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【3章:ベルダインへの帰還】
GM「サージェスは、理知的な精霊使い、パーティーリーダーだね。バルフェルは戦士……こいつは女ったらし、長髪をかきあげて、キザな台詞を言うような奴。ポーツは、世を拗ねたすれっからしの細身の盗賊。レイは魔術師。ゴムギーは、マイリー神の神官戦士」 アーシュ「レイは、どんな感じ?」 GM「子供っぽい感じだけど、中身はしっかりしている」 バルフェル「ああ!!アーシュライン、久しぶり!!一年ぶりか?」 アーシュ「そうね(喜)」 旧市街門番「お知り合いでしたか?」 サージェス「こちらは、ベルダイン・ラーダ神殿の最高司祭キュラレスト=シスト様の娘さんだよ」 全員「最高司祭!?」 GM「7レベルだからねぇ」 サージェス「今頃、なんで……」 アーシュ「あの、ちょっと」 サージェス「……あぁ、見つかったのかい?」 (一同笑) アーシュ「な、何をぉ!?」 レイ「何って、サイレンスでしょう?」 アーシュ「そ、その話は置いといて」 フーズ「思わず、顔が赤くなってるんでしょ?」 バルフェル「いや、放っておけないなぁ……もし死んだのであれば、この僕が」 (一同爆笑) サージェス「いや、新市街はちょっとした事情があって入れないんだけど……アーシュラインだったら、大丈夫だろう」 アーシュ「他の人達は?一緒に入りたいんですけど」 GM「(一同を見回すジェスチャー)」 (一同爆笑) パルサス「見渡す限り、怪しい集団」 サージェス「素性の知れない者は、今入れられないから……アーシュラインだけしか、入れられないけど」 フーズ「ここで、司祭様に耳打ちを……やはり、我々はよそ者故、ここは司祭御一人でいかれたらどうでしょう?私達は、宿で待っております」 セリシア「いざという時のために、フクロウを連れて行って」 アーシュ「宿は?」 セリシア「牢獄亭にする?」 (一同爆笑) GM「もうちょっと、いい所にすれば?(笑)」 アーシュ「知ってます?」 GM「知ってるよ」 アーシュ「じゃあ、安くて料理が美味しくて、ちゃんとして、いい所を」 GM「旧市街だから、20ガメルぐらいでいいか」 セリシア「フクロウのチャップを肩に留まらせて、後で帰してね」 ルーク「お母様によろしく」 パルサス「気をつけてな」 アーシュ「はい、じゃあ、宿で待っていて下さい」 カチューシャ「いつ帰ってくるんですか?」 セリシア「帰ってきてねぇ……」 ベイン「そして、アーシュラインは帰ってこなかった」 カチューシャ「それが、私達が彼女の姿を見た最後だった。彼女の後ろ姿が、深く脳裏に……違う、違う」 セリシア「GM、門から少し離れた所で、『カメレオン』の呪文を唱えて、アーシュラインについて行きます」 GM「まあ、いいよ。でも、君が離れているうちに、アーシュラインは行ってしまって、門は閉まっているけど?」 セリシア「えっ、そうなの?」 GM「そうだよ」 セリシア「じゃあ、いいです……いざとなったら、私は鳥に変身していくんだぁ……服脱げるけど」 GM「10分ぐらい旧市街と新市街をつなぐ舗装通路を歩いていると、新市街の門へ到着したよ」 新市街門番「ああ、蒼炎石のみなさん」 サージェス「ああ」 新市街門番「後ろの方は?」 サージェス「ラーダ神殿の司祭の娘さんだよ」 新市街門番「そうですか。それでは、規則ですので……」 GM「そう言うと、隣にいるローブを着た魔法使いが全員に向かって、魔法をかけるよ……あ、魔法失敗した」 (一同笑) 魔法使い「危険な魔法の物品とかは所持してないみたいです」 新市街門番「では、御通り下さい」 ルーク「フクロウ大丈夫だったの?」 GM「いや、魔法失敗したからね」 セリシア「……あぶなぁい。じゃあ、実況中継しましょう」 GM「新市街の中に入ると、アーシュラインは気がつくんだけれども、すごく静かだね。もともと新市街は、貴族とか、金持ちとか、身分のある者が住んでいるんだけれどもね。まあ、一部平民も住んでいるけど、旧市街より税金も高いからねぇ。道端を歩く人は誰もいないねぇ」 アーシュ「昔は、こんな風じゃなかったよねぇ?」 GM「ここまではね。アーシュラインと蒼炎石は、ラーダ神殿に到着したよ」 サージェス「蒼炎石の者ですが、キュラレスト高司祭はいらっしゃるでしょうか?それじゃ、アーシュライン。僕達はまだ仕事があるから」 アーシュ「ありがとう」 GM「蒼炎石のみんなは、行っちゃったよ……とりあえず、アーシュライン。君が旅立つ時から、お母さんはベルダインのラーダ神殿の最高司祭だよ」 アーシュ「あ、そうなんだ。お母さんに会いに行きます」 GM「住み込みだから、家は敷地内にあるんだけど……君が家の中に入ると、奥の方から料理の音がするよ……香りからして、ん、これは……」 アーシュ「薬?」 GM「お母さんは好きだけど、君は嫌いな物のスープ……何がいい?」 アーシュ「……ナス」 GM「じゃあ、ナススープでもつくってるんじゃないかな」 アーシュ「台所まで行きます」 GM「お母さんは、物音に気がついて、ハッっと振り向くと、君の姿を見て、ハタッとその場に立ち尽くすよ」 アーシュ「お母さん!!」 キュラレスト「ア、アーシュライン……帰ってきてたの?」 アーシュ「お母さんに用があって帰ってきたの」 キュラレスト「私に?」 