| TRPGというのは、誠に時間と労力が必要な遊びである。しかし、様々な手間と労力の掛かるTRPGであるが、果たして何が一体必要なのだろう。
まずは、TRPGは、複数の人間で行われる遊びである以上、遊ぶ人間を確保しなくてはならない。この作業が、まず難関である。TRPGという遊びは、一般に認知されている遊びでない。そこから人数を集めていく作業が大変なのである。TRPGという遊びを理解して、少なくとも一日の時間を使って遊ぼうという気になって貰わなければならない。 そして、日程場所等に関する決定事項を連絡し合うラインを作る必要がある。基本的には、友人同士でセッションは行われるわけだから、友人同士の連絡の際に行えばいいが、これも大人になるに従って仕事できたくが不規則であったりと不都合は出てくる。その場合は、連絡の人間を一人決めておくと物事は円滑に進む。しかし、ある程度の手間暇の拘束をされるという事でもあるので、連絡の人間はGM以外の人間にするのをお勧めする。 人数と日取りが決まった後は、会場確保の必要がある。TRPGというのは複数の人間のコミュニケーションの遊びであるので、ある程度の騒音が発生するのは仕方が無い事である。だが、誰かの自宅を使う際には、この騒音の存在に常に留意し、考えなくてはならない。セッションを行う時間、場所等によって騒音で迷惑を被っている人をないがしろにするのであれば、以後その場所を使えなくなっても文句は言えない。社会の常識を考慮にするのであれば、前述の事に加えて、ファミリーレストラン等の他人の目がある場所でのTRPGは、迷惑極まりないもので、常識を疑われる種別の行為である。 また、当日となっての話であるが、GMとプレイヤーでは、当日用意するべき品々の量が異なる。シナリオ、システム、サイコロ、フィギア、鉛筆、メモ用紙等など必要な物は多いが、この持ち寄り分担に関して考えているグループは少なく、大抵はGMが大部分の準備をして、大きな鞄を持って泣き言を言っているのが現状である。GMが持ってなくとも、他の人間が持ってくれば用が足りる物に関する分担を考えるというのは、GMの負担を減らす良い話である。 金銭的な話で考えると、TRPGというのは、そんなに金が掛からない遊びである。当日は、会場費、各種シートのコピー代を分担するぐらいで、時間を掛けて遊ぶ割には、TRPGより金の掛かる遊びを探す方が難しい。(一日中、ボードゲームやビデオを見たりといった遊びであれば、安上がりで済むだろうが......)サイコロやシステムに関しても、全員が用意をする必要がない為、他の遊びで必要とされる備品費と比べても安価で済む。 TRPGの遊び方は、特に定められた規定があるわけではないが、遊び方の性質上、特性を利用した労力や費用の分担という事柄は存在する。ただ、その事について言及する事無く、慢性的に遊んでいるが故に無駄な労力を行っている場合は多い。これは、TRPGという遊びが生まれてからの熟成年月が少ないといった事柄にも起因している。ある程度の年月が過ぎようとしている今だからこそ積み重ねられてきた経験から効率性の良い遊び方ができてきてもいいだろう。 |