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【第一章:タイデルの魔術師】
GM「さて、君達は前回の冒険を覚えているかなぁ?とりあえず最後に、ライヒの所に言ったら、置き手紙が置いてあって、それにはライヒは貰っていくよと書かれていたから、それを見たレミー=ムーアが急いで帰って行ったと。それをパーティー達は何故かにやにやとして見てたんだよね」
(一同苦笑)
GM「で、アックスは報酬として指輪を貰って、新たなる冒険を求めてラバンの方に向かって行ったと。君達は、まだ村にいるのだ。という所でスタートです」
フーズ「報酬はもらったっけ?」
GM「まだだね。全部で2500ガメルです。今いるのは6人だから……とりあえず一人が持って共同資金にするという手もあるね」
フーズ「共同財布はいい考えだから、ここは、やはり司祭様に……」
アーシュ「はあぁ……」
GM「別に書いた方が、混乱しなくてすむよ」
アーシュ「ちょっと、重いですねぇ」
GM「ああ、そうか。金貨でくれた事にしよう。さて、君達はエレの村にまだいるわけなのだが?」
ハインド「エレの村に武器屋あります?」
GM「ない」
ルーク(フーズ)「えっ〜。ハインドさん、そんなに持ってて、まだ武器欲しいんですかぁ?」
GM「フーズ。あの……ルークのプレイよりも……」
(一同笑)
フーズ「で、フェンリル。タイデル行きたいんだって?」
フェンリル(GM)「うん」
今日は、アックス、フェンリル、ルーク、パルサスの4人がお休みです。それぞれ勝手に別のプレイヤーや、GMが演じてますが……ま、リプレイが読みにくい事は多少容赦してもらいたいです。
アーシュ「エレの村ってどこにあるんでしたっけ?」
GM「タイデルとラバンの間ですね」
フーズ「まあ、どっちにしたってタイデルにいかなきゃ話は進まないみたいだし」
GM「気にくわない言い方だな……」
アーシュ「フェンリルさんが用があるんだよね?だったら行きましょう」
フーズ「どうもあの街は、最近ツキがないような気がするんだ」
ルーク(GM)「何、言ってるんですかフーズさん。いつもの事じゃないですか」
フーズ「ルーク……お前」
セリシア「何か……みんなでルークをやってる(笑)」
フーズ「じゃ、親父。それでいいかな?」
パルサス(GM)「そうだな、じゃあ、行こうかぁ。いやぁ、また、楽しい旅ができるなぁ」
フーズ「何が楽しいんだ、お前は?(笑)」
(一同笑)
■■■■■
GM「だっていつも言ってるじゃん(笑)…………そんなこんなで、4日ぐらいかけて、君達はタイデルへと到着したよ」
アーシュ「全部で幾らですか?」
GM「一人100ガメルでいいや。う〜ん、安い。このGMとしては破格の安さだよなぁ〜。160と言わないところが、太っ腹だと思うでしょう」
ハインド「(震えながら)……うん(笑)」
GM「嬉しいでしょう?」
ハインド「嬉しい、嬉しい(泣)」
GM「涙を流して喜んで下さいね(笑)」
ハインド「残り、54ガメルだ(泣)」
フーズ「さて、真実の口にでも行くか?」
ハインド「俺は、武器屋に行く」
アーシュ「あっ、だったら私も武器屋に」
フェンリル(GM)「私は、魔術師ギルドに行ってくるけど」
セリシア「それにはついていくわ」
ハインド「武器屋に行った後で、俺達は魔術師ギルドに向かうから」
フーズ「じゃあ、俺は親父と留守番してるから……さて、どこの宿で落ち合おうか?」
セリシア「真実の口」
フーズ「では、俺はカパルスの家でも見に行こうかな」
GM「だから、あれはレイルズ=ヴィヴィルディの家であって、カパルスの家じゃないんだってば……カパルス=ヴィヴィルディの家じゃないんだって(笑)」(第四話参照)
フーズ「そうしてる間に、私は手紙を出していますから」
GM「はいはい」
フーズ=ラングには、ラングール一族という恐るべき裏設定がある。彼はその裏設定の人物を活用するために、日夜プレイ中に手紙を出していたりするのである。だが、活用されるかどうかは、GM次第なのである。少しは使ってあげたいが、その膨大な裏設定の資料を見ると……
GM「つーわけで、まずは武器屋から行こうか?」
武器屋「何でしょうか?」
ハインド「ショートソードを二本、売りたいんですが?」
武器屋「かなりお安くなりますけど、かまいませんか?」
