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【第1章:11日目】
**「あ、奇遇ですねえ、あなた達もベルダインに来たんですか?」
GM「さて、君達は現在の所、約10日間かけてタイデルからベルダインへ到着した訳ですね。そして、タイデルから出発してから11日目の朝。朝食を食べて、フーズが、『これからどうしようか?』と提案した朝の10時頃、そんな聞き覚えのある声がみなさんの後ろからかかりました」
ハインド「振り返ります」
GM「薄緑色のローブを着て、髪の長いニコニコとした表情の男が立っています」
セリシア「導師様……」
メイザース「おはようございます」
ルーク「また、あなた達ですか?」
GM「いるのは、メイザース=ソロだけです」
フェンリル「おやおや」
ハインド「パルスさんは?いないの?」
GM「姿は見えません」
ベイン「捨てられたか」
ルーク「同じ事考えてた(笑)……今日は、お一人なんですか?」
メイザース「はい」
ルーク「パルスさんと、喧嘩でもしたんですか?」
メイザース「いえ、そういう訳ではありませんけどね」
カチューシャ「でも、何でこんな所に?」
メイザース「あっ、そうなんですよ」
GM「と、同じテーブルに座ってくる」
ヴェネス「お知り合いですか?」
カチューシャ「ええ」
ハインド「旅の途中で何回か会いまして」
ヴェネス「へぇ〜っ……」
カチューシャ「セリシアさんの導師様なんですよ」
ヴェネス「そうなんですか?」
セリシア「ええっ……私の尊敬する導師様です」
メイザース「そう言われれば、光栄ですけどね」
セリシア「ははは(笑)」
メイザース「あなた達は、何でこちらにいらっしゃるのです?」
アーシュ「ここぉ……私の故郷なんです」
カチューシャ「ここは、やっぱり、ひ・み・つ、ってやつですね」
フェンリル「あなたこそ、何でこんな所にいるの?」
メイザース「いや、実は、私用で旅をしてまして。その途中で、この街に立ち寄っている次第でして、今、この宿屋の前を通ったら、声が聞こえたものですから……」
ハインド「では、どちらに行く用なんです?」
メイザース「はいっ?……南の方へ。いやあ、ベルダインにみなさんお揃いで……アーシュラインさんでしたっけ?」
アーシュ「はい」
メイザース「あなたの故郷なんですか?」
アーシュ「はい」
メイザース「という事は、みなさんご観光で?」
パルサス「まあ、そういう事になるかな」
メイザース「奇遇ですね。私も、観光をしようかと思っていたんですよ」
ルーク「御一人で?」
メイザース「はい」
ハインド「このあいだ一緒にいた女の方は?」
メイザース「ああ、パルスさんなら、宿の方にいるでしょう」
ルーク「こちらで広く信仰されている神様と、同じ名前と言うのは、何か関係があるのでしょうか?」
メイザース「それは恐らく、GMがNPCを創ったら、偶然同じだったというやつじゃないでしょうか。なにせNPC多いですもんねぇ」
(一同笑)
ルーク「どこを見て回るんですか?」
メイザース「新市街には入れてもらえませんし、旧市街をちょっと見て回ろうかと……」
ルーク「メイザースさん程の方が入れてもらえないのでしょうか?」
メイザース「まあ、私はただの旅の魔術師ですし……ね?ニコニコ。で、故郷という事は、アーシュラインさんのお母さんもこちらにお住まいで?」
(アーシュラインのプレイヤー硬直)
アーシュ「えっ?……母は今、新市街の方にいるんですが……」
メイザース「へぇ、新市街ですか。偉い方なんですねぇ」
ルーク「ところで、メイザースさんはいつ頃まで御滞在で?」
メイザース「そうですね。二、三日でしょうか?観光をしてそれから南へ向かおうかと……」
カチューシャ「優雅ですねぇ」
メイザース「そうですねぇ」
カチューシャ「あの眼鏡をかけた方とむっつりとした方と……」
メイザース「むっつりとした。ああ、トガロさんですか。あの人はタイデルで仕事という事で」
カチューシャ「一緒に食事でもどうですか?」
メイザース「いいですね」
ルーク「導師っていうのは、暇なんですか?」
メイザース「そういうワケでもないんですがね……ごちそうさま」
GM「食べるのは、かなり早い」
カチューシャ「みっ!?」
パルサス「こいつ、できるな」
メイザース「みなさん、それではお元気で。また、縁があればお会いする事もあるでしょう。では、セリシアさん、さようなら」
セリシア「はい」
GM「トコトコと出て行ったよ」
ハインド「あっ、ちょっと出てくるよ」
パルサス「おいらも出かけてくるよ」
カチューシャ「ヴェネスさん」
ヴェネス「はい?」
カチューシャ「今日は、どこらあたりを見回るおつもりですか?」
ヴェネス「そうですねぇ。今日は南の方を見て回ろうかと思ってるんです。魚市場なんかを見れば面白いんじゃないかと……」
カチューシャ「まあ、私、一緒に行きたいんですけど」
GM「フーズが、チラチラとヴェネスを見ている」
(一同爆笑)
今日は、フーズのプレイヤーは遅刻です。
GM「じゃあ、外に出る人は?」
ハインド「はい」
パルサス「俺は、ゲインのかみさんのお店へ」
GM「残ってる人は?」
セリシア「はい」
ルーク「一緒に行きましょうよ」
セリシア「どこへ?」
カチューシャ「魚市場」
ルーク「とれたての魚、おいしいかも知れませんよ?」
セリシア「行く(笑)」
アーシュ「私も、行こうかな」
フェンリル「残るのは、私だけですか?」
