【SWキャンペーン:始源の竜の物語】
第一話:雪の女王



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 ある日の日曜日、場所はある公民館の会議室。そう、今日はSWキャンペーンの第一話の開始日である。
 プレイするのに広さは十分で、贅沢すぎるぐらいである。
 七人のプレイヤー達は、遅刻する事もなく、公民館の開く午前9時に集合してくれた。今日のプレイは、昼食をいれて5時までの約8時間の予定である。まあ、実質のプレイ時間は、6時間といったところ。
 さて、今日から始まるキャンペーンは、一体どんなキャンペーンになるのだろう?それは、ゲームマスター(GM)でさえ知らない……とっても不安なのは、ただの気のせいか?一回しか顔を合わした事のないメンバーだし……まあ、案ずるより生むが易し!!いっちょ、やってみましょう!!


【第一章:冒険前のキャラクター】


GM「さて、フーズとフェンリルとパルサスだが、君達は仲間だからよろしく。理由は知らない(笑)。勝手に考えてくれ(笑)」
フーズ「親父(パルサスの事)の所に、僕達が勝手に集まったというのは?と、いう事は、おやじが生き倒れてたんで僕らが拾ったという」
(一同爆笑)
パルサス「なんだぁ!?その惨めな出会い方は!?」
GM「え〜と、セリシア。ドレックノールに妹がいたでしょう?」
セリシア「はい」
GM「あれねぇ……どうにかして」
(一同爆笑)
GM「どうしていいか、考えつかないんだ。ちなみに、ハインドとセリシアの二人も既に知り合いで、出会う場所はドレックノールという事にしたいんだけど、問題は妹をどうするかなんだよな。みんなで考えてよ」
フーズ「じゃあ、妹は既にラミアに喰われてたとか?」
(一同爆笑)
ハインド「実は、妹は駆け落ちしてたとか?」
GM「いや、天に召されたんだよ」

 少しでもめんどうな設定を取り除こうと必死なGMである。

フーズ「やっぱり、ドレックノールから逃げ出していたとか?」
GM「やっぱ、それかな……」
フーズ「酒場の踊り子をやっていたんだけれども、あんまり恥ずかしい格好で踊っていたもんだから……」
(一同大爆笑)
ルーク「今は、身受けされて幸せに暮らしているのかな?」
GM「いや、身受けされて幸せに暮らしているとセリシアが冒険する意味がないんだよ。やっぱり、行方不明じゃなきゃね」
フーズ「行方不明ね……」
GM「そうだな。ハインドは、ドレックノールに着いた時に、ロドーリスの暗殺者に襲われたんだけれども、戦っているうちにドレックノールとセリシアが絡んできて、なんだかんだのうちに妹は行方不明になっていたというのが、理由としていいかなぁ」
パルサス「なんて奴らだ(笑)」
ハインド「ハインドは運が強いから、うまくドレックノールとロドーリルをぶつけて生き残れたんじゃないですか?」
GM「いや、ぶつけるじゃない、勝手にぶつかって(笑)」
ルーク「あの〜、ハインドの運が強いというのはわかったんですけど、ハインドのプレイヤーの運は強いんですか?」
ハインド「それがわかるのは、これからの運命次第さ」
フーズ「なんたって、防御力4の鎧だもんねぇ」
ルーク「紙同然ですからねぇ」
ハインド「貴様ら、溺れ死ぬようなことになっても知らんぞ!!」

 重い鎧(金属鎧など)を着てると、泳ぐのが困難になるルールの事を言ってるらしい。ちなみに、戦士の防御力は、平均14ぐらい。盗賊や魔法使いで、平均7ぐらいであるので、4というハインドの防御力はかなり低めなのである。

フーズ「いや、別にかまいませんよ。今日は、キャラクターシートを八枚持ってきましたから」
(一同爆笑)
GM「……キャンペーンの始まりの季節は春です。今回の冒険の舞台ですが、オーファンとタイデルの中間あるラッセーズ村という場所が舞台です。何か質問はありますか?」
ルーク「山脈の中にある村?」
GM「そう、ヤスガルン山脈の中にある小さな村だよ」
ルーク「なぜ、私達はそこにいるか?」
GM「それは、みんなで考えよう(笑)」
フーズ「村ですか……方向音痴」
ルーク「それしかないね(笑)」
フーズ「そうですね。タイデルに親父と一緒に向かっていると……両親の手がかりがないから、親父にくっついていったんだな」
GM「親父……もう慣れたから、パルサスの事だとすぐ判る(笑)。さて、残りの人々はどうしているか考えよう」
パルサス「おい、ちょっと待て!!そんな理由でいいのか?」
ルーク「生き倒れの親父を助けたんだったら、フーズさんの方が、立場が上じゃないんですか?」
フーズ「いや、立場がどうのというか……とりあえず、年長者に保護欲を出してもらおうと思って……」
パルサス「ん〜、よいぞ、よいぞ〜」
(一同爆笑)
GM「なんかやだなぁ」
セリシア「私は、やっぱし、妹を探すためにドレックノールを出て、東に向かっているというのが……」
フーズ「それにハインドがひっついてきたという?」
セリシア「旅の途中に、ご飯まだ〜って(笑)」
ハインド「そこまで……」
セリシア「まずいご飯は嫌よ。とか言って」
ルーク「普通の保存食は、口にあわない……と」
セリシア「保存食は、新鮮な木の実がいいわ♪」
パルサス「うん、うん、うん。よいぞ、よいぞ〜」
ハインド「しかし、そんな生活もハインドにとっては幸せかも知れない。なぜならいままで一人ぼっちで暗殺者家業をやっていたから……」
ルーク「そのうちね、ハインドこれ欲しいとか、ハインドこれ買ってとか(笑)」
フェンリル「ほとんど、ミツグ君になってると……」
ルーク「いやいや、ミツグ君にアッシー君などをすべて兼ね揃えているという」
(一同笑)
フーズ「ちなみに、アーシュラインお嬢様は?」
アーシュ「え〜とぉ、サイレンスを探してぇ、オーファンに向っているんです」
パルサス「う〜ん。好きな男を追って冒険をしてるというのはよいぞ、よいぞぉ」
フーズ「一人でねぇ。きっと、夜は狼の遠吠えにおびえながら、寂しい旅をしているのだろう……そういえば、ルーク君は?」
ルーク「僕は、ラムリアースから出てきたばっかりなんだよね。一人でルンルン気分で。まだピクニック感覚が抜けていないんだ♪」
パルサス「ふう、まだおぼっちゃんだから……」
フーズ「(フェンリルに向かって)それでは、さあ、女言葉を」
フェンリル「…………」
ルーク「女言葉を使って見せ場をつくるのは任務ですから。本物の女の子が二人いるだけに負けちゃいけません」
(一同爆笑)
フェンリル「何ですか、それは?(笑)」
ルーク「フェンリル、一人称なに?」
フェンリル「『わたし』じゃないですか?変わった時は『俺』とか言うかも知れない」
フーズ「『わたし』から『俺』……当然、恋する乙女としては上品にするため、『わたくし』と言うのが……」
アーシュ「え〜?普段は『わたし』だけど……」
セリシア「私は『あたし』でいきましょう」
ハインド「やっぱり、ハインドは『俺』かな?」
ルーク「私は、『僕』ですから」
フーズ「ここはやはり、パルサスの一人称が最も興味あるでしょう」
GM「『拙者』とか(笑)」
フーズ「まぁ……ルークは語尾に必ずござるがつくとか」
ハインド「侍じゃない、侍じゃ(笑)」
フェンリル「にん、にん、とか(笑)」
ハインド「忍者じゃない!!(笑)」
フーズ「おっと、ヤニを補給してこよう(タバコを吸いに外に出るプレイヤー)」