アーシュ「そうよ」 キュラレスト「サイレンスはどうしたの?」 アーシュ「お母さんに聞きたい事があって……」 キュラレスト「でも、料理中だから……」 (一同笑) アーシュ「ベルダインまで戻ってきたのよ!!」 キュラレスト「アーシュライン。今日は、あなたも好きなナスのスープよ」 GM「お母さんは、顔は笑っているけど、何故か真剣な面もちで君にそう言うよ」 アーシュ「お母さん、この街……地震があったでしょ?この前?」 キュラレスト「アーシュライン。あなた、ナススープどれくらい食べる?」 アーシュ「いや、私は……」 キュラレスト「あれ、どうしたの?好きだったでしょ?ナススープ」 アーシュ「えっ?それはお母さんじゃないの?」 キュラレスト「あなたも好きだったでしょ?」 アーシュ「あれ?」 キュラレスト「そうそう、旅に出る時に母さんが貸してあげたのまだ持ってる?」 アーシュ「え……」 キュラレスト「持ってる?」 アーシュ「(うろたえまくっている)」 GM「しばらくアーシュラインがうろたえたのを見て、キュラレスト=シストは、君の肩をポンッと叩いて……」 キュラレスト「……良かったわぁ」 パルサス「……ふぅ……なんだ」 GM「また、料理の支度をやり始める」 キュラレスト「昼食でも食べて行きなさいよ。あなたのために、鳥のスープをつくるから」 アーシュ「うん(喜)……お母さんに聞きたい事があるから」 キュラレスト「じゃあ、とりあえず、着替えてらっしゃいよ、そんな汚れた格好のままでいないで」 アーシュ「はい」 GM「君が奥の部屋に向かい、調理場を出た時、母の小さいため息が聞こえたような気がした」 アーシュ「なんだろ?ちゃんとした服に着替えます」 GM「じゃあ、お昼の時間になったよ。君は鳥スープ……お母さんは、ナスのいっぱい入ったスープ……ゴロゴロ入っているよ」 (一同笑) キュラレスト「……で、なんなの、話って?」 アーシュ「お母さん、若い頃エクスプローラーズっていう冒険者集団で冒険を……」 キュラレスト「……どこで、それを?」 アーシュ「旅をしている最中に」 キュラレスト「そう……じゃあ、お父さんの事も?」 アーシュ「いえ、お父さんの事は……お父さんも一緒に冒険者をやっていたの?」 キュラレスト「…………」 アーシュ「お母さん!!何故黙ってしまうの!?」 キュラレスト「……わかったわ」 GM「決意を固めたように、お母さんはスプーンを置き、君に語り始めた……その昔、クステファン=ムトシング、フェルデライン=アーガス、キュラレスト=シスト、ケルトス=ラング、フェミルナ=ラングの五人はエクスプローラーズと呼ばれる冒険者集団だった。フェルデラインとキュラレスト、ケルトスとフェミルナは結婚し、クステファンはラムリアースで貴族と結婚をした。その冒険の最中に、ケルトスとフェミルナはユセリアウスの魔導書の存在を書き留めた書物を手にいれた。そして、エクスプローラーズが解散した後も、その書物を研究し続けた……11年前、新王国歴511年、ユセリアウスの魔導書がプロミジーに封印してある事を突き止め、プロミジーにその事を伝え、対処してもらうために彼らは再び集まり、プロミジーへと向かった。何という皮肉であろう、彼らがプロミジーに到着したその時に、ユセリアウスの魔導書の封印は解けたのである。プロミジーのユセリアウスの魔導書とは、強力な魔獣を創り出し、従わせる物らしかった……エクスプローラズはユセリアウスの魔導書を手にいれようとする始源の竜の教団と名乗る邪悪な教団と戦った。その中でも、エクスプローラーズはカラーズという集団と主に戦った」 キュラレスト「そう……カラーズ……始源の竜の教団……死の司祭、ヴェーゼルム=ライストン親衛隊」 カチューシャ「えっ!?」 GM「その戦いは、プロミジーの様々な人間を巻き込んでの戦いだった。キュラレストは、その戦いでフェルデラインを失った……自分の力が足りないばかりに……フェルデラインは、キュラレストを助けるために、その命を失ったのだ。結局、ユセリアウスの魔導書は始源の竜の教団の手には渡らなかった。ケルトスとフェミルナが、生涯かけて、ユセリアウスの魔導書を隠して、守る旅に出たからだ。キュラレストは、その戦いで、ユセリアウスの魔導書の存在が一つでない事を知った。そして、もう一つの魔導書が治められている地がベルダインだと知った。キュラレストは、ベルダインで生きる決意をした。ユセリアウスの魔導書を始源の竜の教団に渡さないために、クステファンはラムリアースに帰っていた」 パルサス「ユセリアウスの魔導書は、一つじゃなかったのか……」 GM「つまり、フェルデライン=アーガスというのが、アーシュラインの父親なわけだね。二人とも結婚した後も名前を変えてないけどね。理由は、いろいろあるのだろう」 アーシュ「ベルダインのユセリアウスの魔導書は、今?」 キュラレスト「ベルダインの地下に広がる迷宮の奥に安置されていて、まだ敵の手に渡ってはいないわ。今、パルス神殿の人達が、再封印をするために努力しているわ」 GM「11年前の事を思い返したのか……キュラレスト=シストの瞳には、うっすらと涙が滲んでいる」 アーシュ「地下迷宮って?」 キュラレスト「世界の塔に、地下迷宮への入り口はあるわ」 フーズ「世界の塔か……」 GM「世界の塔というのは、新市街の中央に立っている物。