GM「魚市場に行くのは?」
カチューシャ「ヴェネス、カチューシャ、ベイン、セリシア、アーシュライン、ルーク組」
ベイン「社会科見学みたいだ(笑)」
GM「フーズが、俺も魚市場に行くよって言ってる」
ルーク「フーズさん、お魚の名前教えてくださいね」
フーズ(GM)「まかせろ。俺は、海にも行った事があるんだ」
(一同爆笑)
ルーク「魚市場にも知り合いがいそう。よぉって(笑)」
セリシア「何か、フーズが言うと信用できない(笑)」
ルーク「運河みたいのはあるの?」
GM「あるよ……というわけで、君達は魚市場についた」
ヴェネス「あ〜っ、すごいですねぇ」
カチューシャ「お魚がいっぱ〜い」
GM「アーシュラインにはわかるけど、アーシュラインがいた時より売ってる魚などの量は少ないし、活気も少ない。船が入ってきてないからだろうけど」
カチューシャ「この辺の海は暖かいんですの?」
GM「四国や九州ぐらいかな?」
ベイン「姫は、泳げないんですから……」
カチューシャ「……ベ、ベインがばらすぅ〜」
そんな事をしながら、カチューシャはタコを買って、セリシアは七色に光る怪しい魚を買った。その時に、フーズのプレイヤーが御到着。事情を簡単に説明する。
GM「一方、パルサス。君は、旧市街のゲインの書いた地図の場所に着いたよ」
パルサス「では、ふぅ〜っ。と、一度深呼吸をして中に入ります」
GM「いらっしゃいませ〜。って女の人の声がする。中は雑貨屋で、20代後半の女性と50代の親父さんの二人がいる」
親父「いらっしゃい」
パルサス「さて、どうするか……あの、アステアさんですね?」
アステア「はいっ!?そうですけど……」
パルサス「私、ゲインの友人のパルサスという者ですけど」
アステア「まあ、パルサスさんですか?」
パルサス「突然おじゃましてすまないが……」
アステア「はい……でも、ゲインは今、新市街の方に出ておりますが」
パルサス「そうか、新市街か……」
アステア「なんでも、パルス神殿の警護とかで」
パルサス「いや、それは、昨日ゲインに会った時に聞いてる」
アステア「あっ、そうですか」
パルサス「そちらの初老の方は?」
アステア「私の父です」
パルサス「あ、どうも、パルサスです」
アステアの父「ふぅん。で、何の用じゃね?」
パルサス「いや、ここの、あのぅ……昨日ゲイン、ゲインさんに会った時にここの店を紹介されたもので、ちょっと立ち寄ってみようかと」
アステアの父「ゲインだったら、多分、夜の8時頃に帰ってくると思うがな」
パルサス「そうですか。この店で自慢の物というとなんだろう?」
アステア「こちらの籐製の小物入れなんかはどうでしょうか?」
GM「ちなみに女性物」
アステア「あ、御一人で旅をしているのですか?」
パルサス「いや、かわいい女の子が三人いるよ、あ、違う……」
GM「さて、ここで問題です。かわいくない一人は、誰でしょう?」
パルサス「違う!!かわいいのが三人で、美人が一人」
ベイン「逃げたな」
パルサス「うるせ〜っ!!」
フェンリル「…………」
GM「あっ、フェンリルが指をバキバキ鳴らしてる(笑)」
(一同爆笑)
GM「籐製の小物入れは、飯合の様な形で、飯合よりは二回りぐらい小さいね」
パルサス「じゃあ、それをもらおうか」
アステア「80ガメルになります」
パルサス「受取りながら……なぜ、俺の名を知ってるんだ?」
アステア「ゲインが、いつも話してくれるんです」
パルサス「そうか……」
アステア「はい」
パルサス「ゲインが、この街にきてからどれくらいになるんだ?」
アステア「……四年、でしょうか?」
パルサス「ふぅん、ずいぶん最近なんだな……では、すまないが、8時ぐらいにもう一回この店にきたいと思うんだが、一応断っておくよ」
アステア「はい、わかりました」
パルサス「俺は、とりあえず帰るから」
アステア「それでは、ゲインに伝えておきます」
パルサス「じゃあ、よろしく。親父さんにも、じゃ、またと言って宿に帰るよ」
GM「さて、ハインド。どうするの?」
ハインド「カジノへ行きます」
GM「カジノへ到着した……竜の目という賭場だよ」
店頭の客引き「いらっしゃい、いらっしゃ〜い。朝からやりましょう。じゃんじゃんかけてじゃんじゃん儲けて下さいよぉ!!」
ハインド「何にしようかなぁ……ポーカーの所に行きます。まずは8ガメルかけて……」
GM「8ガメル?半端だね〜。じゃあ、シーフ技能+知力もしくはシーフ技能+器用度で、判定してみて。どちらでもいいよ(笑)」
ハインド「では、知力の方で16」
GM「勝ったよ。倍の16ガメルになった」
カジノのおねーさん「お兄さん強いねぇ」
ハインド「ありがとう……では、10ガメル渡して……盗賊ギルドの場所を教えて欲しい」
カジノの男「盗賊ギルド、盗賊ギルドねぇ……この10ガメルはお掛けなさるのかね?」
ハインド「いや、情報料なんだが……」
ルーク「安すぎるよぅ(笑)」
カジノの男「ほう、これは犬にでもやる情報料かね?」
ハインド「じゃあ、もう50ガメル」
カジノの男「まあ、しかたがないなあ、と懐に納めて……運が良いねぇ、お兄さん。盗賊ギルドは……ここだよ」
ハインド「どこに行ったらいいんだろう?」
GM「回りを見渡すと、奥の方にうさんくさ〜い人が二人立っていて、奥に通じる扉がある」
ハインド「そっちの方に。やあ、どうも」
うさん臭い男「どうなさったね?カジノはどうだね?」
ハインド「まあ、勝ったり負けたりで……」
