映画を観よう

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●はじめに

 『ハリーポッターと賢者の石』が大ヒットを巻き起こして以来、国内外でファンタジィブームが巻き起こっています。僕達ゲーマにもなじみ深い『指輪物語』も『ロード・オブ・ザ・リング』として映画化され既に第2部が公開されました。
 そういった映画を見るのはD&D3Eをプレイする上で、いろいろと役に立ちます。登場人物の服装であるとか、戦いのシーンであるとか。

 純然たるファンタジィ映画でなくても、中世ヨーロッパを題材にした映画であったりD&D3Eのイメージに近い映画というのは多々あります。ブレイブハート、エクスカリバー、コナン・ザ・グレート、スターウォーズ、ロック・ユー、ジャンヌ・ダルク等々。これらもまたゲームに対するイマジネーションを高めてくれます。

 みなさんのような生粋のゲーマであれば、こういった映画を純粋な娯楽としてだけでなく参考資料として観ることも多いでしょう。僕は生粋のゲーマというには些か純度が低い感がありますが、上記のような映画に資料性を期待して観るということは往々にしてあります。
 言い方を変えればそういう映画は「ゲーム的」であるわけですが、ゲーム的な映画を観ると登場人物をついつい自分の好きなゲームのデータに、脳内変換してしまうと言うことがあるようです。僕自身は極めて純度が低く薄っぺらでへなちょこなゲーマですので、そういったデータに自動変換されるようなことは未だありませんが、そういう事もあるとさる友人ゲーマから聞いたことがあります。


●脳内自動変換

 例えばこんな具合です。何度も言いますが、僕自身の話ではなくさる友人ゲーマS氏から聞いた話です。

 映画ジャンヌ・ダルクで描かれている聖少女としてのジャンヌ・ダルクは、最初はレベルの低いPaladinでChaが18で、途中で手に入れ戦いの時に必ず振りかざしている旗はきっとChaを上昇させるマジックアイテムなんだろう、とか。
 ロック・ユーの主人公、最初は単に剣技に秀いたFighterだけれど、ジョウストの試合を重ねるうちにレベルアップしてPrestige ClassであるCavalierになったんだろう、とか。
 ハリーポッターに登場するハーマイオニー・グレンジャーはIntもChaも高いけれど、周りが見えてないしWisは低いWizardだな、とか。
 スターウォーズに登場するダースモールは……ってこれはD&D3Eに対応したd20 StarWarsというゲームで実際にデータ化されていますね。ちなみに12レベルキャラクタになっています。

 とまあ、こんな具合に映画を見終わる頃には主要な登場人物を全てD&D3Eのデータに変換し終え、何時でもNPCとして登場させられるくらいになっていたりします。これがまた、ゲーマの友人と映画を見に行った後、夕食を一緒に食べている時は侃々諤々で「ハーマイオニーはCha低いでしょう」「いやいや、言動は可愛くないかもしらんが見た目が可愛いんだから問題ない」だのとなるわけです。
 折角、女の子とデートしているのにデータ化に夢中になって、食事中に会話が途切れてしまうなんて事があると、僕って業が深いなと思……おとっとと僕じゃなくてS氏がです。

●妄想で終えずに

 さて、この様に映画から得られる視覚的情報だけをゲームに活用するのではなく、そこに登場した人物をデータ化し、セッションにNPCとして登場させるとキャラクタのイメージも固まっているのでとても役に立ちます。
 何せ、映画の登場人物ははプロの脚本家が頭を捻り、プロの俳優が演じた物です。それを拝借して利用しない手はありません。

 特にデータばかりに拘ってNPCを作っていると味気ないものになりがちです。そんなキャラクタでも、単なるBarbarian/Fighterとして出すのではなく「ブレイブハートに出てくるウィリアム・ウォレスの様な奴」というだけで(映画を見た人には)、様々なイメージを持って貰うことができるでしょう。


 まあ「みなさんの前に1人のハーフリングが現われました。えーと、外見は俳優のイライジャ・ウッドみたいな感じかな」とか言うと「指輪はどこだ!? 指輪を奪えば世界征服できるぞ!」とかなったりすることもあるので、ほどほどに。

さいごに

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月刊TRPG.NET 2003年04月号

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