前回のDeep Horizon 3では全滅してしまったので、これを期に3.5Eで新規キャラクタを作成し――Deep Horizonは途中までしか終えていませんが――コア連作の7作目『Lord of Iron Fortless』(邦訳タイトル:鋼鉄城の主)を始めることにしました。当然ですが、そのシナリオのネタバレが含まれます。プレイする予定の方は読まないで下さい。
| Name | Class & Level | Race | Gender | Alignment |
|---|---|---|---|---|
| ゴスリク | Brd10/Ftr(Targetter)1/Memory Smith4 | Dwarf | Male | NG |
| ギンガナム | Clr13 | Aasimar | Male | TN |
| サモハン | Mnk15 | Human | Male | LG |
| ルグ | Pal15 | Human | Male | LG |
DwarfのBardにしてArcher。何時もテンガロンハットをかぶり、葉巻きをくわえ、ニヒルな笑みを浮かべる伊達者。戦闘中は勇壮な音楽を奏で、そして雨のような矢弾を降らせ戦う。情報収集に於いてはBardとして各国を行脚した知識を用いる万能冒険者。しかし呪文の利用は、あまり得てではない様だ。
GreyhawkのHero GodであるDhaosに仕えるAasimarのCleric。マジックアイテムの作成に多大な時間を割いたため、他のメンバよりも多少成長が遅れている。数多くのScrollやWandを使って、パーティを全面的にバックアップする最重要人物。
自称小デブのMonk。しかしながら機敏。そして聡明。類い希な対物理・対魔法防御能力を持って、前線を支える。神速とも言える足の速さと手数の多さが武器。また、Rogueの居ないこのパーティで先行偵察の役を担う。
"The Shining One"ことGreyhawkのGreater God、Pelorに仕えるPaladin。長年の愛騎である巨大なGriffon、ハイブラシルに跨り、Holy Avengerを振るうパーティの壁であり剣。類い希なカリスマ性で交渉も一手に担う。
ルグの乗騎。Paladinの相棒として長い歳を経た為、成長し通常のGriffonよりも力強く巨大になっている。パーティメンバ全員が乗れる、優秀な輸送能力と空中戦能力を持つ。
私達は1つミッションをこなし、久方ぶりにGreyhawk cityで休みを取っていた。何処へ行くとも無く、町中を散歩していると、何かを見つけたサモハンが突然路地の奥へと走っていった。よく目を凝らしてみると、鍛冶職人らしきDwarfが、鉄の身体を持つ巨大な猫を思わせる怪物に襲われているではないか!
本来Greyhawk cityでは、町中で抜刀したり呪文を行使することは禁じられている。しかしながら、善良な市民が虐殺されるのを見過ごすわけにはいかない。己が罰せられる事を気にしているようでは、我が神"The Shining One"に申し訳が立たない。彼のDwarfを助けた上で、きっちりと刑に服せばよいのだ。
Pelorの白髪に賭けて、「鋼鉄の猫」は強敵だった。最初は、その金属めいた外見からGolemと同じ様なConstructかと思い、Golemに有効なAdamantine製のWarhammerで攻撃を仕掛けた。ゴスリクによると、彼等はConstructではなく異世界からやってきたEvil Outsiderのようだった。また、後の調査でSteel Predatorという名前であることも分かった。
残念ながら力及ばず、鍛冶職人を助けることは出来なかった。Steel Predatorの動きは素早く、練達の武闘家であるサモハンさえもが先手を取られてしまったのだ。私は己の未熟を恥、哀れなDwarfの弔いのためにも邪悪な鋼鉄の猫を一掃すべく、調査を行なう決意をした。
暫くすると、街の警官がやってきて事情聴取をされた。調査は刑に服した後始めようと考えていたが、思わぬ事に私達は無罪放免という事になった。私達が善なる目的の為に致し方なく法を犯してしまった事と、私の身分が評価されたのだろうか。Pelorに深く感謝する。
各人が得意とする調査を行ない、その結果分かったことを纏めると以下の事が判明した。
Raise Dead を受け付けないことから、どうやら死者の魂が何処か別の場所に囚われている事が分かった。また殺害現場で発見された足跡はSteel Predatorの物と考えて間違いないだろう。
鋼鉄の猫の出身地域と合わせて調査した結果、死せる職人の魂はAcheronに囚われていることが分かった。
これらの調べた事柄から、博覧強記のゴスリクが"Blade of Firery Might"と呼ばれる強力なマジックアイテムの事を思い出した。
全ての調査を統合すると、以下のような一連の事を想像できる。つまり「優秀な武器職人の魂を捕らえ、その魂でBlade of Firery Mightを再度鍛え直し、剣の力を使いPrime Material Planeに覇を唱え様としている。そしてその何者かはAcheronを本拠地にSteel Predatorを使役している」