【第ニ章:冒険の始まり】


フーズ「いやいやみなさん。本日は、私のためにお集まりいただいて……」
GM「寝言を言ってないで始めましょう。(地図を指しながら)ラッセーズ村は、だいたい街道から歩いて2、3時間の場所に存在するタイデル領地内の街道村です。ここがデルヴァの森……誰かさんの故郷ね」
フェンリル「あぁ、記憶にないわ(笑)」
フーズ「僕達は、もしかしたらデルヴァの森に向かってるかも知れないな(笑)」
GM「で、これがヤスガルン山脈にマナール湖……こんなもんかな?まず、ルークが、午後4時ぐらいに、ラムリアースから、ラッセーズ村に到着したよ」
ルーク「村の人口はどれくらい?」
GM「100〜200人ぐらいかな。ギルド、神殿の類は存在しません。特徴としては、村唯一の酒場兼宿屋の主人が村長も兼ねている事かな。村長の家と宿屋兼酒場がドッキングしてる」
パルサス「ずいぶん都合の良い造りだな」
フーズ「酒びたりの村長……」
ルーク「まず、村の普通の家をノック。誰か出るまで続ける」
普通の村人「誰だい?」
ルーク「あっ、僕、ルークといいます。今、世間を見るために旅をしたいのですが、宿屋に泊まるよりもこうした人々に直接ふれあうために、泊まらせてもらえませんか?」
普通の村人「ああ、うちはそういうのはやってないんだよ、すまんねえ、ガッチャン」
ルーク「人情という物はないのかぁ!!酒場に行きます……」
GM「扉が開いてから閉まるまで、約3秒(笑)。ルークが酒場に到着してから約30分後にハインドとセリシアが、ラッセーズ村に到着しました」
セリシア「ハインドは、荷物いっぱい持ってるからね」
(一同笑)
ハインド「一応、家財道具一式持ってます(泣)」
セリシア「では、今夜は、ここに泊まりましょう」
ハインド「いいんじゃないですか?」
セリシア「もちろん、私はこ、し、つ」
(一同笑)
ハインド「二人で個室を取れば、もう一人も必然的に個室になるな」
GM「いや、野宿という手段もある(笑)」
ルーク「馬小屋とか」
セリシア「この宿屋で、一番良い部屋を取りましょう」
GM「この二人も宿屋の方に向かって……周りでは、農作業を終えた人々が、そろそろ帰途についているところだ。で、午後5時頃にアーシュラインが到着」
アーシュ「え、と……私は、タイデルからオーファンに向かっているのかな?」
GM「そうだね。そろそろ日が落ちて暗くなってきている」
アーシュ「じゃあ、宿を探して……」
GM「村の中央にでっかい建物があるね。看板らしき所にはジョッキが描いてある。そして、西方語で店の名前が書いてある」
アーシュ「なんて?」
GM「うましか亭」
(一同爆笑)
アーシュ「あっけにとられながらも入って行く」
フェンリル「勇気があるな……」
GM「それじゃ、ルークが、馬鹿亭の中に入ると」
**「いらっしゃいませ〜!!なんでしょ〜か?」
GM「と、15、6歳ぐらいの男の子のバーテンが声をかけてくるよ」
ルーク「あ、ここは宿屋もかねているのかな?」
バーテン「そうですよ」
ルーク「では、食事と今晩の宿を頼みたいのですが......」
バーテン「お父さ〜ん。お客さんですよ!!」
GM「すると、奥から親父が現れる。40歳ぐらいの恰幅の良い、人の良さそうな外見の人だね」
馬鹿亭主人兼ラッセーズ村の村長(以下村長)「お泊まりで?」
ルーク「はい、そうです」
村長「部屋は、どうしますか?」
ルーク「個室があれば、個室の方が良いのですが……」
村長「個室はありますよ。それでは、こちらの宿帳の方に記入をお願いします。これが、鍵です」
ルーク「サラサラサラ……あ、鍵あるんだ。食事は、もうできるんですか?」
村長「あと二時間ぐらいしないとできないね。酒なら出せるが……」
ルーク「いや、僕、酒は飲めないんです。旅をしていて、この辺の地理に疎いものですから、この辺の事をお話して下さる人がいませんか?」
村長「う〜ん、そうだな。なら、もう少しして暇になれば、バーテンをやっている息子のエマに話してもらえばいいだろう。息子は、何でも冒険者を目指しているらしくてなぁ。いろいろな話をそこら辺で聞きかじってくるんだよ」
GM「では、ハインドとセリシア」
ハインド「こんちわ〜」
セリシア「こんにちわ〜」
村長「いらっしゃいませ」
ハインド「部屋の方はありますか?」
村長「大丈夫ですよ」
ハインド「では、個室を二つ。後ろをちらっと向いて……やっぱり、個室の片方は、スイートにして下さい」
セリシア「一番良い部屋ちょうだいっ!!」
村長「わかりました。二人とも宿帳に記入をお願いします。さて、宿代の方は先払いになっているんですが、よろしいですか?」
セリシア「(ジーッとハインドを見る)」
(一同爆笑)
ルーク「当然の事なんですね(笑)」
ハインド「あ、あの〜、幾らになるんでしょうか?」
村長「料金は、今日の夕食と明日の朝食込みで40ガメルになっています。で、スイートになると、倍の80ガメルになります。あっ、ルークさんも個室ですと40ガメルになるのですが?」
ルーク「はい、かまいません」
GM「その後、アーシュラインが入ってきます」
アーシュ「入って、中を見回してみよう」
GM「一階は、30人程度が騒げるぐらいの結構広い酒場だね。六人ぐらいが座れるテーブルが四つあって、あとはカウンターの席だね。この村程度の規模の宿屋、酒場にしては、広い造りだね」
アーシュ「あ、あの、聞きたい事があるのですが」
村長「なんですか?」
アーシュ「最近、吟遊詩人が来ませんでしたか?」
村長「ここは旅人も良く立ち寄るからねぇ。そう言われても……」
アーシュ「とても上手なんですが……」
村長「おい、エマ。お前なんか知らないか?」
エマ/バーテン「僕知らないよ。吟遊詩人って何人もいるからね……何か特徴でもないの?」
アーシュ「長いすみれの髪に、銀の瞳の人なんですが……」
フーズ「デーモンにでもとりつかれているような(笑)」
アーシュ「GM、背は高いの?」
GM「サイレンスの背は……180cmぐらい」
アーシュ「背は、高いんですけど」
村長「おい、エマ知ってるか?」
エマ「半年ぐらい前に、そんな人が泊まった気がする。名前はなんていうの?」
アーシュ「サイレンスというのですが……」
エマ「そういえば、そんな名前だったと思う。すごい上手なハープを披露してくれて、一人で旅をしている風で、とても美しい人だったから、覚えているよ」
アーシュ「どこに行ったかは、分かりますか?」
エマ「そこまでは……ごめんなさい」
アーシュ「いえ、ありがとうございました」
GM「さて、午後6時頃になると、御三方が現れるんですけど……」
フーズ「おやっさんが、道を間違えたのがいけないんだろ!?」
パルサス「ああっ、そうだよ!!俺が間違えたんだよ!!うるせ〜な、お前!!」
フェンリル「まあまあ、御二方、宿を探した方が……」
パルサス「そうだな、おっ、あんな所に品の悪い看板が」
フーズ「どれどれ、バカ亭?」
(一同笑)
パルサス「ちがう、良く見ろ!!馬鹿亭って書いてあるだろ!!」
フーズ「ああっ、そうか。ホースバンビ亭(笑)」
パルサス「まあ、そうだが」
フーズ「じゃあ、今日は親父持ちって事で……」
パルサス「おいおい!!俺、そんなに金持ってねえぞ!!」
フェンリル「誰のせいで迷ったんだか……」
パルサス「フェンリル!!お前そこまで言うか?俺の妻はな、お前の様に口は悪くなくて、うだうだうだうだ……さ、行こ(笑)」
フーズ「では、腹も減ったし……開き戸をバーンと開けます」
GM「すると、酒場には、村人が数人いて、旅人風の人間が四人いる。旅人風の人間の内訳は、若い男が一人、女性が一人、木枯らし君が一人(笑)」
ハインド「それを言うなぁ!!」
GM「それと、変な帽子を被った女性が一人」
フーズ「よっ、世話になるぜ!!」
村長「いらっしゃいませ、三人様御泊まりですか?」
フーズ「そうだ」
村長「では、宿帳に記入を……お部屋の方は三人部屋で?」
フーズ「うん。親父頼む」
フェンリル「ちょっと待って!!私は個室がいいんだけど……」
フーズ「フェンリル、ついこの間、一緒に背中を流し合った仲だろぉ?」
フェンリル「誰が流した?(怒)」
パルサス「……じゃあ、フェンリルだけは個室で、俺とフーズは、仲良く二人部屋だな?」
村長「個室の方は40ガメル。二人部屋は60ガメルです」
パルサス「フーズ、払っておいてくれ」
フーズ「しょうがねえなあ、親父、貸しだぞ!!」
パルサス「その代わり、体で返すからよっ!!」
ルーク「それは、危ないよぉ(笑)」
村長「では、そろそろ夕食ができあがるので、それまでそこら辺のテーブルでくつろいでいて下さい」
フーズ「おお」
ハインド「セリシア以外の客を、一応観察しておきます」
セリシア「御飯まだ〜?ドンドンドンドン」
GM「セリシア以外の五人の旅人達が、すごく怪しく見える」
(一同笑)
フーズ「とりあえず、こっちを見ている不審な男がいるので睨みかえしましょう」
ルーク「あっ、ガンの飛ばし合いだ〜!!」
セリシア「御飯まだ〜?ドンドンドンドン」
ハインド「いい加減、恥ずかしいからやめてくれ(笑)」
エマ「夕食ができましたよ〜」
村人達「酒の追加くれ〜!!」
村長「はいはい……それでは、みなさん良く来てくれましたホースバンビ亭へ。私が、この酒場の主人でもあり、村長でもあるゲートです。そして、こちらが息子のエマです。今日は、いつか冒険者になりたいと世迷事をぬかしている息子が、この村に古くから伝わる伝承を披露するという事です」
フーズ「ひょぉお!!拍手をしよう、パチパチパチ」
ハインド「そっちの方に、一応、拍手をしましょう」
GM「すると、エマが椅子を持ってきて、リュートを片手に唄い始めますよ」
エマ「この歌はラッセーズ村の創世の伝承なんです。では聞いて下さい」

 ヤスガルンに昔、雪の女王と呼ばれるものがいた。
 凍つく様な氷の目
 吹雪のように冷たい息
 そして巨大で美しい......真白き体に九つの尾。
 極寒の地に住まう白き魔獣。
 人は呼んだ
 大いなる恐れと
 美しさに心奪われ。
 ナインテイルズシルバーフォックス、九尾の狐、雪の女王と。
 だが、女王は血に飢えた獣にすぎなかった。
 女王はヤスガルンに恐怖という名の雪を降り撒いた。
 しかし、ラッセーズは女王に対抗した
 彼は女王に対抗するために剣を作り上げた。
 氷には炎
 氷の魔獣には炎の剣
 そして彼は作り上げた。二対の剣からなる炎の剣を。
 炎の剣を持って雪の女王を倒したラッセーズ……だが、彼は気がついていた。雪の女王は死んではいない。ただ、生きてはいないだけだという事を。
 彼は人を呼んだ。すべてを封印せし者、レル=カズンを。
 雪の女王は封印され、ラッセーズは村を作った。

