ランナーの依頼人・ターゲット・障害になる企業の紹介です。主に未訳ソースブック「Corporate Shadowfiles」に準拠しています。「TOKYOソースブック」の記述とは矛盾する場合がありますので、あらかじめご了承ください。なお、これは2055年現在の記述です。2060年には大激動の末なくなってしまった会社や移転してしまった会社、勃興した会社があります。
多国籍企業のうち、企業法廷に議席を持つ8つの会社を指します。ほとんどの産業分野に手を伸ばしています。
純アメリカの会社で、8大メガコーポのうち唯一本社がUCASです。NASAの民営化部門などをもとに発展してきました。
俗に「ナノ秒の買収」と呼ばれる買収劇で、デミアン・ナイツという無名の人物が筆頭株主になり、彼は取締役会の会長となりました。CEOとはことあるごとに対立しています。(余談ですが、「ナノ秒の買収」はコンピュータ取引を利用した株式相場操作で、一瞬にして株が紙切れ同然になった会社が続出しました。ナイツがどうやってそのような操作をしたのかは明らかになっていません)
全米第2位の警備会社「ナイト・エラント」はアレスコーポレーションの子会社です。それとは別に軍隊に匹敵するほどの組織と兵器を常備していると言われています。
会長と社長の中の悪さは、シアワセ一族ほどではありませんが深刻なものです。さすがに暗殺者のやり取りは行われませんが、派閥が形成されていて追い落とし工作や足の引っ張り合いは行われているようです。
メキシコに建国されたアズトランの国策企業です。株式会社形式になっていますが、株主が誰で、どのような比率で持っているかはわかっていません。
自社で研究開発するよりも、他社の研究をかっぱらってくることで知られており「泥棒」呼ばわりされることもしばしばです(もちろん証拠はありません)。また、人材を使い捨てにする傾向があります。
新製品・新技術・有能な社員の奪取・防御に最もからめやすいのがアズテクノロジーです。
コンピュータ関係ではトップを走っています。ヴィリアス派、ナカトミ派、ヤマナ派の3つの派閥を持つ会社で、ヴィリアスがフチ・アメリカとフチ・ジャパン、ナカトミはフチ・アジア、ヤマナはフチ・ヨーロッパを手中に収めています。
2059年に三分割されたあげく名前が消えてしまうのですが、その前段階としての暗闘があったに違いありません。また、レンラクとのライバル関係は有名で、そちらのからみも重要です。
コンピュータ関係はフチに続いて第2位となります。アメリカ市場においてはフチより優勢かもしれません(シアトル市のデータベース管理を受注していますし)。シアトルにはレンラク・アーコロジー(通称「レンラクアーク(レンラクの箱舟)」と呼ばれる巨大な建物があり、全ての生活をレンラクアーク内でまかなえる施設を備えています。また「レッド・サムライ」と呼ばれる私兵を組織しています。
2060年には大変な事件が起こってしまうのですが、とりあえず今は平穏です。フチとの争いがメインになるかもしれませんが、「レンラクアーク」という巨大建物と、「レッドサムライ」という特殊部隊の存在が使えます。
原子力エネルギーで有名な会社です。経営の中枢はシアワセ一族が握っていますが、この一族、致命的なほど仲が悪いのでも有名です。「誕生日プレゼントとして暗殺者を送りこむ」と言われるほど。一族の一人の死を他のメンバーが認めず、取締役会に彼の霊を召還して出席させています。
シアワセ社員は、独特の感情が見られない微笑を絶やさず、その笑みが「シアワセスマイル」と呼ばれるほどです。
「暗殺者のプレゼント」までする必要はありませんが、そのあたりの足の引っ張り合いは使えます。原子力発電所を多く抱えていますので、反原発環境保護団体関係や汚染された精霊の話も可能です。
ドイツの軍需産業から発展したメガコーポです。ロフワイヤという名のグレート・ドラゴンが社長であることも有名です。ロフワイヤがある日突然どこからか持ってきた金塊で株を買い占めてオーナー社長になったという経緯があります。
もとが軍需産業ということもあって、「戦争の影にシーダー・クルップあり」という面があります。
経営の神様ミツハマ老が一代で作り上げたメガコーポです。ところがミツハマ老、設立の際に無理をしたのかヤクザの親分たちに借りを作ってしまいます。ミツハマ老が生きている間はそれでもなんとかなったのですが、彼の死後はヤクザ勢力の拡大に抗えず、企業舎弟となってしまいます。
ヤクザを出す際に忘れてはならない会社です。ヤクザの影にミツハマあり、ではなく、ミツハマの影にヤクザあり、ですが……。ヤクザの勢力拡大のため、表向きはミツハマが活動していることになっています。
京都に本社のあるメガコーポです。他の7社に比べて規模が小さく新参ですので、どうしても見劣りがします。企業法廷に議席を持つためにいろいろとあったらしいです。
大株主に自由精霊がいたり、のちに本社がウラジオストックに移転するのですが。
正直なところ、出版されているサプリメント・シナリオでは扱いにくい会社です。シャドウランの小説(もちろん英語の)を読むと、いろいろと書かれているそうですが。
全米第一位の警備会社です。多くの都市で警察業務を受託しています。
最初はテキサスにあるごく普通の警備会社だったのですが、警察官のストライキの際、行政側が対抗手段として民間への業務委託を行ったことをきっかけに急成長を遂げました。
種族への偏見を持つ社員が多く、「金持ちには甘く、貧乏人には厳しい」という評があります。
シャドウランナーに依頼を行うことはまずないでしょう。犯罪歴などの個人情報は握っているので、仲良くしておくといいことがあるかもしれません。
ゲームマスターがPCに対するペナルティーとして利用するのにちょうどいいでしょう。