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時間的にはエピソード4と5の間。ヤヴィンの戦い以後。トラックス宙域はコアワールドにとってそれほど重要な場所ではなかったが、市民戦争以後は全てに気を配らなくてはならないと考えた帝国は惑星デイサム3に置かれた地方政府から宙域を統制下に置こうと徐々にだが圧力をかけていった。
トラックス宙域は、辺境(アウターリム)と、より一般的な宙域の中間に位置し、多くの通商ルートが走っている。そのため戦略的重要性から帝国はこの地域の反乱軍の活動を粉砕する計画をたてたのだ。
反乱同盟軍はこの宙域を物資と人員の補給場所としてしばしば利用していた。帝国の束縛は、まだ多くの人の反乱の心を目覚めさせるほどにはきつくなっていないが、彼らは帝国の「新たな命令」の危険性に注目するには十分な賢さを持ち合わせていた...。
特別有名な所というわけではないが、ここ数百年のうちに移植が行われた重要な世界。この2世紀のうちに目覚しい発展を遂げ、その住人は50億から5000億まで膨れ上がった。公式には47の星系があり、その内の10は知的生命体を生み出した星系でもある。帝国役人の注意を引かないような小さなコロニーも多数点在しており、それらは178の星系に及ぶ。 この宙域は帝国の統制下にある。最も人口の多いデイサム3の政府は強力に支配されている。それ以外の重要性に劣る星系は比較的自由裁量が許されたが、いずれの政府も寛容なものから厳格なものへと変わっていった。
駐屯する軍事力も大きく、司令本部はデイサム3に置かれている。宙域内には百万以上の兵を擁する5つの基地が存在している。存在する海軍力は巨大であり、19隻のビクトリー級スターデストロイヤー、5隻のインペリアルスターデストロイヤーを含む2573隻からなる宙域艦隊に加えて、1500隻を超えるそれ以外の戦闘艦を動員可能。
同盟軍の存在は次の7つの星系に確認されている。すなわち、エントラス、ビッシリラス、バンディム、ロングウィンド、ドレスコル、イェンスラス、ウオゴ・コル。6つの小規模な軍事基地には、合計で35の宇宙戦闘機と15隻のコルベット艦、1隻の強襲フリゲート艦が存在する。
以下に宙域内の興味深い星系をあげる。
リングを持つ二重星。帝国の学者はかつて複数の星系だったものが衝突などによって出来あがったものと考えている。圧倒的なアステロイドベルトの存在ゆえに住むには適さないが、岩屑はとても豊富。この星系は距離を置いても容易にその位置を確かめることが出来る。
寒冷で居住可能な世界。農業惑星として有名。辺境と銀河系内部の中継地点として機能している。ドラエネルポイントはここ数年の反乱軍の食料の主な供給源であるが、その事に企業と惑星政府は気がついていない。帝国軍がその星系に補給基地を建造することを決定したことから物語は動き始める。
この宙域におけるかつての反乱軍の中心であった。この星の立法府の議員は帝国の影響力を秘密裏に排除しようと試みさえしたが、そのたくらみは帝国に漏れ、今は見る影も無く破壊し尽くされている。
帝国艦隊が星域を封鎖して出入りしようとする商業船を破壊、数日後にストームトルーパー2大隊を含む帝国兵は上陸し、長距離爆撃でもって都市郡を文字どおり平らにしてしまった。生き残りは荒野にある「再教育センター」へと送られ、反乱軍の残滓は帝国兵によって狩りだされた。戦いは終わったかに見える、が、生き残りの反乱軍は何時の日か世界を取り戻し、虐殺をやめさせることに希望を抱いて戦いつづけている。
宙域の首都。数百年に及ぶ開発でこの星の天然資源はすっかり枯渇している。企業はこの地を去ってもそれを支えていた役所だけがまだ残っている。居住区はいくつかの雲上の都市。金持ちは個人的な豪華なドームを持つが、平均的な住人は護身用の武器を手に食料を買うにも数時間かけて出かけなければならない。都市の外、惑星表面は化学物質に汚染されており、有毒ガスで息苦しい。
