彼は、各地の村から品物を仕入れてバータータウンへと帰える途中のスロール
の商人でした。交易の旅の途中、ここから南東に6km程、スロール山脈麓の
山村ナークに友人であるテッセナに会いに行ったヴァグナーは、そこで恐ろしい
光景を目の当たりにしたのです。

 ナークの村に到着した時、辺りは深い霧に包まれていました。村には、昼間だ
というのに人の気配は無く、村の周 囲を区切る柵から見ると、幾つかの木造の
家屋はバラバラに壊されていて、霧の向こうには乳白色の家ほどもある大きさの
何かがありました。その光景を見て恐ろしくなったヴァグナーは、すぐ隊商を引
き返し、急いでスロールに向かったのです。

 それが、今から2時間程前の二日前の事です。

 何か恐ろしい事が、ナークの村に起こった事は間違い無いとヴァグナーは言い
、PC達をナークの村を襲った事件を解決する為に雇いたいと言ってきます。彼
は、この依頼を引き受けてくれた人間には、前金として一人30銀貨払い、事件
を解決してくれれば、更に一人120銀貨を払うと提案します。また、返してく
れる事を条件でナークの村まで早く行ける様に乗用馬も貸そうと提案します。