変な言葉

 最近パソコン或いはIT系の雑誌やウェブマガジンを読むと必ずと言っていいほど変な言葉を見かけます。テクニカルターム(技術用語)ならば多少変でも、意味は分からないでも無いですし「まあ専門用語だしな」と無理矢理納得させることもできます。『IT』とかもちょっと実体が見えない不思議な言葉ですね。

 では変な言葉というのはどういうものかと言うと、最近僕が感じたのは二つ。『ソリューション』と『ユビキタス』という言葉です。どちらもIT系ニュースを見るとかなりの高確率で使われている言葉です。「今後のIBMのソリューションは〜」とか「来るべきユビキタスネットワーク社会に向けて〜」とか、そんな感じで使われていますかね?
 で皆さん。この二つの言葉の意味分かります? 僕は全然分からなくて困りました。
 直ぐに調べてみると『ソリューション』は英語で『SOLUTION』と綴り意味は『解決、解法、溶液、溶解』だそうで、最前に例示した文章にこの訳を当てはめてもサッパリ意味が分かりません。「今後のIBMの解決は〜」「今後のIBMの溶液は〜」。分かります?
 一方『ユビキタス』はラテン語で『UBIQUITOUS』と綴り『至る所に存在する』という意味だそうです。「来るべき至る所に存在するネットワーク社会に向けて〜」。やっぱり意味が分かりません。
 こうなるともう行間や文脈から意味を推論するしか無いわけで、それらの単語が使われているニュースやらを色々読んでみるに、僕は以下の様な結論に達しました。

 『ソリューション』はメーカなどが提供する商品やサービス(つまり客に提示する「答え」ですね)を包括する言葉として使われていて、つまり例文で言うならば「今後のIBMがお客様に提供する商品・サービスは〜」という風な意味になります。
 『ユビキタス』は、それ単体で機能していることは少なく殆どが『ユビキタス・ネットワーク』とか『ユビキタス社会』という言い回しで使われています。そしてこれらの語句の意味は『至る所にネットワークが存在し利用できる状態、或いはそういう社会』ということの様です。例文ならば「来るべき、いつでもどこにでもネットワークが存在し利用できる社会に向けて〜」という意味になります。

 昔からのようですが、パソコン系やIT系のメディア(雑誌やウェブマガジン、ニュース)というのはよく分からない(常用されていない)外国語を使いたがります。Windows95のころは『マルチメディア』という言葉が頻繁に使われていましたね。僕はこの言葉が一体何を差しているのか具体的には全く分かりません。
 こういう語句の使い方というのは、本来忌避されるべきではないでしょうか。確かに「よく分からない外国語」を使うと、それっぽい文に見えるしなんだか偉そうではあります。しかしそういう「よく分からないこと」を万人に理解できるように表現するのがメディア(報道と言っても良いかもしれません)の役割なんじゃないでしょうか。確かに最新のIT系ニュースの多くは英語である事が多いので、それを翻訳する際にカタカナ語として残してしまうのは分かるのですが……。
 皆さんはどう思いますか? (今回は真面目な内容っぽいですね)


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