お手元の、ベルダインの地図を参照してくれ」 アーシュ「その、ヴェーゼルム=ライストンというのは?」 キュラレスト「始源の竜の教団の死の司祭と呼ばれる幹部の一人らしいけど、11年前の戦いでは、姿を現さなかったのよ」 アーシュ「その、始源の竜の教団と言うのは何?」 キュラレスト「母さんにも詳しくは分からないけど、邪悪な教団よ……あなたは帰ってこないと思っていたわ……何もこんな時に帰ってくるなんて……今からでも遅くはないわ……この街を離れなさい、アーシュライン」 アーシュ「なぜ?お母さん?」 キュラレスト「敵がやってくるはずよ」 アーシュ「敵?」 キュラレスト「そう、カラーズと呼ばれる敵が……恐るべき力を持った者達が、このベルダインにやってくるでしょう」 GM「一方その頃、アーシュラインに紹介された宿屋の方だけど……」 宿屋「お泊まりですかぁ〜?」 カチューシャ「はい」 宿屋「うちはリーズナブルな価格ですよぉ!!サービスも満点」 フーズ「ん、頼むよ」 カチューシャ「後から一人きますので」 宿屋「それでは、九人様ですか?」 カチューシャ「そうです」 宿屋「もし長く泊まるんだったら、一週間や、一カ月なりまとめて払うともっとお安くなるシステムもありますよ」 パルサス「どうする、フーズ?」 フーズ「ええっと……司祭様がいないじゃないか!!」 (一同笑) 宿屋「一日だと御一人様20ガメル、一週間だと御一人様100ガメルです」 パルサス「ずいぶん割安だなぁ……とりあえず、一晩様子を見て、長く滞在するようだったら、一週間分まとめて払うという事で、まず一泊20ガメル払えば?」 宿屋「ありがとうございます、お部屋の方は?」 パルサス「四人部屋と、五人部屋あるかな?」 宿屋「五人部屋は無いんですが」 フーズ「じゃあ、四人部屋と六人部屋で」 宿屋「わかりました。宿賃の方は200ガメルになります」 フーズ「女性は20ガメル、男性は24ガメルだな」 宿屋「ありがとうございました」 アーシュ「今、この街は一体どうなっているわけ?」 GM「お母さんは教えてくれるんだけど、まず10日前に地震が起こり封印が解けたので、パルス神殿と共同で、王にベルダインの完全封鎖をお願いしたんだ。パルス神殿は、それと共に、世界の塔の守護をしているんだ。その中には、長年ベルダインで冒険者家業をしてた者達も含まれている。蒼炎石のようにね。パルス神殿最高司祭が何百年ぶりかにユセリアウスの魔導書を封印しようとしてるんだけれども、それは新市街まとめての封印なんだよね」 アーシュ「はっ?」 ベイン「豪快だなぁ」 GM「封印の最中は、新市街には一般人が耐えられないようなプレッシャーがかかるから、一般人は新市街から外に出さなきゃいけないの。旧市街には、それだけの避難のキャパがないから、ザーン、ガルガライス、ロマールに行商人の通行止めの告知は出したんだけど、ザーン、ガルガライスには許可は得たんだけど、ロマールが渋っていて避難と封印を行う事ができないんだ。だから、完全な封鎖はできていない状況。現在、パルス神殿の者が、世界の塔の地下に何層も広がる地下迷宮を時間稼ぎの一時的な封印をするために向かっている最中」 ルーク「地下迷宮って、誰がつくったの?」 GM「地下迷宮をつくったのは、古代魔法王国の人間で、約90年前に、ユセリアウスの魔導書の力を危惧した天才建築家のラフォニールがその上にかぶせるようにして、第2の封印とも言うべき世界の塔ならびに新市街をつくったの。現在のベルダインのパルス神殿最高司祭は、このラフォニールの子孫でもある」 パルサス「なるほどぉ」 GM「パルス神殿では、とりあえず、素性の確かでない者は、新市街に近づけさせないという事で、警護をしている……キュラレスト=シストはベルダインのラーダ神殿の司祭として、ベルダインを守る立場から、パルス神殿に協力しているんだよ」 フーズ「封印は、いつするの?」 GM「ロマールの承諾を取れれば、すぐにでも封印は行える。つまり、旧市街の宿屋などを空にして、新市街の住人や、貴族、王などを駐留させたいんだ」 パルサス「わかった」 GM「ザーンやガルガライスはテン・チルドレンとして協力してくれたけど、ロマールの方は国レベルの外交上の問題がいろいろ起こっているのだ」 ベイン「ごねてんだね(笑)」 ルーク「世界の塔って何?」 GM「天才建築家ラフォニールのつくった、新市街、引いてはベルダインのシンボル……太陽の塔みたいなもんだよ」 (一同笑) カチューシャ「そうですかぁ。なんだかすごい事になってきましたねぇ」 アーシュ「じゃあ、ちょっと旧市街の方に行ってくる」 GM「それでは、アーシュラインは宿屋についたよ。牢獄亭?」 全員「違う、違う(笑)」 ベイン「店の名前、考えようぜ」 パルサス「正義亭とか」 GM「いいよ、正義亭ね」 パルサス「ちょっと待て、ちょっと待て(笑)」 (一同爆笑) GM「正義亭に決まりました」 カチューシャ「アーシュラインさん、お帰りなさ〜い」 フーズ「司祭様にズズィと寄って行って……では、うちの親父達は生きているんですね?」 アーシュ「そのようです」 カチューシャ「良かったですわねぇ、フーズさん」 パルサス「あのさ、ユセリアウスの魔導書って、数冊あるんだよね?」 