フーズ「1ガメルのおひねりをあげよう」
GM「では、この伝承に出てくる怪物の事を知っているかどうか、知識ロールをして下さい」
アーシュ「どうやるんですか?」
GM「セージ技能+知力ボーナス+2Dです。13以上の人は?」
ハインド「俺だけですね。16です」
GM「君は、ナインテイルズシルバーフォックスという怪物を知っていますね。+3成功だから……分類は幻獣、モンスター・レベルは8、知能は高く、凶暴。特殊能力は、冷気による攻撃は無効で炎に弱い。さらに、氷の精霊に関する精霊魔法を使うという」
フェンリル「ふぉおぅ(怖)」
ハインド「まぁ、村の創世伝説として、どこにでもある話と言えば、どこにでもある話だな……」
エマ「村ができたのは、300年前らしいんです。僕は、この話を聞いて冒険者になろうと思ったんです」
フーズ「あんた、良い冒険者になるよ」
エマ「本当ですか?(喜)」
フーズ「本当だって、俺が保証するよぉ、バッチリ(笑)」
GM「知力が一番高いのは……アーシュラインにルークか……では、二人は気がつくが、この馬鹿亭は、部屋の四隅に暖炉がある奇妙な作りになっているね」
ルーク「エマさん」
エマ「はい?」
ルーク「四隅に暖炉があるんだけれども、ここらはそんなに寒くなるんですか?」
エマ「いえ、この酒場と家は、村ができた時からあるんですよ」
ルーク「この暖炉は、何なんですか?」
エマ「それの事については、あまり話が残ってないんですよね。魔法使いの人に調べてもらった所、魔法の暖炉らしいんですけどね」
ルーク「ふ〜ん」
村人達「あんたら、何か冒険の話でも聞かしておくれよ!!」
フーズ「よ〜し、じゃあ俺がゴブリン5000匹斬りした時の話を……」
パルサス「それは、嘘だ」
フーズ「いやぁ、途中で矢が足りなくなってなぁ……」
ルーク「ふんふん、それでどうしたんですか?(笑)」
フーズ「いや、あの時は、風の精霊が味方してくれたからなぁ……」
村人「いや〜、おねえちゃん綺麗だねぇ。一人で旅してるんかい?」
アーシュ「あっ、はい」
村人「ああ、飲め飲め。ドボドボドボドボ……」
フーズ「良くみるとおびえているのが良く分かる(笑)」
アーシュ「ど、どうしよう」
村人「飲みな、飲みな」
アーシュ「あ、はい……いただきます」
村人「あぁ、あぁ……ばたっ」
GM「飲み過ぎでくたばったようだな」
(一同爆笑)
エマ「あっ、霧が出てきたみたいですね」
ルーク「霧?」
エマ「山村ですから別に珍しくもないですけどね。もしかしたら、明日は雨かもしれないなぁ」
フーズ「では、ちょっと酔い覚ましに外に出るついでに天候予測をしようかね……達成値は10」
GM「良く分からない……奇妙な空だね。それに肌寒い」
フーズ「今の時期は、もう少し暖かいはずなんだけどなぁ。『センス・オーラ』をしてみます」
GM「精霊力は、特に異常は無いと思う」
村人「飲もうぜ!!飲もうぜ!!」
ハインド「俺は、丁重に御断りしましょう」
フェンリル「私は、ちょっと疲れているものですから、先に寝かしてもらいます」
パルサス「飲もう、飲もう!!」
セリシア「飲めないけど飲む。でも、一杯か二杯で潰れる」
ハインド「まったく、飲めないのに飲んで……」
セリシア「お祭好きだから(笑)」
ルーク「僕は、お茶で……」
GM「飲んでいるのは四人かな?生命力抵抗力+2Dで判定して」
アーシュ「6ゾロ!!(喜)」
パルサス「強いぞ、この女!!」
セリシア「おねえちゃん強いねぇ。飲み比べしない?(笑)」

 そして、しばらく酒を飲んでドンチャン騒ぎをした後。

セリシア「ああ、もうここで寝るぅ……」
ハインド「おい、スイートルームはどうするんだ?安くないんだぞ(笑)」
GM「村長さんは、酒場で酔いつぶれた村人を家に帰しているよ」
フーズ「飲み過ぎて、気持ち悪い……二階に上がろう」
パルサス「俺も……」
ハインド「セリシアを連れて二階に行こう」
アーシュ「大丈夫ですか?(笑)」
セリシア「ズルズル……(笑)」
ルーク「親父さ〜ん」
村長「何だい?」
ルーク「この季節、この辺りはこんなに霧が出るんですか?」
村長「ちょっと、ないなぁ……霧は出るが、ここまではなぁ」
GM「もう、先が見えないぐらいの霧だね」
ルーク「GM。今、春だよね?」
GM「そうだよ」
村長「寒くなってきたな。エマ、ちょっと暖炉をつけてくれ。この暖炉は、さっきエマも言ってたが、魔法の暖炉らしくてなぁ、四つの暖炉をすべてつけても、ちょうど良い室温になるんだよ」
ルーク「それは便利ですねぇ」
村長「売ってくれっていう好事家もいるけどな、もちろん売るつもりはないが」
ハインド「みんなが寝たところで、片づけをしている主人の所に行きます」
村長「確かハインドさんだっけ?……何か用かい?」
ハインド「ああ、いや、寝つけなくてね……なんだか寝るのが恐くて……」
村長「なんだい、そんな歳にもなって」
ハインド「見知らない土地っていうのに来るとね」
村長「旅っていうのはそういうもんさ。うちの息子はそれがわかっちゃないがね……」
ハインド「片づけの邪魔をしてすまなかったと言って、二階に戻ります……」
GM「夜中、酒を飲まずに寝た人は、冒険者レベル+知力ボーナス+2Dで判定をよろしく。目標値は15です」
フーズ「酒が入っていても、サイコロが振れる人はいませんか?(笑)」
GM「あっ、アーシュラインは、振っていいよ。君は底無しだから(笑)……成功したルークとフェンリルは、あまりの寒さに夜中にハッと目が覚める。ふと、窓の方を見ると、窓から……雪が降ってる」
フェンリル「雪?」
ルーク「なんだ、この寒さ?」
フェンリル「窓を開けてみます」
GM「花びらのような雪が舞い降りている。朝になれば、地面に5cmは積もるぐらいの勢いで降ってるよ」
フェンリル「この季節に雪?」
ルーク「GM、一階に降ります。暖炉はついてる?」
GM「ついてるよ」
フェンリル「私も、下に降りる」
GM「下は明かりが消えて暖炉の火だけだけど、結構明るいし、何よりも暖かい」
フーズ「こちらは、もう凍死する寸前かも知れない(笑)」
ルーク「村長さんの部屋分かる?」
GM「もう、自分の家に帰っちゃってるよ」
ルーク「そうか、なんだか外に出るのは恐いからな……いいや、ここに寝よう」