ハインド「もう一本は、魔法の発動体としても使えるんですが……」
武器屋「ま、普通の剣よりは高く買い取らせて戴きますがね」
ルーク(フーズ)「ハインドさん、そんな物売っちゃうんですか?」
GM「ルークは、この場に居ません」
アーシュ「ハインドさん、売ってしまうんですか?」
GM「で、結局何を売るの?」
ハインド「最初に持ってた筋力4のショートソードと、フェデリックの持っていた発動体としても使えるショートソード」
GM「そうだな。最初の方は、市価の1/5。後の方は、市価の1/2で引き取ってあげるよ」
ハインド「かなり安くなるんだなぁ」
フーズ「GM。このキャラクターシートに書いてあるハンド・アックスは、カチューシャにあげたやつなので無いです」
GM「わかりました」
武器屋「こちらのお嬢さんの方は?」
アーシュ「クロス・ボウを買おうと思ったんだけど、お金が足りないんでショート・ボウを……」
セリシア「お金が足りないの?」
GM「足りない?今、幾ら持ってるの?……2000ガメル以上持ってない?」
アーシュ「あっ、金貨の計算まちがえてた」
GM「それは、ルール通りに買っておいて下さい。さて、魔術師ギルドの方だね」
フェンリル(GM)「セリシア、お願いっ」
GM「受付には、相変わらず、受付嬢が二人並んで座ってるよ」
受付嬢「何でしょう?」
セリシア「ここの導師のタントックさんに、面会したいのですが」
受付嬢「タントック導師でしたら、自室に居ると思います」
セリシア「うかがってよろしいのでしょうか?」
受付嬢「かまいませんよ」
セリシア「では、テコテコと上がって行きます」
GM「タントック、と名札がさがった部屋があるよ」
セリシア「コンコン」
タントック「はい、お入り下さい」
セリシア「失礼します。カチャ」
タントック「あ、セリシアさんでしたか。お久しぶりですね」
セリシア「あの、こちらのフェンリルさんの調査の事で……」
タントック「その事でしたか、それならば、一応調べ終わってますよ……アンブローディアという名なのですが、これは、かなり特殊な妖精のようですね。私の調べたところによりますと、マイリー神が創りたもうたとされる妖精で、その性質は、かなり戦闘的なものを持っておるらしいのですが、そのせいで古代魔法王国時代の魔法使いによって全滅させられたといった記述があります」
フェンリル(GM)「もし、未だその妖精がこの世界の存在していたとして、その妖精を抑えたいと思った時に、どうすればよいのでしょうか?」
タントック「そうですね、アンブローディアは妖精ですし、妖精の事は同じ妖精が一番知りうるのではないでしょうか?この物質界に存在する妖精達は、かなりかつての力を失った存在ではありますがね。例えば、エルフなどはいまだに妖精界、精霊界へのつながりを持っている者もいると言われていますし、そういう者ならばアンブローディアの事も詳しく知っているのかも知れません。私が教えられるのは、アンブローディアの性質と生態までで、それ以上の事は……幸い、エルフならば、このタイデルでは余り見かけられませんが、南のタラントの方に行けば、人口の何割かがエルフという珍しい国でもありますし、何か分かるのかも知れません」
フェンリル(GM)「そうですか……」
セリシア「それは、カパールという村では……?」
タントック「エルフ村の中には、確かカパールという村もあったと思いますが、そこだけではないでしょう」
フェンリル(GM)「それでは、ありがとうございました」
タントック「いえいえ」
GM「まだ、タントックさんの表情には、疲労の色が見え隠れしているね」
セリシア「あの、もう一つお願いがあるのですが」
GM「はい、何でしょう?」
セリシア「高レベルの呪文というものは、どうやって手に入れたらよいのでしょうか?」
普通は導師級まで行けば、魔術師ギルドで最後(最強)の呪文までかかれた呪文書を閲覧し、模写することが可能なのだが、セリシアは元々魔術師ギルドで魔法を教えてもらったわけではないし、現在も、どこかの魔術師ギルドに加入しているわけではない。彼女は現在は5レベルまでの呪文しか呪文書には書いてないのである。このままではレベルが上がっても魔法を使えないので、こんな事を言ってるのである。
タントック「それは、師事した導師に教えてもらう他はないでしょう」