うさん臭い男「で、ルーレットの目は赤か黒かどっちだったかね?」
ハインド「黒だ」
うさん臭い男「ほう、で、何の用だ?」
ハインド「少し情報が欲しい」
うさん臭い男「ふん、まあいいだろう。だが、ギルドの人間でない者は割高だぞ」
ハインド「ば、ばれてしまった」
GM「奥に通されるよ。階段を降りて行くと、また、二人の人間が立っているよ」
ハインド「ちょっと、話が聞きたくてきたんですが?」
うさん臭い男「なら、こちらの扉だな。と、扉をあけると狭い部屋で、40代後半のじいさんがテーブルの向かい側に座っている」
ギルドのじいさん「誰かね?」
ハインド「ちょっと、情報を聞きにきた者です」
ギルドのじいさん「情報かね?何が聞きたい?」
ハインド「ここ10日程前に空が赤くなった事件を知っていますか?」
ギルドのじいさん「空が赤く……」
ハインド「地震があって……」
ギルドのじいさん「ああ、わしは見てはいない、というよりは見えんが、そういう話は聞いている」
ハインド「えっ、そのおじいさん、盲目?」
GM「目は見開いて、君の方を見てはいるけれどもね」
ハインド「それについて、何か情報はないか?」
ギルドのじいさん「情報は、あるが……な」
ハインド「情報料は払いたいが……ちょっと、あわてて出てきたものでな……」
フーズのプレイヤー大爆笑。
ハインド「出直してきても教えてくれるか?」
ギルドのじいさん「かまわないが、な」
ハインド「騒がせて申し訳ない」
うさん臭い男「お、話は終わったのか?早かったな」
ハインド「ああ」
うさん臭い男「では、カジノへどうぞ」
GM「階段を上がるにつれてカジノの喧噪が聞こえてきた。一方、魚市場」
カチューシャ「ベイン、ベイン」
ベイン「なんですか?」
カチューシャ「買っちゃった。お金……と、タタタッて走り去る」
ベイン「払う気ありませんよ」
カチューシャ「あっ……」
アーシュ「じゃあ、私が払いましょう」
フーズ「あ〜、魚臭い」
ヴェネス「そろそろ、魚も見飽きたし、違う所を見ませんか?」
ベイン「そうですね」
カチューシャ「今度は、どこに?」
アーシュ「どこに行きましょうか」
ルーク「あまり、タコを持ってうろつくのもどうかと……」
(一同笑)
ルーク「フーズさんに料理をしてもらいましょうよ」
フーズ「できん!!」
セリシア「私が、やっていいんですか?」
GM「料理は……レンジャー+器用度で判定しよう」
フーズ「お腹が減った」
ルーク「セリシアの魚って、どのくらいの大きさ?」
GM「全長30cmってとこ」
ルーク「セリシアさん」
セリシア「はい?」
ルーク「一人で食べちゃいます?」
ベイン「ははは(笑)」
セリシア「いえ、宿に帰ってからみなさんに御馳走しようかと」
ベイン「それは、私にも下さいと言ってる様な意味ですね?」
ルーク「何で、わかったんですか?」
カチューシャ「ルークさん、正直者ですから。私が、腕によりをかけて料理して差し上げますわ」
セリシア「あたしも手伝いますよ」
カチューシャ「セリシアさん、ありがとう」
アーシュ「あ、私も」
GM「というわけで、ハインド」
ハインド「宿屋に帰ります」
GM「さて、フェンリルは、一時間ぐらいするとハインドが戻ってきた……あ、その前に……ハインド、判定して」
ハインド「はい?」
GM「シーフ技能+知力で、目標値は11」
ハインド「なら、気づきますね」
GM「何者かにつけられてるね」
ハインド「では、気づかないふりをしながら裏道に入ります」
フーズ「ぬははっ(笑)」
ハインド「何か、危なそうだな」
パルサス「裏道に入った所から危険な様な気がするな」
ベイン「何も、そんなに自分を追い詰めなくても」
ハインド「裏道に誰もいないとわかったら……つけているのは分かっているぞ、出てこい」
ルーク&セリシア「あ〜あ……」
ベイン「さようなら、ハインド。君の事は忘れない」
(一同笑)
フーズ「そして、僕らは旅立つんだ」
ルーク「学習能力身につけましょうよ(泣)」
GM「二人の男が、君の前に現れた。片方は見覚えがある。階段を降りた時に君に『カジノへどうぞ』と言った男だね」
ハインド「もう片方は?」
GM「君は、見覚えがない」
ハインド「距離は?」
パルサス「戦闘をしようなんて考えんなよぉ!!」
GM「23m(笑)」
セリシア「やな距離ぃ〜」
確かに。これでGMが戦闘をさせたくないと思っていると悟ってほしいんだが。
ハインド「杖で肩をポンポンと叩きながら、何の用だい?」
うさん臭い男「ふん、お前。何を求めてここに来ている?」
ハインド「今、共に旅をしている仲間が必要としている情報を手にいれようと」
うさん臭い男「仲間?仲間が関係していると?ほう……」
ハインド「何に関係しているかは、お互い聞かない方が良いと思うが?」
うさん臭い男「と、言う訳にはいかないなぁ、ベルダインの盗賊ギルドとしては、今ベルダインが直面している問題で協力しているのでなぁ。魔術師ギルド、神殿、全てとだ」
ハインド「……えっ……ちょ、ちょっと待った。それなら、俺はあんた達に敵対するつもりはない」
うさん臭い男「ほ〜〜〜〜〜〜う」
カチューシャ「信用してない」
パルサス「やっぱり……」
うさんくさい男「ベルダインの人間ではない者は信用できない。スタタタタタッ」
GM「近づいてくるよ」
【第1ラウンド&第2ラウンド】
近寄って来て攻撃を仕掛けてきた二人組に対して、ハインドは、パリィ(防御専念)をして何とか避け続ける。
