TRPGとの出会い
……出会い、それはまさに神の悪戯である。
そもそも私がTRPGをやることになったきっかけは、実に有り触れた一場面により成された。
それは96年の春、東京ゲームショウの帰りの電車の中で、友人Sと真・女神転生について話していたときのことである。そのとき友人が、
「TRPGって知ってる?」 と聞いてきたので、様々な小説などのあとがきでTRPGなる物の存在を知っていた私は、
「ああ、一応知ってるけど。」 と答えたのが運の尽きだった。
「真・女神転生のTRPGが有るんだけど一緒にやらない?それと誰かマスターやってくれる人い無いかなあ。」 私はやってくれそうな友人Oのことを思い出して
「そういえば友人OはTRPGやったこと有るみたいだけど、聞いてみれば」 と言ってやったのだった……。
もうその後はあっという間に事は決定した。がしかしここで注意しなければいけないのは、そのときやったTRPGは真・女神転生ではなく「ロードス島戦記RPG」でだったことだ。これはGMを買って出てくれた友人の意向により変更になったからである。
決まったあと私は、情報収集に掛かりきりになった。まずロードス島戦記の小説を読み、ルールブックを読み、リプレイを読み。最終的にはクリスタニアの小説も読み出す始末だった。
そして私の人生で初めてのセッション……。
いやはや、これには私の稚拙な文章力では書き表せないくらいの興奮と驚きがあった。そう私はTRPGにドップリはまってしまったのだ。
そうして今私の部屋には30を越えるTRPGのルールブックが有る。サプリメントに至っては最早、数えるも面倒なほどだ。しかし、何故かその中には真・女神転生のルールブックは無い……。
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