D&D3Eプレイリポート

 2001年12月15日。本当ならば僕がDMを務めているD&D3Eのキャンペーン(現在Return to Temple of the Elemental Evilに突入したところ)の続きをプレイする日だったのですが、僕が前日が仕事の締切(つまり徹夜)だったため、DM不可能と見切りをつけて他の人にDMをお願いして、番外編をやりました。全員キャラクタも別に作って5レベルでプレイ開始です。
 DMはTさん。キャラクタは

名前クラス種族プレイヤ名コメント
アドラーFtr2/Rog3HumanKさん将来はDuelistか?
エスキルFtr4/M-Rgr1Human死せる詩人Whirlwind Attack野郎
サンチャゴSor5Halflingさるしんごさん自称砲台(自走砲台ではない)
ビットFtr2/Clr3(Heironeius)HumanLISTさんI am Greater Cleaver!
※キャラクタの名前をクリックすると別ウィンドウでメタルフィギュアの画像が開きます。

の4人。平均5レベルパーティなのにArcaneもDivineも3rd level Spellが出ない直接戦闘に偏った編成になりました。シナリオはWizards of the Coast(外部リンク)のサイトで無料でダウンロード出来るCliffhangers Adventuresシリーズの1つを使用。分かりやすいダンジョン探索物(塔だけれど)。

 冒険のネタがあると聞いて、別の街まで移動している途中に、突然地鳴りがして震源の方向に行ってみると、なんと塔が突然出現している。という古式ゆかしい「根拠無くダンジョン突入」パターンの導入。塔の扉には「知識を求める物は、扉を開けよ」と書かれていた。そこでのプレイヤ同士の会話。

 「知識……ねぇ。戦うための知識は欲しいな。入ろうよ(目の前にあるダンジョンに入るために必死に理由を考える戦士)」
 「いいや、とりあえず入ろう。ダンジョンだし」

 目の前にダンジョンがあったら入る。良いですね。それ以外理由も必要なし、調査も一切不要。辛うじて残っていた理性が扉を調べることを要求したので、アドラーにSearchだけして貰って中に入る。

1階:
 入って一番最初の通路にはトラップが仕掛けられていたけれども、多少のダメージを食らっただけで通り抜けて奥の部屋へ。僕が、調べもせずにジャカスカ扉を開けてしまうので展開が早い。
 奥の部屋は60x50ft.ほどの大きさで、正面の壁に扉。そして、部屋の右側にはずらっと等間隔で並んだ5つの犬の石像(Mサイズ)、左側にはやはり等間隔で並んだ5つの猫(Lサイズ)の石像。

 「……左はDisplacer Beastだ(断定口調)。ってことは何かい、右側はBlink Dogか?
 「しかし、どうやったら動き出すんだろうね(動き出すことは確定)。やっぱり向こうの扉を開けるのがトリガかなー」
 「んじゃあ、僕が扉まで行ってみるよ」

 モンスタを倒さないと経験点が入らないので、動き出す予定の石像達と戦う気満々のPC達。んでエスキルがスタスタと扉まで歩いていってガチャリと開けてみる。

 しーん

 反応がない。じゃあってんで今度は手近な犬の像の目の前に立ってみると、ようやくその犬の像が動き出して戦闘開始。Blink DogはSuper natural abilityだかで Dimension door が使える。そしてそいつが動く先は、隣の犬の像の前、するとそいつも動き出して次のラウンドにまた隣の犬が――ってな感じで全部の犬が動き出した。その戦闘中の会話。

 「そこの犬Aと犬Bに挟まれる位置は俺が貰った!」 ←Whirlwind Attakがしたくてたまらない
 「うんにゃ、そこは私が先に入らせれてもらう」 ←Greater Cleaveがしたくてたまらない

 D&D3Eでは本来、敵に挟まれた状態はFlankingといって不利な状態なのに。何故かそれを望む人が二人も(笑)。挙げ句の果てにDM(というかモンスタ)に向かって「俺の所に来いよ、ほらAC低くて当たりやすそうだろ」とか主張し出す始末。結局Blink Dogを全てぶちのめして、次の階へ。Displacer BeastはHPが多くて面倒って事で無視。

2階:
 上に行ってみると、そこの部屋は図書室。なんか塔の外見に比べて異常に広いんだけれどきっとExtra dimensionかなんかなんだろうと、勝手に納得して散策。入り口の所にFlesh Golemの司書が「許可証の無い方はご入場できません」と言ってきたけれどやっぱり無視してずかずか入ったら、予想通り戦闘開始。最初のラウンドに Haste を使ったFlesh Golemの高機動性+高AC(22)そして絶大なダメージ(3d8+5)に、一瞬ビビリながらもXPとお宝のために絶妙なチームワークと弛まぬ攻撃で何とか司書を撃沈。
 早速目を血走らせながら、司書の体を漁るけれど何も出てこない。舌打ちを一つして、司書机を続けて漁ると、何故か抽斗にTrap( Greater Glyph of Warding )が仕掛けられていて Blade Barrier の強烈なダメージ(10d6だっけな?)で、サンチャゴがComplete Death。抽斗には Wand of Mending が入っているだけで収穫無し。
 サンチャゴを復活させるための費用だけでも入手しないと、収支が赤なので図書館を探り価値のありそうな本を着服。そして上の階へ。

3階:
 こっちもやっぱり図書室だった。けれど司書はおらず、しかも棚にある本は全てガラスケースに収められている高級品。その中から辛うじて読める(Wizardがいないんだよね)もので、高価そうな物をやっぱり着服して更に上の階へ。