GM「キュラレスト=シストは、プロミジーとベルダインの封印地しか知らないけれどもね」 ルーク「最低二冊ね」 パルサス「じゃあ、ユセリアウスの魔導書って、分冊なわけだね?」 ベイン「ユセリアウスの魔導書全60巻、好評発売中」 (一同爆笑) カチューシャ「うひゃあ」 GM「60冊やりたいか?」 (一同爆笑) ベイン「あと、35冊とか(笑)」 ルーク「一冊、一冊で、完結してるんじゃないの?続きじゃなくて」 パルサス「それは、不明だけども」 GM「まあ、一般に禁忌なる魔導書というのは、何か危険な物体の製法を記したものが多いけれどもね。ユセリアウスの魔導書を手に入れてもさ『そして、この強大なる魔獣の製造法は、下巻を見るべし、続く』とか書かれてたらやだよね」 (一同爆笑) ルーク「僕のお父さんにも、そんな過去が」 GM「例えば、キメラの作り方とかね……まあ、ユセリアウスの魔導書というぐらいだから、もっとすごいものだろうけれどもね」 パルサス「スーパーキメラとか?」 (一同笑) フーズ「やっぱり、狩人としては、こういうフクロウを飼ってみたいものだ」 カチューシャ「やめて下さい、フーズさん。セリシアさんが恐い目をしてますよ」 セリシア「……さっきから何、袋、袋って言ってるのかと思ったら、チャップの事を言ってたの?」 (一同爆笑) セリシア「そんな事をすると、エネルギー・ボルトをしますよ!!魔力は、12」 フーズ「抵抗失敗してる」 セリシア「でも、ダメージは低いですよ。8ダメージです」 GM「8って結構大きくないか?」 ルーク「大きいよねぇ?」 フーズ「でも、レベルで4引いて、まだ19点残ってるから……」 セリシア「カウンターで、飲物を飲むよ」 フーズ「…………」 **「あははははは、おもしろいなぁ」 GM「そんな様子を見て、笑い声を上げる女の人がいるよ」 ルーク「見せ物じゃないんですから」 ハインド「パルスですか?」 GM「パルスじゃないよ」 ベイン「パルスは、そんな素直そうじゃないでしょう」 GM「厚手の服を身にまとい、腰には小剣を差して、歳の頃は20代前半の、長い金髪の活発そうな女性だね」 **「おもしろいなぁ。今の魔法でしょう?」 セリシア「うん」 **「私も、故郷で魔法を見た事がありますからねぇ」 フーズ「もしかしたら、腰に手をやってるかも知れない」 ルーク「仲間で、そういうのはやめましょうよぅ(笑)」 カチューシャ「あなたの故郷って?」 **「リファールなんですよ」 フーズ「ピクッ」 (一同笑) ハインド「ギクッ」 ベイン「いや、まだ、じ、時間はたってない」 カチューシャ「り、リファールなんですか?」 ルーク「い〜い所ですよねぇ、あそこ」 (一同爆笑) フーズ「マスター……エール二つ」 正義亭主人「はいよ、2ガメル」 **「私は、リファールの騎士のヴェネス=アインネイルと申します」 カチューシャ「へえ、騎士の方がなぜこんな所に?」 ヴェネス「いや、昔から諸国を旅したいと思っていたんですが、わが国のリキュアン姫が許可を出してくれて、そして今は諸国を旅してるんです」 カチューシャ「そうですの……リファールのお姫様ってどのような方ですの?」 ヴェネス「すごく聡明な方ですよ。私は、あの方を尊敬しています」 フーズ「誰かさんと違って」 ベイン「大違いですね」 (一同爆笑) カチューシャ「じゃあ、リファールの姫は幸せな方なんですね」 ヴェネス「それは……わかりませんけどね」 ルーク「じゃあ、もうかなりの国を巡られたんですか?」 ヴェネス「いえ、ゆっくりと巡っていますので……つい先日、ガルガライスを見てきた所なんです。あそこはいい所ですね」 ルーク「武者修行ですか?」 ヴェネス「いえ、そういう事よりも、見聞を広めようと」 ベイン「密偵か……心の中で」 (一同笑) ハインド「誰も言わなかった事を……」 フーズ「それじゃあ、同郷のよしみという事で……エールを渡します」 ヴェネス「あ、あなたもリファールの生まれで?」 GM「ニコニコして杯を受け取る。結構綺麗な人だね」 ルーク「ベルダインにはしばらく滞在するので?」 ヴェネス「そうですね」 ルーク「当分国の方には帰る事はなく?」 ヴェネス「ええ、私の我がままなんですが、もうしばらく、いろいろな国を見て回りたいので、ベルダインに滞在した後は、ロマールの方に行こうかと思っているんですよ」 カチューシャ「そうですか、がんばっていらっしゃるんですね。一生懸命がんばって下さいね。自分の、昔を思い出して……ううっ」 ヴェネス「どうしたんですか」 フーズ「いえ、これは気にしないで下さい」 ヴェネス「あ、どうもすみませんね、いきなり話しかけて」 パルサス「いえいえ」 ヴェネス「これも何かの縁ですし、エールでもおごらして下さい。あなた方って、他の冒険者みたいな方々には無い雰囲気がありますね」 パルサス「どういう雰囲気だい?」 ヴェネス「こういう風な言い方をするのもなんですが、他の冒険者ってギラギラしたようなすさんだ感覚があるんですよね」 パルサス「うちには変わった奴らが数人いるからな」 (一同笑) GM「棚に上がってる(笑)」 正義亭の主人「あ〜、そろそろ夜飯だよ〜ん」 パルサス「良かったら、お前さんも一緒に食べないか?」 ヴェネス「あ、かまいませんか?どうもすみません」 カチューシャ「わ〜い、わ〜い」 アーシュ「食事の美味しい所を紹介したから、食事は美味しいんでしょ?」 