アースドーンの宝物


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ここでは、アースドーンに登場する魔法の品物
に関しての情報を掲載しています。



 アースドーンでは、名前が非常に重要である。そして地域、物にこめられた物語も非常に大事なものである・・・・・・という事で、アースドーンにて登場する【魔法の品物】には物語が隠されており、それを解明する事によって、キャラクターは手に入れた魔法の品物を強化する事ができ、それが同時にシナリオにもなるという非常に魅力的なルールが存在します。

 しかし、アースドーンの魔法の品物の特徴として、【魔法の品物にスレッドを入れなければ活性化しない】という特徴があります。この特徴から基本的に魔法の品物が使えるのは、第1サークルの魔法使い、スレッド編成を手に入れたヒューマン、第4サークル以上でスレッド編成を手に入れたアデプトしか魔法の武器防具、品物に【スレッドを織り込んで魔力を活性化させる】事ができないという状態が発生しています。

オーク武人「やった!!魔法の剣を手に入れた!!これで、俺、もっと強くなる!!」
ヒューマン理論魔術師「いや、将来的に考えるとそうだけどな。おぬし、まだ第2サークルじゃろ?どうせスレッド入れられないんだから、それまではわしに貸しておきなさい。その方が有用じゃな」
オーク武人「む、むぅ?」
ヒューマン盗賊「あ、俺、俺。この間、スレッド編成教えてもらったから使えるぜ。俺に貸してくれよ」
オーク武人「うがーっ!!」

 で、尚且つ魔法の品物の魔力を活性化させていくには、鍵知識から色々調べなくてはいけないと面倒で手間が掛かります。それがアースドーンらしいといえば、アースドーンらしいのですが、人によっては、この設定ゆえに『気軽に魔法の品物を出す事ができない』、『単発シナリオなどでは魔法の品物の面白さが引き出せない』という意見もあるでしょう。そういう人は結構いたらしく、アースドーンコンパニオン(未訳)では【二種類の新しい種別】の魔法の品物が加わりました。

 その一つが【Thread Items】と呼ばれる魔法の品物で、もう一つが【Common Magical Items】と呼ばれる魔法の品物で両方ともアースドーンコンパニオン(未訳)の56ページから解説されています。

 それでは、基本ルールに掲載されている【一般的な宝物】【唯一無二の宝物】と見比べながら魔法の品物に関して考えてみましょう。

【Common Magical Items】(アースドーンコンパニオン56ページ)

 【Common Magical Items】は、魔法的な効果を持つ品物でありながら【使用者がスレッドを織り込んで魔力を活性化させる必要が無い】というアイテムです。まー、普通のTRPGの便利な魔法のアイテムに近いです。いつでも暖かいローブやいつも渇いているブーツ、ライター、大砲の様なアイテムがアースドーンコンパニオンには紹介されています。基本的には、それらのアイテムは全て特定の【トゥルーエレメンタル】が封じられた品物なのです。ゲーム的には、ゲームにに彩を添えるちょっとした効果を持つ便利アイテム程度の魔法の品物がこちらに分類されています。

ヒューマン盗賊「おおっ、寒っ!!こんなに寒くちゃ手が凍えちまって鍵開けなんてできねぇよ。こういう時には・・・・・・(ごそごそ)」
オーク武人「ん?なんだ、それ?」
ヒューマン盗賊「こりゃぁ、トラヴァーで買った【Warm Gloves】つって、細かい作業を阻害しないぐらい薄いがいつでも暖かいという優れモンよ。まぁ、こういう遺跡に来るとわかってたから買っておいたのさ」
ヒューマン理論魔術師「ああ、わしの【Warm Cloak】と似たようなもんじゃな。この寒さは老体の腰にはこたえるて・・・」

【Thread Items】(アースドーンコンパニオン56ページ)

 【Thread Items】は、基本ルールに掲載されている【魔法の宝物(Magical Tresures)】とは微妙に違うもので、魔法的に簡易である為、鍵知識を基本的に一つしか持っていません。つまり、スレッドランクは4ランクあっても(4段階まで強くできるとしても)、途中で要求される知識は一つしか無いという事です(大抵は、その品物の名前です)。

 このように、【魔法の宝物】に比べてりスレッドランクを上げるのが簡易である為、バランス的にも【特別な強力な能力】を持っている事は少なく、最大スレッドランクは大抵3〜4、武器や防具ならばほとんどはスレッドランクが上がる毎にダメージステップ/防護点が大きくなるだけです。アースドーンコンパニオンでは、【Thread Items】は、【魔法の宝物】より弱いといっても珍しい物には代わり無く、大きい都市でしかまず見られなく、大都市でもなかなか買える物ではない(数が出回っていないから)と書かれています。