4階:
 あがってみると左右に延びる60ft.ほどの通路。その両端には鏡があって、一番最初に入ったエスキルが鏡に映る。すると鏡の中からエスキルと同じ姿をした生物が現れて、戦闘開始。パーティ最強の戦士エスキルが2体も出てきたので、結構大変。しかもエスキルはWhirlwind Attackが使えるのでヒマワリ作戦はこの場合愚策。片方をアドラーが引きつけている(Expertise & Fighting Defensively)間に、エスキル本人が偽物を撃破。その間をビットが駆け回ってひたすら回復ってな作戦で、危なげなく偽物両方とも撃破。

5階:
 螺旋階段を上がっていくと、今度は20ft.四方ほどの小さな部屋。真ん中には井戸の様なものがあり、そのすぐ上に体の中心線から右側がCelestial、左側がFiendという奇妙なMサイズクリーチャが浮かんでいた。そいつは「ここに来客が来るのは……(DMがダイスを振る)……80年ぶりだな」とかなんとか言っている。
 なんかいきなり襲いかかってくるタイプの生物じゃなかったので色々話を聞いてみると、この塔はかなり高LevelのCasterが管理しているらしくて其奴の名前は不明。で塔自体は色々なPlaneを彷徨っているらしい。塔内時間で数日もすれば、また別のPlaneにShiftしてしまうようだった。
 この謎の生物が管理している井戸の底には、6つのスフィアがあってそれは強力なパワーを秘めているらしいんだけれど、よこせと言ってもくれない。そこでこのヘンチクリンな生物をぶちのめして奪ってしまおうぜとエスキルが提案したんだけれど何故か却下。目の前で聞こえるように言ったのに襲ってこないし、面倒な生物だ全く。
 結局、一度街に帰ってサンチャゴを生き返らせようということになって、最も近くにある大都市Longspearに戻った。
 塔で手に入れたアイテムを適当に売っぱらって出来たお金でサンチャゴに Raise Dead をかけ、このままでは収支は赤だってことでサンチャゴの意見も聞き入れて再び塔へ。5階までサクサク上がって、今度は有耶無耶のうちに謎の生物と戦闘開始。狭い部屋に Darkness がかかったり Web がかかったり混乱しながらも、PCの強引な攻撃に次ぐ攻撃で時間はかかったが謎の生物は撃沈。CelestialとFiendの部分が中心線で真っ二つに剥がれた死に様は哀れだったが、そんなことは誰も気にせず井戸の中のスフィアをゲット。
 調べた結果6つのスフィアはそれぞれ、Dex、Con、Int、Wis、Chaに+1のInherent bonus!が付くマジックアイテムで、最後の1つは Resurrection が1回使えるマジックアイテムだった。

 実はスフィアは売った方が良いんじゃないか(それぞれMarket Priceで27,500gpの価値があった)という意見も出たけれど、Inherent bonusの誘惑に負けて各々適当なスフィアを使ってAbility scoreを上昇させ大満足。Resurrection のスフィアはそのうちまた死人が出るだろうって事で共有アイテム化。手に入れた少額の現金はClericに預けて、順次回復アイテム代に使って貰うことになった。
 全員目出度くレベルアップしてセッションは終了。

注釈

M-Rgr
 
www.montecook.com(外部リンク)で追加されたNew Ranger。通称Monte Ranger。Hit Dieがd8に落ち、AmbidexterityとTwo-weapon fightingが貰えなくなる代わりに、Skill Pointが6+INTになって4 Level毎にBonus Featが貰える。

多少のダメージ
 Glyph of Warding が仕掛けられていただけなので、たかだか2d8ダメージ。Wand of Cure Light Wounds を持っているパーティにとっては些末な問題。

右側はBlink Dogか?
 Displacer BeastとBlink Dogは犬猿(犬猫?)の仲。お互いを発見すると即座に戦闘を開始して死ぬまで戦う。だからまあDisplacer Beastと言えばBlink Dogがすぐに思いつく。

Displacer BeastはHPが多くて
 Displacer BeastのHPは50。更にコイツはDisplacementといって50%の確率で攻撃が外れるSpecial Abilityを持っているのでので、実感HPは倍になるから100。で全部で5匹いたので総計HP500になる。僕らが1 roundに与えられる平均的なダメージは4人合わせて30前後だから15 round以上かかることになる。

Wand of Mending
 GolemはConstractなのでCure系SpellではHPが回復しない。その代わり Mending という修理SpellでHPが回復する。

Expertise & Fighting Defensively
 ExpertiseでTo hit -4のAC +4、Fighting DefensivelyでTo hit -4のAC +2なので、合計To hit-8でAC+6。このときのアドラーのACは26。エスキルのTo hit bonusは+11なので75%の確率で攻撃が外れる。

右側がCelestial、左側がFiend
 CelestialはLawful GoodアライメントのOutsider。つまり天使。FiendはEvilアライメントのOutsider。つまり魔族。コイツはHalf-Celestial=Half-Fiendってことやね。一体Level Equivalentは幾つになるんだ? +6? ひぇー。

いきなり襲いかかってくるタイプの生物じゃなかった
 そもそもこの塔にはそんなタイプのモンスタは1匹もいなかった。全てPCから火蓋を切っていたのだ。血を求めて流離っているのか僕たちは?

塔内時間で数日もすれば
 通常Prime Material PlaneとOuter Planeでは時間の流れが違う。


































 
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