【第3ラウンド】
GM「攻撃は、14と11」
ハインド「パリィで、16と16」
GM「む、手ごわい!!さて、一方……」
ハインド「パリィしなきゃ当たってるぞ!!」
パルサス「確かに、当たってる」
セリシア「私としては、魚は生物ですから早く宿に帰りたいのですが……」
ヴェネス「じゃあ、いったん帰りましょうか?」
フーズ「私は、途中でどっかの酒場に入って行ってお昼を食べます」
ルーク「食べないんですかぁ?」
フーズ「ああ」
GM「宿屋に帰る人達は、サイコロを振って、11か12がでたら教えて」
カチューシャ「……出たぁ!!」
GM「カチューシャは、何か、声が聞こえた様な気がした。ところで、ハインドは4ラウンド目だ」
【第4ラウンド】
セリシア「それはさ。タコが食べないでよぉ〜って言ってるんじゃない?」
カチューシャ「やめてぇ〜(笑)」
GM「おりゃぁ!!16。おりゃあ!!13」
ハインド「ちょっと待って……1発、当たり」
GM「謹んで、11ダメージあげましょう」
ハインド「ちょっと待てぇい!!6ダメージきたぞ!!」
GM「君の肩を、ダガーが横殴りに通り過ぎた……何か、言いたい事は?」
(一同笑)
ベイン「我が人生悔いのみ!!」
【第5ラウンド】
GM「まだ、パリィ?」
ハインド「だから敵対するつもりはない。と言って、パリィ」
うさん臭い男「よそ者は信じられん!!」
GM「攻撃は、9に14」
ハインド「両方とも、回避」
【第6ラウンド】
GM「12と11」
ハインド「回避して、そこまでやられれば、こちらも手を出さない訳には行かないぞ。だが、それはあくまで正当防衛だからな!!」
ベイン「ふぅ……」
GM「と言うわけで、魚市場組」
カチューシャ「おかしいです。何か聞こえました。耳をすませてみましょう」
GM「では、レンジャーもしくはシーフ技能+知力で判定」
セリシア「8だよ、8!!」
ベイン「10」
アーシュ「15」
カチューシャ「7」
ルーク「…………3」
GM「15だけ聞こえるなぁ。『こちらにも考えが……』とかが、風に乗って本当に微かに聞こえる」
アーシュ「あ、聞こえた!!」
ベイン「また、タコの声なんじゃ……」
(一同笑)
GM「町の喧噪にまぎれて微かに聞こえる」
カチューシャ「何か、いや〜な予感がするんですけども?」
アーシュ「ちょっと気になりますので、行ってみません?」
ベイン「まあ、アーシュラインさんが言うのであれば、まちがいないでしょう」
カチューシャ「ベイン……」
GM「さて、ハインドが6ラウンド目の攻撃を回避して、そう言った瞬間。後ろの方で、『こちらの方で声が聞こえましたぁ』とか、『えっ、そうなの?』『待って下さいよぉ!!』と言った声が聞こえる。その声を聞いて、二人組の顔色が変わる」
ハインド「『スリープ・クラウド』!!」
GM「抵抗は、11と14」
ハインド「両方とも寝ますね」
GM「そうすると、聞き覚えのある声が、だんだんと後ろから近づいてくる」
セリシア「私には、聞こえなかったんだけどもなぁ」
GM「魚市場組は、ハインドの所に来たよ。アーシュラインが先頭で、怪しい裏通りに入ってみると、杖を持ったハインドの後ろ姿が見え、ハインドの目の前には二人組の男が倒れている」
ルーク「……ハインドさん、また、トラブルですかぁ?」
セリシア「なに、やってるの?ハインド?」
ハインド「いや、盗賊ギルドに話をつけようと思ったら、逆に疑われちまって」
ベイン「またですか?ハインドさん、とりあえずその傷を治してあげますよ」
ハインド「ああ、どうも」
セリシア「まあ、ハインド。怪我してるじゃないの!!」
ベイン「7ポイント、治します」
ハインド「全快しました」
GM「周囲でそんな会話をしていると、うぅん、と言って二人組が立ち上がろうとしている」
ハインド「二人組のうち、知っている奴の持ってるダガーをさっと押さえます」
GM「両方とも気がついたみたいだ……むすっ、とした表情で君達を睨みつけている」
カチューシャ「この方達、どういう方々ですの?」
ハインド「いや、ここの盗賊ギルドの奴らだけど……」
フーズ「言うか、それを……」
ハインド「あっ、言わない、言わない!!」
GM「だめ。今のは、言った事になる」
ルーク「盗賊ギルドって何ですか?」
ハインド「お前は、だまっとけ!!」
セリシア「ハインド……また、ゴタゴタ増やしたの?」
ハインド「……ごめんなさいっ!!……こいつらが、さっき言った仲間だ」
フーズ「仲間って言ったって、よけい怪しまれるだけじゃん」
GM「むすぅっ……と黙っている」
ハインド「俺達は、本当にベルダインに悪い事しに来たんじゃないんだ。信じてくれよ」
フーズ「信じてくれよ、じゃない!!」
ベイン「魔法は使うわさ、シーフの礼儀は知らないねえわさ、言って良い事と悪い事の区別はつかないしさ……」
カチューシャ「ハインドさん、この方達は悪い方なんですの?」
ハインド「いや、悪い奴らじゃないんだけれどもさ……」
カチューシャ「じゃあ、なんでこんな事になっちゃたんですか?」
ハインド「すまん、俺が悪かっ……」
GM「『あれ、あそこでなんか大勢でおにいちゃんをいじめてるよ!!』ふと、後ろを振り返ると、5、6歳の子供が、君達の方を見ている」
ハインド「ああ、まずい」
ルーク「ぼくぅ〜、子供はあっちに行ってようね」
フーズ「さあ、司祭様、出番だ!!」