幾つかの事実を、ギンガナムのCommune で確認した。私達は、死せる魂を解放しそしてBlade of Firery Mightを持つ者の出来(しゅったい)を防ぐためAcheronに向かう事にした。
ウィザードリィ・ギルドでAcheronに転位する為に必要なFocusを購入し、さっそくPlane Shift する事になった。装備を調え一頻(ひとしき)りの準備を済ませて街の外に出た。Greyhawk平原の空には、雄大な灰色鷲が飛ぶ姿が見える。これだけ猛禽たる灰色鷲が多ければ、シティ近辺で伝書鳩が利用できない事情も頷けるというものだ。
Plane Shift は、転位した先の異世界に於いて、どの地点に出現するか予測不可能と言ってよい。安全を期して、様々な対策を施しつつ全員が我が愛騎ハイブラシルの背に乗ってからギンガナムに呪文を唱えて貰った。
Acheronの何処に、本拠地があるか事前の調査では分からなかった。その為、転位し周囲の状況を確認した後にFind the Path <を使って道を知る事になった。私達が出現した場所、幸いキューブの近くでは無かった。特に生命体の気配もない虚空である。ハイブラシルに乗り、Find the Path の指し示す方向にひたすら進む。数時間も飛んだところで、前方から、こちらに向かってくる2つの未確認飛行物体を発見した。
一番最初に気が付いたのは、視力の鋭いサモハンである。彼によれば未確認飛行物体は巨大な魔物の様だ。私達を餌と思っているのか、まっしぐらに向かってくる。200フィート程度まで近づいてきたところで、ギンガナムが叫んだ「Nightwing!」。強力なUndeadである。永遠の戦場は、のっけから全力投球がお好きなようだ。
Nightwingは確かに強敵だが、正体が知れていれば対策ができない相手では無い。ゴスリクはハイブラシルから離れ、後方から雨霰とクロスボウを射る。サモハンは、Greater Magic Weapon の掛かった銀のSaiを構えて、漆黒の翼に吶喊(とっかん)する。ギンガナムはTurn Undeadを試みるも惜しくも失敗。私は、Holy Sword の呪文を使い、Lance Chargeをした。
九層の地獄に賭けて! サモハンが2度もCone of Cold を避けるのに失敗するとは思わなかった!! しかし、彼以外には重傷を負う者もなく黒き翼の不死者を散華することが出来た。
気が付くとFind the Path の効果時間が切れていた。対象物の無い虚空で距離を測るのは困難なので、いたしかたの無いこととは言え最初からWind Walk で移動するべきであった。まだまだ私達も修練が足らない様だ。
しかしながら、呪文の指し示していた方向には、1つのキューブがあるだけなので、起点が必要な事もあり、当面はそこに向かって進むことにする。
あっという間に目的の立方体に到着した。それまでは本当に何のランドマークも無かった、不思議な空間である。本当にただただ久遠の時を戦って過ごすためだけにこの世界は存在するのだろうか。斯様に無情な時空が存在する事実を眼前に、しばしば呆然とする。
漸く起点を発見したかと思えば、今度はこの大地の上に目立つ建物や地形が無い事に気が付いた。前途は多難だ。いきなりFind the Path を使って、方向を特定することも出来たが、またもや、持続時間内に目的地に到着できないのでは立ち往生してしまう。ひとまずは、ハイブラシルに乗りこの立方体の別の面に移動してみることにした。
Starthoughtの蹄に賭けて、この世界には戦場しか無いのだろうか! 行けども行けども古戦場があるばかりである。
ついに私達以外の生命体を発見した、と思えば彼等は戦いのまっただ中であった。よく見てみると、片方は邪悪な蛙人Slaadであり、一方は噂に聞くFormianだった。如何なる理由で戦っているのかは、預かり知らないがSlaad共を放っておく訳にはいかない。Pelorよ、吾に加護を!!
Slaadは難敵ではなかったが、瞬時に薙ぎ捨てることができる弱い相手でも無く、何人かのFormianが殺されてしまった。しかしリーダらしき人物を助けることは出来た。お陰で、このキューブに関する色々な事を教えて貰うことが出来たのは、思わぬ行幸であった。また、彼等の好意で、彼等の基地で寝泊まりすることを許して頂けた。私達とは縁遠い種族ながらも、彼等との間に一時の友情を持ち得たことを"The Shining One"に感謝しなければ。
彼等の基地で1泊させて貰い、翌日Find the Path が指し示していた古戦場に言ってみることにする。
基地から古戦場までは、それ程遠くはないようなので、Wind Walk ではなくハイブラシルに乗り移動することにした。
ほどなくして古戦場に到着した。しかし生物の気配は無く、またこれと言った建物も発見できない。上空を旋回して暫くの間探索を続けてみたが、得る物は無かった。
ギンガナムがFind the Path を使うと、どうやら目的の場所はここから近いようである。ハイブラシルに乗り、道標が締める方向に進んでいく。すると、古戦場から幾ばくか行ったところに、Formianから聞いたとおりの裂け目があり、Find the Path はその中を指し示していた。
と、その時、裂け目の向こう側からやってきたのは1体の……Blue Dragon!!
