[gallows] チェーンソーの音と低い爆音
吉田 :「ドリームじゃなくてヘルの間違いじゃねーか・・・?こ
:のパフェ」
青九郎(スイマー):「屠殺からとは…実に凝ってる」
鏡介 :「このなにかの目玉なんかなかなかファンシーじゃないか」
雨降 :「……頼まなくてよかった」
ウェイトレス :(少し焦げてる)「ロシアン中華まん香辛料コースおもちし
:ました」(山盛りの中華まん)
吉田 :「ぎょろっとしててファンシー言うか・・・」
鏡介 :「おお、来た来た。ありがとう」
ウェイトレス :「それではごゆっくり……」
ウェイトレス :「永遠に……」(すーっ)
雨降 :「駄目だ……ここにいてはいけない……ような気がする」
鏡介 :「(もぐもぐ)……苦い、コレは苦いな」
鏡介 :「それにもそもそしている」(うじゃうじゃと口のまわり
:に苔がむす)
吉田 :「・・・・とりあえず食おう(パフェにスプーンをかける)」
青九郎(スイマー):「…緑の髭が」
ウェイトレス :「バーン!」
吉田 :「!!」
ウェイトレス :「食べるんですか? 食べるんですね? ええ、いいです
:とも。どうぞお召し上がりになってくださいな」
ウェイトレス :「まずはこの契約書にサインを」
吉田 :「・・・・・・・ぇ?」
ウェイトレス :「ハイ、ここに親指を当てて。ペッタンコ」
ウェイトレス :「どうぞ、思う存分食べてくださいな」
ウェイトレス :「それでは」(いそいそ)
吉田 :「契約書読ませてくれってもう押されたんか!!」
鏡介 :「あっはっは、なかなかスピーディーなウェイトレスさん
:だね、あの仮面のウェイトレスさん」
雨降 :「……」
吉田 :「・・・笑ってるんなら一口食ってみてくれ」
鏡介 :「残念ながらそれどころでないようだ」(全身苔人間)
吉田 :「・・・・・とりあえずこの目をどけて・・・・では改め
:てひとすくい」
目 :(赤く光る)
青九郎(スイマー):「肉…にーくー」ちゃんちきちゃんちき
目 :(しゅるしゅるしゅぽーん)<口の中に入っていく>吉田さ
:ん
[gallows] それに続いて次々とスプーンの上の液体が口の中に
吉田 :「なんじゃ!ってうぐっ!!」
[gallows] 厨房の扉が轟音とともに開く
巨大コック :「目覚めよ! 今こそ決起の時である! 覚醒だ!
:レボリューショーン!」
吉田 :「な、なんじゃ!!?」
[gallows] 店内に吹き荒れる風! 吹き込む雨!
青九郎(スイマー):「肉…」
巨大コック :「食べたな! 食べたんだな! その夢を愛を希望を全身
:に込めて今こそ目を赤くする時!」(ランランラン)
[gallows] そして宙を様々なオブジェクトともに回転する巨漢青九朗!
吉田 :「食ったんじゃなくて勝手にはいってきたんだ!この化け
:物パフェ」
ウェイトレス :「細かい事気にしないでいいのよ」(仮面をはずすととび
:でるおさげ)
巨大コック :「貴公の前には今二つの道がある! なるか、ならないか
:だ!」
青九郎(スイマー):「あーあ」
吉田 :「なにになる?なににならない?主語がないぞ」
ウェイトレス :「細かい事気にしないでいいのよ」
巨大コック :「それは……アレだ! なればハッピーならねばジュテー
:ム」
吉田 :「じゃあ細かくないことを聞こう、さっきの契約書を見せ
:てくれ」
ウェイトレス :「あと五秒しかないのに……」
雨降 :「……里見か……」
青九郎(スイマー):「なればハッピーはわからんこともないけどジュテームっ
:てなんだろ」
巨大コック :「今こそ決断の時ィィィィ」
吉田 :「・・・・・わかった、じゃあならない」
[gallows] ボシュッという小さな音ともに店内中央のマンホールのフタが飛
び店全体が吸い込まれていく
巨大コック :「ジュテェェーム」
[gallows] ザァァァーーー。外はただ雨。
吉田 :「・・・・・・・・????」
青九郎(スイマー):「肉、肉はーっ?」
ウェイトレス :「残念時間切れ。また来週」(植物に飲まれてきえる)
雨降 :「犠牲者なしでオチがついたようだ」
吉田 :「・・・・・よかったのか?これで?」
鏡介 :(苔拭き拭き)「さあね」
雨降 :「いつもならもう少し取り返しのつかないことになってい
:る」
青九郎(スイマー):「ジュテームらしいな」
青九郎(スイマー):「肉…世界の…色々な…」
青九郎(スイマー):「かえろ」
[kurow] # 水の上を歩いて去ってゆく
[gallows] 残念、勢いに乗じて同族を増やそうと思ったがw
[tatsu114] # こわいぞ・・・・あれは
[gallows] 吹利に恐怖を振りまく一族なのですw
[lokai] どきどき
[tatsu114] よく考えてみたら
勇那ちから赤い目は里見のしるし的なことを聞いていたな
そして後日上がってきた絵。
[CG]里見喫茶(仮)
http://kataribe.com/HA/06/G/rkgk0116.jpg
時系列と舞台
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2001年秋の大雨の夕刻、吹利市内のどこか。
解説
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大雨の中、雨宿りと飲食の場所を求めて集まった人々。
なんとなく怪しげな喫茶店に入ったところ、とんでもない事態に。
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滑るがごとく遠ざかる
東松原蘆薈
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