GM「うん。でも今日はナスが入ってるよ」 (一同爆笑) カチューシャ「ねえねえ、ニンジンは入ってないよね?」 ベイン「好き嫌いはいけませんよ」 カチューシャ「好き嫌いはいけませんよ、ぜ〜んぶ食べなきゃぁ。ほら、カチューシャなんて、ナスなんて平気、パクッ」 ベイン「じゃあ、姫様、私のニンジンをあげましょう」 カチューシャ「ひゃあぁ……そ、それは……ベイン=フォーズ、食べないと体に悪いわよぅ」 アーシュ「じゃあ、カチューシャ。私のもあげる」 カチューシャ「そ、そんな」 フーズ「みんなからニンジンが集まる(笑)」 セリシア「激しい譲り合い(笑)」 ヴェネス「あなた達は、なぜ旅をしているのですか?もしかして、私と同じく諸国を見るために?」 パルサス「そうだな……そんな所だな」 ヴェネス「へぇえ……冒険者にしては珍しいですよねぇ?どうですか?他の国は?私はまだ、ドレックノールとザーンとガルガライスしか見てないのですが……」 カチューシャ「いろんな所に、いろんな人がいますよ(笑)」 パルサス「ザーンは、おもしろい国だよねぇ」 ハインド「東には、いろんな国がありますよ。あなたは、これからどうするんですか?」 ヴェネス「一応、ロマールから北回りで、中原の大国を見て帰ろうかと」 ルーク「姫のためにも、無事に国に帰って下さいね」 フーズ「ルーク……最近偉そうな口をきくようになったじゃないか」 (一同笑) ベイン「出そうなルークは打たれる(笑)」 GM「そんなわけで、楽しい夕食が過ぎていった」 アーシュ「あ、お母さんに泊まってくるって言ってない」 ベイン「あ、不良の始まりだ!!仮にも神官の娘なのに〜!!」 パルサス「いけないんだ!!」 ルーク「でも、サイレンスを追っかけていった時から、親不孝は始まっていると」 (一同笑) GM「さて、寝るために二階に行く人は、『冒険者レベル+知力ボーナス』で判定をして12以上が出れば、二階の途中の窓に……」 ルーク「10本首?」 全員「うわぁ〜!!きゃぁ〜!!いや〜!!」 GM「違う。窓から路地の所に三人の冒険者が立っているのが見える。こちらの宿の様子を窺っているみたいだ」 ベイン「会った事がありませんね?」 GM「覚えているかどうかは『シーフ技能+知力ボーナス』で判定。シーフ技能無い人は、平目で目標値は11」 ハインド「10」 GM「だめだな」 ベイン「ハインド、シーフ技能持っているのに……」 パルサス&カチューシャ「11」 GM「ベルダインに入る時の門の警護をしていた冒険者だね」 フーズ「ちなみに、ヴェネスは、まだ一階にいる?」 GM「いるよ」 ハインド「何時頃?」 GM「午後九時頃だね。雰囲気からして何かを見張っているんだろう」 パルサス「俺達を見張ってるのか?」 ルーク「俺、達かどうかはわからないよね?」 パルサス「ルーク、君は年上に向かってそういう事を言うのかい?」 (一同笑) フーズ「ヴェネスは?」 GM「おやすみなさ〜い。って言って、自分の部屋に入っていくよ」 フーズ「夜の街に出かけます」 ルーク「僕は、子供だから出かけません」 アーシュ「お母さんに泊まっていくと言いに行きます」 パルサス「危険じゃない?」 フェンリル「私が、ついて行きましょう」 パルサス「じゃあ、俺は共同浴場に石鹸とタオルを持って行きましょう」 ルーク「僕も行っていい?」 パルサス「裸のおつき合いだな」 (一同爆笑) ベイン「俺は、寝ずの番をします」 GM「生命力抵抗で、15以上なら徹夜できるよ」 ベイン「(コロコロ)……平気」 GM「連続徹夜だったら、だんだん目標値が上がっていくけどね」 フーズ「夜の街は、まず薬屋」 ベイン「ヤク?(笑)」 フーズ「いや、エネルギー・ボルトで怪我した手を治すため」 薬屋「火傷ですね、それは……良い塗り薬がありますよ」 フーズ「これからもこういう事が10回ぐらいありそうだから……10回分買いますよ」 薬屋「では、100ガメルになります」 GM「効果はね……寝た時の回復ロールが、0レートから5レートになる。火傷の怪我のみの効果だけどね」 ベイン「パーティーの中にギスギスした人間関係が……」 (一同笑) ルーク「いかがわしい所に行くんですか?」 フーズ「そういう所にはいかないって!」 GM「アーシュラインとフェンリルだけど……君達が新市街に入る門の所に来ると、魔術師が『センス・マジック』をしたよ」 警護の魔術師「もし新市街に行かれる場合は、その剣を置いてもらう事になりますが?」 フェンリル「いえ、私は、ここで待ってますから」 警護の魔術師「そうですか」 GM「ご〜ん、ご〜ん……午後10時の鐘の音が鳴るね。アーシュラインは家についたよ」 キュラレスト「あら、アーシュラインどうしたの?こんなに遅くなって」 アーシュ「あ、あのね。今日はこっちに泊まらないで、旧市街に泊まるから」 キュラレスト「一人で泊まるの?」 アーシュ「いえ……タイデルのラッセーズ村で出会った人達と」 キュラレスト「今は、その人達と旅をしているの?」 アーシュ「うん」 キュラレスト「みんな、いい人達?」 アーシュ「いい人達よ」 キュラレスト「……じゃあ、帰り道は気をつけてね」 アーシュ「はい」 フーズ「僕は、旧市街を巡りながら、警備状況や、警備人数をチェックします」 GM「警備人数は結構多い。冒険者風の者や、騎士らしき人間までいるね。