僕がDMをしている「Return to the Temple of Elemental Evil」キャンペーンのプレイレポートです。それなりにネタバレが含まれるので、プレイされている方などは読まないほうが良いでしょう。今回は、少し趣向を変えて敵NPCの視点で書いて見ました。
参加キャラクタのクラスレベルだが、皆レベルはバラバラだし、マルチクラスはしまくっているしで、正直な話下記のデータが正しいという自信は無い。しかしながら大きく間違っているという事はないだろうと思う。
| Name | Class & Level | Race | Gender | Alignment |
|---|---|---|---|---|
| アーサム | Sor6/Mage of Arcane Order8 | Human | Male | TN |
| セレスタ | Clr10/Divine Disciple2/Comtenplative2 | Elf | Male | CG |
| ダッジ | Ftr4/Rog2/M-Rgr1/Devoted Defender3/ Dwarven Defender2/Planar Champion2 |
Dwarf | Male | L |
| バリード | OA-Mnk6/Tatooted Monk5/Hensin Mystic3 | Human | Male | LN |
| ボル | Rog3/Ftr4/Bbn2/Holy Liberator3/Primal Rager2 | Half-orc | Male | CG |
現在一行が潜っているダンジョンは『テンプル・オブ・オール・コンサンプション』という場所で、ロートミル山脈にある1つの休火山、その火口の外周を刳り貫き、ぐるりと一周もする巨大な迷宮である。休火山であるからして、火口にはすっかり水が溜まりちょっとした湖と化しているのだが、その中央にはこの寺院の中核らしき別の構造物があった。これを『アウターファーン』と呼ぶ。アウターファーンに入り、更にその中央部は『インナーファーン』と呼ばれ、そここそが、長きに渡り、邪悪な冒険者パーティに苦しめられてきた『エルダー・エレメンタル・アイ』教団の最高意思決定機関が存在する場所だ。
今やテンプル・オブ・オール・コンサンプションとアウターファーン合せて300近い部屋のあるダンジョンをクリアし、向うところ敵無しの状態である。そんな彼らが今日踏破せんとしているのは、エルダー・エレメンタル・アイ教団の奥の院、ザ・トライアドが鎮座ましますインナーファーンだった。
我軍がまざまざと蹂躙される様を、詳細に語るなど屈辱でしかないので枝葉末節は端折るが、伏魔殿――おぉ、なんと甘美な響きだろうか――に突入した憎き自称「善なる冒険者」どもは、まず門番であるハーフドラゴン・ティラノサウルス×2を撃滅し、今となっては風の前の塵に同じヴロックを、路上の石かなにかのように散華させた。
以上の事は全て、吾輩の思惑通りであり、彼奴は吾輩の掌の上にあったと言えよう。もし、この飢えた狼どもを足止めしたくば、目の眩むようなお宝を配置するか、さもなくば吾輩自ら出馬するしかなかろう。
やんぬるかな、自分の命よりもお宝が大事と心の底から思っておる浅ましき愚者どもは、我らが暗き神が与えたもうた偉大なる宝を目にして仰天しておるわい。くっくっく、それが吾輩の深慮遠謀による罠とも知らずに、愚か愚か、哀れを誘うほど洞察力が足らぬのお。
偉大なる螺旋に賭けて! あの亡者どもは、暗き神の挑戦おも克服したばかりか、罠を転じて福となしよった。教団のリーサルウェポンであったデック・オブ・メニイ・シングを持っても、彼奴らの戦力を削ぐことが出来無いとあっては、ザ・トライアドたる吾輩が打って出なくてはなるまい。おぉ、容赦を忘れた善なる冒険者と相見えるのは、そら恐しいが、ここでやらねば漢が廃る、幹部が逃げたとあっては今まであの野獣どもと戦ってきた教団の部下の魂に何と弁明すればよいのか。
彼の胸に次々と討ち死にしていった、狂える部下達の顔が走馬灯の様に過った。
ううむ、最早壊滅すんぜんの我らが教団、最後に華をば咲かせてくれようぞ。ようやく、震えも止ってきたわい。
遂に彼奴が、扉の前まで来た。シンボル・オブ・インサニティ、シンボル・オブ・デス、フォビダンスと完全な防御を施してあるが、そんなもの時間稼ぎにしかならぬ事は百も承知。この部屋の扉を狼どもが開け放った時には、漢ザ・サード、目に物見せてくれようぞっ。
…………。
吾輩は部下に恥じぬ立派な戦いが出来ただろうか。今や、吾輩の長きイーヴィル人生は終焉を向かえようとしておる。おお、麓の村から拉致し強引に処女を奪い後に部下の間で姦させた儂の可愛い妾は、儂の事を心配してくれるじゃろうか。良い夫とは言えぬかもしれぬが、最後にあいつの声を聞けぬのが唯一の心のこ――。