第5話 雪

[ 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 ]


ひとつの別れ

GM 宿に戻りました。時刻は明け方です。サーラは、悪夢を見てうなされているような感じですね。

カレン このまま永遠に目覚めない、ってことはないですよね。

イン 精神的なものなら、ほっとけば起きるだろ。それにかけるしかないよな。

ギャレット そうでなくても、俺の熱いキッスで

サンスター 目覚めにそれじゃあ、発狂しちゃうよ。

ギャレット そんなヒドイこと、真剣に言うなよ〜!(笑)

イン ま、夜が明けての話だ。みんな、今は休んでたらどうだ? 俺が見ててやるから。

▼パーティーは休んで精神点を回復させます。ところが、サーラは次の日の昼になっても目覚めず、パーティーは交替で看病しながら、今後に備えるための買い物をすることになりました。

リラク バスタードソード+1、買ってきました。

ギャレット そんなにお金持ってたっけ?

イン 俺とミレイユが、少し共同財布に入れたんだ。

リーヴ 俺は、ロングボウの+1のやつを買いました。

カレン 土の精霊石と10点の魔晶石を、5個買っておきます。

サンスター ボクも魔晶石を5個。いっぱい買っちゃったね。

イン 俺はミスリル・カタナを二振り。右にトリッキー、左にフェイクタングって名前つけたんだよ(笑)。

ミレイユ わたしはですね、魔晶石12個とジャンピングブーツ。

サンスター じゃ、ジャンピングブーツ?(笑)

▼サーラはその後も、一向に目覚めません。

カレン これって普通の眠りなんでしょうか。「センスオーラ(精霊力感知)」してみます。

GM 普通の眠りだとは思うけれど、それとは別に、サーラの腰のあたりに氷の精霊力が働いていることに気がつく。

リラク 女の子が腰を冷やしちゃいけませんねぇ(笑)。

GM サーラはこの後、しばらく目覚めないのですが、その間にすることのある人はいますか?

イン 俺はサーラについててやるよ。

ミレイユ わたしも。インさん、少し休んだらどうです?

リラク わたしは賢者の学院に行ってみますよ。

サンスター ボクもついて行くね。アブアイマについて調べたい。

GM それじゃあ、『セージ技能レベル+知力ボーナス』で振ってみて。

リラク (コロコロ)びし! 17!

GM 古文書のページの間に、古代の魔術師の走り書きを見つけた。ほとんど資料館で見たことと重なるね。妖精の島の精霊力が暴走した時に現れた悪魔で、氷の力の暴走を利用して氷結海に封印したってこと。

カレン ……氷、ですか。

GM 古文書は「しかし、この氷の封印も永遠には続くまい。何とか対策を考えなくては……」と締められている。誰かへの手紙なのかもしれないね。

サンスター あと、ここしばらくのプロミジーの気候なんかを聞いておきたい。

GM 十何年前、妙に暖かかった時期があったらしいけれど、最近はそうでもない。

イン クシャの話を鵜呑みにすれば、サーラの親父がアブアイマと戦ってた時期と一致するかな。

サンスター サーラさんのお母さんが行かせたがらなかったわけが、実はすごく深いんじゃないかと思いはじめたよ。

カレン そうですね……。

イン さて、もうすることがない。眠り姫か目を覚ますまで、ボーッとしてるしかないな。

ミレイユ ひょっとしてこのまま目覚めないんじゃ……。

ギャレット だから、王子様のくちづけで〜!

イン 王子様のキスは、もういいっちゅーに(笑)。

GM きみたちにすることがなくても、NPCにはあるんだ。メルティがカレンのところに来て言うよ。「実はわたし、一人で旅に出たいんです……」

カレン えっ? 顔を見て見ます。自殺したそうな顔してたりしません?

GM してないよ。

カレン 何か新しい目的を見つけれたんですか?

GM(メルティ) 「新しい……ということはありませんが、どうやらメリーアンの一件にクシャが関わっていたようなのです」

カレン いつ、知ったの?

GM きみたちが買い物してたりする間に、独自に動いていたんだ。メルティは決意に満ちた目で言う。「今まで本当にありがとうこざいました。本当に嬉しかった。だけど、メリーアンのことはわたしの手でカタをつけたいんです……」

カレン ……そう。わたしたちに何か手伝えることはない?

GM(メルティ) 「その気持ちだけで、わたしは十分に嬉しいです」

カレン 止めても無駄よね。でも、出て行く時はちゃんとみんなに挨拶してからにしてね。

GM メルティは頷くよ。後日、みんなのところに挨拶に来る。

サンスター ボクは彼女に強い意志を感じたので、メルティの手を取って、「また、きみの歌が聞きたいね」って言うよ。

ギャレット そうそう。また一緒に歌おうな!

ミレイユ わたしは引きとめますよ。他の人たちはいいって言ったんですか?

GM 了解は……(みんなが頷いているのを見て)とったと思うよ。

ミレイユ そうですか……。なら、わたしがとめても聞きませんよね。気をつけてくださいね。

イン そうだな、生きてりゃまた会えるさ。

GM メルティは一礼して去って行く。

ギャレット 外で呼び止める。「これを俺だと思って、心の支えにしてくれ」と、羊皮紙をたたんだものを渡すね。

サンスター 何それ。

ギャレット 俺のサイン(笑)。金に困ったら、これを売りな。価値あるゾ〜。

GM メルティは小さく笑って受け取るよ。お返しに、今まで書きためた詞を渡す。

ギャレット へー。

ミレイユ それをサーラの部屋の窓から見てます。メルティさん、ギャレットに分厚い物を渡してますよ。あれ、今までの詞じゃないですか? ギャレットが喜んでる。

イン 詞? 歌の? ……もう歌わないつもりなのかな。

ミレイユ まさか、死ぬつもりなんじゃ……。

カレン 詞を渡したメルティに、「また、書くわよね」って聞いてみる。

GM(メルティ) 「ええ」

カレン ……彼女の瞳に嘘はないと思う。「じゃあ、また」と言って別れましょう。

GM メルティはもう一度頭を下げると、振り返らないようにしながら去って行った。


戻る 進む

[ TOYBOX | REPLAY ]