【第三章:雪の朝】


GM「午前6時〜7時頃には、全員起きるよ。すごく寒い」
フーズ「うひょぉぉ……」
セリシア「多分、私が起きるのが一番遅いでしょう」
ハインド「お〜い、セリシア、朝だぞ〜」
GM「二階の方は、気温が10度ぐらいにまで落ち込んでる。一階は暖かいけど」
全員「げっ!!」
ルーク「スヤスヤスヤ……」
フェンリル「ルークを起こしますよ」
GM「窓から見える雪降りは本格的なものになっている。吹雪っていっても過言じゃないぐらいだね」
フーズ「雪の精霊さんこんにちわ〜……マントを羽織りましょう」
ハインド「お〜い、セリシア。生きてるか〜?セリシアが出てくるのを待って、下に行きましょう」
パルサス「うぅ〜っ、さみぃ〜!!」
アーシュ「私は、一階の暖炉の方へ行きます」
GM「下の室温は、普段と変わらないよ」
ルーク「あっ、おはようございま〜す」
パルサス「なんだよ、この気温は!?今、5月だぜ?」
フェンリル「村長さんは?」
GM「まだみたい」
フェンリル「では、毛布を羽織って外に出てみましょう」
フーズ「フェンリル。どこに行くんだよ!!」
フェンリル「いや、ちょっと外に……」
フーズ「何、お前、また朝の鍛錬?」
ルーク「風邪ひきますよ」
フーズ「……ま、つきあうわ」
パルサス「俺は、今日は遠慮しておくよ。う〜、さみぃ〜」
GM「外に出ると、風と共に雪が吹き付けてくるよ」
フーズ「うぉ〜!!」
フェンリル「これは、すごいねぇ」
GM「気温は、氷点下に近い」
フーズ「ちょ、ちょっと待て。こりゃあすごいわ……帰ろうぜ」
GM「視界は、5mぐらいしかきかない」
**「うっ、うわぁ!!」
フェンリル「な、何?今の声は?」
GM「10mぐらい先の方から、吹雪の吹き付けてくる音に混じって、人の叫び声が聞こえてきた」
フーズ「そちらに向かって走ります」
フェンリル「同じく」
GM「走っていくと、10mぐらい前に、村長さんの後ろ姿が見えますよ」
フーズ「そんちょ〜、おはようございますぅ。寒いですねぇ……」
フェンリル「そんな暢気な事言ってる場合じゃないかもしれない」
GM「村長は、目の前の一点を、ただボーッと見つめている」
フーズ「おやぁ?どうしました?と言ってそっちに目をやる」
GM「そこには、村人が転がってる……冷たい氷像として」
フーズ「……良く見ます……精霊魔法?」
GM「うん、精霊使いなら分かるな。精霊魔法でやられたみたいだね。これは、あまりの冷たさに、釘が打てる村人になっちゃったんだな」
(一同笑)
フーズ「……村長。これは精霊魔法を感じます。一体?う〜、さみぃ〜」
フェンリル「マントぐらい羽織ってこなかったの?」
フーズ「マントを着てても寒いっ!!」
フェンリル「男だったら我慢しなさいよ!!」
村長「……まさか……」
フーズ「まさか?何が、まさかなんだ?」
村長「いや、一度、酒場に戻りましょう」
GM「酒場に戻ると、天国の様な暖かさだね」
パルサス「お前ら馬鹿だなぁ。こんな寒いのに外に出るなんて」
ルーク「おかえりなさ〜い」
フーズ「馬鹿!!そんな事を言ってる場合じゃない!!村長、ありゃあ、一体何ですか?」
ルーク「何かあったんですか?」
GM「村長は、顔を青ざめている」
村長「君達……昨日の、あの唄を覚えているか?」
フーズ「唄?」
フェンリル「ええ、覚えています」
ハインド「ありがちな話でしたけど……」
フーズ「この寒さといい、あの村人の死体といい、これは尋常じゃないよ、村長」
ルーク「何があったんです?」
フーズ「いやな。今、外に出たら、村人がカチンコチンの凍ってて、釘が打てちゃうんだよ」
(一同笑)
セリシア「え〜!!(笑)」
パルサス「釘が打てるのか?(笑)」
フーズ「ああ、尋常じゃない(笑)」
フーズ「村長、まさかとは思うけど、白の何とかが……ん?」
GM「村長は、青ざめている……寒さではなく、おびえによって」
ハインド「誰か、ブランデーか何かないか?村長に飲ませましょう」
村長「あ、ありがとう。だが、しかし……」
パルサス「しかしとか、だがとか言ってないで、俺達に言えよ!!」
村長「……昨日の伝承が事実という事だよ」
パルサス「うぇえ!?」
村長「ちょっと私は、ここから30m程行った所にある、一番近い村人の家に行きたいんだが。誰か一緒に来てはもらえんかな?」
フーズ「それはいいんだが、何か服か羽織る物はないか?寒くて……」
村長「私の家の方に、冬服があるが……」
フーズ「あっ、それでいい。頼む」
フェンリル「あ、私も」
GM「宿屋と村長の家は裏口同士でドッキングしてるんだけども、村長の家に入ると、そこにも四つの暖炉がある」
フーズ「村長……この四つの暖炉は、魔法の暖炉って言ったよね?」
村長「ああ、そうだが?」
フーズ「あの唄にあった封印と言うのは、これ?」
村長「いや、それは地下に入り口があるんだ……それよりも」
フーズ「ああ、服だな。それにしてもフェンリル、だぼだぼだなぁ」
フェンリル「紐で縛る!!」
フーズ「村長、じゃあ行きましょうか?」
ハインド「おい、何かあったらすぐに戻ってこいよ」
フェンリル「戻ってこれたらね」
GM「外に出る人は?」
ハインドを除く全員「はいっ!!」
GM「留守番は、ハインドだけか(笑)」
村長「ハインドさん、息子と妻を頼みます」
ハインド「分かった。何かあったらすぐ戻ってこいよ」
セリシア「手を振って出かけましょう。じゃ〜ね〜(笑)」
ハインド「お前が一番危ないんだから気をつけろよ!!」
GM「七人が外に出ると……視界はきかなく、吹雪だけが吹き付けてくる」
ルーク「うひょおぅ……」
フェンリル「じゃあ、行きましょう」
GM「そうして、三歩、歩いた時に、視界に何かの影が映った」
フーズ「影?『センス・オーラ』!!」
GM「雪よりもなお冷たい。氷の精霊力、バッリバリ」
フーズ「止まります」
GM「目の前に影が立っている。全員が気づくよ。全長5〜6mの何かが、そこに立っているのに」
ルーク「ひっ!?」
フェンリル「抜刀したいんですけれども」
GM「いいよ……一目見ると、それは、巨大な白い狐」
パルサス「な、何だ!?」
セリシア「ああっ!!」
GM「白い狐は、ジッと君達を見おろしている」
フーズ「これは……もしや……」
GM「君達は、その狐が……ニタリと笑ったような気がした」
パルサス「ううっ……」
フェンリル「尾の方は、九本あります?」
GM「あるよ。村長は、呆然と上を見上げている」
フーズ「村長!!戻るぞ!!」
村長「……出た」
(一同笑)


[第1ラウンド]


 戦士達は剣を抜くが、攻撃する隙を与えずに、白狐の牙と爪の攻撃が、パルサス、フェンリル、ルークら戦士達を襲う。フェンリルだけが6ゾロを出して、何とか回避に成功する。
 フーズは、背中の弓矢を抜く。
 アーシュラインがフォースを唱えるが、白狐にまったくダメージを与える事ができない。そして、セリシアは、馬鹿亭の扉を開きハインドを呼んだ。


[第2ラウンド]


 戦士達の攻撃は、白狐にまったく当てる事ができない。

フーズ「精霊語で敵に話しかけます。『お前!!何者だ!?』」
GM「『ほう、こんな所に精霊語が話せる奴がいるとは』……と白狐は言うよ」
ハインド「さっさと宿の中に入れ!!お前らの勝てる相手じゃない!!」
フェンリル「皆が入ったら、私も入るわよ!!」

 セリシアは、馬鹿亭の中に素早く逃げ込む。
 アーシュラインとハインドは、その場で待機。次の瞬間、白狐の攻撃は、またもルークとパルサスに傷を負わせた。


[第3ラウンド]


 村長さんとアーシュラインが、建物の中に逃げ込む。

フーズ「精霊語で、『貴様ぁ!!一体、村人達に何をしたぁ!?』」
GM「『う・ま・か・った』と御狐様の御言葉」
フーズ「何ぃ!?」
ハインド「さっさとしろ!!そう言って、『プロテクション』の三倍消費(対象の拡大)……しかし、魔力の発動体がないからいきなり失敗だぁ!!」

 戦士三人組も、かなわないと感じて、パリィ(防御専念)をしながらジリジリと建物の方へと下がる。今度の白い狐の攻撃は、フェンリルにだけ傷をつけた。

セリシア「魔法を失敗したみたいだけど、私が御手本見せてあげるわ!!」
(一同笑)
セリシア「三倍消費(対象の拡大)で『プロテクション』……成功です」
GM「すると、戦闘中の三人の体が、淡い光に包まれる」
ルーク「な、なんだこれは!?」


[第4ラウンド]


アーシュ「戸口から『フォース』をかけます」
GM「白狐の抵抗は14」
アーシュ「それは抵抗されて……6ダメージ」
GM「また、効いてないね。『魔法を使うその娘、目障りだなぁ』と白い狐は言うよ。精霊語だけど」
フーズ「それを聞きつつ……う〜ん、部屋の中に入ります」
ハインド「しょうがないから、傍観します」
フェンリル「パリィしながら下がります」
GM「さて、白狐は精霊魔法を唱えますよ。『家ごと滅べ!!アイス・ストーム!!』」
フーズ「オオッ!?マイゴット!!30レーティングかぁ!?」
GM「家の前にいる人は、抵抗して下さい。こちらの達成値は19!!」
フェンリル「魔法の抵抗ってどうやるんでしたっけ?」
GM「精神力抵抗力+2Dが、敵の魔法の達成値以上なら抵抗は成功」
フェンリル「あ、失敗」
パルサス「12……駄目だぁ〜!!」
ルーク「抵抗失敗です」
GM「しかし、呪文によって発生した氷の嵐は、家の前の人間を巻き込んだだけで、家はその衝撃に微動だにしない。扉からも雪は入ってこない」
フーズ「えっ?」
GM「さて、ダメージは、ルークは14ダメージ、フェンリルは16ダメージ、パルサスは24ダメージなんだけれども……それは魔法を全部受けたときの話。君達が吹き飛ばされて、部屋の中に叩きつけられた瞬間に魔法は効力を失った。今、言った半分のダメージを受けといて」
ルーク&パルサス「気絶です」
セリシア「あっ、出た!!」
フェンリル「1ゾロが出たんですけど」

 フェンリルは、プレイ中1ゾロを出す事によって、普通の人間からスーパーフォーセリアン(命名パルサス)に変身するのだぁ!!難儀やなぁ……

フェンリル「髪の毛が、銀色になりました」
フーズ「敵は?」
GM「『その家……こしゃくなぁ』と言ってる」
フーズ「では、こちらも『貴様ぁ!!フェンリルを何をしたぁ!?』」
GM「『ふん、別に何もしてはおらんがな』……白い狐がそう言った後に、フェンリルが立ち上がるよ。でも、瞳はつり上がって、髪の毛は銀色になっている」
(一同笑)
ハインド「おい、ラーダの神官。あれを正気に戻してくれ!!なんだか様子がおかしいぞ!!」
フェンリル′「私に向かって攻撃を仕掛けるとは、良い度胸してるじゃない。獣ふぜいが!!」
フーズ「うわぁ!!(笑)」
GM「フェンリル′は外に飛び出して行こうとするよ」


[第5ラウンド]