見回りをしているのは、旧市街の外周中心で、中の方は結構手薄。つまり、侵入者用の警戒体制だね。じゃあ、一方風呂上がりだが……」 パルサス「いやぁ〜、この風呂上がりの一杯が効くんだよなぁ」 ルーク「僕は、コーヒー牛乳で(笑)……しかし、旅の疲れがいっぺんで落ちますねぇ」 パルサス「ああ。帰るよ、カラン♪コロン♪」 カチューシャ「何、履いてるのよぉ(笑)」 **「おい、パルサスじゃないか?おい、パルサス!!」 パルサス「誰だい?」 **「俺だよ、俺」 GM「君が、ふと声のする方向を見ると、そこに立っている男は、ゲインだ」 パルサス「お、お前はぁ〜……誰だい?」 (一同爆笑) ゲイン「おいおい」 パルサス「冗談だよ、冗談……ゲインじゃないかぁ!!」 ゲイン「そうだよ、久しぶりだなぁ。風呂入ってたのか?」 パルサス「あぁ……何年ぶりかなぁ……8年になるかぁ?」 ゲイン「そうだなぁ。奥さん元気か?」 フーズ「ガ、ガガーン」 パルサス「ちょ、ちょっと事情があってな」 ゲイン「事情?……そうか、お前、今どこに泊まってるんだ?」 パルサス「正義亭だ」 ゲイン「あそこか。あそこは安くて料理もうまいし、なかなか通な選び方だな」 パルサス「いや、俺が選んだわけじゃないんだ」 ゲイン「今、冒険家業をしてるのか?」 パルサス「まあな、何人かとな」 ルーク「クイックイッ……こちらの方はお知り合いで?」 パルサス「ああ、俺の親友のゲインだ」 ゲイン「こちらは?」 パルサス「俺の冒険仲間だ」 ルーク「初めまして、いつもパルサスさんをお世話しているルークと申します」 ゲイン「おもしろい奴だな(笑)」 ルーク「良く言われます(笑)」 パルサス「冒険者としては、ちょっと、失格かも知れないがな」 ルーク「良く言われるんです(泣)」 ゲイン「相変わらず、口が悪いなぁ、パルサス」 パルサス「さっき言ってた、俺のかみさんの事なんだが……」 ゲイン「別れたのか?」 パルサス「いや、ちょと、違うんだが……今は、ちょっと、言えないんだ。すまないな、ゲイン」 ルーク「積もる話があるんだから、僕、先帰ってますよ?」 パルサス「ああ、帰っててくれ」 ゲイン「じゃあ、飲みにでも行くか?……あいつはいいのか?」 パルサス「大丈夫さ、あいつは。そうだな、飲みに行こうぜ!!」 GM「そうやって、ゲインの奢りで酒を飲みながら語り明かしたんだが、君の事情はゲインはいっさい聞かなかったんだけど、彼の事情が幾つか分かった。それによると、彼は芸術に目覚め……」 (一同笑) GM「パルス神殿で修行の最中らしい」 パルサス「本当かぁ!?」 GM「本当だよ。ちなみに、彼はベルダインに住むアステアという女性と結婚し、今では平和な生活を送っているらしい。アステアは旧市街で商家を営む家の一人娘だよ」 パルサス「そうか……ゲイン、今、幸せか?」 ゲイン「……ああ」 パルサス「そうか……ちょっと悲しそうに言います」 ゲイン「いいぞぉ!!芸術わぁ!!」 (一同笑) ゲイン「俺は、今はここに住んでるから、訪ねてくれよ」 パルサス「ああ、分かったよ、ゲイン…………最後に少しだけ聞きたい事があるんだが?」 ゲイン「何だ?」 パルサス「お前も、世界の塔を守護しているのか?」 GM「そう言った瞬間、ゲインの顔色が変わったよ」 ゲイン「パルサス……どうして、それを?」 パルサス「いや、今旅している仲間の一人が、ベルダインのお偉いさんの娘でね」 ゲイン「そうか……しかし、お前は関わらない方がいいよ」 パルサス「そうか」 GM「そう言って、ゲインは君に背を向けて歩き出すよ」 パルサス「その背に向かって語りかけます……実はさ、俺のかみさん……殺されたんだ。俺は殺した奴を追って、旅をしてるんだ……そう言って、去っていくよ」 GM「ゲインは、絶句してその場に立ち尽くしている」 カチューシャ「言い逃げ……」 パルサス「そうかぁ……ゲインは幸せかぁ……少し幸せそうな顔をして正義亭に帰っていくよ。おい、ルーク。さっきはすまなかったな、先に帰らしちゃって……そう言って、自分の部屋に戻るよ」 フーズ「部屋は、一緒だろ?」 パルサス「あ、そうか、気づかなかったよ」 ルーク「女の子と寝るんですか?」 パルサス「やだよ。俺の女は、かみさんだけ」 ルーク「なるほど」 フーズ「またまた」 ベイン「きたきた」 ルーク「僕も、そういう恋をしたいですねぇ」 ベイン「いつまでそれを守れるやら」 パルサス「うるせえよ、このやろぅ!!」 カチューシャ「なにか、最近ベインがおかしいんですけど」 フーズ「やっぱり、カチューシャの束縛から放たれようとしてるんだな」 カチューシャ「私に勝ったら、自由にしてあげてよ(笑)」 ベイン「いいんですか?」 (一同爆笑) カチューシャ「嘘っ、嘘よぉ!!そんな事すると、スリープするわよ」 ベイン「姫、楽にしてあげましょう……グラックス殿の元に」 (一同笑) カチューシャ「今のは夢、夢よぉ!!」 ベイン「そういう夢を見る事が最近多い、と?」 フーズ「(笑)」 カチューシャ「わ、私も魔晶石を買おうかなぁ」 パルサス「窓から薄く見て、まだ見張っている奴っています?」 GM「いるねぇ」 パルサス「なんだろうなぁ、あれは?」 ベイン「気になりますねぇ」 ルーク「警護の方では?」 パルサス「それにしては……」 フーズ「そろそろ帰ってきますよね。