GM「その声を聞いた親父が、裏道を覗いて、『あっ、何やってるんだそこで!?』と言うと、だんだんと人が集まってくるよ」
アーシュ「いえ、あのぅ……ちょと、喧嘩があっただけです」
親父「喧嘩ぁ?それにしちゃあ、ずいぶん多勢に無勢だなあ」
ルーク「いえ、私達は止めに来たんです」
ベイン「もう、おさまりましたから」
親父「そうかい」
ルーク「お騒がせして、すみません」
GM「『だったらもう離してやれよ、かわいそうに』と、野次馬根性まるだしの親父連中らが……」
カチューシャ「その二人の人、逃げませんか?」
GM「逃げないよ。むすっとしてる」
ルーク「逃げれないでしょう」
ハインド「敵意がないのだけは本当だ。と言って、ダガーを差し出します」
GM「カシャン(ダガーをしまう音)」
カチューシャ「ハインドさんは、実は良い方なんですのよ、信じてあげて下さい」
ルーク「……信じないと思うよ」
GM「すくっと立ち上がって……」
うさん臭い男「まあ、ちょっとした喧嘩だったんだよ、親父さん。まあ、でもお互い誤解があった事はわかったし。ちょっと、そこを通してくれ親父さん」
GM「そう言って、顔が親父さんの死角になった時に、君達の方をギッ!!と睨んで立ち去るよ」
ルーク「何があったのか、状況だけでも話してもらえませんか?」
ハインド「では、かくかくしかじか」
ベイン「はぁ〜ぁ……」
GM「一方、宿屋に帰ってきたパルサス」
フェンリル「私は、アップルティーを飲んでます。お帰りなさい」
パルサス「珍しく、女らしい事やってるじゃん」
フェンリル「……何か?」
パルサス「いや、いや、いや」
フェンリル「それにしても、みんな遅いわねぇ」
GM「そうすると、外の方でガヤガヤと七人組が帰ってきた」
パルサス「お帰り、あれ、フーズは?」
セリシア「途中で消えちゃった」
カチューシャ「マスター、調理場貸して下さいっ」
セリシア「あ、そうそう、お願いします」
カチューシャ「では、三人でしゅたしゅたと」
と言うわけで、三人によってタコと七色の魚の料理が始まった。結局、両方とも刺身料理らしい。そのあいだ、フーズはベルダインの現状の情報収拾をしようとしたが、たいして重要な情報は手に入らなかった。
セリシア「人数分のお皿に盛りつけて、おまたせ〜っ!!」
ヴェネス「あっ、おいしそうですね、いただきま〜す」
GM「と、ヴェネスが食べ始めるけれども、やっぱり速度は鈍い」
ハインド「さっきは、みんなすまなかった」
フェンリル「あら、ハインド、また何かやったの?」
パルサス「また、お前、何かやったのか?」
ハインド「あれ、この二人知らなかったけ?」
GM「うん」
ハインド「しまった〜っ!!」
セリシア「まあ、ハインド。裏道に入るのはいいけど、命は大切にね」
ハインド「……はい、気をつけます。それで、わかったんだけれども、どうも、ベルダインでは、表も裏も一緒になって何かの事件に関して、現在協力状態にあるらしい」
パルサス「おい、こんな所であんまり大きな声で言うなよ。だけど、そいつは珍しいな」
GM「さて、一方その頃フーズは?」
フーズ「ここでは、下水道ってどこが管理しているんでしたっけ?」
GM「どこだろ?やっぱり国じゃない?」
フーズ「じゃあ、適当な酒場に入って、マスターに10ガメルを渡して。10ガメルっていったら飲み食いするのにはたいそうな額でしょう?」
ハインド「犬の情報料だ」
ベイン「盗賊ギルドではねぇ……」
フーズ「この町はきれいだねぇ。西方じゃ、ここだけだろ?」
マスター「まあな。しかし、なにかと苦労もあるがな」
フーズ「苦労?」
マスター「ま、金がかかるって事かな」
フーズ「いやぁ、でもこれだけきれいだとなぁ」
マスター「観光の者はいいがなぁ、住んでる者にとってみれば税金は高いし」
フーズ「下水道っていうのは、どうなっているのかい?」
GM「下水道はね。地下は、現在の下水道みたいになっているのだけれども、各家庭から下水道に続く管はすごく細い。人が通れたりはしないよ。人が通れないように柵とかもあるし」
フーズ「……おやっさん。ありがとう」
GM「で、フーズも宿に帰りついた」
フーズ以外の全員「おかえり〜っ」
ルーク「あっ、フーズさん、今、みんなで食べてるとこなんですよ」
フーズ「いや、いらない」
カチューシャ「ここの所が、おいしいです」
ヴェネス「フーズさんは、どこへ行ってたんですか?」
フーズ「うん、ちょっとね」
カチューシャ「ちょっと、ちょっとなんですか?」
ヴェネス「もぐもぐ」
カチューシャ「ぱくぱく」
フーズ「おやっさ〜ん、ジュース一杯」
セリシア「ああ、お魚おいしい」
ルーク「フーズさんも、食べればいいのに……」
フーズ「俺は、食ってきたから」
GM「そうして、しばらくして食べ終わるのだが、最後はヴェネスかカチューシャかといったところ」
ハインド「えっ?そんなに遅いの?」
カチューシャ「何ですか?その言い方は?」
パルサス「あ、そうだ、カチューシャ、お前に良い物をあげよう。と、さっきの小物入れを放り投げるよ」
ルーク「ヒューヒュー」
カチューシャ「まあ、ありがとうございます」
セリシア「パルサスの親父さんたら、粋な事を」
パルサス「俺が持っていてもしかたがないしな」
ヴェネス「ご飯を食べ終わったのなら、今度は私、西門を見に行きたいのですが」
カチューシャ「カチューシャも行きたいですぅ」
ヴェネス「じゃあ、カチューシャさん一緒に行きましょう」
セリシア「何か、西門に特別な物でもあるのですか?」