アーシュ「『キュア・ウーンズ』を二人に……」
フーズ「それよりも、フェンリル′に『サニティ』をやりなさい」
セリシア「『サニティ』やらないと飛び出していっちゃうよ(笑)」
フェンリル′「もちろん、抵抗しますよ(笑)」
アーシュ「呪文は、魔力+2Dだから……8」
フェンリル′「抵抗しました。そこの娘ぇ!!邪魔をするな!!」
フーズ「後ろからファンリル′を押さえつけます」
ハインド「その光景を、呆然として言葉を失って見ています」
GM「フーズとフェンリル′は、ファイター技能+筋力ボーナス+2Dで振り合ってみて。フーズが勝てば、押さえつけ成功。負ければ失敗」
フーズ「……あ、こりゃ駄目だ」
GM「フーズは、ふっとばされたね」
フェンリル′「ふんっ、脆弱な人間が!!」
(一同笑)
セリシア「フェンリルが飛び出す前に、扉にロックをかけます……13」
GM「すると、扉が閉じる瞬間に、『まあいい。どうせいつかは出てこざるしかあるまい』という声が聞こえるよ。もちろん、精霊語だが(笑)」
フーズ「と、とりあえず親父に応急手当を……」
フェンリル′「フーズを蹴飛ばすよ」
フーズ「えっ?」
フェンリル′「おい、何で邪魔をした?この私の?」
フーズ「何で、って……仲間だろう?」
フェンリル′「それは、私の中にいるフェンリルの事であって、この私の事ではないからな」
ハインド「仲間割れしてる場合か!!って間に割って入ります」
フェンリル′「つまんないな、椅子に座りますよ」
ハインド「セリシアの方を見て……どうしようもねえな、というジェスチャーをします」
セリシア「私は内心……私とタメを張る気ね、と」
(一同爆笑)
セリシア「とりあえず、気絶している二人を起こさないと」
フェンリル′「おもしろくないんで寝ましょう……すぴすぴぃ〜」
アーシュ「では、それに向かって『サニティ』を」
フェンリル′「あっ……おっ、お前!!お、覚えてなさいよ!!」
GM「『サニティ』がかかったら元に戻る事にしましょう。足まで長く伸びた銀色の髪は、腰までの黒い髪へと戻り、フェンリルは元のフェンリルへと戻るよ」
フェンリル「……バタッ!!気絶します」
(一同笑)
ハインド「フーズに向かって、あんたの仲間には変な奴がいるなぁ、と言います」
フーズ「うるさい!!って言って殴ります」
ハインド「回避は11です」
フーズ「全然、当たりません」
村長「まあまあまあ、今はこんな事をしている場合ではないでしょう?」
パルサス「そうだよ、確かに。気絶していて言えないけどな」
アーシュ「気絶している二人に向かって『キュア・ウーンズ』を……」
ハインド「フーズの攻撃を避けた後に、セリシアの方を向いてフッと肩をすくめてみせます」
アーシュ「ルークは10ポイント、パルサスは8ポイント回復です」
ルーク&パルサス「よかったぁ〜」
ハインド「さて、作戦を立て直した方がいいな」
ルーク「フーズさん、何かありました?」
(一同笑)
フーズ「隣の家の方に、息子さん達が無事かどうか見に行ってきます」
ハインド「寝ます。ちょっと、精神力を使ったもんで……」
村長「しかし、どうやら、あの魔獣は、この家の中には入って来れないみたいですね」
パルサス「なんでだろう?」
ルーク「……この暖炉は、魔法の物でしたよね?」
村長「はい」
ルーク「封印は、どのような物だったんですか?詳しい事は?」
村長「隣の方の家に行けば、分かると思います」
ルーク「そういえば、あの伝承が正しいとすれば、二対の炎の剣とやらも実在するという事ですね?」
村長「そういう事でしょうな」
ルーク「その封印の地というのにはどうやって?」
村長「この家の地下の地下道を通って行くらしいのですが、封印が行われてから、一度たりとも使われた事のない地下道なんです。それに、酒場と宿屋が一緒になってるといえども、食料は残り一週間分ぐらい……とりあえず、私の家の方にいらして下さい。あちらの方にも襲ってはこないみたいですから」
フーズ「おおっ、村長。あちらの方は無事だったぞ」
村長「今から私達もそちらの方へ行くところです」
パルサス「いや〜、酷い目にあった」
フーズ「そういえば、思いだしたんだが、奴は精霊語を話す。奴は、人間と同じように考え、話す事ができる。あいつは言ってたんだ。あいつは、俺達が、ここを出ざるをえない事を知っているんだ」
GM「奥の方から、村長さんが一冊の本を持って現れる。かなり古ぼけた本だね」
村長「これが、伝承です。これに書いてある事によると、あれはナインテイルズシルバーフォックスと言う名の幻獣で、知能は高く、氷の精霊力を操り、冷気には強いそうですが、炎には弱いそうなんです」
ハインド「ぐ〜、ぐ〜、ぐぉ〜」
フーズ「暗殺者の寝かたとは思えん」
セリシア「何か、口の中に物を突っ込んでもいいですか?(笑)」
GM「ハインドは、いびきはもう言えない」
ハインド「うぐっ、うぐっ!!」
フーズ「なんにせよ、俺達に勝てる相手じゃないかな?」
パルサス「しかし……炎に弱いというのを使えば、どうかな?」
フーズ「まぁ、そうだが……」
ルーク「地下道の入り口と言うのは?」
村長「こちらです。伝承では、地下道はレル=カズンが、あの幻獣を封印した地に続いていると伝えられています」
フーズ「しかし、まだそこに行くのは早いのでは?ともかく、少し体を休めなければ……」
パルサス「そうだな」
フーズ「ましてや親父、疲れきってるじゃないか。それに、こちらのラーダの司祭もお疲れの様子、とおべっかを使って……あと、あちらの変な帽子の方も」
セリシア「私は、まだ大丈夫ですが……」
ハインド「うがっ、うごごげがっ!!うっ、ぺっ!!誰だ、こんな物を口に詰めたのは!?」
セリシア「誰だろうね?(笑)」
村長「そうですね、では二階の方は、万が一と言う事もありますので、一階の方でお休みになると言う事で……」
フーズ「では、二階の方から人数分の毛布を持ってきましょう」
GM「上の方へ行くと、窓からナインテイルズシルバーフォックスが宿屋の周りをぐるぐるとまわっているのが見える」
パルサス「やだなぁ……」
フーズ「部屋の温度は? 」
GM「寒い……5度ぐらい。君達が下の方に戻ってくると部屋の温度は25度から30度くらいになっている。暑いくらいだね」
フーズ「村長、暑くなってるみたいですが、この暖炉はいつでも、どんな時でも適度な温度になるのではなかったのですかな?」
村長「今までは、こういう事はなかったのですが……」
ハインド「(ボソッと)何かに反応してんじゃないのか?」
フーズ「何か聞こえたけど、無視する事にしよう」
ハインド「……いじけます」
(一同笑)
パルサス「フェンリルを起こしましょう」
フェンリル「起きません」
パルサス「フェンリルちゃ〜ん、起きてぇ〜」
GM「いやすぎる……」
フーズ「おやじぃ〜(笑)」
ルーク「大丈夫ですか?」
パルサス「大丈夫か、おい?」
フェンリル「……い、一体何が」
GM「嘘つけ(笑)」

 フェンリルは変身中は体を自由に動かす事はできませんが、視覚は変身後のフェンリルと共有な為、やった事はわかるのです。難儀やなぁ……

セリシア「一部始終を説明してあげよう」
フェンリル「いやすぎる〜(泣)」
フーズ「まず、まず、フェンリルにお酒を差し出しましょう」
フェンリル「はぁ……じゃ、受け取りましょう」
フーズ「まあ、飲め」
フェンリル「じゃあ、一気にぐいっ、と」
フーズ「まず、寝ろ」
(一同大爆笑)
ハインド「なんだそりゃ〜!!」
セリシア「起こしたばっかりなのに(笑)」
パルサス「起こしたのに、何を言ってる!!」
フェンリル「いいわ……私は知ってるのよ……」
(一同静寂)
フーズ「まあ、ともかく今は体力を回復する事が先決だ。まず休もう。村長、悪いが食料と、何か体を暖める物を用意しておいてくれ」
村長「わかりました」
フーズ「こうなれば、一連托生、皆で力を合わせて、もう一度、復活した奴を封印をしないと」
ルーク「私達しかいないわけですからね」
GM「みんな休むのでいい?じゃあ、その間に村長さんは、食料等の用意をしておきましょう」
フェンリル「暖炉の前で、ず〜っと寝てます」


