iPAQ Pocket PC

 COMPAQから発売されているPDAiPAQ Pocket PCを去年の10月に買いました。

 学生時代は小さめの手帳を持ち歩いて、それでスケジュール管理をして連絡帳はPHSの電話帳を使うってな感じでやっていたんですが。ああ、何故学生の分際でスケジュールの管理なぞが必要かって? 僕は学生時代は毎週のTRPGに加え、文化祭実行委員や学生会、バイトなどと活発に活動していたので整理しないと(僕の脳内では)混乱しがちなスケジュールの持ち主だったのです。忙しい毎日でしたが大変では無かったですね。暇よりは忙しなく動いている方が好きなんで。
 でまあ学校を卒業して暫くプータローだったので、その期間は手帳など持っていなかったのですが、今の会社に入ってからはやはりスケジュール管理が必要になってきて、手帳を買おう買おうと思っていたのです。
 手帳ってのは大抵1月〜12月か4月〜翌年3月という期間のものが主流なのです日本では。僕が今の会社に入ったのが2001年の8月でどうも手帳を買うにも中途半端で気持ちが悪い。じゃあって事でお金もあるしPDAの購入に踏み切ったわけです。仕事が始まってからより(僕の脳内では)処理しきれないスケジュールになってきていましたし。

 というのは表の理由。つまり建前です。

 実はそんなちゃんとした事が理由じゃなくて、動機はもっと不純というかいい加減(いつものことですな)。
 暫くの間、忙しくそれこそ休日も無いくらい働いていて気がついたのは、うちの編集部にはPDAを持っている人が多い。んでパソコン好きのオタク青年としては、最近ちゃんと働いていてお金もあるし、みんなが使っているのを見ていたら物欲がフツフツと湧いて欲しくなるのも道理。ってなわけで「兎に角いじり倒してみたい」「あんなもん使っていたら俺様格好良いかも」という不純極まる動機で購入したわけですハイ。

 軽くPDAについて説明しておくと、まあ注釈にも書いた通り「すごい電子手帳」なんですけれど、基本的に最近のPDAはデータをパソコンとシンクロ(同期)することができて、パソコンで入力したデータをPDAに転送したりその逆もできます。だから会社のデスクトップパソコンで書いた企画書をPDAに入れて、会議の時にはPDAを見ながらプレゼンテーションをする、なんて事もできます。
 PDAにはハードウェアの形態で分類すると2種類あってHandheld PCとPocket size PC(Palm size PC)ってのがあります。
 Handheld型ってのはNECのMobile GearやNTTドコモのsigmarionhpjornada720/710に代表されるキーボードと横長のディスプレイを持つ形のPDAです。付属のキーボードとスタイラスペン(タッチパネルで入力するためのペン)で入力することとPDAとしては比較的高解像度なことが特徴。
 Pocket size PCというのはPalm Computingのm505、SonyのCLIE、COMPAQのiPAQ、hpのjornada548に代表される縦長又は正方形のディスプレイを持つ小型のPDAのことで、Handheld型のようにハードウェア的なキーボードは持ちません。スタイラスペンと幾つかのボタン、そして画面上に表示されるソフトウェアキーボードを使って入力します。
 OSの形態で分けると、シェア的には3種類に分けることができて、Palm OS搭載機、Pocket PC OS搭載機、Windows CE搭載機です。他にも幾つかOSがあるのですが(EPOCとかLinux for Pocket PCとか)、パソコンでいうLinuxやBeOS程度のシェアしか持たないので割愛します。Pocket PC OSとWindows CEはMicrosoftの製品で共にWindowsライクなインタフェースを持っています。Windosw CEはHandheld用でPocket PC OSは名前の通りPocket size PC用です。Palm OSもPocket size PC(Palm size PC)用です。
 傾向としては、MicrosoftのOSを積んだPDAはハイエンドモデル(高性能、高価格)でPalm OS系はエントリーモデル(低性能、低価格)から中程度ってところでしょうか。PalmOS製品はまだモノクロディスプレイのものも出ています。

 ってなわけで物欲に負けて購入したiPAQ。50,000円以上もする高価なオモチャです。
 最初はiPAQ付属のソフトウェアを使ってスケジューリング、仕事管理、メモなどとして活用していたのですが、これじゃあ単に50,000円もする高価な手帳と代わりありません。そこで、まず最初に買った周辺機器がNTTドコモのP-in m@ster。
 これはCFタイプのPHSで、iPAQにCF用ジャケットを装着して使えば64kbpsで通信をすることができます。幸い僕が契約しているhighway internetはPIAFS対応なのでこれでインターネットに接続することができます。これがなんだかんだ言って(契約料とか)10,000円以上しました。でもこれのお陰でiPAQからメールの送受信はできるしブラウズはできるしと大活躍です。もともと携帯電話嫌い(持っていますけれどね)で、携帯に電話が掛かってきても電車の中や仕事中、セッション中は全て無視してとらないので僕は友人から「連絡が取れない」だの「詩人さんは携帯を持っていないと認識しておきます」だの言われる程だったのですが、お陰様で「携帯には緊急の時だけ連絡を入れてくれ、それ以外はsiseru@anet.ne.jp宛にメールを送ってくれれば、安全確実に比較的早く僕に連絡がとれるから」と言ってメインの連絡方法をメールにすることができました(i-modeのメールは短いし、入力しにくいし、お金も掛かるので却下)。
 また各種のWEBサービスを利用して、出かけた先で地図を検索したり、近くに美味しいラーメン屋が無いか調べたりと非常に便利。