ヴェネス「いやぁ、この街に来てからまだ見てないのが港と、西門と東門なんですね。だから、見てみたいと思って」
フーズ「ちょっとそこで、司祭様の方に寄り添って行って」
ベイン「怪しいな……」
フーズ「西門に、何か見るような物はありますか?」
アーシュ「ありますか?」
GM「そうだね、芸術の街というだから、どこに行っても見る物はとりあえずあるだろうね。門のレリーフとかね」
アーシュ「見る物だったらいっぱいありますよ、門のレリーフとか」
フーズ「ああ、そういう方面か」
ルーク「僕は、女性だけでは危険なんでついて行きますよ」
セリシア「私は留守番ね」
パルサス「俺は、部屋で考え事をしてましょう」
カチューシャ「あ、アーシュラインさん。今日は、お母様の所へ顔を出さなくて良いのですか?」
アーシュ「西門から帰ってきたら行きましょう」
フェンリル「私も行くわ」
ヴェネス「では、行きましょう」
フーズ(のプレイヤー)「ちょっと、お昼ご飯買いに行ってきます」
GM「はいはい、適当にNPCで動かしときますね。というわけで1、2時間後。へぇ〜、とか言ってヴェネスは西門とか西の方を見ているよ」
フェンリル「何かを調査してるといった様子が、ヴェネスにありますか?」
GM「そう言われてみれば、そんな気もしないでもないが、君にはわからない」
ルーク「これは、プレイヤーがGMに聞く質問なんだけども、ここに来たときに新市街の警護を冒険者がやってるって聞いたっけ?」
GM「聞いてはない。冒険者である蒼炎石が新市街の警護をしてると言うのは聞いてるけどね」
ヴェネス「西の方って見る物はこのぐらいですか?」
アーシュ「そうですねぇ……これぐらいですねぇ」
ヴェネス「それでは、東の方に、あっ、アーシュラインさんは先ほど何か言ってましたねえ?」
アーシュ「はい、母に現在の状況とかを聞きたいものですから」
ヴェネス「では、私達だけで行きましょう」
アーシュ「東には、こんなものがあるんで見て下さいね」
GM「というわけで、アーシュラインだけ?新市街に行くの?」
アーシュ「みんなと城壁周りで途中まで一緒に行きます」
GM「一方その頃、宿組は?」
パルサス「あの夢を思い返しておきます」
ハインド「呪文書を読んでます」
GM「アーシュラインは、新市街に通ずる門についた」
アーシュ「じゃあ、私、行ってきま〜す」
ヴェネス&カチューシャ「いってらっしゃ〜い」
カチューシャ「また夜、会いましょ〜ね」
アーシュ「は〜い」
GM「では、警備兵が、あっ、アーシュラインさん。と、言って通してくれるよ。新市街の方の門番もすんなりと通してくれるよ。今は、だいたい夕方の4時くらい」
アーシュ「おか〜さ〜ん」
キュラレスト「あっ、アーシュライン。お帰り」
アーシュ「ユセリアウスの魔導書は、どうなっているの?」
GM「実はね……今日は朝の10時頃からお母さんは、パルス神殿の方や王城へ行って話をしていたんだけれども、それによると……」
- ベルダインのユセリアウスの魔導書の封印については、どの機関よりも、90年前に封印として新市街をつくったラフォニールの子孫が最高司祭であるパルス神殿が優位にある事
- ベルダインのユセリアウスの魔導書の実体は、夢幻界への扉である事
- ベルダインのユセリアウスの魔導書は、封印が解かれた後、二週間で発動するという事。実質的には現在封印が解けてから11日目であるから、残りあと三日である事
フーズ「はあぁ……」
アーシュ「魔導書自体が、扉なのか……」
GM「そう。封印が解けてから約2週間が過ぎると、扉が開いて……」
ベイン「夢幻界とつながるんでしょ?」
GM「そう」
カチューシャ「うわぁお!!」
ハインド「やって来い来い、大魔神」
GM「という事なもんで、二週間で封印の儀式をとりおこなうための人員整理ができないために、現在パルス神殿の者が、とりあえず一時的な封印をするために封印の迷宮の奥に向かっている最中。だが、通信の呪符などでわかったのだが、中は大量の罠が仕掛けられており、まだ、最下層に到着はしていない。もしかしたら、最下層に到着するのはぎりぎりかもしれないといったところ」
アーシュ「どこまであるかわからないの?」
GM「それは、不明」
ルーク「地図は残ってないの?」
GM「残ってない」
ルーク「つくった人は、残してないの?だって、あの天才芸術家の……」
GM「ラフォニールは、封印の上に新市街をつくっただけで、封印は古代魔法王国時代につくられたのだよ」
ルーク「あっ、そうか」
GM「封印が成功すれば、人員整理ができしだい、封印の秘術を始めるけど、失敗すれば、すぐにでも封印の秘術を始めるために、その覚悟を国王に話してきたところであるそうだ。だが、封印を始める事になれば、この新市街を含め、どのような混乱が起こるかどうかはわからないそうだ。あと、ユセリアウスの魔導書は死の際にユセリアウス自身が封印したものらしい」
ハインド「少しでも、良心が残っていたか」
ベイン「どうだか……」
GM「今の所、ユセリアウスの魔導書は、破壊できるかどうかは不明。つまり、ユセリアウス自身が、己のやっている事が国王にばれ、斬首の刑に処せられる前に各地に、わしは一人では死なんぞ〜っと、残した物なんだよね」
ルーク「その数は?」
GM「今の所、不明」
ハインド「勝手に封印が解けるようになってるわけ?」
GM「そう」
ハインド「…………前言撤回」
ベイン「時限爆弾のような物を残したんだな?」