【第四章:封印の地】


GM「それでは、ぐっすりと寝た人は、0レーティング+生命力ボーナス分、生命力が回復しますよ」
フェンリル「私の生命力は、どうなっているんでしょう?」
GM「全快でいいよ」
ルーク「村人達は、どうなっているだろう?」
GM「さあ?」
ハインド「何か、しなきゃいけない事があったような気がするんだが?」
セリシア「一晩寝たらみんな忘れた(笑)」
ハインド「寝ていて話を全然聞いてなかったハインドに事情を説明して下さい」
セリシア「地下の迷宮に莫大な財宝があるんだよ」
GM「大嘘だ……では、いままで手にいれた情報を整理してみよう。封印の地まで向かっている地下道が、村長さんの家の地下からのびているらしい、という事だね」
フーズ「ま、この家から正々堂々と外に出る事は死を意味するわけだし、これは行くしかないでしょう」
パルサス「面白そうじゃん」
フーズ「なぁ、親父ぃ?」
パルサス「なぁ」
フーズ&パルサス「血が騒ぐよなぁ(笑)」
セリシア「(笑)」
ルーク「やはり、場慣れしている方は違うんですねぇ」
フーズ「いや、狩人の血が騒ぐんだよ」
パルサス「どうだいねえちゃん?あんたも行くかい?ひっひっひっ」
(一同爆笑)
ルーク「あなたのどこに奥さんはひかれたのですか?(笑)」
パルサス「もちろん、俺のこの心の優しさよ」
(一同笑)
フーズ「何にせよ、今は私達にできる事をやるしかなかろう」
ルーク「はい!!」
フーズ「いい返事だ」
パルサス「将来、いい若者になるぞ。う〜ん、よかよか」
フェンリル「か、軽い」
村長「それでは、地下道の方に向かいましょうか?」
フーズ「ラーダ神の司祭殿。あなたもいらっしゃってはくれませんか?」
アーシュ「はい、行きます」
ルーク「さっきは、傷を治して下さってありがとうございます」
パルサス「あっ、俺も」
アーシュ「いえいえ」
フーズ「村長、では開けて下さい」
ハインド&セリシア「(同時に)あっ、ちょっと待って」
ハインド「地下道はどうなっているのですか?」
セリシア「何かいい物くれませんかぁ?食料とか?」
GM「地下道の中の構造はわからないそうだ。それに、食料と体を暖めるためのお酒は用意されている。たいまつも用意してあります」
フーズ「司祭殿」
アーシュ「はい?」
フーズ「明かりは複数あった方が良いと思いますので、お持ち下さい」
アーシュ「あっ、はい。わかりました」
パルサス「ランタンがあるけど?」
フーズ「戦士は、持たない方がいいだろう」
ハインド「セリシアの魔術師の杖にライトをかけときましょう」
パルサス「そうだ、真面目にいかなくては死ぬぞ」
セリシア「じゃあ、たいまつは、一応三本もらっておきましょう」
フーズ「たいまつは三本のうち一本使っていると……」
村長「では、地下の方に向かいましょう」
GM「そうして、村長と君達は地下室へ向かう。地下室に到着すると、そこにはでっかい扉が一つある。縦、横ともに5mぐらい」
フーズ「それなら、ぎりぎり三人ぐらい並べますね?」
GM「うん。地下室は石造り、扉は鉄製です。扉には下位古代語で何かが彫られている」
フーズ「読めます」
セリシア「私は、石畳の所にほっぺたくっつけて、ああ、冷たい。あ、ほっぺたがちょと凍傷になっちゃった。と、バカな事をやってて見てません(笑)」
パルサス「俺は、壁を調べているかと思ったぞ(笑)」
GM「すると『復活した雪の女王を今一度、封印せんとする者よ。この扉を開き、奥へと進め』と下位古代語で彫られているのが読める」
ハインド「よし、行こう!!」
フーズ「それでは、スリスリしてる人、行きますよ」
セリシア「はい」
パルサス「今まで、雪の女王について手にいれている知識はある?」
GM「村長から聞いた事以外は、特に無い。ハインドだけが知っている情報はあるけどね」
ハインド「…………(特に言うつもりはないらしい)」
村長「では、鍵を開けますよ」
GM「ぎ〜ぃい〜、ピカピカピカ……扉が開かれると、中からまばゆいばかりの光が漏れてくる」
パルサス「美しい……」
GM「扉の中は、正方形の通路になっていて、壁も天井も床もすべて加工された、光を発する材質でできている」
フーズ「センス・オーラ!!」
GM「光の精霊の存在は感じるね。でも、特に不審な力は感じない」
アーシュ「知識ロールを……16」
ハインド「俺も……あれ、1ゾロが出てしまった」
GM「アーシュラインは、時々、古代遺跡などで発見される自ら発光する金属という物を思いだした」
アーシュ「その事を言いましょう」
フーズ「さすがはラーダの司祭殿、よく御存知で」
パルサス「美しいぞぉ〜!!」
GM「変だよ!!絶対キャラクター変だよ!!」
(一同笑)
フーズ「それにしては魔術師殿、御存知なかったようで。お〜っほっほほ!!」
セリシア「明るかったら、明かりはいらなかったんじゃ?」
フーズ「それはそうだが、いきなり暗くなったら困るので、一応持っておいた方が……」
フェンリル「プレイヤー的発言。サラマンダーが使えなくなる」
フーズ「それは、内緒」
GM「さて、隊列を決めてくれ。村長さんはどうしようか?」
ルーク「いてもしょうがないでしょ」
ハインド「実は、村長さんがレベル5のファイターとか……」
(一同笑)
GM「ない!!それはない!!」

それではと、以下のように隊列を決めるパーティ達。

[一列目]フェンリル、ルーク、ハインド
[二列目]セリシア、アーシュ
[三列目]パルサス、フーズ

GM「それじゃ、まっすぐ行きましょう。スタスタスタスタ……」
セリシア「誰が明かり持ってるの?」
GM「スタスタスタスタ」
フーズ「真ん中の二人」
GM「スタスタスタスタ」
パルサス「スタスタスタスタ、はいいんだけども、誰かマッパーやらないの?」
GM「ずっと、まっすぐだよ」
パルサス「なら、いいや」
フーズ「後ろを警戒しときましょう」
GM「だんだんと入り口が小さくなっていく。スタスタスタスタスタ……そうして、200mぐらい行くと行き止まりになっていて、目の前に扉があるね」
ルーク「入り口と同じような扉?」
GM「今度は、材質は壁と一緒」
フェンリル「取っ手みたいのはありますか?」
GM「あるよ、鍵穴はないね」
ハインド「一応、罠感知をしましょう。シーフ技能+器用度ボーナス+2Dでしたっけ?」
GM「違います。感知行為だから、シーフ技能+知力ボーナス+2Dです」
ハインド「13です」
GM「罠はないと思う」
ハインド「開けましょう」
GM「スウッ、と開いたよ」
フーズ「素早く開けた先をチェック。何もありませんか?気配は?」
GM「扉を開くと、ブォ〜っと雪が舞い込んでくるよ」
パルサス「外に出たの?」
GM「扉の外は、ちょうど山の斜面の途中に出たという感じ。外をじっと見ると200mぐらい先の方に、目印の様な塚が見える」
フーズ「目印?」
GM「塚までは雪の大平原が広がっている」
ハインド「では、周りに気を配りながらゆっくりと前進しましょう」
フーズ「扉は閉めて行こう。でも、くさびはとりあえずかませておくね」
GM「わかりました。周りは雪の大平原で、吹雪は昨日よりも一層激しくなっている。現在氷点下3度ぐらいかな?(寒すぎるかも知れない……)」
全員「さむ〜い」
パルサス「なあ、フーズ。俺、すっごく嫌な予感がするんだけど……」
フーズ「いや、そんなんじゃ聞こえないと思う。ああっ!?何だって?」
パルサス「フーズのバカ野郎!!」
(一同爆笑)
フーズ「それはおいといて、移動しましょう」
GM「だったら、みんな一番遅い人に合わせるよね。一番遅い人は、15のセリシアだから……」
パルサス「そうすると、目の前に現れたよ〜ん。っていうのはやだよぉ」
GM「……二分ぐらいするとね」
ハインド「まさか……」
パルサス「コーン!?」
GM「全員、レンジャー技能+知力ボーナス+2Dで判定」
フーズ「14」
セリシア「11」
GM「14だったらわかるな、吹雪の音に紛れて、コーン!!って右手の方から聞こえてくるよ」
パルサス「やだよぉ!!」
フーズ「右手……大声で警戒します。みんな、走れ〜っ!!」
GM「右の方が小高い丘になっていて、そこには、全長約5mの(笑)」
パルサス「やだっ!!」
GM「君達を、赤い目で睨みつけて、ダッダカ、ダッダカと近づいてくるよ」
ハインド「右30度、敵接近(笑)」
パルサス「魚雷、発射!!(笑)」
GM「君達が塚にたどり着いたのと同時ぐらいに、向こうも塚に到着するよ」
フーズ「塚はどうなっていますか?」
GM「う〜ん、とね……こうなっている」
フーズ「一番敏捷度の早いのは?行動をお願いしたいな」
GM「さて、敵のフィギアはこれにしよう」
フーズ「ああっ!!それは、村長のフィギア!!」
パルサス「村長、あなたが!?(笑)」
GM「違うよ(笑)」


[第1ラウンド]


 パーティーで、一番敏捷度が高いルークが、素早く扉を開く。
 フェンリルは、みんなが扉の中に入るまで白い狐を引き受けると言って抜刀し、白い狐はフェンリルと、敏捷度が低いパルサスに多大なダメージを与える。
 しかし、ルークとフェンリル以外の人間は、その間に扉の中に入る。


[第2ラウンド]


 白い狐よりも敏捷度が高いルークとフェンリルは、攻撃される前に素早く扉の中に入り、同時にフーズが扉を閉じた。

GM「ガンッ!!ガンッ!!ガンッ!!と、激しくぶつかる音が聞こえる」
フェンリル「くさびを打とう」
セリシア「それよりも、ロックの呪文で……」
ハインド「そういえば、扉って外から引き戸ですよね?」
GM「そうだよ」
ハインド「だったら、なんぼぶつかっても開かないんじゃないですか?」
GM「良く気がついたね(笑)」
(一同爆笑)
フーズ「何とか大丈夫そうだな」
セリシア「そうか、引き戸にぶつかってもしょうがないもんね」
GM「扉の中は、こんな感じになっている」
ハインド「奥は、どうなってるの?」
GM「周りの壁が発光しているのは、前の通路と同じ。明るいから、かなり先まで見えるよ。奥でT字路になっているね」
セリシア「さっき、たいまつ持ってたのは、外に出たら……」
ハインド「消えちゃってるでしょ?」
GM「そうだね」
フーズ「もう一度、火をつけましょう」
アーシュ「その間に、フェンリルの傷を治しておきましょう」
フェンリル「これで、なかなか死なないでしょう」
ハインド「あんな化け物と戦ったら俺は絶対死ぬ!!」
フーズ「室温は?」
GM「寒いよ」
フーズ「先程の隊列のまま進みましょう。フェンリル、下がったらどうだ?」
フェンリル「いや……前に出ます」
フーズ「では、ルーク。頼んだぞ」
ルーク「まかして下さい」
セリシア「その突き当たりに行けば、先の方が見えるんでしょう?」
GM「(無言でT字路の奥を書き足す)」

 マッピング方式にいろいろあるらしいが、このGMオートマッピングが、いちいち何mとか、通路の横幅なんかを言う必要がなくて楽だと思う。GMの労力が増えるような気もするが、テンポがだれる事を考えるとね〜。

