第4話 宴の終わりに

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悪魔の半身

▼仕方なく戻って来たイン(笑)を加えて、一行は対策を練ります。向こうの扉が開かない以上、ここの落とし穴しか道はありません。それで、落とし穴の留め金を破壊して開きっぱなしにしておいて、ロープを使って下に降りました。
 クシャに関して、カークに聞いても詳しいことは何も知らず、シーフギルドで聞いた人物がひょっとしてクシャではと、推測を立てただけに終わりました。「あんなやりかたは納得行かない」と息巻くカークを連れて、遺跡の通路を進みはじめます。

サンスター クシャのところに行くのはいいけど、サーラさんはどうするの?

GM(カーク) 「本来、あの扉の向こうに地下遺跡への階段があるんだが、どうやらサーラ様が通ったあと、閉ざされてしまったようだな」

イン バッチリ閉まってたよ。汚ねぇよな〜。カギ穴も仕掛けもないんじゃ、技術の入る余地がない。盗賊オタクとしては、あんなカギはエレガントじゃない(笑)。

GM(カーク) 「まぁ、この通路を使ってクシャのところに行けることを信じて、進むしかあるまい。サーラ様やダルク様もこの遺跡のどこかにいると思う」

▼地下の遺跡を進んで、ひとつ目の部屋……。

GM 宝箱がありますよ。

イン え? うーん。今は、生きてる宝を探すのが先なんだけど……。ま、トラップを調べて(コロコロ)15。ないなら開けてみよう。

GM 罠はなかった。カギもかかってない。中にはカギらしきものがひとつ入っているよ。

イン カギ? 他には?

GM 箱の底に、下位古代語でなにか書いてある。

サンスター 下位古代語なら会話も読文もできる。読んでみよう。

GM そこには「マスターキー」と書いてある。

ギャレット なんだ、こりゃ?

▼ふたつ目の部屋……。

イン 聞き耳、失敗。ぎーっ、と開けてみよう。

GM じゃあ、いきなり殴られます。不意打ち扱いで、−4で回避してみて。

イン うっげぇ。(コロコロ)16〜。

GM じゅうろくぅ〜? かわした。

イン ふふ、我にディフェンスリング+2あり。バック転でかわしたと思って(笑)。

リラク そいつの正体は?「セージ+知力」で(コロコロ)13。

GM フレッシュゴーレムだ。死肉から作られた魔法生物だね。

▼暴れまわるフレッシュゴーレムを撃退すべく後退して、味方を巻き込む覚悟で放ったリーヴの矢が貫通し、ゴーレムは大打撃を受けます。ゴーレムの攻撃はインを襲うものの当たらず、結局、矢で弱ったところをミレイユのメイスが追い打ちをかけ、ゴーレムを撃退しました。

サンスター そういえば、カークは戦ってくれなかったのだろうか。

GM カークは「俺が手を貸すまでもないと思ったのでな」と言っている(笑)。

イン ……奥に階段があるな。進むか? この階にはまだ行ってないところもあるけど。

ミレイユ 先に奥に行きましょう。サーラさんたちがいるかもしれない。

▼一行は地下2階に進みます。階段の途中には、魔法で封印されていたらしい厳重な扉がありましたが、封印はすでに破壊されていました。階段は程なく、一つの扉にぶつかります。その部屋には、魔法装置とおぼしき不思議な物体があり、青白い光を放っています。さらに、壁自体も、淡い魔法の光を放っていて、不思議な模様を明滅させていました。

GM 雰囲気は、ひと昔前のSFちっくな謎のコンピュータールーム。しかも、変なアナログゲージや点滅するランプみたいのもある。

リラク これは一体、何なんだろう?

GM セージ技能を振るまでもありませんよ。こんな部屋に関しては聞いたこともない。部屋に踏み込むと、下位古代語で無機質な声がする。「資料館ニ、ヨウコソ」

サンスター 資料館、だって。古代王国のものだよね、きっと。

イン あたりを探ってみるけど?

GM なら、妙なカギ穴が見つかった。

ギャレット さっきのカギじゃないかな?

ミレイユ 差し込んでみましょう。えい。

GM ヴン、という音がして、部屋の中心に立体映像が浮かび上がる。図鑑みたいな感じで、いろんな映像を流しはじめる。

リラク 古代王国期の? これは勉強になりますねぇ。

GM で、神殺しの竜だとか、謎の水晶宮とか、空中都市だとかの映像にまじって、悪魔の資料が出てくる。ちらっと見えたんだけど、その悪魔の顔がサーラそっくり。

イン ん? ストップ、一時停止!

▼資料によると、その悪魔の名前は通称・アブアイマ。古代王国の滅亡と共に制御を失った疑似妖精界・妖精の島に侵入し、アレクラスト西部を中心に暴れまわった悪魔です。
 力を失った古代の魔術師たちには、この悪魔を倒すことはできず、今の氷結海に追い立て、妖精の島の氷の精霊力の暴走を利用して、氷づけにして封印しました。これにより、今のプロミジー周辺は凍てつく氷の地となったのです。
 アブアイマの(物質界における)姿の上半身は人間の女性です。しかし、その下半身を支配するのは、地上の全ての動物とをかけあわせたような混沌の存在なのです。

イン なにか関係あるんだろうか?

ミレイユ わたしは混乱してる。

ギャレット 俺だって。何のことだかさっぱりさ。

リーヴ ……戻ろうか。

イン そうだな。こっちはハズレだ。急ごう。


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