フーズ「ちなみに、再封印の方法は知られているんだよね?」
GM「厳密には再封印ではないけど、封印の方法は、知られているよ」
ベイン&アーシュ「夢幻界って、何?」
GM「あっ、ごめん。夢幻界と言うのは、この世界にあると信じられている物質界、妖精界、精霊界と言う3つの世界以外にあると伝えられている世界の一つ。このようなものには他に、星界、魔界というものがある。大体、魔界と同じ様なものだと思ってくれ。この世の者ではない混沌の化け物達が住んでると言われるのだ」
カチューシャ「おおっ、あぶな〜いっ!!」
GM「古代魔法王国時代の魔法使いは、魔界から魔物を召還して従わせるように、夢幻界から混沌の化け物を召還して従えたと言われている。一方、東の門の人達」
カチューシャ「わぁ、綺麗ですね〜っ!!」
フェンリル「夕日をバックに……」
ヴェネス「ふぅん。東の方はこういう風になっているんですかぁ。綺麗ですね」
フェンリルのプレーヤーがジッとGMの表情を見逃すまいと見つめている。
GM「何か、ジッと見られていると気になる……」
フェンリル「いや、フーズの視線が気になったもので、何かあるのかな〜って」
カチューシャ「ふうっ……帰りましょうか?」
ヴェネス「そうですね。そろそろ、帰りましょうか」
アーシュ「お母様、私達で、新市街の警備をしたいんですが」
キュラレスト「それは……たぶん、パルス神殿が許さないと思うわ」
GM「だいたい、今は、午後6時頃」
ルーク「私……思ったんですけど、こんな事してていいのでしょうか?」
キュラレスト「今日も、向こうの方に泊まるの?アーシュライン?」
アーシュ「ええ。そろそろ向こうに戻るから、あっ、お母さん」
キュラレスト「何?」
アーシュ「これ、私がつくったんだけれども……」
GM「料理、持ってきてるの?(笑)」
キュラレスト「……ありがとう。アーシュライン」
GM「お母さんは、君の作った手料理を手にすると静かに微笑んで、手にした料理に目を落としたよ……全員集合〜!!という事で、現在は、11日目の午後6時」
フーズ「ちなみに……ゲインの事は聞きましたっけ?」
パルサス「言ってない」
カチューシャ「ところで、アーシュラインさん。昨日の話なんですが……」
GM「みんな、どこで話しているの?」
パルサス「食堂だろう?」
カチューシャ「お母様からの話の中に、ヴェーゼルム=ライストンと言う名前が出てきませんでしたか?」
アーシュ「はい、出てきました。始源の竜の教団の幹部の一人でしょ?」
カチューシャ「私、ずっ〜と考えていたんですけど、私、その名前に聞き覚えがあるんですけれども……」
パルサス「ピクッ、ピクッ」
カチューシャ「……200年前、まだザンティ王国があった頃、ヴェズは、私とグラックスの親友の魔術師だったんです」
アーシュ「そ、その人って……いったい、幾つなんですか?」
フーズ「姫さんが、250歳のばばあだから……」
GM「いや、219歳だよ。200年前はヴェーゼルム=ライストンは22歳って所かな?」
アーシュ「そういう問題じゃなくて……」
フーズ「ザンティ王国の人は、長生きだから(笑)」
カチューシャ「違います。でも、同じ名前の別人という事も……」
セリシア「そ〜いえば光の賢者って何歳なんだろう」
カチューシャ「ですが、別人とは思えません……だって」
GM「ねえ。それ、ヴェネスの前で言ってるの?」
フーズ「えっ、いるの?」
GM「いや、突然話し始めたから、食堂で」
フーズ「それはないでしょう」
ベイン「食堂なの?よくこんな話してるなぁ」
パルサス「じゃあ、上行くかい?」
フーズ「では、ちょっとこみいった話がありますので。と、言って二階の六人部屋の方に行きましょう。それは、食堂では話させませんよ」
GM「では、二階に行って下さい」
ヴェネス「では、また明日」
ルーク「はい、楽しかったです」
ヴェネス「おやすみなさ〜い」
アーシュ「おやすみなさい」
カチューシャ「では、二階で……そう、あの頃、ヴェズは永遠の命を欲しがっていました。それを光の賢者様が来ている時に、どのようにその力を得たのか聞いていましたわ」
GM「じゃあ……カチューシャから大体聞いたという事で、要約すると……」
ハインド「説明しよう!!(タイムボカン口調で)」
GM「200年前では、光の賢者の存在は、現在のような夢物語のような伝説ではなく、生きた伝説だったんだ。各王族クラスの人は、面識があるレベルであったんだ」
フーズ「その頃から年齢不詳?」
GM「そう。各王族は、諸国放浪している光の賢者がくると、どうぞいらっしゃいましたってお迎えしたりしてたんだ。そして、20年前の事を話してもらったりしてたんだ。今の人が、マナ・ライに対する印象と似たようなものかな?そしてたまたまビラード王家に光の賢者が訪ねてきた時に、そういう風にヴェーゼルムが質問ぜめにした。と、いうわけだ」
ルーク「その当時から、光の賢者は永遠の命を手に入れてたの?」
GM「それは、みんなの憶測や推量であって、事実は不明」
ルーク「あっ、そうか……」
カチューシャ「と、いう事なんです」
ハインド「永遠の命ねぇ」
パルサス「でも、そんなにまでして永遠の命って欲しいのかなぁ?」
カチューシャ「やっぱり、同一人物何でしょうか?」
パルサス「それはわからないな。その考えは危険だと思うよ」
ルーク「ともかく、封印を守るのが先決じゃないでしょうか?」
フーズ「……さあ、ここで状況を整理してみよう」
