EARTHDAWNのシナリオソース:守護の剣/本編

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登場人物

■ベチカ<ヒューマン・女性・19歳>


■セドッグ<オーク・男性・25歳・第3サークル空賊>

シナリオ内容

シーン0:バックグラウンド

その昔、今から18年前、ガリダンという名前のケーアが存在しました。

大災厄が終わり、バーセイブが夜明けの時代を迎えた時、ガリダンを恐ろしいホラーが襲い掛かりました。
トーテスリアという名前のネームドホラーによって、村の全ての人間が、恐怖と共に虐殺されそうになりましたが、村人達は、この恐ろしいホラーが自分達のケーアを滅ぼした後に他のケーアを滅ぼさせない為に結界を施しました。その結界は、村人の幾人もの命を使って行われた「Blood Magic(鮮血魔法)」であり、その封印の要として村のアドバイザー(助言者)の生まれたばかりのベチカという名の幼い娘が選ばれました。恐ろしい封印をその身に施される事になりますが、彼女が生きている限り、封印が解かれる事は無い。つまり、彼女はこれからも生き続けていく運命にある事を彼女の父は望んだのです。

ケーアを脱出する際には、彼女を守る為の村の少ない若者達が付き添い、飛空船で脱出しました。その中の1人、セドッグは、ガリダンにいたカダックという武人の息子で、彼女を抱きかかえて飛空船に乗りこみました。その後、封印に成功したものも、ホラーの呼び出した下僕達(ジェルフという名のホラーコンストラクト)によってガリダンは滅びました。(ホラーコンストラクトは、ガリダンを滅ぼした後、散り散りになりましたが、放浪中にアデプト達と出会い滅ぼされています)

ガリダンを脱出した飛空船でしたが、乗組員も少なく、バーセイブ上空を航行中に嵐に出会い墜落してしまいます。その時生き残ったのは、カダック、セドッグ、そしてベチカの三人でした。カダックによって、連れられた二人は、トルスホルムという村に何とか辿り着き、生き延びる事ができました。

それから18年間、トルスホルムの村で3人は、つつしまやかながらも平和な生活を続けていました。カダックは、トルスホルムの村のアドバイザーとしての尊敬される立場の人間になり、セドッグは空賊のアデプトとなり修行を続け、ベチカを守りそばにいる人間としての自分を見出しました。

半年程前から、ベチカの体に異変が起こるようになりました。淡い光が体を包み、明滅を繰り返したかと思うと、激痛が走るのです。この現象を知ったカダックは、ガリダンのホラーの封印が解けかけているきっかけだと考えました。18年間、セドッグにもベチカにも伝えてなかったベチカの封印の秘密ですが、それを伝え、共にガリダンに向かおうと考えました。しかし、それをベチカに伝える前に、トルスホルムの村をホラーの下僕が襲いました。

18年前にガリダンの村に封印されたホラーは、年月と共に封印が少しづつ弱まっていた事(それ程にこのホラーの力が強いという事でもあります)で封印を越えて下僕ジェルフを作り、使命を与える事ができるようになっていました。
その力を使い、1体のジェルフを作り出したホラーは、下僕に自分の封印の要であるベチカを探し出し、そして自分が封じられている場所まで連れてくる事を命じたのです。

長い年月が経てば、封印を完全に施す事も不可能ではないですが、ベチカの体の異変に異変が起こるだろう事もホラーには察しがついていて、それが自分を再度封じる何らかの行動の引き金になるかもしれないと怖れているのです。そして、彼女を自分が封じられている場所で殺害する事が最も効果的に封印を解く方法であるという事を信じているのです。(性格には彼女が死ねば封印は解けます。しかし、目の前で殺さなければならないという妄執をトーステリアは信じ込んでいます)

トルスホルムを襲ったホラーの下僕は、まず最初にカダックを殺し、そしてベチカを奪おうと考えました。しかし、カダックの想像しなかった強さと、その場に現われたセドッグにより、2人を倒したものの酷く深い傷を負いまいました。このままでは、ベチカを誘拐する事が上手くいきそうにありません。下僕は、そこで邪悪な一計を案じたのです。虫の息だったセドッグの体を支配するという邪悪な計画です。

下僕は、セドッグの体を支配すると彼の意識の中にあった知識を利用してベチカに近づき、ホラーの下僕が現われた事。カダッグが殺された事。死ぬ直前にカダッグが「......(適当なPC達が滞在している街)の近くのガリダンへ向かえ、そこにベチカを救う鍵がある。逃げろ、邪悪なる者が......」と言い残した事(これは方便です)。すぐ側にまで恐るべき生き物が迫っている事をベチカに言い、彼ら2人はトルスホルムを脱出したのです。

セドッグの体を支配しているホラーは、体が完治次第、ベチカを無理矢理ガリダンに連れ去ろうと考えていました。しかし、トルスホルムを脱出して数日後、立ち寄った大きな街でPC達、アデプトと出会ってしまった事から、護衛をしてもらいながらも途中の妨害をしてアデプトを減らし、ガリダンで彼女を殺害して主人の封印を解こうと考えています。

PC達は、彼女の命を守り、ホラーを再封印する事ができるでしょうか?

シーン1:守護の剣の導き

PC達が街を歩いている所を、セドッグが持つトルスホルムに伝わる守護の剣を盗んで逃げる盗賊(アデプトではありません)が通り過ぎます。後ろから、PC達に助けを求めるセドッグとベチカ。PC達が盗賊を捕らえ、剣を取り戻すと、アデプトであるPCが剣を持っている時、剣はひとりでに鞘から抜け、光を発します。それと共に、PC達の脳裏に声が響き渡ります…

守護せよ!汝の守り、邪悪なる手から守護せよ!

