TRPGのセッション、特にダンジョンものをプレイしているとしばしば「扉の開く方向」という事が問題になることがある。況やフロアタイルとメタルフィギュアを使ったセッションに於いておや、だろう。
僕がDMをしているD&D3Eのキャンペーンでも、そのような問が幾度となく行われその度にDMである僕が困っていた。シナリオ(と付属のマップ)にはそのような情報は描かれていないのである。
そこで、いっちょ「扉の開く方向」というTipsについて5分ほど頭を巡らせ、2、3の場所で観測を行った結果僕が得た結論を書き記しておこう。こんな些末な事ながら世の中のDMに少しでも役に立ってくれればと思う。
仮想世界(その多くはファンタジィ)の中での事実と、現実世界での事実を比較することの無意味さは重々承知で僕もそのことをいろいろなところで指摘してきたが、まあ軽く聞き流して欲しい。
ケース1 蝶番の付いた押し引きするタイプの扉
もっともダンジョン内に多く配置されているタイプの扉である。この様な扉の場合、一般に「廊下側」に開く事が多い。なぜなら部屋側に開くと、扉を開くための空間を占有するために自由なスペースが減り、結果的に部屋が狭くなってしまうからだ。
これには幾つかの例外も見られる。例えば会社などのトイレで、大便所はそれぞれパーティションで区切られているが、このスペースに付いてる扉はトイレの内側(便器のある側)に開く。
ケース2 ローラが付いていて横にずらすタイプの扉
ダンジョン内ではあまり見かけないが、家屋には多く見られるタイプの扉である。この様な扉は、1枚の扉のみが動くパターンと(日本の襖の様に)複数が稼働するタイプがある。
この様な扉は、廊下に面した扉に使われることは少なく、部屋と部屋が廊下無しに直接繋がっているようなときに、その2つの部屋を隔てる場所に使われていることが多い。ケース1のタイプだとどちら側に開くにせよスペースを占有しどちらかの部屋が狭くなってしまうからだろう。自動ドアもこのケース2に含まれる。
デメリットとしては、開口部を広くとれないことだろうか。
ケース3 蛇腹式に折り畳む扉
ダンジョン内ではやはりほとんど見かけないが、家屋に存在することはままある扉である。この様な扉は、ケース1と同じ様な理由でスペースを占有したくなく、且つ開口部を広く撮りたい場合に用いられている。例えばクロゼットの扉などである。
基本的には扉と呼ばれるものはこの3つに分類できると思う。これ以外のものは扉と言うよりは窓に近い存在が多くなる。
また、大きな部屋の中に小さな部屋がある様なときはケース2の扉を使うことが多いがケース1を使っているものも見られる。その場合小さな部屋側に扉が開く事が多いようだ。これは大きな部屋の中に小さな部屋があるというシチュエーションが、大きな部屋側に開くよりも小さな部屋側に開く方が都合のいい面が多いと判断されたからだろう。この様なシチュエーションは、体育館と倉庫やオフィスとミーティングルームの様な例がある。
さて、役に立っただろうか?