フーズ「司祭殿」
アーシュ「なんでしょう?」
フーズ「この場合、どちらに進んだらいいと思いますか?」
ハインド「同じ様な造りだったら、棒を倒して決めてもいいと思うぞ」
フーズ「あんたは、いつもそうやって決めるのか?」
ハインド「こういう地下迷宮の様なものに入るのは初めてなんでな」
パルサス「本当か?」
セリシア「私は、入った事あると思う」
パルサス「よか、よか。そういう事は後で聞かせてもらおう」
GM「その口調やめなさい(笑)」
ハインド「奥さん泣くぞ!!(笑)」
アーシュ「左の方が怪しいと……」
フーズ「魔術師殿は?」
セリシア「怪しい方に行きたい、えへへ(笑)」
GM「結局、どっちに行くのか決まった?どっちにするの?……旦那、旦那、どっちも同じ形ですぜ」 (一同笑)
フーズ「左にしよう」
GM「左か……するとこうなっている」
セリシア「右側の方も見てみたいねぇ」
GM「右側の通路も同じようになっている。左右対称な感じだね。相変わらず、扉にぶつかる音は聞こえてくる」
ハインド「馬鹿だな、あれは」
フーズ「では、左の扉を調べてもらいましょう」
ハインド「じゃあ、まず聞き耳をします……10」
GM「何も聞こえない」
ハインド「じゃあ、罠感知をしましょう」
GM「どこを調べる?」
セリシア「鍵は?」
GM「取っ手です」
ハインド「壁と扉の境目を、こう詳しく、詳しく、詳しく、詳し〜く見て、それから壁全体を見て……」
GM「すっげぇ、時間かかるけど?」
セリシア「後ろで見てるとおもしろい(笑)」
GM「じゃあ、シーフ技能+知力ボーナス+2Dで判定してみて」
フーズ「凍えてきそうだ……」
フェンリル「まだ、ドンドン聞こえる?」
GM「30分ぐらいしたら聞こえなくなった」
ハインド「おっ、目はいいぞ……16ですね」
GM「罠は、絶対無いと思う」
(一同爆笑)
ハインド「私が保証しよう。ここに絶対罠はなぁい!!」
フーズ「そんだけ調べたらわかるよなぁ……」
ハインド「じゃあ、開けましょう」
GM「どっちの部屋を?」
ハインド「左の部屋」
GM「左か……左の部屋は、部屋になっていて、床に剣が刺さっている。床に刺さっているのは、刀身が赤いショート・ソードだね。そして、正面に扉がある」
パルサス「ほう?」
ハインド「じゃあ、右の方も調べるか、また同じ様に……」
フーズ「剣を鑑定したぁ〜い」
GM「いいよ、剣は半分しか見えないけど……」
フーズ「それでもいい。おっ、15!!ラッキー!!」
セリシア「あたしは……ちょっと……7なんだ」
GM「う〜ん。10以上の人は、わかるな」
セリシア「わからなぁい(泣)」
GM「これはね、必要筋力8のショート・ソード。打撃力は8。クリティカル値が9。さらに+2の魔法の剣扱い」
フーズ「+2……すごい」
GM「攻撃力と追加ダメージに+2なんだね。そして、セージチェックが15以上の人もいるか……どうも、単体の剣じゃないような形状をしているね」
フーズ「単体じゃない?」
GM「つかの所に引っかけるような場所があったり、剣の形が変という事。また、刀身に下位古代語のルーンが彫ってある」
ハインド「なんだ。それだったら、みんなセージ技能持ってるから、誰にでも読めますね」
GM「……つまんないから、上位古代語にしてやる」
全員「え〜っ!!」
ルーク「と、なると魔術師さんに……」
セリシア「さっきの知識ロールに失敗したものだから落ち込んでます」
パルサス「お願いだよぉ〜、読んでおくれよぉ」
GM「本当に彼は何者なんだろう?」
パルサス「……だが、俺は心の底から妻を愛しているんだよ」
GM「そろそろ、嘘臭く聞こえだしてきたな(笑)」
ハインド「セリシアがグズグズしてるんだったら読んじゃうよ」
セリシア「どうぞ」
ハインド「読みます」
GM「刀身には、『ラッセーズの左腕の炎』と彫ってある」
フーズ「あの剣を抜くのは、戦士じゃないと駄目かな?親父は、ああ見えても、かつては腕のいい戦士だったらしいし」
GM「かつては……悲しいものはある(笑)」
ハインド「抜くのは、まだ早いでしょう」
パルサス「俺も、そう思う」
フーズ「司祭様、どう思われますか?」
セリシア「右側に行きたい」
アーシュ「この目の前の扉が気になる」
パルサス「いや、ちょっと待て、右側に行って中を開けてみて、中の様子を見てから開けようよ〜ん」 セリシア「ちょっと、このおじさんヘン(笑)」
GM「変でしょう?(笑)」
アーシュ「では、右側に行きましょう」
ハインド「また調べましょうか?」
セリシア「さっさと開けちゃいましょう。えいっ!!」
ハインド「あっ……」
GM「開けるとねぇ……こちらの方も、さっきの部屋と部屋の形は同じ。同じ様な剣が刺さっています。剣の鑑定の目標値も同じ……成功した人」
セリシアを抜かす全員「は〜い」
GM「こっちの方はね、必要筋力8のショート・ソード扱い、クリティカル値が10。コマンドワードによってファイア・ウェポンがかかるようになっている。こちらは、+1扱いのソード」
パルサス「両方の剣の形状は?」
GM「こんな風になっている。二つが合わせられるような形になってるわけだね」
パルサス「な〜るほど、ザ・ワールド」
フーズ「抜いても大丈夫かな?」
ハインド「剣の刀身を見ましょう」
GM「今度は、『ラッセーズの右腕の炎』という上位古代語が彫られている」
ハインド「声を出して読みましょう」
全員「おおぅ!!」
ハインド「つまり、右腕と左腕が合わさる時、一つの巨大な力が生まれる。それで雪の女王を倒せという事かな?」
フーズ「ちょっとそこの変な帽子のお嬢さん。あなた、また分からなかったなんて事は……」
(一同大爆笑)
セリシア「ぐすっ、ぐすっ(泣)」
ハインド「奥の部屋に続く扉を聞き耳します。17」
GM「何も聞こえない」
ハインド「では、時間をかけて罠チェック……罠感知は11」
GM「罠は、無いと思う」
ハインド「鍵開けいきま〜す。あ、その前に、ここで情報の整理したいんですけど……」
フーズ「え〜い。そんな事せずに、あの剣を引き抜いて、奴を倒せばいいんじゃないか?」
ハインド「でも、あの剣は、封印に使っているという事を思い出して……」
ルーク「でも、外に出ているという事は、既に封印は解けているのじゃない?」
パルサス「それは、なんとも言えねえなぁ」
ハインド「実は、あれは世を忍ぶ仮の姿で、実際はまだ封印されているかもしれない……」
パルサス「俺が思うに、この剣を引き抜いたら、村長さんの方がアウトの様な気がする。これ抜いちゃうと、暖炉の火が消えたりすんじゃないの?」
ハインド「でも、一匹でしょ?だったら、俺達がおとりになれば……」
ルーク「でも、あいつを倒すためには、この剣が必要なんじゃない?」
ハインド「じゃあ、鍵を開けて、そっと中を見て見る事にしましょう」
フーズ「え〜い、まどろっこしい!!その前に、僕はもう剣は抜いておきます」
ルーク「僕も」 
ハインド「やめろ〜っ!!と叫びます」
GM「どっちを抜くの?」
パルサス「抜いちゃ駄目、絶対駄目、駄目、駄目!駄目!!」
フーズ「右を……」
パルサス「駄目よ、いや〜、やめて〜!!」
フーズ「ふんっ!!」
GM「スッ、と剣は抜けたよ、別段、変化は無かったように感じる」
フーズ「さっ、左の部屋に行こうか?」
ルーク「僕の分はないんですか?」
フーズ「ほれっ。と言ってルイージに渡しましょう」
GM「右?はいっ、剣(そう言って、記入済みの武装シートを手渡す)」
フーズ「右の剣ですか?(笑)では、左の部屋に行きます。ふんっ!!」
GM「じゃあ、左も……パーティーは、左の剣を手にいれた(笑)」
ハインド「それを合わせるんだ」
ルーク「じゃあ、合体させましょう」
GM「合体したよ。ブゥ〜ンと剣は微かに光っているよ」
フーズ「合体できた?」
GM「もう一度、鑑定をして下さい」
セリシア「また分からない(泣)」
GM「みんな低いな……それじゃ、わからないな」
パルサス「結局、ショート・ソードなの?」
フーズ「いや、ブロート・ソードになるんでしょ?」
GM「違います。バスタード・ソードになります」
全員「おおっ!!」
GM「必要筋力16のバスタード・ソード。それ以上の詳しい事は分からない」
フーズ「さて、進もうか。あの狐野郎……ハンターの血がうずくぜ」
GM「今、合体してるんでしょ?持ってるのは誰?」
ルーク「はい」
GM「使う時になったら教えてね」
ハインド「左の方の扉の鍵から開けてみましょう」
GM「うん、開いたよ。(あっ、チェック忘れた。まあ、いいや)部屋に入ると、目の前の壁と、左手の壁に扉がついている。左手の扉は開け放れている」
フーズ「部屋の中には何も無し?」
GM「あるよ。左の壁と正面の壁の隅に氷柱が立っている。中央は何かの魔法陣が描かれている」
フーズ「その魔法陣を見て、魔法使いさん、あなたの出番じゃないかな?」
セリシア「えっ?」
GM「魔法陣を調べるのは、セージ技能。目標値は高いけどね……15以上の人は、アーシュラインだけ?だったら、アーシュラインは、左右の部屋から何らかの力を引き出して封印する魔法陣のような気がする。具体的な封印の内容は分からないけどね」
パルサス「ほう?」
ルーク「開け放たれた扉の外には何があるの?」
GM「君達の位置からでは見えない」
ハインド「だったら、その扉に近づいて行きます。もちろん、壁沿いで」
GM「他に近づく人は?」
セリシア「あたし、氷柱の方に行きたいなぁ」
フーズ「中に何か入ってます?」
ハインド「まさか……」
ルーク「村長か?」
GM「……良くみると、それは男女の二人組だね。ファルシオン、ラージシールド、プレートアーマーの男性に、レイピアにソフト・レザーの女性」
フーズ「あれは、アイス・コフィンの呪文で閉じ込められているのでは?」
GM「そう、精霊使いなら精霊魔法のアイス・コフィンという事がわかるよ。さらに、どうも女性の着ているソフト・レザーが、通常の物とは異なり高価な物というのが見てとれる。全員、セージ技能+知力ボーナス+2Dで判定して」
ハインド「僕のキャラクターは、扉の方に……」
GM「この判定は、君達が扉を開いた瞬間の事だと思って。10以上の人は?」
一部の人「は〜い」
フーズ「おや、魔術師殿……」
(一同笑)
GM「一回も成功しないねぇ(笑)。すると、判定に成功した人は、女性の着ている服に縫いつけられている刺繍が、ある王族の紋章だと言うのが分かる」
フーズ「王族の紋章?」
GM「それは、ザンティ王国という、現在は既に存在しない国の紋章だね」
フーズ「知ってるの?」
GM「セージ技能で判定しなくても、ここにいるみんなは、ザンティ王国の事は知っているとしましょう。有名だしね……今から200年ぐらい前に、アレクラスト大陸の西方の大部分を占めていた王国だが、今は滅んでしまっている。理由は、約200年前に、ザンティ王国はケイオス・ランドという混沌の大陸と戦争を起こし、一応勝ったけど、戦争をやった事による国内の乱れ、国力の衰退などで滅んでしまったんだ」
フーズ「あれは、ザンティ王国の紋章のようだ。高価な服装からみて、王族か、王族に縁のある者かもしれんが、魔術師さん分かるかな?」
(一同笑)
セリシア「あなた……」
ルーク「ザンティ王国の首都は、どこにあったんです?」
GM「現在のタイデルだね……ちなみに、今でも有名なザンティ王国の人に、ペガサス・ライダーのグラックスという人がいるが、その手の詳しい情報は、次回までに用意しておこう。ともかく、200年前に、そんな程度の事があったと言う風に覚えておいてほしい」
ルーク「と、いう事は、この人達は、200年前の人ですか?」
GM「恐らく、そうだろうね」
フーズ「私の知識は、この者達が生きていると告げている」
GM「と、言う事は、ハインドは壁沿いにドアに向かっていて、その他の人は、部屋の入り口で、そういう事を話し合ってると……」
ルーク「勇気あるというか、無謀というか……」
パルサス「扉の前で、狐がニターッと笑ってんじゃないの?」
GM「よくわかるじゃん」
ハインド「うわっ〜!!」
パルサス「うそぉ〜!?」
(一同笑)
ルーク「今度は、正面からかっ!?」
フーズ「ノロイかっ!!」
ルーク「GM、それはハインドに死ねと言ってるような……」
フーズ「GM!!向こうはこちらに気がついてますか?」
GM「待ってるんだよ、ジーッとね。ハインドが扉から首だけ出した瞬間、目の前に立っていて、白い狐はニタ〜ッと笑うよ」
セリシア「いやっ!!」
GM「とうとう、最後の戦い……かな?」
フーズ「僕らは、まだ気がついてないの?」
GM「それは、ハインド次第。どうする?」
ハインド「スッー、と後ろを向いて……出たっ!!敵だぁ〜っ!!」
GM「叫んだ瞬間、白い狐が部屋に飛び込んできたよ」
ルーク「いやだ〜!!」
GM「さて、第1ラウンドだな」


