▼そのうち巨大な氷造りのホールに到達しました。青白い光の中、壁面にめり込むよう存在したそれは、上半身はサーラと同じ少女の姿をし、下半身は万色に蠢く混沌を抱えていました。力無くうなだれていても、それは脈を打ち、明滅しています。 カレン ……これが……アブアイマ。 GM その混沌のそばには、一人の人影がたたずんでいました。サーラは「ダニエル、あなた……」とつぶやいて前進するのですが、……全員精神力抵抗してください。 ▼光が妖しく瞬いたかと思うと、パーティーはアブアイマの放ったレーザーに襲われます。これで全員が相当のダメージを受けてしまいました。 GM サーラはダメージを受けてない。サーラは驚いてダニエルを見つめて「……あなたがやったの?」と聞く。ダニエルはそれには答えず、「よくここまでたどりつけたわね。ヤツらも案外に役にたたないわね。呪いのかかりが浅かったのかしら。本当なら、そっちも何人か減らしておくつもりだったけど……わたくしのところまではたどりつけないでしょう?」 ギャレット 甘い、甘い! 行ってみせるさ! ▼ミレイユの「キュアーウーンズ(治癒)」の援護を受けての突撃は、再びレーザーに阻まれ、後退しなかった者は再び怪我を負いました。ミレイユは再び呪文を飛ばしますが、途中でアブアイマの邪気に遮られて、目標に到達しませんでした。 GM きみたちの流した血が床に染み込むと、混沌部分が赤く脈打つ。その血をアブアイマの血肉としているようだ。 サンスター アブアイマに近づくと回復できないってことは、迂闊に怪我するとかえってイケナイな。安全策を取ったほうがいいかもしれない。ボクはうめいて後退するね。冒険者レベルがみんなより低いからダメージ大きくて……(笑)。 イン 俺も血を吐いてるけど、俺の位置からならダニエルのところに到達できるな。駆け抜けざまにギャロットを首に絡めさせよう。 GM サーラは取り乱す。「ダメっ、戻ってください!」 リーヴ サーラ、こいつに剣を突き立てれば、すべてが終わるんだろう? 今がそのときだ。俺たちにかまうな、走れ! そう叫んで、相手の気をそらすためにアブアイマに弓を射よう。(コロコロ)19。(コロコロ)クリティカルして16点。 GM 矢は一直線に混沌に突き刺さり、傷口からどろりとしてた緑色の液体がこぼれ落ちる。ダニエルは、ハッとそっちを見るね。 第1ラウンド ▼インはギャロットでの攻撃が成功し、ダイニエルの行動を封じます。リーヴは弓でアブアイマにダメージを与え、リラクとギャレットは抵抗に専念して、インのフォローに回ります。 GM 一番最後にアブアイマの行動だ。床がボコボコッと盛り上がって、そこから触手が伸び、インに鋭利な刃の如き触手がのびる。ダニエルを離さないなら-4修正。 イン ここで離せばもうチャンスはない。(コロコロ)11。だめだぁ〜。 GM ダメージは20点なんだけど。 イン 20ぅ〜? 俺、体弱いのに(笑)。(コロコロ)9点も抜けてきた。生命点が-3だ。内蔵くらい飛び散るかな。生死判定は……(コロコロ)生き延びた。一応だけど。 カレン イン!! GM サーラはそっちに駆け寄ろうとする。 イン バカ、かまうなって言っただろ。とっとと行け! GM 切り裂いた触手がそのままインの体内に残って、チューチュー血を吸ってる。 リラク これはいけない。次のラウンドに触手を引きずり出さないと。 GM さらにレーザーが飛ぶ。抵抗の目標値は20、ダメージは15。抵抗すれば13。 リラク うっ、それもあったっけ。 ▼リラクとギャレットは抵抗に成功し、なんとかそこに留まります。 第2ラウンド ▼カレンはインのもとへ駆け寄ろうとしますが、サンスターに制され、カレンは行動を遅らせて「ヒーリング(完治)」をかけるために待機します。リラクがインに近づくと触手が襲いかかりますが、それをかいくぐってインを助けだします。 GM サーラはアブアイマに駆け寄って剣を突き立てる。するとアブアイマは、今度はサーラにもレーザーを放つ。(コロコロ)かなり血を吹いた。でも、サーラは剣を持つ手を離さない。 サンスター 偉い! GM ダニエルが首をさすりながら立ち上がって短剣を抜き、サーラのほうに向き直る。「姉様……。その悪魔を殺せたら、ゲームは姉様の勝ちよ……。ダメなら、わたくしが姉様を殺してあげる。みんなと一緒なら寂しくないでしょう?」 リラク それだとアブアイマは復活しないじゃないですか。アブアイマ復活が、あなたの目的だったんじゃないんですか? GM(ダニエル) 「悪魔が復活すれば全てが滅ぶわ。わたくしはそこまで愚かじゃない」 リーヴ それなら、一体何のために? GM(ダニエル) 「くっくっ、わからないでしょうねぇ」 ミレイユ わかるもんですか。サーラさん、剣を刺したんなら早く離れて! GM サーラは振り返って叫ぶ。「剣がこれ以上刺さらないんです!」懸命に剣を押し込もうとするんだけど、何か堅いものに阻まれて、それ以上刺さらないみたいだ。 ギャレット 力が足りないのか? なら、駆け寄る。 GM 触手が飛ぶけど。 ギャレット (コロコロ)くらった。(コロコロ)よし、まだ生きてる。サーラと一緒に剣をねじ込む! GM カチン! 確かに殻のようなモノに阻まれているね。サーラは駆け寄ってきてくれたギャレットのマジな顔を見て、危険な状況も忘れて驚く(笑)。 ギャレット なんでだ〜(笑)。剣をねじ込みながら「それじゃ足りないんだよ! サーラ、お前は1人じゃないんだろ?!」と叫んで、渾身の力を込める! 一同 うお〜、カッコいい!! GM 力を合わせれば、剣は殻を貫いた。ズズッと突き刺さり、アブアイマはこの世のものとは思えない叫びを上げる。次の瞬間、閃光があたりを満たし、無音の衝撃波がきみたちを激しく襲う。永劫とも一瞬とも思えるそのときが過ぎ、もうもうと沸き上がった霧がゆっくりと沈静した。 ギャレット ……やった……のか? GM ギャレットが目を開けると、そこにはさっきまでの混沌の姿はなく、あるのはただ、壁に突き刺さった剣と、それを握り締めた少女だけだ。サーラは崩れるように倒れ込むけど、その白い小さな両手は、剣を握り締めて離さなかった。 イン ……上出来だ。やるようになったじゃねえか。 |