セリシア「ここでは無理ですか?」
タントック「ここというと、私がですか?……残念ですが、私は、現在弟子を取るほどの余裕がありません。もし、ライルの件が解決いたしましたら、その時は、喜んで迎えさせてもらいますが」
セリシア「無理を言ってすみませんでした」
タントック「いえ。こちらもお役に立てなくてすみません」
GM「アーシュラインとハインドが魔術師ギルドを訪ねてきた時に、丁度フェンリルとセリシアが降りてきたよ」
セリシア「ああ、遅かったわね。もう用事はおわっちゃったわよ」
ハインド「ああ、そうか……」
セリシア「ハインドは、用事かなんかあるの?」
ハインド「いや……ないけど」
セリシア「じゃあ、帰りましょう……あっ、ちょっと先に行ってて」
GM「そういえばベルダインの宿屋では、帰ったと言ってたよね(苦笑)」
アーシュ「ああ、思いだした(笑)」
セリシア「受付嬢の所に行って、すみません、メイザース=ソロ導師とトガロ導師とパルス導師は……」
受付嬢「トガロ高導師は、今日はまだ姿を見かけてません。メイザース導師は自宅で療養中です」
セリシア「あの、何か怪我でも?」
フーズ「ああ……僕は今、出番がない(笑)」
受付嬢「一週間前ぐらいから、自宅で療養しています」
セリシア「自宅にお見舞いに行きたいので、住所を教えてもらえませんか?」
受付嬢「あ、はい」
GM「自宅の住所の番地を教えてくれた……どこでもいいや(笑)地図があるから適当な所を指してよ。あっ、スラム街はやめてね(笑)」
アーシュ「じゃあ、白の広場の近く……」
GM「いいよ、では白の広場の北という事で」
■■■■■
セリシア「みんなは先に行ったので、一人で……」
アーシュ「外で待ってる」
セリシア「あ、先に帰らないで、待っててくれてる?(笑)」
GM「さて、メイザース=ソロ導師の家に到着したけどどうする?」
アーシュ「お見舞いとかは……」
GM「花でも買っていく?何だったら花壇職人とか?」
(一同笑)
アーシュ「やだぁ……」
フェンリル(GM)「私は知り合いではないから、家の外で待っていましょう」
ハインド「別に知り合いってわけじゃないけどな……」
GM「でも、中には入るんでしょ?(笑)」
ハインド「別に、入って物をとるってわけじゃ……どういう状況か見たいから、一緒に中に入りますよ」
セリシア「では、三人で……」
GM「コンコンとドアを叩くと、『はい』と声がするよ」
セリシア「メイザース導師の声じゃないようだけど……聞き覚えあるかしら?」
GM「あるよ。3文字の人の声だね」
フーズ「(笑)」
ハインド「分かった(笑)」
アーシュ「男の人の声でしょ?」
GM「そうだよ。あっ、二人いるんだっけ、三文字の人って(トガロとパルス)……カチャッ、という音がしてドアが開くよ」
セリシア「あ、どうも……」
トガロ「あぁ、君達か……メイザース=ソロ……お客さんのようだな」
セリシア「お見舞いにきたんですけど……療養中だそうですから」
GM「すると、トガロは、君達三人を中に招き入れるよ」
アーシュ「オズオズと……」
GM「奥の部屋に行くと、メイザース=ソロは上半身だけをベットから起こした形で横たわっているよ」
メイザース「ああ、あなた達ですか(元気そうに)」
セリシア「ははは(笑)」
ハインド「……相変わらず、元気ですねぇ」
メイザース「いや、いや、いや。ま、明日からでも、ギルドの方には行けるんですけどね」
セリシア「では、これはお見舞いの……」
アーシュ「風邪かなにかで?」
メイザース「ああ、はい。ちょっとこじらせてしまって、一週間ぐらい、寝込むはめになりましたけれどもね」
ハインド「あれから、すぐにこちらの方へ戻られたんで?」
メイザース「はい」
ハインド「あの……」
トガロ「……メイザース、私はそろそろギルドの方に戻るとするよ。お邪魔のようだしな」
メイザース「いや、そんな事は……ないですけれどもね」
トガロ「私は、まだ仕事が残っているので。では、明日からギルドの方に出てきてくれ」
GM「そう言って、トガロは出て行ってしまうよ」
メイザース「で、何でしょう?」
ハインド「いや……ロベスピッツの行方は知らないか?」
メイザース「あ……逃がしてしまったみたいですが……」
ハインド「行方不明という事か?」
メイザース「いえ、私はあまり良くは知らないんですけど……いや、トガロさんだったら知ってるかもしれませんがね」