巨大なそのドラゴンは、私達に向かって一直線に進んできた。もしかするとこの一帯は彼奴の縄張りなのかもしれない。だからといって、みすみす嬲り殺される私達では無い。侮って勝てる相手では無い事は分かり切っているので、乾坤一擲の気概で全員が戦いに望む。
まずは、散開しブレス攻撃に備える。サモハンは素早くドラゴンに近付き、専守防衛の構えで相対した。ゴスリクは後方の定位置に下がってシューティング・モード。ギンガナムも付かず離れずの位置で回復の準備。私はHoly Swor dの呪文を投射して、Lance Chargeの準備をした。
サモハンがドラゴンを引きつけている間に、ゴスリクの連射と私の突撃で盛大にダメージを与えていった。就中(なかんずく)、私のHoly Sword +Divine Might+Smite EvilのLance Chargeでは、流石のドラゴンもたじたじとなったようだ。
食物連鎖ピラミッドの頂点に位置するドラゴンも、異世界に訪れるほどの手練れの冒険者4人は荷が勝ちすぎたと思ったのかは分からない。私達が「いける」と確信するほどの猛攻に出るや否や、凄まじい勢いで転進し、その恐るべき速度で戦場から去っていった。
まだ持続時間が切れていなかったFind the Path の導きに従い、裂け目を降りていくと、底の部分に鋼鉄らしき素材で出来た巨大な砦を発見した。これがゴスリクが言っていた"Lord of Iron Fortless"かもしれない。もし噂通りならば、入り口はIron Golemが守っている筈である。
砦から300フィートほどの地点を選び、私以外のメンバはハイブラシルから降りた。そのまま静かに200フィート弱の所まで近寄り、砦の様子を窺った。すると、予想通り、入り口と思われる巨大な門の前には、やはり巨大なIron Golemが鎮座していた。
この面子の中では、比較的偵察行為が得意なサモハンにGreater Invisibility をかけ、砦の周りを偵察して貰うことにした。Greater Invisibility はほんの1分強しか効果が続かないが、サモハンの速力があればぐるりを見てくることくらいは可能だ。
直ぐにサモハンは戻ってきた。この砦は4つの辺の長さが均等で、高さはそれに比べ低い、平べったい直方体をしている事と、私達の正面にある入り口以外には、窓一つ無いことが分かった。
この建物の建材は、多分重金属であろうと思われるので探知系Spellで内部を調べるのは極めて難しい。またAcheronはOuter Planeである為、重複するEthereal Planeも無くEtherから侵入する事もまた不可能だ。結局、普段通り正面突破する事になった。
幸い入り口を守る木偶(でく)は、私達に気が付いていない。現在の位置からならば、ゴスリクのクロスボウのRange内でもあり、且つ私とサモハンはCharge圏内でもあるので、この位置から強襲を開始する。
サモハンの突撃を皮切りに、ゴスリクの射撃、ギンガナムの支援呪文、そして私の突撃といつもの順番で、戦いの火蓋は切って落とされた。Iron Golemの他に、扉の両脇にはSteel Predatorが各1体ずつ隠れていた。バイパスする武器タイプが異なる2つの敵――片方はAdamantine、一方はSilver&Magic――を同時に相手するのはなかなか難しい。
恐ろしい事に、Iron Golemの腕は改造され、Wounding Weaponになっていた。我が愛騎ハイブラシルがConstitusionと共に体力を削り取られるが、ギンガナムのHeal で辛くも危機から脱することが出来た。ギンガナムに彼の神の祝福があらんことを。
苦戦しながらも、最終的には重傷者も無く門番を打ち倒した。
可能な範囲で門を調査してみるが、やはり探知系Spellが貫通しない重金属で作られているようだった。これと言って罠も発見できないので、重そうな門をハイブラシルに引いて貰い中に入った。
中は全体的に大作りな構造で、幅15フィートの通路が続いており、途中に幾つか扉が見受けられる。
一通り調べた後に最初の扉を開けてみると、そこはFiendshi Cloud Giantと12頭のCyro Hydraが住まう部屋だった!
Beoryの2つの腕(かいな)に賭けて! この組み合わせは恐るべき相手だった!! Horrid Willting 、Cold Breath、そして12個の顎(あぎと)から繰り出される攻撃には、幾度も死を覚悟した。しかしながら"The Shining One"が吾に与えたもうた力とギンガナムのHeal 、そしてAdamantine製のFull Plateの類い希な防御力で、九死に一生を得ることが出来た。
ゴスリクとギンガナムも相当大きな傷を負ってしまったようであったが、戦いにはなんとか勝利し、Wandを大量に消費しながらも体力を回復することができた。
しかしながら、ここに来るまでに大きな戦闘が3回も発生したため、ギンガナムと私はかなりのリソースを消費してしまった。安全に事を進めるために、Formianの基地まで戻り、休息してから再度突入を試みることになった。