 P-in m@sterを買って暫くはそんな感じで、iPAQを使用して満足していたのですが、最近になって「もっとベヴィに使いこなすぞ」と思い、いろいろなフリー・シェアウェアに手を出して活用し始めました。
 まず最初に、カスタマイズしたのはスケジューラ。iPAQ付属のPocket Outlookは軽くて動作は軽快なんだけれども、機能は大したことなくて不満大。そこでWEBでいろいろ調べた結果、Pocket PC 2000で動作するスケジューラではさいすけPocket informantというシェアウェアのソフトが定評があるので、どちらかを導入することに。
 しかしながらPocket informantはアメリカの人が作ったソフトなので支払いにクレジットカードが必要。僕はクレジットカードを持っていないので、銀行振り込みで決済ができるさいすけの導入決定。使い心地は上々。
 次に考えたのが英和・和英辞典のインストール。僕はD&D3Eなんていう英語のゲームをプレイしているのでこれらの辞書は頻繁に使う。だから大抵はカバンにポケット辞書を格納していたりします。iPAQに辞典を入れてしまえば、荷物が1つ減る上に検索速度も上がるので一石二鳥。早速デイリーコンサイス英和・和英辞典POCKET-CD版を購入。それに併せて64MBのCFメモリも購入。しめて10,000円也。

 こうなるとオタク君のカスタマイズは止まらない。WindowsCE FANというサイトでフリーウェアやらをいろいろ探して、便利そうなソフトを片っ端からインストールし始めてしまいました。
 まずNext Trainという時刻表ソフト。よさそうだしフリーだったので入れてみたのだけれど、時刻表のデータベースを自分で作るかWEBで見つけなければいけないらしい。京急と山手、京浜東北、総武線あたりのデータベースがないかとWEB上をあーでもないこーでも無いと探したけれども、自分に合うものが見つからず、一から作るのも面倒なのであっさりアンインストール。
 次に見つけたソフトはTascal SoftのフリーウェアTascalGauge Pocket PC。これは所謂、度量衡変換ソフト。センチメートルをヤードやフィートに直したり、キログラムをポンドやカラット、貫に変換したりするソフトですな。何でこんな物が必要かって? いやほら僕はD&D3Eなんてゲームをプレイしているのでフィートやポンドはよく使うのよ。まあこの辺の単位はわりかし変換しやすいのだけれど、華氏と摂氏なんてちょっと空では変換できませんぜ。ついでに\=$レートの変換もできるのがポイント高い。何度も言うけれどD&D3Eはアメリカのゲーム、価格は$表記なのでっす。

 もっとも最近(←変な表現だ。英語で言うならmost recently)導入しようとしているのは入力補助ソフト。MS-IMEはお馬鹿で使いにくいし、嫌いなのでこれをまず改善したい。そこで見つかったのがPQBoxという変換予測システム。最近では携帯なんかにも導入されているPOBoxという変換予測システムをPocket PC用にしたもので、使い込んでいくうちに、ユーザの入力・変換の“癖”を覚えてそれを予測して入力時にリスト表示してくれるスバラシイ御方。例えば僕の場合「Dungeon」と入力すると「s & Dragons/ Magazine」というリストが出たりするわけ。
 ただ、これのインストールがまだうまくいっていなくて、あれやこれやと試行錯誤している途中。一日掛かってもまだ終わっていないのだけれど、実はこういう時期が一番楽しい。技術屋気質の僕にとっては「ボタンで一発インストール終了」なんてのよりこういう扱いづらいものの方が愛着が持てる。

 ってなわけでこれが僕の持っているPDA iPAQの状況。いやー楽しいねPDA。最近はPalm OSマシンにも興味が出てきちゃいましたよ。m100とか安いし買ってみようかな? Psionも楽しそうだよなあ……。その前にGPSソフトを入れてカーナビならぬ人ナビで遊んでみようか。あっiPAQ用のLinuxモジュールMelonを使って仮想Linuxをいじってみるのも楽しいかも。


注釈

PDA
 Parsonal Data Assistants。日本語にすると携帯情報端末ってところか? パソコンやらに詳しくない人の為にざっくばらんに説明するなら「すごい電子手帳」といったところ。スケジュール管理、ToDo、連絡帳、メモなどの基本的な機能の他に、最近では音楽・動画再生、メールの送受信、WEBブラウズなど非常に多機能になってきている。

パソコン
 PDA愛好者には母艦と呼ばれることが多い、つまりPDAはパソコンという空母から発進する小型戦闘機みたいなものってことか。

hp
 Home PageでもHit PointでもなくHewlett-Packard(ヒューレットパッカード)の略です。ワークステーションやプリンタも作っている会社ですな。最近COMPAQとの併合問題で騒がしいです。

CFタイプ
 Compact Flashタイプの略。そういう規格のインタフェースです。デジカメのメモリカードなんかでもCFのがありますね。ちょっと前までは、単に小さい形でそれなりに大きなサイズ(8MB〜64MB程度)のメモリデバイスとして使われていましたが、最近ではPCカードのように周辺機器を扱うスロットとして活躍しています。

CF用ジャケット
 iPAQにCFスロットを追加するための周辺機器。

PIAFS
 PHSでインターネットに接続するための規格。PHSからはこれに対応したサーバでないと接続できない。










































 
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