TRPG.NET > TRPG.NETの目標と方針 >
TRPG.NET とは、sfこと古谷俊一の個人事業である電網工房・匠の提供する、TRPGの普及と活性化のための活動を行うために設立された、有償/無償のネットワークサービスを提供するサービスプロバイダです。
TRPGの発展に寄与するための各種情報とサービスの提供をおこなうために、中立な立場で各社・各サークル・個人の作成した資料・作品などを統合的に提供・リンクし、さらに独自のコンテンツを作成する、公共的ネットワークサービスを運営していきます。
現在の主要なサービスとしては、IRCサーバによるチャット環境やTRPG座談会の掲示板をはじめとした交流用システム、日刊TRPG総合メールニュース 語り部日報あたりに力を入れています。
資金的にはネットワークサービスのうちの有償サービス(メーリングリスト設置、WebPage領域貸し、メールアカウント貸しほか)を提供する業務と、日刊TRPG総合メールニュース 語り部日報の広告料によって維持されております。
TRPGの普及と活性化のための活動を行うための、より高度なネットワークサービスを安価に提供するためにTRPG.NETは設立されました。
TRPG関連の商業出版やコンベンションの減少が取りざたされる現状を打破するために、インターネットを利用してTRPGファンの活動・研鑽・情報収集の場を構築していきたいと思います。
現時点では、おもに日本語のTRPG関係資料の総覧的なインデックスと各種資料・最新情報を提供し、日本語圏のTRPGファンの交流と自己研鑚、情報交換のためのサービスの提供を目的とした、TRPGの総合ハブステーションとして整備されています。
TRPG.NETの基本的なサービスは、わたくし、sfこと古谷俊一の運営していたTRPG全般の情報サービスをもとにしています。基本的資料やリンク集、論考などからなる sfこと古谷俊一のTRPGホームページ と、工房・匠のTRPG座談会という掲示板群です。(既に独自ドメインにて運用していた、創作TRPGの語り部総本部の内容については、ミラーはしていますが移転はしません)
これらの内容は1998年初頭時点で、規模的にもトラフィック的にも大きくなってきたために、移転・再整理する必要が生じていました。容量的には単なるレンタルサーバでも良かったのですが、推定250MB/dayの転送量を考慮するとなかなか辛いのが実情です。そこで、いっそサーバ一台丸々を借りるサービスを使用してサーバ機を持っていてこその高度な情報サービスを展開することにしました。
しかしこれがなかなかに高価でして、自宅安静中で稼ぎ口のない状態では、なかなか辛い。というわけで任意団体として会費を募る、友人連中と頭割りするなども考えたのですが、最終的に個人事業としてTRPG関係に限定したサービスプロバイダ業務を行うことで資金を確保することに決定したのです。
実のところ、別に個人事業としないでも、知り合いなりから資金を寄付として募って維持すれば、そちらのほうが気楽なうえに集まる資金はむしろ多かったかもしれません。事業としては領域売りなどは現状では低廉すぎて、間違いなく大きな赤字になることは当初より予想されていました。
では、なぜ事業という形態にしたのか。それは事業であるということから来る立場を利用して、TRPG関連企業からの公式な情報(プレスリリースや品切れ情報、各種の予定など)の獲得を容易にしようという意図があったためです。個人もしくは同人サークルは現時点では社会的には地位が低いといいますか、交渉しずらいところがあるわけですが、営利事業として実績と利用者を背景とすれば、多少は役に立つ情報獲得が可能になるのではないかとかんがえたわけです。
この設立意図がうまくいくかどうかは、今後完全に移転・整備し実際の利用者に関する統計資料がどれだけの力になるかが問題になるのではないかとかんがえています。