アーシュ「あの、母さんの事について、何か知りませんか?」
メイザース「…………エクスプローラーズとカラーズですか?」
アーシュ「はい……」
メイザース「…………」
GM「少しメイザースは、黙っちゃうね」
アーシュ「黙って困っているその顔をのぞき込みながら……」
セリシア「どうしたんですか?メイザース導師?まさか、また風邪の具合でも?」
アーシュ「ははっ(笑)」
メイザース「いえ、そういうわけじゃないんですがね……」
GM「と、少し真顔になるメイザース」
メイザース「……あなた方は始源の竜の教団について、どこまで知っていますか?どこまで関わっているのですか?」
ハインド「仲間の知り合いが、その教団に殺されてな……血眼になってその教団を追っているんだ」
メイザース「どこで始源の竜の教団の事を?」
アーシュ「ある……神官に聞きました」
フーズ「(震えてる)」
(一同笑)
ハインド「フーズがいないんで、喋っちゃうけども……」
メイザース「ある神官と言うのは……お母様の事ですか?」
アーシュ「知っていらっしゃるのですか?」
メイザース「まあ、ベルダインでも聞きましたけどね」
アーシュ「はい、そうです」
フーズ「親父がいたら喋りまくりだろう……いなくて良かった(笑)」
メイザース「そうですね……始源の竜の教団というある教団があります。そしてカラーズというのは、その始源の竜の教団の神官戦士のような存在と言えばいいでしょうか……」
アーシュ「そうですか……カラーズという者は、三人だけなのでしょうか?」
メイザース「私は、カラーズという者には、そんなに詳しくはありません。そういう存在がいると言う事は知っていますがね」
アーシュ「どうもありがとうございます」
メイザース「まあ、私は止めようとは思いませんが、始源の竜の教団と関わる事はやめた方がいいのではないかと、私は思いますよ」
ハインド「関わらない方がいいと言ってもなぁ……頭の中で、リファールで襲ってきた奴らのセリフが思い返される。できれば知ってる事を教えてもらいたいと思ったんだけどね……」
メイザース「いえ、私はそのくらいしか知りませんから」
ハインド「では、お大事に……」
セリシア「しつこいとは思うんだけど、呪文書の事を……(苦笑)」
メイザース「呪文書ですか?」
セリシア「はい、私の呪文書には吹雪までの呪文しか書いてないのです」
メイザース「なぜ?」
セリシア「私は、正式に魔術師ギルドで習ったわけではなく、1人の魔導師に魔術を教わったものですから……」
メイザース「しかし、あなたの師匠の、そのまた師匠の魔術師は、恐らく魔術師ギルドに在籍して魔法を習って、呪文を習ったのでは?そうすれば、あなたの師匠も隕石までの呪文は知っているはずです。まあ、何らかの理由で知らないのかも知れませんがね。あなたにそこまでの魔法しか教えないと言うのは、あなたの師匠に何らかの考えがあったのではないでしょうか?」
セリシア「そうかも……それは師匠に直接会え。と言う事ですか?」
メイザース「いえ、私も教えないとは言いません。ですが……あなたがいいと言うのであれば、私の家に通ってもらって呪文書を写すといった事もかまいませんよ。数日もあれば可能だと思いますしね」
セリシア「いや……考えさせて下さい」
メイザース「そうですか」
ハインド「教えてもらえるあてがあって、いいなぁ」
(一同笑)
セリシア「では……」
アーシュ「どうぞ、お大事に」
ハインド「また」
メイザース「いえいえ」
GM「冒険者技能+知力で判定、目標値は12」
フーズ「ガガガガーンッ(自前の効果音)」
ハインド「13」
セリシア「18」
アーシュ「出た」
GM「みんな分かるか……帰る時に、ふと気づいたんだけれども、左手の壁に1枚の大きな肖像画がかかっているのが目についた」
アーシュ「肖像画?」
GM「その肖像画は、普通の物と異なり、一人の人物がかしこまったモデルをしているのではなく、三人の人物がわきあいあいとふざけあっているかのように幸せそうにしている肖像画だよ。男の子二人に、女の子が一人描かれた肖像画だ。その中の一人は、おそらく小さい頃のメイザースであろう。歳はだいたい12〜3歳ぐらい。そして、もう一人の男はそれよりも2〜3歳ぐらい年上だろう、漆黒の美しい印象的な長髪の男の子だよ。理知的な雰囲気だね」