GM「きたぁ!!(笑)」
セリシア「フーズの定番」
フーズ「要するに、封印は現在パルス神殿が守っていて、我々はそれに関与する事ができない。我々が動きがとれないという、この点が重要だな」
GM「いや、リスクを背負えば行動はできるよ、ハインドの様に」
ハインド「賭ける物は……命!!やだ」
フーズ「そして、なんだか250ぐらいのじじいが魔導書を求めているらしいというのが、先程のプロミジーの一件でわかるだろう。ここにも魔導書を求めて現れる公算が非常に大きい」
パルサス「この前、出会った様な奴らか……」
フーズ「これからも一生、会うような気がする」
ハインド「下手に動くと俺の二の舞だぞ」
フーズ「…………ふっ」
(一同笑)
GM「そういう事を話していると、午後8時頃になった」
パルサス「あっ、俺、出かけてくるわ」
フーズ「親父、どこへ行くんだ?」
パルサス「ないしょ、うふ。ちょっと出かけてくるわ」
フーズ「俺もついていくよ」
パルサス「いや、今回だけは俺一人で行かせてくれ、頼む、行かせてくれ、俺の一生のお願い」
ベイン「パルサスさんの一生は何回あるんでしょうか?(笑)」
フーズ「ぬぬ、レンジャーで、足跡追跡」
ベイン「石畳で足跡つくかいな、あんた」
フェンリル「盗賊ギルドが、カジノだっていうのは知ってますか?」
GM「いや。ハインドが言ってないから知らないよ」
フーズ「そういえば、既に港は完全に封鎖されているみたいで、船は全く行き来していないみたいだ。また、旧市街と新市街はどうやら下水道で通じているみたいだから、うまくすれば行く事ができるぞ」
セリシア「新市街に行って何をするつもりですか?」
フーズ「ああ、あのカラーズというのが……頭の悪い魔術師には俺から説明しなければならないのか」
ハインド「それは、俺に喧嘩を売っているのか?」
カチューシャ「カラーズって?」
GM「プレイヤーが忘れちゃってるかな?……始源の竜の教団幹部ヴェーゼルム=ライストン親衛隊の呼称」
フーズ「魔術師は、全部敵(笑)。カラーズが攻めてきた時に、何らかの行動ができなければならないだろ?」
ルーク「あの、司祭様?お母様が、こちらにきていただくわけには?」
パルサス「そいつは無理だろぅ」
アーシュ「こちらから出向いたら良いと思います……が」
GM「この前のフェンリルみたいに魔法の品を持っていれば、普通は入れてはもらえないだろうね」
ルーク「だったら、持っていなければ入れるんですよね?」
GM「さぁね」
カチューシャ「やっぱり、部外者は中に入れないんでしょうか?」
ルーク「よそ者という事には変わりありませんしね」
ベイン「私達が、十分信用できると判断されればいいのですけどね」
パルサス「そろそろ、ついた?」
GM「そうだね。店のドアは開いている。中に入るとちょうど帰ってきた所らしく、グレート・ソードにチェインメイルで武装したゲインが、カウンターでアステアと話をしている」
ゲイン「ああ、パルサス。今、アステアから話を聞いたんだが、訪ねてきてくれて嬉しいよ」
パルサス「遊びにきたよ。という雰囲気じゃないようだけどな」
ゲイン「立ち話もなんだ、二階に上がって酒でも酌み交わそうぜ」
パルサス「すまないが、今日は酒はいいよ」
ゲイン「なんだ、俺だけかよ。つまんねぇ」
GM「君達は、二階に上がって、ゲインは酒呑みモードに入ったよ」
パルサス「ゲイン、仕事は終わったのか?」
ゲイン「ああ、今日は終わった」
パルサス「これから何日も続くのか?」
ゲイン「そうだな。で、今日は突然なんだい?」
パルサス「いや、お前に会いたくてな」
ゲイン「なんだい、なんだい。俺とお前の仲じゃないか。あらたまんなよ」
パルサス「では、ちょっとキュ〜っと一杯。いやな、夢を見てな。昔、俺とお前の二人である地下迷宮に入った事があったろ?」
ゲイン「あぁ〜あぁ、そんな事もあったな」
パルサス「それでお前がさ、俺を助けてくれただろ?」
ゲイン「いやぁ、あれは大変だった。お前はケガするし、後ろからは変な野郎がおっかけてくるしな」
パルサス「お前は単身、向かって行ってくれたよな」
ゲイン「……ま、あの時は、それ以外に生き残る方法は無いと思ったからな」
パルサス「その夢を見たんだ」
ゲイン「そんな夢を見たのか?お前」
パルサス「それで、すまないが、一つだけ聞きたい事があるんだが?」
ゲイン「何だよ?」
パルサス「封印の事件がカタがつくまで、お前は警備をしてるのか?」
ゲイン「……ま、お前には話してもいいだろ。そうだなぁ……そうだな。パルス神殿の命令で、俺は警護をしてるんだ」
パルサス「塔を警護してるのか?」
ゲイン「パルサス……お前、どこまで知ってるんだ?」
パルサス「アーシュラインに聞いた事をすべて話すよ」
ゲイン「そこまで知ってる……か」
パルサス「外部の人間には、余り聞かれたくないだろうが……」
ゲイン「現在の所は新市街には進入者はない。わがパルス神殿の最高司祭アレクト様のいう所では、勝負はこれから。と、行ったところか?」
パルサス「勝負?」
ゲイン「封印が解かれるまでに、必ずや、何者かが襲ってくるだろうという話だ。何者が襲ってくるからは分からないが、それがもしかしたらお前の言う始源の竜なのかも知れないなぁ……」
フーズ「がぁ〜〜〜!!」
GM「この場にいたいんだな、そうか(笑)」
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