インターネットをしていると(←すごく変な表現ですが、敢えて使います)、いろいろそれまでには無かった楽しい現象に出くわすことがあります。といっても僕は10代の頃からインターネットに触れているので「自分の生活範囲にインターネットが存在しない社会」というものは、すでに想像しづらいのですが。
僕が頻繁に利用している「横浜BARめぐり」というサイトがあります。僕はここで、赤バーというショットバーを知り一度行って以来気に入って、今でもしょっちゅう顔を出しています。御陰様で常連と表現しても過言ではない程度になりました。バーテンダさんも気さくな方が多くて、とても話しやすいのです。
4月の頭、担当していた書籍も校了しホっと一息つける状態になっていつもの様に速攻で赤バーに行きました。週の真ん中あたりでしかも遅くだったので1人で。そういう場合はいつもバーテンダさんに話し相手になってもらうのですが、そのときはYさんと楽しくお喋りさせていただきました。
んでまあ酒を飲みつつ話していると、Yさんは結構ネットサーフィンをするらしく珍しいことにそっち方面のお話になりました。やっぱりまだ、ネットをメインに情報源するというのはマニアの思想ですから僕は珍しいと思います。先につっこみを封じておくとiモードに代表される携帯電話によるブラウジングは別です。閲覧できるコンテンツの量や、サービスの幅においてまだまだiモード等は比較するべき対象にはならないと思います。
話がそれましたが、そんな感じでネットの話をしているとYさんが「赤バーを紹介しているウェブサイトがある」「そのサイトはいろいろなバーを巡ったレポートを載せている」というようなことが仰りました。ピンッと来た僕は(この状況なら誰にでもわかりますわな)横浜BARめぐりのことじゃないですか?――と聞いてみると狙い過たずにYさんも思いだし、更に「それでそこの赤バーの紹介にどうやら常連さんらしい方の発言(各レポートにレスを付けられる形式になっている)があったので、どんな方かなあ、と思っているんですよね」とか仰るじゃありませんか。しかも「確かその方のハンドルは、えーと……何とか詩人さん」とのこと。
その後の展開はもうみなさん分かると思いますが、こんな感じ。
僕「あー、死せる詩人さん、ですねきっと」
Yさん「そう、そうです! その方のホームページもあったのでちょっと見たんですけれど、文字ばっかりでよく分からなかったんですよ。知ってらっしゃる方ですか?」
僕「(苦笑いしながら)……えっと、それ僕のことです」
Yさん「えー、そうなんですか。すごいすごい。なんかビックリですね」
いやはや、まったく。ビックリしました。よもや赤バーのバーテンダさん自身があのサイトをチェックしているとは。オフ会などで、オンラインの知り合い同士が集まって遊んだりすることもあります。だからオンラインとオフラインが繋がることは決して珍しくはありませんが、なんというか絡まった糸くずをほぐしていくうちに、見えなかった(オンラインとオフラインの)繋がりが見つかるというのは楽しいものです。
というわけで、その日は仕事で疲れているながらも非常に楽しくお酒を飲むことができました。赤バーとYさんと、そして何より横浜BARめぐりに感謝です。