アコースティックリーフのコラム
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KIRAMEKIから出ているファンタジールール、アコースティックリーフです。
なお、絶版らしいです。(涙)
システム紹介
・ジャンル :ライトファンタジー
・使用ダイス:判定にはD100 キャラ作成時、ダメージにD6
KIRAMEKIから出ているファンタジールール、「アコースティックリーフ(以下アコリー)」です。これは、前作がありまして、「ブレードアンドワード」というものらしいです(私は、B&Wの方は見た事がありません)
基本的に派手にかっこよい冒険者を表現し易いシステムで、特に魔法にオリジナリティがあふれています。
数値的な話
アコリーは、基本的にはD100。つまり、パーセンテージダイスを使います。判定時は能力値から導き出される50〜100の確率と、技能レベルの10倍を足した値以下を出せば成功という、きわめて単純明快なルールシステムです。
新ロードス島戦記RPGに酷似していますが、技能レベルの上限が無い事、技能レベルのボーナスがロードスはLVの5倍に対し、アコリーは10倍である事。能力値から複雑な算出式を持ったロードスより、より単純な能力値をそのまま50〜100%に変換してしまうという事。
以上のように、全体的にロードス島戦記よりも簡便なシステムです。
また、「あらゆる技能は、どの能力値を規準に振っても良い」となっているため、「説得」技能を「カリスマ」で振ったり(ま、普通の判定ですな)「ストレングス」で振ったり(脅迫という……(汗))する事が出来ます。
技能数も少ないため、初心者には特にお勧めです。
世界観
カイナ・アインという、独自の世界が用意されていますが、細かい事は、余り決まっていません。つまり、各GMの考える余地があるという事です。
カイナ・アインは大きな島でして、古くからそこにいる「アインの民」と、大陸にある帝国から渡ってきた「新しき民」の2種類の人間がいます。
異種族は、「いる」とされていますが、データは設定されていません。デザイナーズノートを見ると、自作してくださいとのこと。
PCは、基本的には人間として、冒険する事になります。
魔法
冒頭で説明したように、この世界は、魔法が特殊です。簡単に説明しましょう。
秘紋符法
心の中に魔力で構築された模様(秘紋)を描き、それを発動させる事で特殊な現象を起こす、いわゆる魔術士です。
毎日、睡眠と共に構築した魔法が解かれてしまう為、毎日覚えないといけません。
ただ、全く使えない訳ではなく、数十秒間の詠唱を唱えれば発動する事も可能なため、D&Dなどの回数制の魔法よりは使い勝手が良くなっています。
攻撃呪文の多い秘紋符法ですが、最強の魔法は、街一つを荒野と化すような呪文です。さすがに、セッションで使ったのを見た事はありませんがね(笑)
念気功呪
自分の身体や手足に作用し、発動させるものがほとんどです。
いわゆる、格闘家の「気」のようなものです。
指先から炎を出したり、手のひらから気弾を発射したりと、漫画に出て来るような格闘家が表現できます。
戦闘に使うものが主ですが、1ターンかけて気を溜めなければ使用できない為、使いどころが難しい面もあります。
最強の技(こう言った方がらしいでしょう)は、竜脈を移動させ、その場所で気を溜め易くするというとんでもない技です。
祈願魔法
神に祈る事によって効果を出すのですが、この魔法には呪文表が存在しません。
教義に合わせた内容の願いなら、受け入れやすく、教義に反する願いはかなえにくくなっているだけで、望み方は術者(PC)の裁量。かなえ方は神(GM)の裁量次第となります。
使いどころを見つけると、驚くほど便利な使い方が出来ます。
精霊魔法
精霊を召還する魔法です。召還し、助力を得る事で特殊な効果を出します。
特筆すべきは、精霊に性格がある事で、それによって、GMがノリノリで精霊を演技したりすると、掛け合い漫才になる事がしばしばです。
精霊は、魔法の発動率がきわめて高く、また、効果も高いため、強力なのですが、精霊使いは精霊を呼ぶ以外にする事は命令だけなので、自分では何も出来ない事が多いかも知れません。
全体として……
全体として、かなり良いシステムだと思います。
世界観がしっかりと決まっていないと、ゲームの出来ない人には、この未設定部分を「デザイナーの怠慢」と取るかもしれませんが、そのような部分を気にしない人は、「自由にやり易い世界」といえると思います。
ルールシステムも、初心者に分かり易く、熟練者でも考えさせられる部分も残っていますので、どのような経験層でも楽しめると思います。
挿し絵も奇麗で、付属シナリオも楽しいものと、「良い」話のものが二つついています。
私は、このシステムで結構遊んでいますが、独自に拡張して行ける自由性から、随分と長い間遊べています。
皆さん、一度遊んでみてはいかがでしょうか?