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【9章:赤き空と地震】
GM「では、次の日。現在どこにいるの?」
ハインド「真実の口亭」
セリシア「カスパール達に丸一日、差をつけられてるから」
パルサス「では、行こうか?南の遺跡に?」
フーズ「そうだな。では、門兵にパスポートを見せて」
門兵「あんたらタラントに行くのかい?」
フーズ「ま、そんな所だが、どうして?」
門兵「いや、タラントに行く者というのは、一部の隊商を抜かしていないんだよ。だから南の遺跡にでも行くと思ってね」
フーズ「ふ〜ん、そうなのか。もう通っていいかな?」
門兵「ああ、いいぞ。ふぁ〜、吸血鬼騒ぎもおさまったし。今日もいい日だなぁ」
カチューシャ「あのぅ、吸血鬼騒ぎがおさまったって……」
パルサス「どういう事だい?」
門兵「いや、退治されたって今日の朝、魔術師ギルドで発表があったんだよ」
セリシア「間に合わなかったか……魔術師ギルドにいかなきゃ」
全員「一緒にいってみよう」
GM「すると、途中の罠の遺跡亭を通った時に聞き覚えのある声がする」
オートクチュール「ざけんなよぉ〜!!」
セリシア「まかせた」
オートクチュール「なにがFBIだ〜!!ふざけんな〜!!」
フーズ「中に入ってみましょう」
GM「すると、ベロンベロンに酔っぱらったオートクチュールがいる。それをカスパールとマーベリックが遠目に眺めている」
カチューシャ「どうしたんですか?とカスパールとマーベリックの二人に話しかけます」
カスパール「吸血鬼騒ぎがおさまったって事だよ」
カチューシャ「FBIというのは?」
カスパール「ま、鳶に油揚げをさらわれたって所かな?」
カチューシャ「じゃあ、あなた方が退治したわけじゃ……」
カスパール「いや、私達じゃない」
カチューシャ「あの、ライルさんは生きているのでしょうか?」
セリシア「あ〜、私、顔を出しにく〜い。今、行ってるんですが」
カスパール「俺達が行った時には既に戦闘は終わっていた。ライルというのか?吸血鬼はあそこに並んでいる石像群と同じ様になっていたよ」
パルサス「石像か……」
カチューシャ「その後は?」
カスパール「持っていっちまったよ。現在は、国内警備隊の所にあるらしい」
カチューシャ「石像だったら神殿などで治せるかも知れませんわね。でも、戻った時にラクレクトの時は……」
カスパール「ん、何だ?ラクレクトって?」
フーズ「いや、すまん。何でもないんだ」
カスパール「ま、俺達の任務は失敗だが、あんた達の仕事はまだ失敗というわけじゃないな。お〜い、オートクチュール。もういいだろぅ?」
GM「セリシアは、魔術師ギルドについたよ」
セリシア「タントック導師の私室をノックします」
タントック「はい」
GM「声は少し元気そうだ」
パルサス&フーズ「元気そう?」
セリシア「吸血鬼騒ぎがおさまったそうで……」
タントック「はい、トガロ高導師が事件をおさめてくれまして、生け捕りというのは無理でしたが、もし元に戻す手段があるのならば分かり次第、石像から元に戻して下さると昨日の夜、トガロ高導師が申してくれまして……」
セリシア「私達の力が至らず、すみませんでした」
タントック「いえいえ」
セリシア「では、私は……これで」
GM「ピンポンパンポーン。FBIのメイザース導師、至急二階待合い室までいらしてください。そして、三階からドタドタとメイザース=ソロが下りてくる」
セリシア「あ、メイザース導師」
メイザース「あ、また会いましたね」
セリシア「ちょっと聞いた話なんですが、トガロ高導師が今回の事件を解決したそうで、それに幾つもの遺跡を二人で廻ったそうで?」
メイザース「いや、私なんにもしなかったんですけどね。トガロさんが全部やってくれまして、でも怪物はでるし、罠もあるし大変でしたよ、あはは」
セリシア「あの、今の放送で気になったのですが、FBIというのはなんなのでしょうか?」
メイザース「う〜ん、このタイデルのみにあるんですが、一種の魔術師ギルドの内部監査組織と言いましょうかね。そういう組織です」
セリシア「なるほど。遺跡の罠亭に行きましょう」
アーシュ「マスター、一番強いお酒頂戴」
遺跡の罠亭主人「ドワーフ殺しという酒がありますが(笑)」
GM「ドワーフも死ぬ(笑)」
ベイン「おや、セリシアさん。どうでした、依頼主は?」
セリシア「依頼主は、思ったより喜んでた様子でしたよ」
ベイン「では、まだ元に戻る希望が?」
セリシア「ええ。報酬はもらえませんでしたけどね」
フーズ「いや、とりあえず2000ガメルの収入はあったし」
パルサス「とりあえずはいいだろ?」
GM「ゴゴゴゴゴゴ……」
ベイン「そんな勢いで、アーシュラインは飲んでるのか?」
GM「……地面が揺れてる。かなり大きく揺れている」
酒場の人「おい、地震だぜ。こんな地震は10年ぶりぐらいか?」
ベイン「おや、もう酔っぱらってしまいましたか?」
パルサス「ちが〜う!!地震だ、地震」
フェンリル「外に出ます。避難、避難」
GM「フェンリルが外に出ると、空が真っ赤に染まっている」
フェンリル「えっ?」
GM「空が、夕焼けに近いが、地平線のあたり全部が不気味に赤く染まっている。地震はしばらく大きく揺れ続けてやんだよ。すると、メイザース=ソロとトガロが罠の遺跡亭の前を真面目な顔をして通っていくよ」
セリシア「ついていってみよう」
GM「すると、門番に南の門を開けさせて、空を見上げている」
メイザース「赤いですねぇ」
トガロ「ああ、赤いな」
メイザース「やっぱり、あれでしょうか?」
トガロ「そうだな……とりあえず、一人で行ってくれ」
メイザース「えっ、一人でですか?」
トガロ「パルスと共に、とりあえずは、二人で行け」
GM「そして、後ろを振り向くとセリシア達と目が合うと」
メイザース「……あなたですか」
セリシア「あの、この現象の事を、何か御存知で?」
メイザース「いえいえ、そんな。そんな事は……いやあ、朝焼けがきれいですねぇ」
(一同爆笑)
トガロ「行くぞ!!メイザース=ソロ!!」
メイザース「はい、分かりました。トガロさん、震源地は……」
カチューシャ「あ、セリシアさん。お友達ですか」
セリシア「いえ、あれはこのタイデルの魔術師ギルドの導師様達です。私はタイデル魔術師ギルドの漫才コンビと認めておりますが(笑)」
ベイン「一度、拝聴してみたいですなぁ」
カチューシャ「かなり激しい突っ込みですねぇ」
ベイン「それにしても嘘がつけない方々ですねぇ」
セリシア「震源地がどうとか言ってましたねぇ?」
GM「さて、君達はある事が脳裏にひらめいていた。プロミジーで聞いた伝承。それはこう言っていた」
大いなる源初の巨人より生まれたるこの大地、空、赤き地に彩られ、地、不可視の力に引き裂かれたる時、封印は解け、ユセリアウスのその思い、このアレクラストに大いなる災いをもたらさん
GM「……今日の所はこの辺で、次回に物語は続きます」
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