[第1ラウンド]


 ルークは、炎の剣を抜き放ち、刀身に刻み込まれたコマンド・ワードを唱えると、通常のファイア・ウェポンの赤い炎とではなく青い炎が、刀身から吹き出す。
 フーズが雪の女王に向かってファイア・ボルトの呪文を唱えるが、魔法の達成値が低くてダメージを与える事ができない。

フーズ「はじかれた!!炎に弱いんじゃないのか!?」

 ハインドは、攻撃を避けるために氷柱の影に隠れ、フェンリルは雪の女王に切りかかるが、かわされてしまう。
 雪の女王は、フェンリルに攻撃する。その時、フェンリルが回避ロールで1ゾロを出してダッシュに変身してしまう。だが、その攻撃によってフェンリル′は気絶してしまった。

フェンリル「都合がいいのか悪いのか……」
GM「フェンリルは変身した瞬間、牙に引っかけられて吹き飛ばされました。現在は魔法陣の上に倒れています。次は、パルサスの旦那」
パルサス「パルサスはねぇ……フェンリルに駆け寄る」

 セリシアは、ファイア・ウェポンの呪文を、パルサスとフーズにかけた。

GM「この戦いでは、ファイア・ウェポンがかかった武器の打撃力は、敵が火に弱いから+20になるのでよろしく」
フーズ「打撃力が、42になる〜っ(喜)」


[第2ラウンド]


 ルークとフーズの攻撃は、雪の女王にかする事さえできない。
 パルサスは、アーシュラインにサニティの呪文をフェンリルにかけてもらうために、フェンリルをアーシュラインの所まで引きずっていく。
 たった一人で、雪の女王と接近戦を繰り広げるルーク。セリシアは、そんなルークにプロテクションの呪文をかける。
 アーシュラインは行動を後らし、引きずられてきたフェンリルにサニティの呪文をかけて、フェンリルを正気に戻した。
 ハインドは、雪の女王の攻撃を見て接近戦を挑むのに躊躇し、その場に留まる。


[第3ラウンド]


 ルークの持つ炎の剣の威力が、だんだんとその効果を現し始める。しかし、攻撃力になんの修正もないフーズの弓はなかなか雪の女王に当てる事ができない。
 アーシュラインはフェンリルにキュア・ウーンズをかけ、復活したフェンリルは何とか立ち上がる。
 いまだ一人で雪の女王と戦うルークだが、なんと雪の女王と五分五分の大活躍を見せる。

GM「8レベルの幻獣とまともに戦うなよ。恐いから(笑)」
ルーク「さすがに苦しい、司祭様〜!!」
フーズ「お〜い、戦士みんな行けよ〜(泣)」

 そんな様子を見て、ハインドも微力ながら接近戦の覚悟を決めるが、その前に自分にプロテクションをかける(笑)。
 フェンリルを運んだ後に、雪の女王に切りつけるパルサスだが、雪の女王に剣を当てる事ができない。
 そして、正気に戻ったフェンリルに、セリシアが安心してファイア・ウェポンの呪文をかけた。


[第4ラウンド]


 再度のルークの攻撃が当たり、さすがの雪の女王も苦悶の表情を浮かべる。
 フーズの攻撃は外れ、ハインドは攻撃をルークから少しでも逸らそうと、パリィをしながら雪の女王に近づく。
 正気に戻ったフェンリルが、飛び込みざまに斬りつけるが、易々と回避され、反対にルークとハインドとフェンリルは、雪の女王の攻撃を食らってしまう。
 その隙をついて、パルサスの剣の刃が、雪の女王の体に潜り込む。

パルサス「へへへ〜っ!!13ダメージだ!!」
GM「むっき〜!!女王様になんて事を!!(笑)」

 セリシアは、精神力の消費が限界に達し、メイジ・スタッフからロング・ボウに持ち代える。


[第5ラウンド]


 ルークの攻撃が、GMの回避ロール1ゾロの隙をついて当たるが、ダメージはあまりいかない。フーズとハインドの攻撃は、易々とかわされてしまう。
 アーシュラインはルークにキュア・ウーンズを唱えるが、その直後にフェンリルの残り生命点が4という事が発覚。しかし、無謀にもフェンリルは雪の女王に向かって斬りつける。

フェンリル「殴ります」
フーズ「フェンリル、戻れ〜っ!!」 
GM「14」
フェンリル「当たりません」
GM「雪の女王の目の前には四人いるのか……ルークは必ず攻撃するとして、誰に攻撃するかはサイコロで決めよう。1、2、3の順番で……」
フェンリル「くるんだよなぁ……」
GM「(コロコロ)」
フェンリル「(サイコロを見て)ほらきたっ!!」
GM「パルサスとフェンリルに攻撃だ。15の14」
パルサス「回避したぞ〜っ!!」
フェンリル「12……駄目だ」
GM「12ダメージです」
フェンリル「……(コロコロ)……(コロコロ)」
セリシア「それ、死んでない?」
GM「どれ……1差で何とか生きてるじゃない」
フェンリル「でも、また倒れた」
GM「ルークへの攻撃は、12」
ルーク「かわし!!」
GM「回避は12」
パルサス「はっはっはっ、16だぜ!!」
GM「こっちのサイコロが低い時に、そちらのサイコロが高いな」
パルサス「12ダメージ」
セリシア「ロング・ボウで攻撃……5です」
(一同笑)
GM「当たりませんよ、そんなの(笑)」


[第6ラウンド]


ルーク「攻撃、15」
GM「当たり」
ルーク「でも、弱いな……13ダメージ」
GM「う、それは、死んでる。『ウッキャ〜……ラッセーズの血族に呪いあれ〜っ!!』って精霊語で言って溶けていったよ」
フーズ「その言葉を聞きながら、死体に寄って行って、セリシア、弓はこうやって使うんだ。と言って……当たったよ〜ん」
GM「なんだそれ?セリシアでも、それだったら当たるぞ(笑)」
ハインド「正義は勝つ!!」
アーシュ「フェンリルに『キュア・ウーンズ』を」
フェンリル「ああっ、生き返った……」
GM「と、言うわけで、今回のシナリオはここまでだ。次回ではついに氷柱の中の二人の存在が明らかになるのだぁ!!待て、次回!!」