そこにいる人は、戻ってくる途中に会ったパトロール風の人とは違うよね?」 GM「いや、格好は、ほとんど一緒だよ」 フーズ「ヴェネスの部屋を監視してるんじゃないですよね?」 GM「違うみたいだね」 ルーク「とりあえず、冒険者の宿には全部網を張っているんじゃないですか?」 GM「正義亭は、冒険者の宿じゃないよ」 ルーク「あ、そうか……いや、とりあえず、怪しい冒険者ですからねぇ」 パルサス「大人数だしなぁ」 ルーク「見張られているだけなら、特に怪しい事をしなければ大丈夫でしょう?」 ベイン「余り良い気持ちはしませんけどね」 パルサス「確かにね」 ハインド「そいつらを隠れて見れます?」 GM「できるよ」 ハインド「俺達の部屋を見てるの?」 GM「そんな風にも見えるね」 ハインド「警戒した方がいいかも知れないね」 ルーク「ハインドさん、挑発するのは避けて下さいね」 パルサス「ベイン。ちょっと女性陣の部屋をノックします。そして、フェンリルにかくかくしかじかと伝えます」 カチューシャ「窓からチラッと覗くと、お兄さんズが」 ハインド「鳴り子をつければ?」 パルサス「鳴り子?必要ないんじゃないか?」 フーズ「主人に話しかけて、ヴェネスの事をすこ〜しづつ聞いていきます」 カチューシャ「根掘り、葉掘り」 正義亭主人「なんだ、あんた、あの子に気があるのかい?」 フーズ「いやぁ、まいったなぁ……頭をかきながら。日中はどういう行動をしてますか?」 正義亭主人「芸術品を買ったり、みやげ物を買ったりしてるよ」 フーズ「夜は、主にどういう?」 正義亭主人「寝てるだろ、夜は」 フーズ「えへへ、と笑いながら」 正義亭主人「……うちの宿は、そういう事はやってないんだが」 (一同笑) フーズ「やらない、やらない、やらない……じゃあ、エールを3杯ぐらい飲んだら……部屋に戻ります」 ハインド「達成値18で、鳴り子をつけました」 GM「キ〜ンコ〜ン、キ〜ンコ〜ン。午後12時の鐘が鳴っています」 カチューシャ「もう、寝ましょう」 セリシア「私は、既に寝てます」 GM「……パルサス……あなたは、夢を見ます……昔の夢だ……約十数年前、ゲインと冒険していた頃の夢……君とゲインは、ある地下迷宮を探索した際に魔獣に襲われ怪我を負った」 パルサス「どんな魔獣?」 GM「君はその時、知識ロールに失敗したから名前も知らない」 パルサス「げっ……」 GM「ゲインは知っていたようだったけどもね。君達は魔獣を倒す事ができず、地下迷宮から逃げ出したけど、君はまともに動ける状態ではなかった。後ろからは魔獣が追ってくる……その時、ゲインが君を横たえると無言で来た道を戻って行った。君の制止の声も聞かず、たった一人で……数時間後、彼は戻ってきた……君以上の怪我を負って」 パルサス「それは、事実?」 GM「そうだよ……さて、みなさんは何時頃起きる?」 フーズ「今は、何月頃だっけ?」 GM「六月頃です」 ベイン「完徹夜なんですが……」 GM「男部屋、女部屋のそれぞれで、一番最初に起きたのは?」 アーシュ「私は、午前五時です」 フーズ「僕は、午前六時頃」 GM「その後に、みんなが起き出すだろうね」 ベイン「夜は何もなかった?」 GM「ないね」 フーズ「窓を開けます」 GM「そ〜すると、ハインドに仕掛けた鳴り子が鳴るけど?」 フーズ「いや、僕は知らないから」 ハインド「あっ、夜中、何もなければ外しておきますよ」 GM「じゃあ、鳴り子は鳴らないね。水場に行く人は?」 中世の宿場がどうなっているのかは今度調べておくとして、よーするに顔を洗ったりする所の事を表現したかったのだ。 アーシュ「私が、一番最初でしょう」 GM「すると、後ろからあくび声と共に、ヴェネスが起き出してくるよ」 ヴェネス「ふわぁあぁ……おはようございます」 アーシュ「あっ、おはようございます」 フーズ「窓を開けて、見張りはいる?」 GM「いないよ」 フーズ「屋根とかにも?」 (一同笑) ベイン「むっ、くせ者!!(笑)」 GM「いるかいな(笑)」 フーズ「いや、このGMだから……このGMは、気が抜けない……では、正義の胃袋が、朝食を欲している」 セリシア「え〜と、私は、今起きる所です」 GM「早く行かないと、いつ朝食がヘルシーになるか……」 (一同笑) セリシア「早く行きます(笑)」 ヴェネス「それじゃ、朝食をいただけますか?」 正義亭主人「はいはい、朝食ですよ」 ヴェネス「もぐもぐ」 カチューシャ「パクパク……今日は、ニンジンはないね?」 GM「ないよ」 アーシュ「茄子は?」 GM「ないよ」 ルーク「いただきま〜す」 フーズ「朝食を食べながら、チラッチラッとヴェネスを盗み見しますが……どこか危険な雰囲気はないですか?」 ベイン「そりゃ、君の方だよ」 (一同爆笑) GM「とりあえず、そういう雰囲気はないよ。怪しげな行動をすると、正義亭の主人の目付きが変わってくるけれどもね。そうしていると、宿の扉がバタンと開かれて、三人組が入ってきたよ、蒼炎石の一団だね」 カチューシャ「サージェスと……」 GM「いや、バルフェルとレイとゴムギーだよ」 ベイン「来た、バルフェルだ」 バルフェル「アーシュライン、おはよう!!」 アーシュ「おはよう」 バルフェル「いやぁ、どこに泊まっているのか昨日調べても分からなかったんだが、こんな通な店に泊まっているとは、アーシュラインもなかなか、う〜ん、いやはや……」 ハインド「何か、用があるのか?」 