星系内で最初に入植された星を首都とするのが慣例だが、このデイサム3もその例に漏れない。しかしいずれはより住みよい星に遷都するだろうことが一般に信じられている。
この白色ワイ星を持つ星系は、200年以上前の旧共和国偵察兵の報告から無人であると思われている。これほど反乱軍基地に適した場所は無く、実際不毛の月であるケティック4は反乱軍宇宙戦闘機の主な修理基地として利用されているし、より大型の船は程近いベンティル星系に係留される。ここは宇宙戦闘機のパイロットとサポートスタッフだけで維持されており、陸軍力は宙域中に分散している。
この宙域の公式の「保養星系」。各星系にも金持ちの要求に答えるような小規模な場所は存在するが、この星系ではギャンブルが主な産業である。
エントラスは水の惑星で、無数の小さな島が点在している。公営ギャンブルが開始されてからは島々には隙間のないほど過密に建物が建築され、今や空中に海中にまで溢れかえっている。気候は暖かな太陽と頻繁な雨で過ごしやすい。都市は人に溢れ、複合型娯楽施設が空に数百メートルも伸びあがるタワーとなっている。
エントラスには宙域の反乱軍司令部があり、驚くべきことにそれは3ダース以下の人数の作戦参謀たちからなっている。軍事力は帝国の一撃で粉砕されることが無いよう分散されているのだ。
機知に富んだエデル人の星。かつて、旧共和国時代においては近傍の星系で彼らの交易船を見るのはありふれた事であったが、人類優位主義の帝国との戦争において彼らの技術力の多くは失われ、今日では数千人が生き残っているに過ぎない。彼らの多くは移送先の星で奴隷の身に甘んじている。
まさにフロンティアと呼ばれるにふさわしい世界で、タフな人間で無ければここには長くいられない。このジャングルに覆われた星には、信念のために戦うことを厭わないタフな住民たちが住んでいる。惑星政府は、「票買い」とケチな泥棒の寄せ集めよりいくらかましな程度のお粗末なものである。彼らの物事を気にかけない気質は、その社会の不安定さに現れているが、反乱同盟軍はこの惑星から多くの熱狂的な(あるいは常軌を逸する)兵士を獲得している。
トラックス宙域で最も人口の多い星系のひとつであると同時に、帝国からくる物資の最終目的地。レクスラルは過去に帝国に直接力を借りた過去があるため、帝国に非常に忠実である。帝国のエージェントによってかつては市州の寄せ集めであったものが3つの都市のもとに結束したのだ。この世界の統合はすばやく行われ、モラルはいまだ高いままである。
ロングウィンドは星系内で最も人口密度の高い星である。もともとは旧共和国の刑務所であったが、75年の月日の間にその(かつての収監者である)住人達は食料と織物をその主要産業として発展させている。ここには反乱同盟軍の宙域司令部の予備地がある。
惑星名は原住民であるウオゴの言葉で「苦しむものの故郷」を意味する。長く凄まじい冬と短くて強烈な夏で知られているこの世界は、人口も微々たるものであるが、その戦略的重要性から特筆に値する。ウオゴ・コルはアウターリム宙域に至る主要交易路である「トラックス・チューブ」沿いに位置している。かつては頻繁に出没していた海賊がガスジャイアントの周辺に立派な基地を作ったこともあった(基地が維持できるほど見入りが良かったのだ)。海賊たちによる星系の支配権をめぐる闘争は何年にもおよび、惑星上の基地のほうが防御しやすいと考えた海賊「ダーク・ウォーバード」はそれを建造して実際に支配権を手にいれた。彼らの支配体制は長年続き、その間原住民である小さなヒューマノイドのウオゴは隷属させられていた。そこに帝国がやってきて海賊とウオゴ達を駆逐した。帝国軍は、今後の海賊行為を防止する計画が十分に行き渡るまで住人を保護するために留まった。
反乱軍はこの世界にウオゴと原住民を集めるために幾度かエージェントを送っている。その他にも工作員が秘密裏に船団が発着できる場所を調査中。