これは、セドッグが死ぬ瞬間の願いが、剣に宿った声なのです。
剣は、元々は、トルスホルムの宝で、カダッグが所持していましたが、ホラーとの下僕の戦いの際にセドッグは、剣を抜く事が出来たのです。しかし、その剣を抱いたまま、彼は死にました。ホラーの下僕には、その剣を持つ事すらできません。(鞘から抜く事もできなければ、鞘から抜いた剣を持とうとすればダメージすら受けてしまいます)

セドッグとベチカと会う事ができれば、ベチカは、自分達がある村まで自分の体の秘密を求めて旅をしている事を告げ、剣に選ばれた英雄にぜひ同行して欲しい事を申し出ます。セドッグ(ホラーの下僕)も同意します。セドッグは、自分が傷ついている事と、自分は剣に未だ選ばれていない旨を告げ、同行している間はアデプト達に所持してもらう事にします。

シーン2:村までの帰路

ガリダンに向かうPC達は、途中で夜襲を受けます。(クラクビルぐらいが適当)
何者かに呼ばれたらしい(当然、セドッグの体を支配しているホラーコンストラクトが招来したのです)化物を退けながら、ガリダンに最も近い村に辿り着いたPC達は、18年前にガリダンがホラーに滅ぼされた村であり、今では呪われた地であると言う事を知ります。ホラーに滅ぼされて以来、ケーアに近づいた人間は誰一人としていません。

ベチカは、自分の村がホラーに滅ぼされてしまっている事。自分のこの体の痛みがホラーに関係しているのかもしれないとうろたえます。PCには、ここらで情報を集めさせる事になります。 最終的には、ベチカは教えられてこなかった自分の出生の秘密にガリダンが関係があるのではないかと考え、カダッグの言葉(セドッグの嘘)を信じて、自分を救う鍵を求めてガリダンに向かう事を決意します。そして、PC達に動向を願い出ます。

シーン3:呪われたケーア

呪われたケーア、ガリダンに向かうPC達。
セドッグは、ケーアへと向かうPC達から、ケーアに仕掛けられた罠を利用してベチカを奪おうとします。ちなみに、この状況の前にセドッグが偽物ではないかと思い、正体を看破すれば、その時点で戦闘となります。ベチカは、実は、薄々とセドッグが別人ではないかと思っています。しかし、彼が死んだとは思いたくはないのです。自分が唯一のガリダンの生き残りとは信じたくないのです。真相を知った時の彼女の哀しみはとても深いものです。

セドッグを倒す事ができれば、PC達には幾つかの選択肢が残されています。

【1】このケーアを脱出する。この場合、何も手を施さなければ、ベチカの激痛は止まらず、最終的には封印は解けてしまいます。それを食い止める為に、大きな街に向かうのであれば、そこでシナリオは終わります。(可能か、不可能かどうかは、また別のシナリオになるでしょう)

【2】このケーアに巣食うホラーを倒す。これは、ほぼ不可能です。ホラーに直接攻撃を及ぼそうとするのであれば、現在の封印を解くしかありません。封印を解き、完全に力を取り戻したホラーは、現在のPC達が勝てるような存在ではありません。

【3】このケーアに巣食うホラーを再封印する。その方法は、このケーアのアドバイザーであった理論魔術師(ベチカの父でもあります)のホラーの影響を防ぐ為にケーア内に作られた隠し部屋に残されている呪文書に書かれています。(呪文書呪文を利用する事になります)この呪文は、難しいものです。そして、それを為す為にホラーが封じられている部屋に向かえば、PC達は、ホラーが既に作り上げていた二体目の下僕(作ったばかりで少し弱いが、封印を超えてホラーの干渉もあると良い)と出会う事になるでしょう。

ホラーを再封印する場合、バーセイブでも有数の力を持ったホラーを再封印するという危険な戦闘を経験する事になります。その後、PC達は、ガリダン唯一の生き残りのベチカを安全な地へと護送する事になります。それは、蛇足になりかねませんので、いずれまたの話という事になります。

サンプルデータ

ここでは、セドックを操っているホラーコンストラクトの能力を以下に記します。
弱すぎるor強すぎるようでしたら自由に強さを修正させて下さい。

■セドック(ホラーコンストラクト:ジェルフ)

Attribute
DEX:8 STR:12 TOU:9 PER:6 WIL:6 CHA:4

Initiative:8
Number of Attacks:3
Attack:12
Damage:12
Number of Spells:-
Spellcasting:-

Physical Defense:10
Spell Defense:8
Social Defense:12
Armor:5
Mystic Armor:5
Knockdown:8
Recovery Test:3

Death Rating:45
Wound Thershold:10
Unconsciousness Rating:40

Combat Movement:
Full Movement:


「身長3メートル近くある二足歩行のサルの様な外見で、ただれた全身の皮膚を毛むくじゃらの毛が覆っています。両手と非常に長い尻尾を所持しています。特殊能力として、ネームギバーに擬態する能力(身長、体重、概観等がまるで魔法を利用したかのようなレベルで変化します)と、獣を呼び寄せる能力を持っています。魔法能力は所持していませんが、ネームドホラーの力をPC達に感じさせる為に、データを修正するとしても手強くあるべきです」

■ネームドホラー:トーテスリア

直接的に戦闘をする事は無いので、データ不要。伝承や能力などは自由に設定して良い。再封印をする場合は、封印を超えて何らかの干渉(戦闘やホラーの印等)が出来る方が戦闘が緊迫するでしょう。

このシナリオは、如何でしたでしょうか?
シナリオの内容&体裁の向上の為に、シナリオを読まれた感想をメールで頂けると嬉しいです。
(インターネットでのシナリオ提供って、ちゃんとしたシナリオとシナリオソースのどちらが求められているのかって、実は興味あったりします。。。)


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