Fixer:もみ消し人、仲介人、麻薬密売者
要するにフィクサーとは違法な取り引きを仲介し、取りまとめて手数料やマージンを稼ぐ仕事をしているものです。
彼らが仲介する物件として・・・
といったものが考えられます。
1.については装備の調達、戦利品の売却先として機能するでしょう。また、この他に・・・
といった場合に人を集めることもあるでしょう。
2.については手持ちの情報があれば売ってくれますが、調べてもらうとなればそれなりの時間と費用がかかることになるでしょう。
この場合にも情報の奪取そのものが人集めの動機となる場合もあります。
(なお、情報収集は10を聞いて10を知るのではなく、2,3を聞いて10を見抜くことが肝要でしょう。ですから、PCの質問やうかつな一言からフィクサーはその背景を鋭く読み取る可能性があります。そうして得た情報を、他の誰かに売らない、という保証は金でも出して交渉するほかないでしょう。それとて期限付きかもしれませんが)
※これまで初心者相手のセッションで何度PCがうかつな質問をするのを聞いたでしょう(^^; いま手にいれた情報の売り込み先まで教える結果になったものも少なくありません)
3.は仕事の仲介です。これこれこういうことができる人間を集めてくれ、と言われて集め、紹介するのが仕事です。ですから、「どのような」人間を「何人」集めればいいか、のみフィクサーは責任を持ちません。あとは本人同士で交渉してもらうことになります。フィクサーが受け取るのは集められたメンツに依頼主が満足した場合の手数料だけでしょう。
※これはあくまで仕事の仲介であって、フィクサーにはそれ以上の責任はありません。
情報の提供を彼に求めるならこれは別件で(2)のビジネスということになります。
いずれの仕事にしろ、腕利きのフィクサーは(とんまなフィクサーも存在します。あまり長生きできないと思いますが・・・)ある程度の周辺情報をつかんでいます。ある程度、というのは完全とは限らないからです。また、自分の安全と利益が確保できる程度以上に深入りもしようとしないでしょう。彼らが原則的に商人であることを忘れてはいけません。
非合法な商品やサービスを提供しているのですから、たとえ犯罪の被害にあっても保険がおりるわけでもなく、警察に届けるわけにもいきません。しかもそれなりの資金や資産を持っているわけですから、無用心なフィクサーは鴨がネギしょった上に小判をくわえてふらふら歩いてくるようなものです。
フィクサーは自己防衛を怠りません。初めての相手に接触するときはもちろん、既知の信用できる相手でも最低限の用心をかかせません。どのように自分を守っているかはフィクサーそれぞれでしょうが、どのフィクサーも情報には敏感になっています。
先ほどのFixer=麻薬密売人というのは現代の俗語です。
全部のフィクサーが麻薬や非合法シムを扱うというわけではありません。
それと・・・何かと仕事の裏をとりたがる(ジョンソンは必ず裏切ると信じている・・・)はこまった傾向です(^^;
☆裏切るジョンソンだけじゃないぞ。途中で死んでしまういいジョンソンもいるんだぞ(笑)
信用しないのは勝手ですが、根拠もなく疑うのはなんとかならんかなぁ、と思います。
そういうPL相手には誠実なジョンソンを出して、かんぐればかえってひどいめにあうようなシナリオをくめんかなぁとか思いますね(^^;
MARSさんwrote
>よく私のフィクサーはただで情報をやりますね
>ただ、それは後々恩を売っておくという発想から何ですが
フィクサーの資産は・・・
です。重要なコネクションに対しては特定の信用をかちえておくことが重要です。
(正式の取引は絶対裏切らない、きなくさい仕事の仲介はやらないなど)
MARSさんの場合はコネクションの強化と信用の補強(嘘の情報は渡しませんよね? それにたいていの情報は入手に微小なりともコストがかかるものです)
そのへんの計算がきちんとしていれば、それはそれで一つのフィクサーのスタイルでしょう。
(一つ間違うと「ただのとんま」になってしまいますが)
Fixerの資産には以下のものがあります。
これらの資産のどれもが大事です。フィクサーの行動原理は自身の資産の拡大(それも、できればバランスよく欠損のないように拡大する)でなければ、保護です。どうしても資産に損失が発生するとなればフィクサーは一番被害の少なくなるように行動します。どう考えるかは個人差や状況による差があるでしょうが、最悪の場合には一部のコネクションや信用を犠牲にする(要するに裏切る)こともありえます。
また、商品やコネクションには維持にコストのかかるものもあります。安全には必ずコストがかかると見てよいでしょう。コストに見合うものでない場合はフィクサーは維持を解消するでしょう。しかし、コストに引き合う利益や損失の予防をもたらしてくれる限りはフィクサーはコストを惜しまないでしょう。(それでもやすくあげるにこしたことはありませんが)
もう少し説明を加えたほうがよさそうです。資金と商品(武器弾薬、日用品、非合法な商品、隠れ家などの不動産)はよいとして、残りについては言葉を足しておくことにしましょう。
信用は、フィクサーが自分に課して必ず守るルールと心得ておくとよいでしょう。言葉の上であっても商売上の約束は必ず守る、品物は粗悪品をつかませない、買った品物や情報については出所を絶対口外しない、などなどです。これは表社会の商売における信用にも通じます。ある信用を得ているフィクサーは、信用のないフィクサーより信頼できるのは当然で、それゆえに売り買いの話が集中します。特に訴訟や保険に頼ることのできない裏社会では信用だけが保証です。信用は重要です。(フィクサーだけではありません。ランナーにとっても信用のない者に仕事を託す者はいないでしょう)
※無邪気に信じるのも間抜けですが、根拠もなく頭から疑うのは表社会以上に侮辱的な行為となるでしょう。用心をかかさない程度に納めるのが肝要です。
コネクションはつまり顔の広さです。情報収集能力にも直結しますし、売り買いのお得意さんにもなりえます。利用価値のある相手をその時のためにつなぎとめておくのもコネクションです。コネクションの中には維持にコストのかかるものもあります。たとえば市の偉いさんとのコネクションを維持するためにたまに良い思いをさせてやるとか、です。ただし、フィクサーも商売人ですからかけるコストはそのコネクションの価値に見合ったものまでにとどめるでしょう。
(フィクサー「ねえ、今月あんたにリークした情報は元手にして500新円以上になるわ。さすがにこれ以上は有料ということになるけどよろしくって?」)
安全を確保する方法は二つあります。一つは物理的な安全、そしてもう一つは政治的な安全です。前者にはよくできた隠れ家や安全手順、それに信用できる腕利きの護衛などが含まれます。これでフィクサーを直接襲って金品を奪おうとする者からは守られるでしょう。そして後者は主にコネクションによって維持されます。警察や犯罪組織などの組織力にたいしては前者は無力といって間違いありません。警察関係者にコネクションがあれば警察の内部情報を入手して対策が打てますし、後者のボスなどとつながりがあればその組織ばかりでなくその組織と悶着を起こしたくない他の組織からも守られます。つながり、といっても傘下にはいるまでは必要ないでしょう。ボスに挨拶させてもらう仲で十分です(つまり存在を容認してもらう程度)。それでも維持コストはそれなりにかかるでしょうが。