フーズ「オカマっぽいの?」
GM「悪く言うとそうだね。メイザースの方は、ヤンチャっぽいイメージだけどね。女の子はブルーの長髪、歳はメイザースともう一人の男の子と同じくらいだね。それぞれ名前が肖像画に描いてある。ハストゥール……エレーナ……メイザース」
ハインド「かなり大きいの?」
GM「大きいね。三人の全体が描かれている肖像画だからね」
ハインド「珍しい肖像画だな……この肖像画はあんたかい?」
メイザース「はい、子どもの頃の……肖像画です」
ハインド「ずいぶん、幸せそうにしているなぁ……」
メイザース「…………そうですね」
ハインド「俺の少年時代は、そうじゃなかったけどな(笑)」
GM「そして、君達は外に出てきたよ」
フェンリル(GM)「話は終わったのか?」
アーシュ「ええ、真実の口に行きましょ」
GM「……街を歩いている人は、シーフ+知力をして下さい」
ハインド「げっ……15」
GM「少し、妙な視線を感じる」
ハインド「……あれ、後ろを振り向く」
アーシュ「どうしたんですか?」
ハインド「いや、気のせいかな……」
GM「君達全員に、声が聞こえる」
アーシュ「へっ?」
GM「声に聞き覚えがある……」
**「すべての人間というものは、生まれながらにして持っている己の分という物がある。それをわきまえぬ人間は、死ぬ事になる……気をつける事だ」
セリシア「聞き覚えがあるんですか?」
GM「うん。三文字の男の人とだけ言っておこう」
(一同笑)
ハインド「三文字」
アーシュ「ええっ!?」
セリシア「『ト』がつく人でしょ?」
GM「そうだよ」
ハインド「フェンリル、今のどう解釈する?」
フェンリル(GM)「聞いたように解釈するわ……」
アーシュ「分かっていても、やらなきゃいけない事がありますわ」
ハインド「かっこいーい」
■■■■■
GM「一方、その頃。真実の口の方に帰ってきたよ」
フーズ「カパルスの家の方は?」
GM「余り変わった様子はなし……警備状況は前と同じぐらい」
フーズ「やあ、親父」
真実の口主人「お、久しぶりだなぁ」
フーズ「いやぁ、今回は参ったよ。あ、4人部屋2つ頼むよ。金は、夕食の時に払うから」
真実の口主人「ああ、わかった。お前ら、今日ついたのか?」
フーズ「ああ」
真実の口主人「今日は客が少ないだろう?」
フーズ「何か、あったのか?」
真実の口主人「ああ、今、うちの宿を根城にしている連中は、ある冒険に関わっていてな、それに少し協力してやってくれんか?」
フーズ「まあ、今日は、とりあえず泊まるから。夕食の時にでも話してくれないか?」
真実の口主人「それでかまわんぞ」
フーズ「俺は親父と、二階で休んでるから……」
ハインド「ただいまぁ」
アーシュ「今、何時ぐらいですか?」
GM「4〜5時ぐらいかな……」
アーシュ&セリシア「部屋に行きましょう」
ルーク(フーズ)「僕、お腹がすいたんですけどっ」
ハインド「そうだな……飯にするか」
セリシア「あのぅ、ローブって売れます?」
GM「どうだろう?自分の古着を人に売るのと、同じ感覚だから……」
フーズ「スケベな親父なんかが。フフフ……これが(笑)」
GM「ありそうだね(笑)」
アーシュ「女物だと、高く売れるんでしょ?」
(一同笑)
GM「いや、場所によっては男物も高く……」
フーズ「うわぁ!!(笑)」
セリシア「いや、自分で処理しよう(笑)」
GM「基本的に洗うのかな?洗うとしても数回じゃない?」
セリシア「重ね着したら防御力上がりますか?」
GM「しない。でも、プレイヤーもしくはキャラクターの好みで重ね着するのは、一向にかまわないよ」
ルーク(フーズ)「じゃあ、フーズさん呼んできますねっ。タタタタッ」
フーズ「……遅かったねぇ」
GM「こ、この変化がたまらない(苦笑)」
ルーク(フーズ)「親父さん、夕食はまだですか?」
真実の口主人「ああ、もうできるよ」
セリシア「もう、夕食ですか?」
真実の口主人「かまわないだろ?少しぐらい早くても……」
ルーク(フーズ)「で、さっきの話ってなんですか?」
ハインド「話?」
フーズ「人がいるとか言ってたろ?」
真実の口主人「ああ、そうそう。実はな、事件が起こったんだ」
ルーク(フーズ)「事件っ!?」
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