第4話 宴の終わりに

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(やっと)帰ってきた男

▼さて、武闘大会のあとに、女装コンテストが開催されます。

サンスター あ、そうだ。ギャレットは女装コンテストに出るんでしたっけ(笑)。

ミレイユ 男性陣全員、出てみたらどうですか?

リラク えーっ?

GM(サーラ) 「それって楽しそう! じゃあ、こうしましょう。男性は全員、女装コンテスト出場。そのかわり、女性も全員、美人コンテストに出場するということで」

ミレイユ えーっ? こ、こまりますゥ。

ギャレット ミレイユが女装して、女装コンテストに出るってのは、どう?

ミレイユ わたしは、もともと女ですっ! わたしだってちゃんとすれば……。

GM(サーラ) 「じゃ、決まりですね」

ミレイユ あ〜っ

イン あのー、男どもの意見は……?

カレン イン、出るの? わたし、見てみたいかも……。

イン ……出る(涙)。

ギャレット 弱いぞ、お前(笑)。

▼かくして、男どもは女装コンテスト、女性陣は美人コンテストに参加することになりました。パーティーは金にあかして、やたら高級なホテルを取り、ひと休みしてから会場に向かいます。会場は、とあるキンキラな酒場です。
 男どもは、控室にて女性陣に手伝ってもらって女装をはじめます。そして、そこにタイミングよく(悪く?)、サブリーダー・リーヴが帰って来たのでした。

リーヴ
[レンジャーLv.5→6・プリースト(ファリス)Lv.2→4・シーフLv.3]

リーヴ 久しぶりだな、みんな! 元気だったか?

サンスター (すかさず)はい、これ。

リーヴ なんだ? これ。

サンスター サテンのドレス(笑)。

ミレイユ 男性は、みんな女装コンテストに出ることになったんですよ。知らなかったんですか?

リーヴ 知るかーっ! 俺は疲れてるんだ。あれから……。

サンスター ヅラはどれがいいですか? 金髪? マニアックにピンク? それとも、地毛で行きます?

リーヴ 聞けーっ! あれから、妙な暗黒教団がだな、生け贄としてサーラを狙ってるって聞いて……。

ギャレット それは大変だったなぁ〜。でも、これからだって大変さ

イン 可哀想に。復帰早々、オモチャの仲間入りか(笑)。

▼そしてついに、第ウン回・タイデル女装コンクール「薔薇の宴」(笑)が開催されます。

リーヴ 俺はなんで、ここにいるんだーっ!

リラク ……もう、諦めましょう。紫色のドレスをまといつつ、リーヴをなぐさめます。

GM これも1万ガメルの賞金が出ますから。

イン 1万?! ……やってやるっ(笑)。

サンスター でも、正直な話、ハーフエルフのインが一番ハマり役だよね、きっと。

イン 実は俺、身長180センチくらいあるんだけど。

ギャレット あらぁ〜ん。アタクシが本命でしょ〜ん♪

サンスター わあ、もうなりきってるっ。

ギャレット あら〜、ミレイユすわぁ〜ん♪ お化粧、見てくださらなぁ〜い?

一同 やめろー!!

GM パンパカパ〜ン♪「これより、第ウン回・女装コンテストを行いま〜す」

ギャレット 美しさって、どう判定するのぉ〜ん?

GM 化粧ポイントを2d6して決めて、それに素材ポイントを2d6足す。それに、舞台での行動によってボーナスを加えます。では、何人か他の参加者が出て、パーティの中の1人目はリラクさんですね。「57番のかた〜」

サンスター げ、こんな大会に57人以上出てるのか。

GM 観客は、結構女の子のファンも多いみたいだね。

ギャレット でも、たまに変態のなめるような視線が(笑)。

GM(司会者) 「は〜い、あなたのお名前は〜?」

リラク う〜ん……ドレスが紫だし、パープルちゃんということで。

GM(司会者) 「ご趣味は〜?」

リラク えーと、読書です。

GM 次は……「65番のかた〜」インくんの番だよ。

カレン イン〜、がんばって〜。

イン あ、姉ちゃ〜ん。本名言うなよな〜(笑)。俺は紫紺の生地に金糸の刺繍の入ったチャイナ系ドレスで、髪は地毛の銀髪。名前は……リンってことにしときましょう。

GM(司会者) 「ご趣味は?」

イン 募金ですね、と艶然と微笑んでみせましょう(笑)。

ミレイユ きゃ〜、この人1万ガメル取る気だ。

GM 次はギャレット。

ギャレット やっとアタクシの出番ねっ。まかしといて(笑)。

GM(司会者) 「では、お名前を〜」

ギャレット ギャレ〜ナちゃんって呼んでねぇ〜ん。アタクシ、このお祭りの間は「タイデル・グランドホテル」で歌姫やってるの〜ん。来てね〜ん。

サンスター 宿の名前を言うなーっ

ギャレット じゃ、一曲歌うわよ〜ん。ららら〜♪

GM 歓声があがるね。次はリーヴ。「お名前をどうぞ〜」

リーヴ 知るか〜っ! 馬鹿野郎、俺は見世物じゃねーんだっ。散れっ散れっ!

ミレイユ ほほ〜、あーゆーのも悪くはありませんな〜。

イン じゃじゃ馬馴らしも、楽しいもんさ。

リーヴ お前らーっ!

ミレイユ 違います、今のは審査員の変態貴族のセリフ(笑)。

GM(司会者) 「じゃ、100番。最後のかたで〜す」

サンスター こんな大会に100人も出場したの? ふ、ふ……笛(ぎゅう〜)。

GM(司会者) 「それでは、お名前をど〜ぞっ!」

サンスター え? え、ええーと……シャイ、です。

ミレイユ(司会者) 「その笛は一体? お吹きになられるんですか?」

サンスター そ、そうですぅ。ぷるぷる……ピーヒャラー。

GM(司会者) 「おお〜っと、見事な笛だぁ〜。それでは、結果はっぴょ〜!」

▼審査の結果、優勝は僅差でシャイちゃん。準優勝はギャレーナちゃんでした。

ギャレット (ハンカチを噛んで)そんなぁ〜、このアタクシが負けるなんて(笑)。

サンスター だって、サーラさんがボクの化粧で6ゾロ出すんだもん……。

GM(司会者) 「では、この1万ガメルとトロフィーをどうぞ」

サンスター (ひきつって)こ、光栄ですゥ……。

ギャレット ふっ、いい戦いだったわね。でも、次は負けないわよっ!(笑)

イン ところで、サーラはどうしてるんだ?

GM そこで笑い転げてますよ(笑)。

▼かくして、表彰台を独占した一行は、変態貴族の「二次会」にまでつきあわされては大変と、足ばやに会場をあとにしたのでした。


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