キャンペーンに於けるプレイヤの役割分担
私は、TRPGの醍醐味というのは、キャンペーン(内容の連続したセッション、連話)にあると考えています。TRPGの様々なシステムの中には、キャンペーンに向かない物もありますが、私はそういったシステムはあまりプレイしません。現在私が、頻繁にプレイするゲームと言えば、ClassicD&D、AD&D、TORG、RQ(それぞれ毎月1回はプレイしています)ですが、これらのシステムはキャンペーンに向いています。しっかりとサポートされ、資料の充実したTRPGならば、それらを有効に活用するためには、1回切りのセッションでは無理があります。詰まるところ、大量のサプリメントを抱えるシステムを有機的に機能させるためには、キャンペーンが必要だと言うことです。
しかしながら、――キャンペーンを運営したことのあるマスタならば周知の事だとは思いますが――キャンペーンを執り行うという事は、そのセッショングループのマスタに膨大な労力をしいることが多々あります。中には、その労力が嫌でキャンペーンを嫌う・止める人も居るかも知れません。それは非常に残念なことです。これを解決するためには、プレイグループのプレイヤ内での役割分担が鍵になってくるでしょう。
多くの場合、キャンペーンに於いては、マスタがシナリオを制作し、会場を用意し、ルールを憶え、その他の道具を準備することがしばしばです。しかしながら、これらのマスタがやるべきことは正当な事でしょうか? ただでさえ、苦労の多いシナリオ制作作業、セッションハンドリングを執行しているにも関わらず、他のプレイヤが取って代われる作業までマスタがマネージングすべきでしょうか? 私はそういった環境で、マスタをしたことがありますが、正直やる気がなくなります。プレイヤが全てをマスタに任せ、自分たちはただただセッションを楽しむだけ、という環境(その癖文句だけはいっちょ前に言ったりするんだ)。こういった環境がマスタの負担を増やし、結果的にキャンペーンの崩壊へと繋がってしまいます。
こういった、忌避すべき事柄を回避するための方法が、役割分担です。即ち、マスタはシナリオ制作、セッションハンドリングに専念し、その他の事柄はプレイヤが執り行うわけです。キャンペーンを行っていく上で、当然必要になってくる仕事というのは、シナリオ制作、セッションハンドリング、会場取得、スケジュール調整、ルールブック・サマリィの準備、その他小道具(メタルフィギュアなど)の用意、といった所でしょうか。このうち最初の二つはマスタが行うべき作業です。ですからそれ以外の作業は他のプレイヤで分担して行うべきでしょう。
例えば、会場は広い家を持つ人間が居るので有ればその人の家で行う、又は自宅の近くに公民館などがある人が居るならばその人が行う。スケジュールは様々な連絡手段(電話、携帯、FAX、E-mail、テレパシィ、矢文、etc)を持つ人が調整する。ルールブックは、出来るだけ全てのプレイヤで分担して持ってくる。その他の道具は車を持っている人が運ぶ。といったような物です。
これらの役割分担が正しく行われ、マスタの労力を軽減することが出来れば、キャンペーンはより長く続き、シナリオは充実した物になることでしょう。
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