オーク武人「おぃ、こいつ、みてみろ!!」
ヒューマン盗賊「お、すげえなぁ。【Three-Axe】・・・・・・Thread Itemsだな。1500銀貨とはこれまた安いな」
オーク武人「買うぞ!!親父、これくれ!!」
武器屋主人「ほほっ、お客様お目が高い。これは当店自慢の一振りでしてな。そこらで買える物ではないですぞ」
ヒューマン理論魔術師「ところで・・・・・・この斧の名前というのは?」
武器屋主人「ほほっ、それは別料金になっていまして」
ヒューマン盗賊「・・・・・・そんなこったろうと思ったよ」

 世界観的には、【Thread Items】は、激しい戦いで使い続けているうちに力を持ったアイテム、魔法使いが作り出したアイテムなどが含まれるようです。ちなみに、購入時に品物の名前を知る事ができる時もありますが、それでもスレッドを編成する為には、[アイテム知識]もしくは[武器知識]を使った鍵知識入手に別個に成功しなければなりません。

【魔法の宝物】(基本ルールブック260ページ)

 基本ルールに掲載されている【魔法の宝物】は、その中で【一般的な宝物】【唯一無二の宝物】に分かれています。両者とも、基本的にスレッドランク毎に鍵知識が存在しますが、【Thread Items】よりも変り種で強力な能力が多く、特に【唯一無二の宝物】は、鍵知識も限定されているのに加え、その名の通り、この世に唯一無二の能力を持っている事が多いです。スレッドランクは、5〜10ランクにもなり、各ランク毎に鍵知識が存在する代わりにランク毎に変わった能力を持ちえます。

 もし、GMが、アースドーンコンパニオンの【Thread Items】を導入するのであれば、【魔法の品物】のランク毎の能力は、なるべくダメージステップが上がるだけとしない方がいいでしょう。(何か特殊な能力があって、そのステップも一緒に上がるんだったらまた別だと思いますが)単純にダメージステップが上がるだけだと、【Thread Items】に比べて苦労するのに効果はそんなに変わらないとプレイヤーが思っててしまうからです。

オーク武人「おがぁあ!!!」
ヒューマン盗賊「す、すげぇ。炎をまとう剣、か・・・」
ヒューマン理論魔術師「英雄コージャッグの持ちしコージャックの赤巌の剣。魔術師ナタクの封じし魔力にはまだ奥がありそうじゃがな」
オーク武人「うっしゃあ!!勝ったぞ!!」
ヒューマン「まぁ、あいつはそんな事考えちゃいないだろうがな・・・・・・」

 ちなみに【魔法の宝物】は値段が決まっていませんが、これは基本的にアースドーンの世界において【魔法の宝物】とは人に売るような物ではなく(どうしても売らなきゃいけない場合を除いてね)、英雄となる為、もしくはその伝説を追う行為こそがアデプトを英雄たら占めるに十分な程の物語を抱いているからでしょう。

【まとめ】

 では、以下に手に入れにくい魔法の品物順にちょっとまとめましょう。

■魔法の宝物:唯一無二の宝物(基本ルールブック260ページにて紹介)

 基本的にスレッドランク毎に鍵知識が存在。
 この世にたった一つしかない。
 スレッドランク毎に変わった能力がある。

■魔法の宝物:一般的な宝物(基本ルールブック260ページにて紹介)

 基本的にスレッドランク毎に鍵知識が存在。
 似た品物がこの世に幾つかある。(欲しがる人が多いような能力だったとかね)
 スレッドランク毎に変わった能力がある。
 ※寺田は、魔法の品物らしくスレッドランク毎に変わった能力を出しつつ、唯一無二の宝物より強くしないか、スレッドランクの上限自体を唯一無二の宝物と比べて下げるというのが、GMにとって操作しやすいと思います。

■Thread Items (アースドーンコンパニオン[未訳]56ページにて紹介)

 鍵知識は基本的に品物の名前の一つ。
 スレッドランクの上限は、3〜4。
 基本的にスレッドランクの上昇は、武器や防具ならばダメージステップの上昇の能力しか生まない。

■Common Magical Items (アースドーンコンパニオン[未訳]56ページにて紹介)

 スレッド編成を持たなくとも使える。(つまり一般人でも使える)
 トゥルーエレメンタルが織り込まれているアイテムがほとんど。(能力は織り込まれている精霊に順ずる)
 基本的に特に大した能力があるわけではない。(Fire Cannonは別格。しかし、あれを作る為には、とても貴重な資源を使っている事を忘れてはならない。つまり、一般人でも使える強いアイテムは非常に高いって事。GMが、PCやNPCに気軽にこの手のアイテムで強力な物を出すのは止めておいた方がいいと思います)