Dungeons & Dragons の系譜

 1974年にGary Gygax(ゲイリィ・ガイギャックス)がTSR.incより発売したDungeons & Dragons(以下ClassicD&D)は、Advanced Dungeons & Dragons(以下AD&D)という立派な弟を生み、AD&Dは今や世界で一番多く遊ばれているRPGに成長しました。最近(2000.08.12)に発売された(Advanced)Dungeons and Dragons 3rd Edition(以下3E)は、その系譜に連なる最も新しい兄弟です。
 しかしながら、ClassicD&Dはその弟であるAD&Dの存在もあり、エディション等が非常に初心者には理解しにくい程混迷しています。本コンテンツはそれらの線引きを明確にし、読者がプレイしているゲームが、どういった位置付けを得ているのかという情報を提供することを目的にしています。
 これらの情報を理解するに当たって非常に重要な、一つの認識があります。それは「ClassicD&DとAD&Dは基本的に別の独立したゲーム」だという認識です。実際ルールを読んでみると似ているところが有るのは事実ですが、互換性があったり相互に補完したりし合う事は有りません。これは非常に重要です。

ClassicD&Dの系譜 AD&Dの系譜  つまり、2000年の8月に発売された3EはClassicD&Dの3rd Editionでは無くAD&Dの3版だと言うことです。ここら辺が勘違いされがちですが、皆さん誤解の無きようお願いします。
 何故、この様な複雑な状況になったか、と言うのは1999年にTSR.incがWizards of the Coast(マジック・ザ・ギャザリングとかを出している会社、以下WotC)に吸収されたことが一つの原因でしょう。WotCはAD&Dの新しいエディションを出す際に、今までAD&Dに付き纏っていた、「敷居が高い」、「難しい」などのイメージを払拭するために、AD&Dの"A"(Advanced:日本語にすると「上級」とか「進んだ」と言う意味)を取ってしまったのでしょう。
 事実、3Eのルール・システムはそれ以前のAD&D(1st、2nd)とは、大部分で違った物になっています。基本的にはスマートになった感じです。ですから、3E以前からAD&Dを遊んできた人の間では、3Eとそれ以前は完全に別ゲームという認識が膾炙しています。
 WEB上を散見する限り、AD&D1st、2ndを指して「AD&D」、(A)D&D3rdを指して「3rd」又は「3E(3e)」と呼ぶことが多いようです。また3Eが発売されたことにより、それまで単に「D&D」と呼ばれていた物は、3Eとの線引きを明確にするために「ClassicD&D」、「旧D&D」と呼ばれるようになっています。