バルフェル「いや、アーシュラインに会おうと思って」 (一同笑) パルサス「あ、他の人間は?」 バルフェル「他の人間は、見張り……いや、いや、仕事でね」 パルサス「なるほどな」 カチューシャ「お仕事ですかぁ?」 ルーク「いいんですか?お仕事中に」 バルフェル「いやぁ、これぐらいは大丈夫だよ」 フーズ「ちなみに、蒼炎石が入ってきた瞬間、ヴェネスに変化はありますか?」 GM「いや、特に変わった反応はないよ」 ヴェネス「あれ、お知り合いなんですか?」 GM「そういう風に、誰ともなくに口を開くよ……そうすると、バルフェルが」 ベイン「きたぁ!!期待してたんだ、俺(笑)」 バルフェル「あ……これはこれは……いやいや」 アーシュ「何が、いやいやなんだろう?」 (一同爆笑) ルーク「プレイボーイが、あがってるんじゃないよ(笑)」 バルフェル「アーシュラインさん、今日の所は……」 (一同爆笑) バルフェル「あなたのお名前は?」 ヴェネス「ヴェネス=アインネイルと申しますが?」 バルフェル「ヴェネス……いい名だ」 GM「後ろから、レイとゴムギーの視線が熱い」 (一同笑) ベイン「またか、みたいな顔で……お前は!!(笑)」 フーズ「フェンリル、セリシア、カチューシャは、声もかけられなかった」 セリシア「むっ……」 レイ「まあ、アーシュライン。あの人は、放って起きましょう。それより、どうしたの、サイレンスは?」 アーシュ「くるりと向き直って……いや、あのぅ……レイを外に連れ出して」 レイ「あ、あの、ちょっと、なに、どうしたの?アーシュライン?」 カチューシャ「アーシュラインさん、どうしたのかしら」 アーシュ「外に出たら……今の仲間には、その事は言ってないから」 レイ「あっ、そうなんだ」 フーズ「でも、みんなうすうすは気がついてるでしょ?」 パルサス「そうだな」 レイ「でも、ベルダインの新市街で知らない人いないし」 (一同爆笑) GM「いや、ベルダイン新市街の冒険者の間っていう事だけどね」 ルーク「恥ずかしいよぉ(笑)」 レイ「アーシュラインの事は、気になるしね」 アーシュ「ちょっと、ある事件に巻き込まれて、ベルダインに戻ってきたんだけど……」 レイ「へぇ、そうなんだ。いや、実はね、昨日バルフェルがニコニコした顔で、もうライバルはいないって」 (一同爆笑) カチューシャ「わぁ!!」 ベイン「しかし、カパルスより純粋だろぅ」 フーズ「純粋?」 GM「まあ、カパルスより礼儀がある、教養もある、強さもある」 ベイン「カパルスより、数億倍まし」 セリシア「ひどい言われよう(笑)」 レイ「北回りで帰ってきたの?」 アーシュ「そう」 レイ「じゃあ、リファールの噂聞いた?」 アーシュ「?」 レイ「今日入ってきた噂なんだけど、街中にヒュドラが出たって聞いたんだけど」 アーシュ「え、そんな事が?」 レイ「数日前に出たらしいって」 フーズ「その話を聞くと、フーズは、横で涙を流しているでしょう」 レイ「何でも、何とか倒したらしいんだけど、騎士団もかなりのダメージを受けたみたいなんだけど……」 ルーク「光の賢者って、何もしてくれなかったんですか?(笑)」 カチューシャ「大変ねぇ……よかったぁ……いなくて……」 (一同笑) GM「じゃあ、タタタッって宿のバルフェルの方にレイは戻って行くよ」 レイ「バルフェル〜、サイレンスは生きてるってよ」 バルフェル「ピクッ……ちょ、ちょっと待って下さい」 カチューシャ「まったく、二兎を追うとねぇ」 バルフェル「レイ……嘘は、いけないなぁ」 アーシュ「バルフェル、死んでるわけないじゃない!!」 バルフェル「えっ、死んでないのか?」 アーシュ「縁起でもない事言わないでよ!!」 カチューシャ「あ、怒りをかった」 バルフェル「ア、アーシュライン……そんなに怒らないでくれ。い、いや、僕は気落ちした君を慰めようと……」 パルサス「どこがじゃ!!」 ハインド「思わず、吹き出しますよ」 フーズ「鼻から吹き出しちゃうよ」 GM「バルフェルは、スゴスゴと帰るっちゃうよ……ゴムギーは、無言でドワーフ殺しを飲んでいる」 アーシュ「私も飲むぅ!!」 ゴムギー「ああ、アーシュライン、おぬしは酒が強かったからなぁ。わしとの飲み比べも勝負がついてなかったからなぁ」 ベイン「すごいぞ……世界が違うぞ(笑)」 アーシュ「また、今度にしましょう(笑)」 GM「ゴムギーは、水の様に酒を飲んでいるよ。君達もヴェネスも食事は食べ終わったみたいだね」 ルーク「あ、ヴェネスって、まだいるんだ」 カチューシャ「ヴェネスさんは、今日はどうするんですか?」 ヴェネス「そうですね、余り見てませんし……芸術の都という事で、見る所もいっぱいあるでしょうしねぇ」 フーズ「それじゃあ、今日はどうしようか?」 GM「そんな時、正義亭の入り口で君達に向かってこんな声がした」 **「あ、奇遇ですねえ、あなた達もベルダインに来たんですか?」 カチューシャ「誰?」 フーズ「何となくわかった」 ベイン「俺も(笑)」 GM「さあ、突然君達に呼びかけた声の正体は?そして、ベルダインは?ユセリアウスの魔導書はいったいどうなるのか?伝承と伝説、昔と今が交錯して謎は謎を呼び次回へと続くのだぁ!!次回、ユセリアウスの魔導書、お楽しみに!!」 |